寝台特急あけぼの号の「シングルデラックス」に乗車した体験談

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寝台特急あけぼの「シングルデラックス」の乗車体験談

本州内だけを走行する、2013年時点では唯一の寝台特急が、あけぼの号です。あけぼののB寝台個室「ソロ」に乗車した時の体験談とともに、お楽しみください。

あけぼの号・シングルデラックスの寝台券


それにしても「シングルデラックス」ですが、高価なA寝台なのに、僕が乗車しようとみどりの窓口に通っても、ほぼ毎回売り切れ状態です。

それもそのはず、昭和時代から続くいわゆる「ブルートレイン」のシングルデラックスは、このあけぼの号にしか連結されていないのですから、おそらく僕と同じような鉄道ファンの皆さんが、楽しんでおられるのだと思います。





寝台特急あけぼの「シングルデラックス」の乗車記録


今回ようやく願いが叶って寝台券を取得できて乗車できたのは、2013年の5月です。上野駅13暗線には、ブルートレインを楽しむ人たちが、たくさんおられました。

上野駅のあけぼの号写真

この雰囲気、もうごく一部の駅でしか味わうことができません。何とも形容しがたい、昭和の香りです。

上野駅13番線に停車中のブルートレイン写真

シングルデラックスの外観写真


部屋に入る前に、個室内を撮影。いやー、メッチャ嬉しくなって、僕、ずーっとニコニコしてました。

あけぼの号・シングルデラックスの内部写真


が、ここで悲しくなる出来事が! 発車前に早くも検札にやって来た車掌氏に、「すみません、携帯の写メを1枚撮って頂けますか?」とお願いしたところ、これがまた露骨に嫌な顔されまして・・・。

シングルデラックス乗車時の写真

確かに車掌も忙しいんでしょう。けれどもね、JRの中でもきわめて高価な料金を支払って乗車しているお客が、この非日常の空間に嬉しくなってお願いしたたった写真の1枚くらい、サービス業の社員たるもの、胸を張って堂々と撮っていただきたかったです。

50代くらいの車掌氏、そんなホスピタリティとは全く無縁で、何が楽しくて仕事をやっているのか?という感じでした。旅の始まりの高揚感は一気に薄れて、僕は大変悲しい気持ちになりました。こんな対応されたら、鉄道ファンではない一般人は相当「引く」んじゃないかと思います。

JRの社員さんも、最近は変なファンが多くなって大変でしょうが、プロであることを十分自覚してサービスに当たって欲しいものです。ま、気を取り直して車内の各部をパシャパシャと撮影しました。


●洗面台を開いたところ。洗面台の左側のミニテーブルなんて、超レトロでしたよ、ビックリするくらい。
シングルデラックスの洗面台写真


●洗面台上にある姿見も、何気にレトロ。
シングルデラックスの姿見


●窓の下の操作パネルも、これがまた武骨で飾り気が無くて良し。
シングルデラックスの操作パネル写真


●天井を見上げてパシャリと撮影。
シングルデラックスの天井写真
(ドアの上の収納スペースがとても便利)


●寝台から座席にする方法が書いてあります。
シングルデラックスの座席と寝台の変換方法


●で、翌朝座席にしてみた。
シングルデラックスの座席利用の写真


ちなみにソファの上に、収納された状態の寝台が付いているの、分かりますか? この寝台を使うと、2人用の個室寝台になります。いつか機会があれば、この補助ベッドを利用して、2人で旅してみたいですね。
(2015年時点でこれを読み返してみて、この機会が永遠に来なかったことを嘆いています)

あ、それと洗面台の隣にレトロなテーブルがあったと思いますが、そのテーブルの上に、あけぼの号オリジナルサニタリーグッズが置いてありました(シングルデラックスの乗客のみのサービス)。中身はこんな感じです。なんかちょっと嬉しかったです。

シングルデラックスのサニタリーグッズ


ちなみにこの後、新青森で下車して、スーパー白鳥に乗り継いで、さらに函館でスーパー北斗に乗り継いで、札幌まで移動しました。



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