「特別なトワイライトエクスプレス」をロイヤル個室利用でツアー体験!!
しかし、あらゆる意味で中途半端なツアーに、ガックリきたというのが実感
一度も乗ることなく廃止されてしまって、すっかりうなだれていた私にとって、特別なトワイライトエクスプレスが復活、ツアー旅行を始めたというニュースは、実に嬉しかったです。
複数の旅行会社でツアーを募っているようですが、案外人気が高く、自分が旅行可能な日程がなかなか取れない中、ようやく確保したのが、広島をツアー開始地点とする、下関からトワイライトエクスプレスに乗車するプランでした。
夫婦二人で、ロイヤル個室にて申し込みました。1人35万円、2人あわせて70万円と、ほとんどヨーロッパ旅行並みの料金です。(スイート利用だと2人で80万円もします!)
⇒私がツアーに申し込んだ、阪急交通社のTOPページはコチラ
しかしですよ、こんなに高額のツアーにもかかわらず、私としてはもう2度と乗らなくていいや、と思うような酷いツアーでした。どの点にガッカリ来て、どこが逆に満足だったのかを記しますと、次の通りです。
●ツアー全体の満足度:
●鉄道ファンとしての満足度:
●食堂車の食事の満足度:
トワイライトエクスプレスツアーの各行程などについては、それぞれ別々のコンテンツとして記述しています。細かくご覧になりたい人は、下記のリンクからお好みのページをご覧ください。
⇒博多・吉塚うなぎ屋のランチはこんな感じ
⇒二日市温泉・大丸別荘に宿泊した口コミ体験談
⇒山陽本線トワイライトエクスプレスに乗車した時の記録
⇒食堂車「ダイナープレヤデス」での全食事の写真付き解説
なぜ、ツアー全体の満足度が低かったのか?
一言で書きますと、海外旅行なみの非常に高額な料金を取るにもかかわらず、そこらへんの格安バスツアー並みの、ただの安っぽい団体旅行に成り下がっていたからです。私が参加したコースの概要を書きますと、下記の通りです。
広島で、みどりの窓口の前に立ったまま集合します。この時点で、JR九州のななつ星ツアーのような専用ラウンジでもてなされるわけでもなく、胸の高まりはありません。
そこからグリーン車に乗車して博多駅に向かい、バスで人気の鰻屋に向かいます。吉塚うなぎ屋についてはコチラからお読みください。昼食が終わると、太宰府天満宮に向かいます。これがまた取って付けたような観光地で、まあ勝手に見て回って指示された時間にバスに戻るだけです。
で、二日市温泉の名旅館と言われている、大丸別荘に宿泊します。だいたい、トワイライトエクスプレスに乗車したいのに、どうしてこんなところに連れていかれるのか非常に疑問でしたが、ツアーが終わると理由がなんとなくわかりました。(大丸別荘についてはコチラ)
要は、特別なトワイライトエクスプレスに乗車するといっても、ただ乗って、ただ食堂車で食事するだけなんですよ、この旅は。コンセプトは、何も無し。
という事は、よほどトワイライトエクスプレスだけにこだわりがある人ならばまだ良いとして、JR九州のななつ星ツアーのように趣向が凝らされた催しはほぼ何も無いので、一般の人からすると、おそらく退屈極まるツアーになってしまうからだと思いました。
退屈でつまらなくても、料金が安ければ「まあこんなもんか」で済みます。しかしよりによって夫婦で70万円ですからね! 参加した人の顔色がさえなかったと思ったのは、私の見間違いではないはずです。
それでもなお、この特別なトワイライトエクスプレスは2016年中には完全に廃止されて、新しく製造されるJR西日本のクルージングトレインツアー専用列車、「トワイライトエクスプレスみずかせ」に引き継がれます。今のトワイライトエクスプレスに乗っておきたい人は、検討せざるを得ないでしょう。
廃止が確定しているからか、阪急交通社のウェブサイトで人気なのは、トワイライトエクスプレスと北斗星のようです。北斗星のロイヤルなどは、阪急交通社が押さえてしまっていて、一般にはとてもとてもチケットなど取れません。
⇒阪急交通社のTOPページより、トワイライトエクスプレスと検索ください
まあ、私も旅行会社にマンマと上手く乗せられた、という事なのですよ・笑。だいたい山陽路を行くトワイライトエクスプレスのツアーに、博多のうなぎ屋と太宰府天満宮とその近くの温泉旅館を組み入れると聞いた瞬間に、旅行会社の抱き合わせ商法を察知しなければなりません。
ま、このツアーの良いところと悪いところは、(文句のほうが多いですが)、山陽本線トワイライトエクスプレスに乗車した時の記録に綴っておりますので、良かったら覗いてみてください。