長陽駅の駅舎内で休憩した時の様子と、その後にバスと鉄道を乗り次いで熊本まで移動した記録

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南阿蘇鉄道・熊本電鉄撮影記(その7)・・・長陽駅の訪問から熊本まで帰還

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は大村線キハ66と南阿蘇鉄道・熊本電鉄の撮影記です。





今回の旅は、複数ページに分けて掲載しています。お好みのところをご覧頂ければと思います。(もちろん、それぞれをお読みいただけますと嬉しく思います。)

名古屋から大村線千綿駅へ・カレーライス
千綿駅の付近で大村線を撮影
島原鉄道と有明フェリー経由で熊本へ
熊本市内から南阿蘇鉄道の乗車まで
南阿蘇鉄道のトロッコ列車乗車記(高森~中松)
南阿蘇鉄道のトロッコ列車を撮影
⇒長陽駅の訪問から熊本まで帰還(←今ココ
鹿児島本線の西里駅付近で撮影
熊本電鉄の撮影記
熊本から名古屋へ帰宅





長陽駅を訪問


阿蘇白川~南阿蘇白川水源間でトロッコ列車を撮影した後は、阿蘇白川駅から600mほどの所にある明神池名水公園を散策、その後にバスで長陽駅に向かいます。

明神池の河童とトロッコ列車
明神池でぼんやりと河童を眺めていたら、遠くから踏切警報機の音が聞こえ、なんと!列車が姿を見せました。もちろん時刻表に掲載はなく、団体用の臨時列車だったようです。慌ててカメラを構え、見物用に停車した列車を撮影しました。本日は午前中とこの列車の2往復の団体臨時列車が運行されたことになり、トロッコ列車に関してはなかなか盛況な南阿蘇鉄道です。(2019.6.1 15:49)

南阿蘇のゆるっとバス
明神池名水公園に近い吉田新町バス停から三度、ゆるっとバスに乗車します。この辺りはかつて南郷谷の中心地だったようで、古い町並みにその面影を感じました。(2019.6.1 16:01) 長陽駅
1928年(昭和3年)の開業時からの駅舎が残る長陽駅です。

長陽駅の駅名板
南阿蘇鉄道はJR豊肥本線との接続駅である立野と、ここ長陽との間のトンネルや鉄橋の被害が甚大で、2022年の全線再開を目標に復旧工事が進められています。地元の方の話によると、今年度中の豊肥本線の再開に合わせて南阿蘇鉄道も長陽まで運転を再開させ、長陽と立野の間をシャトルバスで結ぶという構想もあるようです。

駅カフェ・久永屋の店内
旧駅事務室を中心にしてカフェ「久永屋」が営業(土日の午前11時~午後6時)しています。ホームにもテーブルと椅子が置かれており、本日は某大手飲料メーカーの方々が線路の清掃や除草のボランティア活動を行っており、駅は非常に賑わっていました。

駅カフェ・久永屋でシフォンケーキを食べる
スィーツに関しては目がないP氏、ここでもケーキをお召し上がりです。


ところでこの店は資本主義駅長(店主)が焼き上げる資本(シフォンケーキ)ケーキがウリです。ジャーナリスト魂に火が付いたP氏は、バイトの女子高生とさらには駅長(店主)にも何故「資本」ケーキなのか質問を重ねていました。

P「「資本」ケーキというネーミングは何か理由があるの?」
バイト「…駅長からは「資本主義」から付けたと聞いています。(困惑)」

ということで、どうやら単なる語呂合わせのようで、これはこれで面白いのですが、例えば「無産階級からの抵抗の証として、資本主義の権化であるケーキを食べ尽してしまう。」など、無理やりでもいいのでエピソードをでっち上げるのも更に面白い(????)のではと感じました。

あ、でも資本主義駅長だからブルジョア階級なのですね・・・階級闘争を制圧し「パンがないならケーキをお食べなさい。」というところでしょうか、と迷宮入りしているうちに長陽駅は黄昏てゆくのでした。

駅カフェ・久永屋の店内から見るホーム越しの田園風景
線路の向こうに広がる田植えの終わった田んぼを眺めながら、アイスコーヒーをいただきます。まさに至福の時間、あとは列車がやってくれば一片の曇りもない絵が完成します。

長陽駅の駅舎
開業時からの駅舎は、是非ともこれからも使い続けてもらいたいものです。

長陽駅と南阿蘇鉄道の線路
奥が高森方面、手前が立野方面です。列車が復旧した暁には、私も再びこの駅に降り立ちたいと心に誓ったのでした。





長陽駅から熊本へ


長陽駅入口バス停から快速バス「南郷ライナー」で肥後大津駅に戻ります。快速とあって停留所はゆるっとバスに比べて半分ほど、立野駅にも立ち寄りません。

そして難点は(私の能力不足もありますが…)、路線全体の時刻表がなかなか検索できないこと。地元利用者向けの路線で一見さんはお断りなのかも知れません。

ゆるっとバスの時刻表
なお、ゆるっとバスの時刻表は、肥後大津駅の観光案内窓口に置いてありました。駅に着いたら、まずこれを入手しておくと便利です。

快速バス「南郷ライナー」の小型バス・リエッセ
快速バスながら小型バス・リエッセがやってきました。我々の他にお客さんは1名のみ。本日は路線バスを多用したのですが、どのバスも乗客は少なく、鉄道を利用していたお客さんはどこへ行ってしまったのか、復旧後に戻って来るのか少々気懸りになりました。 (2019.6.1 18:01)

肥後大津から815系2連に乗り換え
肥後大津からは815系2連に乗り熊本へ戻ります。土曜日の夕方ながら熊本に向けて乗客は各駅で増え、活気のある豊肥本線熊本口でした。

東横イン熊本駅前からの窓の景色
曇天ながらも九州は日が長く、薄暮のうちにホテルへ戻ることができました。 (2019.6.1 19:24)

九州の焼酎メニュー
駅前の居酒屋でP氏とともに打ち上げです。ひとり旅の多い私ですが、こうして友人と一献傾け旅を語るのはとても楽しくかつ貴重な時間です。

熊本で食べた馬刺し
満腹紀行の締めくくりは馬刺しです。本日は食が充実しエンゲル係数の高い旅となるとともに、列車の乗車時間が極めて短かったにもかかわらず満足度の高い印象的な一日でした。


南阿蘇、いわゆる南郷谷は、風景はもとよりそこに生きる人々が非常に魅力的でした。 鉄道の復旧が待ち遠しく、復旧後にはそれぞれ個性的で魅力のある駅舎内カフェも含めて再び訪問したいと、重ね重ね思った事でした。


【乗車記録】
・高森11:30→中松11:51 トラ70001 3両 「ゆうすげ2号」  
・中松駅前12:46→白川駅前12:53 ゆるっとバス  
・吉田新町15:59→長陽駅入口16:17 ゆるっとバス  
・長陽駅入口17:57→大津駅南口18:29 産交バス快速「南郷ライナー」  
・肥後大津18:41→熊本19:17 クモハ815-2 2両


鹿児島本線の西里駅付近で撮影


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