秋田内陸縦貫鉄道に乗車した記録

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北東北・秋田内陸縦貫鉄道と津軽鉄道の旅(1)・・・秋田内陸縦貫鉄道に乗車

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は北東北・秋田内陸縦貫鉄道と津軽鉄道の旅です。


今回の旅の目次です。ご興味のある部分をクリックして頂いて、該当部分をご覧下さい。




⇒秋田内陸縦貫鉄道に乗車(←今ココ
阿仁合駅付近を徘徊&撮影
阿仁前田駅で宿泊
津軽五所川原での撮影
津軽鉄道のストーブ列車に乗車
津軽鉄道のストーブ列車を撮影
ストーブ列車・昔の写真と共に
五能線のキハ40に乗車
弘南鉄道大鰐線に乗車&撮影
弘南鉄道弘南線に乗車&撮影





新幹線を乗り継いで、「秋田比内地鶏 鶏玉丼」を食べつつ角館へ


かつては夜行列車で訪れることの多かった東北地方、特に北部の秋田・青森はその印象が強く、名古屋からの訪問は実際の距離以上に遠く感じたものです。しかし今更ながらではありますが、新幹線なら名古屋を早朝に出発するとお昼には角館に到着するという速さは驚きです。

ということで秋田内陸縦貫鉄道と津軽鉄道ストーブ列車の旅は往路新幹線利用で、2019年3月16日(土)名古屋6:20発「ひかり500号」で出発したのでした。

「ひかり500号」のグリーン車
名古屋から「ひかり500号」のグリーン車に乗車。もちろんエクスプレス予約の特典による利用です。名古屋発車時点では貸切状態で、途中でも豊橋と静岡で1名ずつの乗車があっただけでした。


東京には8:13に到着、8:40発の「こまち7号」に乗り換えます。この間は「駅ねっと」で予約した「こまち7号」の指定席特急券を券売機で受け取り、駅弁を購入したりと慌ただしい時間でした。

「駅ねっと」や「エクスプレス予約」など各社のネット予約サービス、そろそろ会社の垣根を越えて全国で受け取ることができるよう改善を期待したいです。特にインバウンドの方々は大いに不便を被っているのではないでしょうか。

こまち7号
東京8:40発の秋田行「こまち7号」に乗車。大宮~仙台間はほぼ満席でした。

秋田比内地鶏 鶏玉丼
早朝の出発であったため、早くもお腹が空いてきました。少々早いですが、車内で昼食とします。いただいたのは目的地の秋田県にちなんで、「秋田比内地鶏 鶏玉丼」(㈱関根屋・1000円、東京駅「祭」で購入)です。

秋田比内地鶏 鶏玉丼
鶏は文句なしの味でしたが、ご飯は「あきたこまち」ながら、パサついていたのが残念でした。

角館の秋田新幹線
名古屋から5時間余りで秋田県の角館へ到着です。田沢湖線内では積雪がありましたが、角館付近では雪は消えていました。繰り返しとなりますが、名古屋を朝出発し、秋田県内へ昼に到着とは隔世の感があります。なお名古屋から角館まで運賃と特急料金は合計で23,880円でした。(2019.3.16 11:43)





角館~阿仁合まで、秋田内陸縦貫鉄道に乗車


今回は本サイト「鉄宿!」管理人であるP氏との二人旅、氏とは角館発の秋田内陸縦貫鉄道車内で合流します。

「こまち号」からの乗り換え時間は9分で、角館到着は11:41、「こまち号」の撮影活動を11:43に行い素早く改札口を通過し、秋田内陸縦貫鉄道角館駅の窓口で切符を購入したのが11:45頃で、ホームにて撮影活動を実施したのが11:46と発車の4分前となり、少々急ぎ足でしたが結果としては余裕をもって車内でP氏と会うことができました。

昨晩は秋田泊まりであったP氏、1時間以上前に角館に到着していたそうで、やはり大人の旅は余裕を持つことが肝心です。

内陸線角館駅
JRの角館駅舎(右)から隣接する秋田内陸縦貫鉄道の角館駅へ向かいます。窓口でフリー切符を購入、お弁当を予約済みですが先に到着したP氏に受け取っていただいています。 (2019.3.16 11:44)

