熊本市内から肥後大津乗り換え、バスを利用して南阿蘇鉄道の乗車まで移動

●参考になりましたら、シェアしていただけるとサイト運営の励みになります!

南阿蘇鉄道・熊本電鉄撮影記(その4)・・・熊本市内から南阿蘇鉄道の乗車まで

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は大村線キハ66と南阿蘇鉄道・熊本電鉄の撮影記です。



(南阿蘇鉄道のMT3001号)


今回の旅は、複数ページに分けて掲載しています。お好みのところをご覧頂ければと思います。(もちろん、それぞれをお読みいただけますと嬉しく思います。)

名古屋から大村線千綿駅へ・カレーライス
千綿駅の付近で大村線を撮影
島原鉄道と有明フェリー経由で熊本へ
⇒熊本市内から南阿蘇鉄道の乗車まで(←今ココ
南阿蘇鉄道のトロッコ列車乗車記(高森~中松)
南阿蘇鉄道のトロッコ列車を撮影
長陽駅の訪問から熊本まで帰還
鹿児島本線の西里駅付近で撮影
熊本電鉄の撮影記
熊本から名古屋へ帰宅





熊本から肥後大津を経由して南阿蘇鉄道の中松へ


本日(2019年6月1日(日))は、本サイト「鉄宿!」管理人であるP氏とともに南阿蘇鉄道に乗車します。2016年の熊本地震の被害により豊肥本線肥後大津~阿蘇間と南阿蘇鉄道立野~中松間は不通となったままです。そのためバスを利用することとし、まずは肥後大津駅に向かいます。

東横イン熊本駅前から見た熊本駅
東横インのエレベーターホールから熊本駅を望むことが出来ました。こちら側の客室からは同じ光景を楽しむことができましょう。手前のJR九州ホテルだったと思しき建物は解体中、その横ではホテルも入居するビルの建設が始まっていました。駅には三角線のキハ47が停車していますが、そのビルが完成すると東横インからのトレインビューも完全無欠ではなくなりそうです。(2019.6.1 7:13)


参考ザ・ニューホテル熊本(上の写真の右上に移っている鉄宿です)


415系・熊本駅にて
熊本駅では朝と夕方に415系も発着しています。この列車は八代6:57発で平日は植木行ですが、土休日は熊本止まり(7:38着)となります。(2019.6.1 7:45)


熊本から7:58発の肥後大津行に乗車。土曜日ながら学生さん等で混んでおり、水前寺を過ぎてから腰掛けることができました。前夜はトレインビューホテルの取材(?)をされていたP氏とは車内で合流です。(2019.6.1 8:25)


参考ホテルサンロード熊本(豊肥本線のトレインビュー)


コミュニティバス「ゆるっとバス」
肥後大津駅からはコミュニティバス「ゆるっとバス」高森駅前行に乗車します。「みなみあそカルデラ号」と称したかわいいバスがやってきました。降車ブザーが牛の鳴き声という楽しいバスです。なお肥後大津駅の南口からは空港行のシャトルバスや、由布院方面の九州横断バスも発着しています。(2019.6.1 8:56)


豊肥本線肥後大津~阿蘇間と南阿蘇鉄道の立野~中松間が不通となっている現在、南阿蘇鉄道の高森駅までのアクセスは自動車やバスとなります。バス路線に関しては、私が調べた限りで次の路線が利用できます。

・特急たかちほ号:熊本駅~阿蘇くまもと空港~高森中央~延岡駅(予約制・2往復)
・快速たかもり号:熊本駅~阿蘇くまもと空港~中松駅前~高森中央(4往復)
・快速南郷ライナー:大津駅南口~立野~中松駅前~高森中央(2往復)
・ゆるっとバス:大津駅南口~立野駅~中松駅前~高森中央~高森駅前(6往復)






バスは我々2名の他に3名のお客さんを乗せて大津駅南口を出発、小型バスのため我々は混雑を懸念して早めに大津駅南口のバス停に着いて待っていたのですが、ちょっと拍子抜けです。

高森へのバス路線に関しては、「たかちほ号」と「たかもり号」を除いて市販の全国版時刻表には掲載されていません。あくまで地元のお客さん向けということで積極的にPRはしていなのかも知れません。この便も我々以外に観光客の姿はなく、立野以遠の南阿蘇鉄道沿線では短区間利用の地元客の姿が散見されました。

参考ゆるっとバスの公式ホームページはこちら(時刻表など)

豊肥本線の復旧工事
豊肥本線は今年度中の全線復旧を目指しているそうです。立野駅の手前付近では、国道57号線を走行するバスから真新しく整備された線路を見ることができました。

