南阿蘇鉄道の高森駅から中松駅までロッコ列車に乗車

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南阿蘇鉄道・熊本電鉄撮影記(その5)・・・南阿蘇鉄道のトロッコ列車乗車記(高森~中松)

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は大村線キハ66と南阿蘇鉄道・熊本電鉄の撮影記です。





今回の旅は、複数ページに分けて掲載しています。お好みのところをご覧頂ければと思います。(もちろん、それぞれをお読みいただけますと嬉しく思います。)

名古屋から大村線千綿駅へ・カレーライス
千綿駅の付近で大村線を撮影
島原鉄道と有明フェリー経由で熊本へ
熊本市内から南阿蘇鉄道の乗車まで
⇒南阿蘇鉄道のトロッコ列車乗車記(高森~中松)(←今ココ
南阿蘇鉄道のトロッコ列車を撮影
長陽駅の訪問から熊本まで帰還
鹿児島本線の西里駅付近で撮影
熊本電鉄の撮影記
熊本から名古屋へ帰宅





高森駅にてトロッコ列車を撮影


普通列車で高森駅到着後、団体用の臨時トロッコ列車が発車するとのことで、急ぎ撮影の準備を行います。時間もなく、移動手段もないことから駅のすぐ南側、線路脇の道路から高森駅を発車したトロッコ列車を撮影しました。

高森駅を発車したトロッコ列車
高森駅を発車したばかりのトロッコ列車を、阿蘇五岳ひとつ根子岳をバックに撮影します。晴れると午後が順光になると推測されます。(2019.6.1  10:31)

高森駅を発車したトロッコ列車
同じ列車を後追いでも撮影。下回りの雑草が煩わしいです。幸か不幸か曇天で、晴れると完全逆光となりましょう。(2019.6.1 10:31)

中松駅で折り返し高森駅に到着するトロッコ列車
中松駅で折り返し高森駅に到着するトロッコ列車を高森駅のホームから撮影。 (2019.6.1 11:22)

洒落た外観の高森駅
洒落た外観の高森駅です。国鉄から南阿蘇鉄道に転換された翌年の1987年(昭和62年)に建て替えられました。南阿蘇鉄道における唯一の有人駅です。

高森駅の駅舎内
駅舎内ではトロッコ列車の乗車券はもちろん、お土産品やグッズ類も充実しています。同行のP氏は私が駅周辺を徘徊している間にソフトクリームをお召し上がりになったそう。仕事が早いですね。まだ午前中ですが、私はビールを購入。

高森駅の駅弁
以前は高森駅でお弁当が販売されていました。夏のトロッコ列車で「ビールと駅弁」などは最高でしょう。是非とも復活していただきたいものです。(2008.8)

高森駅限定の日本酒
当然ながらこちらもお買い上げしました。自分へのお土産で、トロッコ列車を思い出しつつ晩酌を楽しんでいます。


参考南阿蘇鉄道の駅カフェの全情報まとめ・4軒も回った


高森駅構内に留置されていたMT-2003A号
高森駅構内に留置されていたMT-2003A号です。MT-2000A形は1986年の国鉄からの転換時にMT-2000形として3両が導入され、その後の走行装置の更新によりMT-2000A形となりました。第3セクター転換路線で多く導入されたレールバス型気動車も現役で活躍している車両は少なくなり貴重な存在となりました。

高森駅前にはC12241が保存
高森駅前にはC12241が保存されています。定期的に手入れされているようで、状態は良好です。門デフが特徴的ですが、保存時に取り付けられたそうです。





南阿蘇鉄道のトロッコ列車に乗車


本日の…というか今回の旅の最大の目的が南阿蘇鉄道のトロッコ列車への乗車です。トロッコ列車は全席指定で当日の午前10時から高森駅窓口で先着順の販売となります。

我々は10時半過ぎに購入、窓口で他に購入しているお客さんの姿はなかったのですが、 11:30発のトロッコ列車「ゆうすげ2号」は3両の客車のうち2両がほぼ満席の盛況となりました。

トロッコ列車の乗車券
トロッコ料金500円+乗車券290円の計790円がトロッコ列車の片道料金です。21分間の乗車時間に対してちょっと高めの料金ですが、こうして列車が運転されるだけでも有難いことです。

トロッコ列車「ゆうすげ号」
列車が到着すると多くのお客さんが集まってきました。駅にそもそも改札口はなく、車内改札もないというおおらかさ。旅の印象はちょっとした障壁に左右されることがある中、(意図しているのかわかりませんが…)南阿蘇鉄道のおもてなしの心には深く感動しました。そしてファミリー層を中心としたお客さんもみなさん笑顔です。

トロッコ車両TORO20001号の車内
トロッコ車両TORO20001号の車内です。他の2両が無蓋貨車からの改造なのに対し、TORO200形は2007年に新造された車両です。


乗車時間は21分、慌ただしくビールをいただきます。我々が乗車したのは無蓋貨車トラ70000形から改造されたトラ700形車両です。

南阿蘇白川水源駅の駅弁の販売
本日最大の収穫が南阿蘇白川水源駅の駅弁「たっぷり赤牛 牛めし弁当」を購入できたこと。立ち売りスタイルでの駅弁販売は、これ自体がイベントです。P氏もご満悦で満面の笑みでお弁当を受け取ります。食レポなど詳細はP氏の記事をご参照ください。

阿蘇白川駅に登場した忍者
阿蘇白川駅では忍者が登場です。手裏剣ならぬ飴玉が飛んできて、車内は大いに盛り上がります。楽しさとともに、南阿蘇鉄道を盛り上げようとする意気込みに感銘、思わず目頭が熱くなります。





河童伝説のある明神池
河童伝説のある明神池では、見物用に列車は一旦停止します。終点の中松駅はもうすぐ、トロッコ列車の21分間は全く飽きることのない楽しいひと時でした。(2019.6.1 11:46)


普通の人々が普通に暮らせる社会を理想とする私(???)は、常々旅先でも人々の普通の暮らしを垣間見たいとの思いが強く、どちらかというと観光列車とは一定の距離を置いていました。

しかし今回乗車した南阿蘇鉄道のトロッコ列車は純粋に楽しく、沿線風景との距離が近く、車掌さんの案内や各駅での小イベントなどから、この上なく地元密着型であり観光列車もまたいいものだと認識を新たにしました。


南阿蘇鉄道のトロッコ列車を撮影


なお、南阿蘇鉄道のトロッコ列車の乗車には、観光列車乗車の専門のツアーの方が便利かもしれません。詳細は、観光列車の旅を予約するサイト特集ページをご覧下さい。

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