旅情あふれる、冬の花輪線に乗車

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祝!仙台市営地下鉄東西線開業、…そして増毛へ(その2):冬の花輪線に乗車

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は2015年12月6日(日)に開業した仙台市営地下鉄東西線の初日に乗車するとともに、ちょっと強引な組み合わせですが、急行「はまなす」に乗り「増毛」に行ってきましたので、その様子をお知らせします。

仙台市営地下鉄東西線の開業初日に訪問
冬の花輪線に乗車(←今ここ
大館から大鰐温泉、青森へ
急行はまなすの乗車記&撮影
冬の札沼線に乗車
新十津川駅から滝川駅まで雪の中の移動
冬の留萌本線を廃線前に撮影しておく
留萌本線・冬の増毛駅へ
札幌市電を撮影&帰宅



仙台駅弁「伊達武将隊弁当」を購入


今夜は青森から急行「はまなす」に乗車します。

青森までの経路については、陸羽東線~奥羽本線経由とか、仙台周辺でのんびりしそのまま新幹線等、色々と考えたのですが、久しぶりに花輪線に乗車することにし、仙台駅みどりの窓口で花輪線経由新十津川行片道乗車券(12,960円)を購入します。

窓口の女性係員はマニアック経路と行先の乗車券にもかかわらず、瞬時に発券。素晴らしい!です。・・・もうすこし愛想があればなお良かったです。

新幹線乗車前に駅弁を購入します。仙台の駅弁は非常に種類が豊富であった記憶があります。まずは改札外の駅弁屋「祭」を覗いてみます。東北各地の駅弁がそれなりにありますが、意外に仙台駅弁が少なく、「牛タン弁当」の他は見当たりません。

それではと、新幹線改札内コンコースのコンビニと駅弁売店を見ると、仙台駅弁「こばやし」の弁当がありましたので、ここで購入します。しかし、仙台駅弁に関しては以前より種類が激減している印象でした。

仙台駅弁「伊達武将隊弁当」
●仙台駅弁「伊達武将隊弁当」(1,050円・こばやし)







新幹線で盛岡へ、E3系こまち用車両のやまびこ号に乗車


さて乗車した「やまびこ45号」、1~10号車がE5系、11~16号車が秋田新幹線で使用されていたE3系です。引退したと思っていたのですが、「こまち」のロゴを消して一部車両が「やまびこ」で使用されているようです。

16号車の自由席に乗車。他にお客さんは1人のみで、新幹線でほぼ貸し切り状態というのは貴重な体験です。仙台付近では雪はなかったのですが、山や日陰に積雪を見るようになり、12:54に盛岡駅到着。

E3系車内
(貸切状態のE3系車内)

E3系やまびこ号
(「やまびこ45号」盛岡駅到着)




【乗車データ】
・仙台11:36→盛岡12:54 「やまびこ45号」E322-21 16両


 


花輪線乗車・・・一面の雪景色


盛岡駅ホームに降り立つと、一段と寒さが厳しいように感じます。早速、コンコースの駅弁売店で駅弁を物色。数は多くないのですが、盛岡駅以外の八戸や一ノ関の駅弁も販売しています。ここでは一ノ関駅弁2社の弁当をそれぞれ購入します。

さて、名古屋から盛岡は遠く、盛岡を訪れたことのない名古屋人も少なくないことでしょう。しかし職業「旅人」の私は迷うことなく、IGR銀河鉄道盛岡駅へ向かい、13:48発の大館行に乗車します。

参考・盛岡の鉄道の見えるホテルホテルメトロポリタン盛岡



【乗車データ】
・盛岡13:48→大館17:03 キハ110-122 3両
・大館17:18→大鰐温泉17:47 クハ700-5 3両


花輪線列車、9:27発の次がこの13:48発です。以前はもう少し本数があったような気がして調べると、今春に快速「八幡平号」が廃止となり、その分が本数減となっていました。

好摩まではそれなりに乗降があったのですが、花輪線に入るとボックスシートに1~2人程度の乗車率。前の列車から4時間以上開いているにもかかわらずこの状態は、なかなか厳しいです。列車は一面の雪景色の中を進み、車窓から目を離すことができません。

14:38発の松尾八幡平からはいよいよ積雪が深くなり、時々吹雪くようになってきました。花輪線に乗るのは車両がキハ58系から置き換わってから初めてですが、車窓風景がこのように素晴らしかったことは、すっかり忘却の彼方でした。予想外でしたが、嬉しい再発見です。

松尾八幡平~安比高原間、花輪線の車窓
(松尾八幡平~安比高原間で)

花輪線安比高原駅
(花輪線安比高原駅)

花輪線、荒屋新町駅停車中のキハ110
(大館行、荒屋新町で15:22まで19分間の停車)

花輪線のキハ110
(荒屋新町で列車交換です。こちらは到着する上り盛岡行)


16:04着の鹿角花輪で5分停車。早くも薄暗くなってきました。お客さんもここで大きく入れ替わります。多くは家路を急ぐ地元の方々で、一人旅の当方としては珍しく寂しくなったりもします。しかし、これが観光列車にはない旅情であり、醍醐味です。

鹿角花輪駅の外観
・鹿角花輪駅。みどりの窓口があり、駅前では後生掛温泉への送迎車もお客さんを待っていて、沿線で一番の賑わいでした

十和田南駅の外観
・十和田南駅。この時間は無人駅でした。以前にここからバスに乗り換えて十和田湖へ行ってことがありますが、当時に比べると寂しい印象です。

十和田南駅に到着するキハ110上り盛岡行
・十和田南駅に到着する上り盛岡行。かなり暗くなってきました(16:22)

一ノ関駅弁(盛岡駅で購入)「ひふみ弁当」
・一ノ関駅弁(盛岡駅で購入)「ひふみ弁当」(1,350円・斎藤松月堂)


車窓を楽しむことができなくなったところで、駅弁を食します。一ノ関駅弁「ひふみ弁当」、文句なしで美味しくいただきましたが、駅弁も千円台半ばとなると、なかなか手軽には手が出なくなるように感じました。

参考・花輪線沿線で一度は泊まりたい小坂鉄道のブルートレインあけぼの「ソロ」


(⇒続き:大館から大鰐温泉、青森へ



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