小坂鉄道レールパークのブルートレインあけぼのに宿泊した時の体験段

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秋田県、小坂鉄道レールパークで、「ブルートレインあけぼの」に宿泊できる!

廃止されたブルートレインあけぼのに「乗車」できるなんて凄い


次から次へとブルートレインが廃止になり、ついに北斗星も消え去り、もうまもなく寝台特急カシオペア急行はまなすもなくなります。(ついでに言うと、2016年3月でトワイライトエクスプレスツアーも終了します)

しかし、「捨てる神あれば拾う神あり」とはよく言ったもので、寝台特急あけぼの号の車両4台を譲り受けた小坂鉄道レールパークにて、あけぼの号に「乗車」して「宿泊」する事が出来ます。なんて素晴らしいのか!

小坂鉄道レールパークのブルートレインあけぼの


このページでは、小坂鉄道のブルートレインあけぼの号に宿泊した体験談をまとめています。動画と写真を見て頂き、雰囲気を理解していただき、どうか皆さん、一度宿泊に行ってみてはいかがでしょうか。きっと、忘れられない体験になると思います!


小坂鉄道に残されているあけぼの号の車両
予約などはどうすればいいの??
開放型B寝台では、飲食ができる!
列車脇の共用スペースで、シャワーやら充電やら
おやすみ放送、おはよう放送、そしてホカホカ駅弁






小坂鉄道に残されているあけぼの号の車両


まず最初に、大感動したシーンです。私ら(私と妻)がブルートレインあけぼのに到着したのは、夜7時くらいだったのですが、「駅」に到着して私らを待ち受けていたのが、これです。

これはもう、普通に駅に停車中の寝台特急ですよ! 私も大感動しましたが、鉄道ファンでもない妻も、「わー!!」と歓声を上げていました。それくらいの、凄いインパクトでしたね。

小坂鉄道ブルートレインあけぼののB個室ソロ


下記は、翌朝に見た「ブルートレインあけぼの」の様子。小坂鉄道レールパークが元々、本物の鉄道路線だったために、ここに留置されたあけぼのが、どう見ても普通に動きだしそうな雰囲気です。

小坂鉄道ブルートレインあけぼの

小坂鉄道に保存されたブルートレインあけぼの

オハネ24-555


実際にここに「停車中」のブルートレインあけぼのが、どんな状態で「停車」しているのか、動画で説明したほうが早いので、下記をご覧下さい。こんな感じです。保存されている車両形式も、この動画で見ることができます。




さて、実際に宿泊することになる「B寝台個室ソロ」の内部は、どうなっているのでしょうか? 上段寝台と下段寝台がありますが、個人的に、運行中のあけぼの号のソロ個室の上段寝台には何度か泊ったことがありますので、ここでは下段寝台をセレクトしました。その寝台の内部の様子も、いちいち文字にするより動画を見て頂くほうが早いので、下記、ご覧下さい。




今わたし、改めて動画を見てみましたが、狭いですね~~・笑。まるで監獄のようです。後日、九州は熊本県に保存されている「ブルートレインたらぎ」のソロ個室にも泊まりましたが、あけぼの号の個室の狭さは、ギネス級だなと思いました・笑。

まあでも、そんな事はいいのです。この個室に宿泊して、大活躍していた当時のあけぼの号に思いを馳せて、どうせ寝るだけですし、たっぷりとこの狭さを楽しんじゃいましょう!





予約などはどうすればいいの??


ところで、予約方法です。これは実に簡単で、小坂鉄道レールパークの、下記のホームページから予約を入れてください。電話予約も可能ですし、下記のHPの一番下からオンライン予約も可能です。

小坂鉄道のブルートレインあけぼの号の公式HP


ふつうのホテルではないので、レストランや売店の併設はありません。あらかじめ食料は調達しておいて下さい。近隣にあったコンビニも閉鎖されていますから、夜間や朝方は何も食べ物を買う事ができません。

参考までに私たち夫婦は、クルマで小坂鉄道レールパークに来るまでの間に、途中駅で駅弁を2つ購入し、道中のコンビニでお酒やおつまみ、甘いものなどを買って、訪問しました。

あ、シーツや布団は備え付けてありますが、バスタオルや歯ブラシなどはありませんから、あらかじめそれらの必要と思われるものはご自身で用意しましょう。寝具は、こんな感じ。

小坂鉄道レールパークのブルートレインあけぼのの寝具


予約して宿泊すると、下記のような硬券の宿泊切符が配られます。これなんかも、鉄道ファンの心をくすぐる仕掛けですね。こういうの、大歓迎です。記念品になります。

小坂鉄道レールパークのブルートレインあけぼのの寝台券(宿泊の切符)


開放型B寝台では、飲食ができる!