秋田内陸線ホリデーフリーきっぷB
利用したのは「ホリデーフリーきっぷB」で、角館~阿仁合間が乗り放題で1000円です。同区間の運賃は1280円なので、片道利用だけでもお得となります。他に全線乗り放題の「全線タイプ」(2000円)や鷹巣~松葉間乗り放題のAタイプ1000円もあります。

秋田内陸縦貫鉄道のAN8804
角館から乗車した阿仁合行は1両だけ登場時の塗色が残るAN8804でした。車内はボックスシートが中心で、お手洗いも設置されているため安心して乗り鉄旅を楽しむことができます。(2019.3.16 11:46)


角館11:51発の列車は阿仁合止まりという何とも中途半端な設定です。しかし阿仁合着は午後1時過ぎで、駅舎内レストラン「こぐま亭」で昼食をいただくには最適の列車です。 乗客は韓国からの団体客が20名程の他は旅行者を中心に個人客が10名くらいで、地元のお客さんは2~3名でしょうか。

秋田内陸縦貫鉄道の西明寺~八津間の車窓
西明寺~八津間での列車先頭からの車窓風景。今シーズンは積雪量が少なかったそうです。 (2019.3.16 12:01)

戸沢駅付近の秋田内陸縦貫鉄道
平野が尽きると積雪も増してきました。ここ戸沢駅ではこの列車では唯一と思しき地元利用者が下車されました。戸沢駅を含む松葉~比立内間は第三セクターである秋田内陸縦貫鉄道移管後の1989年(平成元年)に開業した区間で、トンネルの多い高規格路線です。 (2019.3.16 12:33)

秋田内陸縦貫鉄道の運転台横のデッキの外国語による音声案内の器具
運転台横のデッキには外国語による音声案内の器具が設置されていました。

秋田内陸縦貫鉄道の外国語のパンフレット
当然ながら各種言語による案内パンフレットも備わっていました。

比立内駅
韓国からの団体客は比立内で下車され、待機していた観光バスに乗り換えました。訪日観光客に人気の路線であることを実感するとともに、日本人でもなかなか足を踏み入れない秋田県の深部(?)を訪れるツアーがあるとは驚きです。逆に秋田内陸縦貫鉄道の価値を再認識させられた思いです。(2019.3.16 12:54)

秋田内陸縦貫鉄道の車内
素晴らしい車窓風景に満足、自然と笑みがこぼれるP氏です。団体客の下車後に残った乗客は10名程度でしょうか。ちなみに本日3月16日(土)の秋田内陸縦貫鉄道定期外旅客は322人だったそうです。

萱草~笑内間の大又川橋梁の車窓
萱草~笑内間の大又川橋梁では徐行のサービスがありました。並行する道路橋から午前中順光で列車を撮影できる名所としても知られており、是非とも訪れたい場所です。 (2019.3.16 13:05)

阿仁合駅
角館から約1時間20分の乗車で終点の阿仁合に到着。乗客の多くは駅舎内レストラン「こぐま亭」に向かいました。(2019.3.16 13:15)


何度も申し上げるとおり、名古屋から秋田県は実際の距離以上に遠く感じるものです。そんな中、私は秋田内陸縦貫鉄道へは片手では数えきれない程度乗車しており、同行のP氏には驚きだったようです。

しかし今回の旅で秋田内陸縦貫鉄道の車窓風景の素晴らしさを認識していただけたようで、私がしばしば訪れる理由もご理解くださったようです。阿仁合到着後は我々も「こぐま亭」で昼食とします。ここが本日の旅の第一の目的地です。こぐま亭での食事の様子はこちらのページに記載していますので、どうぞご覧ください。

参考里山レストラン&カフェ「こぐま亭」過疎地の駅の人気店


【乗車データ】
・名古屋6:20→東京8:13 「ひかり500」 777-2013  16両  
・東京8:40→角館11:41 「こまち7」 E629-15  7両  
・角館11:50→阿仁合13:14  NT8804  1両


阿仁合駅付近を徘徊&撮影


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