立野駅
バスは立野駅にも立ち寄ります。当然ながら人影はありませんが、駅前のニコニコ饅頭のお店は健在でした。

国道325号線阿蘇大橋の復旧工事
2016年の熊本地震で崩落した国道325号線阿蘇大橋は、元の場所から約600m下流で復旧されることになり2020年度の完成に向けて工事が進められています。バス車窓からもその様子を眺めることができました。(2019.6.1 9:25)

阿蘇長陽大橋と南阿蘇鉄道の第一白川橋梁
高森行のバスが走行するのは工事中の阿蘇大橋の少し下流に架かる村道の阿蘇長陽大橋です。黒川と白川の合流地点にあり、白川に架かる南阿蘇鉄道の第一白川橋梁を望むことができます。第一白川橋梁は架け替えられることになっており、南阿蘇鉄道は2022年度に全線復旧する見込みです。その暁には是非ともこの場所から撮り鉄活動を実施したいです。 (帰路のバスから撮影)

みなみあそカルデラ号(中松駅前)
バスは高森駅前まで運行しますが、我々は中松駅前で下車。900円、40分余りのバス旅は、ダイナミックな車窓風景が続き全く飽きることがありませんでした。またローカル路線ながら交通系ICカードが共通利用できることは、運賃支払いの煩わしさから解放され非常に有難い点です。(2019.6.1 9:48)





中松から南阿蘇鉄道に乗車、高森駅に至る


現在、中松~高森間のみ運行されている南阿蘇鉄道は、JR線とは接続せず、列車の運行時間も高森発9:45から15時過ぎの高森着までと日中のみであり、利用者数や利用客層について非常に興味のあるところです。

列車は平日は普通列車が3往復、土日祝、3連休と長期休暇期間は普通列車は1往復でトロッコ列車が2~3往復運転されます。本日は土曜日につき普通列車とトロッコ列車が運転されるので、双方とも乗車することにします。

中松駅の駅舎
中松駅の駅舎は1987年に改築された特徴的な外観です。無人駅で待合室とお手洗い(工事中で現在は仮設)の他、カフェが駅舎内にあります。

おもちゃ&おやつカフェひみつ基地ゴン
駅舎内にある「おもちゃ&おやつカフェひみつ基地ゴン」です。まだ営業時間前で後ほど訪れます。

南阿蘇鉄道の各駅停車
高森からの1番列車が中松駅に到着します。日常生活には使えないダイヤで、観光用に特化しているようです。南阿蘇鉄道と豊肥本線の不通後、熊本方面に通学する高校生は朝5時半に家を出る(高森中央5:45発の熊本行快速バスあり)ことになり、地元高森高校への進学者が増えたとのことです。(2019.6.1 9:58)





MT3001号(中松駅)
中松では6分の折り返しで高森行となります。今回乗車したMT3001号は1993年に増備された車両で、他に第3セクター転換時に導入されたMT2000形3両、1998年増備のMT3010号とトロッコ列車が在籍しています。

MT3001の車内
早速車窓を堪能されるP氏です。中松に到着した列車から下車客はいませんでしたが、往復ともTVカメラと出演者と思しき方が乗車していました。運転士さんの車窓案内が非常に充実していましたが、TV向けの特別演出なのかどうかはわかりません。なお他の乗客は我々と、途中で1名乗車されたのみでした。

南阿蘇白川水源~見晴台の車窓から見る阿蘇の山
南阿蘇白川水源~見晴台の車窓からは阿蘇の山々を望むことができました。中岳火口は1㎞以内の立入規制が実施されています(2019年7月現在)が、その一方でロープウェイは再建されるそうなので、規制解除後にまた訪れたいものです。

MT3001号(高森駅)
16分間の乗車で終点の高森駅に到着です。予想以上に少ない乗客数でしたが、到着した高森駅のホームには大勢のお客さんが列車を待っていました。次の列車まで1時間以上ある筈ですが、駅員さんに聞いてみると団体用の臨時列車が間もなく発車するとのこと。急ぎ撮影活動の準備をします。(2019.6.1 10:20)


【乗車記録】
・熊本7:48→肥後大津8:24 クモハ815-12 2両  
・大津駅南口9:00→中松駅9:46 (ゆるっとバス)  
・中松10:04→高森10:20 MT3001 1両


南阿蘇鉄道のトロッコ列車乗車記(高森~中松)


乗って楽しい列車旅

鉄道クレジットカード・鉄道ファン御用達のカード

地域から選ぶ

その他の特集コンテンツ