ブルートレインあけぼので実に素晴らしいのは、寝台車両内で飲食ができることです。車両の保全の観点から、飲食禁止のところも多いはずですが、ブルートレインあけぼのでは、開放型B寝台車に限り、共用スペースとして自由に利用することができます。

上の項で書いた、私ら夫婦が途中駅で仕入れた駅弁なんかも、お酒と一緒にB寝台で頂く事が出来て、最高に楽しかったですね。開放型B寝台など乗ったことのない妻は、少々はしゃいでました・笑。

ブルートレインあけぼのの開放型B寝台(小坂鉄道)

ブルートレインあけぼのの開放型B寝台(小坂鉄道)

ブルートレインあけぼのの開放型B寝台(小坂鉄道)は飲食可能

ブルートレインあけぼのの開放型B寝台(小坂鉄道)

ブルートレインあけぼのの開放型B寝台(小坂鉄道)

ブルートレインあけぼのの開放型B寝台(小坂鉄道)は飲食可能


笑えますが、こういう風にのびのびと自由に楽しむことができるのは、本当に素晴らしいです。お子様連れや気の置けない友人同士など、たまにはこういう宿泊の楽しみ方もあるという事を知ってほしいなあと思いました。


列車脇の共用スペースで、シャワーやら充電やら


小坂鉄道レールパークのブルートレインあけぼのですが、嬉しいことにシャワールームがあります。もう一度、下記の動画の2分35秒後あたりに飛ばして見て頂くと、列車脇の共用スペースの内部が分かると思います。




宿泊した際の一番の心配事の1つが、入浴だと思います。その点、小坂鉄道のブルートレインあけぼのでは、共用スペースに男女別に分けられたシャワールームが完備されていますから、心配無用です。(バスタオル・シャンプー等は持参してください)

また、この共用スペースで、ポットに入ったお湯や電子レンジを利用することができます。それと、寝台内には電源コンセントが無いので、スマホやPCの充電はできません。が、共用スペースに充電スペースもありますから、その点の心配もいりません。

トイレに関しても、列車内のトイレは利用できません。共用スペースの奥に、トイレがありますから、それを利用します。トイレや共用スペースは深夜早朝を含め、24時間利用できますので、寝付けなかったときなど、停止した列車内で悶々とすること無く、気ままに利用できるのは嬉しいです。


おやすみ放送、おはよう放送、そしてホカホカ駅弁


ところで、ブルートレインあけぼの泊まって、最大級の嬉しいというのか面白いというのか、とにかく鉄道ファンの心をくすぐる出来事がありました。それが、おやすみ放送とおはよう放送です。

まさかそんなサービスがあるとは知らなかったので、「おやすみ放送が流れますよ~」と、小坂鉄道の社員さんから教えてもらったときは、超テンションが上がりました・笑。






もう、何と言ったら良いのでしょうか? 小坂鉄道の社員さんの心遣いに、大感動ですね。こんなおやすみ放送などされると、テンションが上がって、逆に眠れなくなります・笑。

おはよう放送では、駅弁の受取りは7時から9時までと言っていましたよね。ハイ、ここに宿泊すると、事前予約した人には、大館駅の鶏めし弁当あるいは特上鶏めし弁当を受け取る事が出来るのです。

私らが受け取った時には、カンペキなホカホカ状態にて、駅弁を受け取る事ができました。多くの方が、休憩室で駅弁を食べてました。鶏めし弁当に関しては、ブルートレインあけぼのに宿泊した人限定で、ブルートレインあけぼの限定の掛け紙バージョンにて頂く事が出来ます。これも、旅の記念になります。

私たちは翌朝、日程の都合上、7時過ぎには小坂鉄道レールパークを去らねばなりませんでしたが、時間に余裕があれば、じっくりとレールパークを楽しみたいです。

嬉しい情報として、2016年4月より、B寝台ソロだけでなく、A寝台個室シングルデラックスの利用も始まります。そんな情報に接すると、ぜったい再び、ブルートレインあけぼのに行こうと考えている次第です。

もちろん、今度行くときは、レールパークも存分に堪能したいと思います。このような素晴らしくも楽しい宿泊施設を提供して下さった、小坂鉄道にエールを送りたいです。ありがとうの気持ちしか、無いですね。

あ、ブルートレインあけぼのですが、冬季は「運休」になります。大雪が積もる地方なので、安全面での配慮があるのかと思います。また、利用客も少なくなって、運営上、赤字になってはいけないですからね。

冬季の運休中にあけぼの号がどうなるのか、Twitterで情報がありましたので、貼り付けておきます。雪解けと同時に、ぜひ皆さん、訪問してあげてください。




あ、そういえば、ブルートレインあけぼのの車内(休憩スペース)にて配られていたチラシを見たら、こんなのを見つけました!!

小坂駅弁


これはもう、再訪の折には絶対に予約して食べなくてはならない駅弁です。ブルートレインあけぼのの予約ページにはなぜか掲載されておらず、現地に行くまで、全く存在を知りませんでした。

下記のページにおいて、あらかじめ予約が可能ですから、翌朝の鶏めし弁当と共に、ぜひぜひ予約購入されてはいかがでしょうか?

小坂駅弁の予約ページ


こちらも参考北斗星ホテル・トレインホステル北斗星に泊まった時の体験談



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