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北東北・秋田内陸縦貫鉄道と津軽鉄道の旅(10)・・・弘南鉄道弘南線に乗車&撮影
主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は北東北・秋田内陸縦貫鉄道と津軽鉄道の旅です。
今回の旅の目次です。ご興味のある部分をクリックして頂いて、該当部分をご覧下さい。
⇒秋田内陸縦貫鉄道に乗車
⇒阿仁合駅付近を徘徊&撮影
⇒阿仁前田駅で宿泊
⇒津軽五所川原での撮影
⇒津軽鉄道のストーブ列車に乗車
⇒津軽鉄道のストーブ列車を撮影
⇒ストーブ列車・昔の写真と共に
⇒五能線のキハ40に乗車
⇒弘南鉄道大鰐線に乗車&撮影
⇒弘南鉄道弘南線に乗車&撮影(←今ココ)
中央弘前駅から弘前駅まで歩き、今度は弘南線に乗車します。橋上駅舎である弘前駅の城東口の一角に弘南鉄道の乗り場があります。駅窓口のある待合スペースは狭いながらもホームは広く、都会の鉄道的な雰囲気です。
弘前駅は2004年(平成16年)に橋上駅舎化され、弘南鉄道の乗り場もその時に整備されたと思われます。それ以前にも何度か乗車している筈にもかかわらず、過去の記憶が全くないのは困ったものです。
14:30発黒石行は7100形の2連です。弘前発の下り黒石行は毎時00分と30分発(12:00・13:00・14:00は発車なし)のわかりやすいダイヤです。学生さんの姿が多く、満席となりました。(2019.3.18 14:26)
30分弱の乗車で終点の黒石に到着。多くが田園地帯の中を行く弘南線ですが、平賀、津軽尾上、田舎館など集落のある駅では多くの方が下車しました。大鰐線と比べ線形が良く、速度も高いようで、都市間鉄道としての格の違いを感じました。東急から譲渡された7000系のうち、写真左側は中間車を改造した車両で4編成在籍、右側は元々先頭車でオリジナルの顔をもつ編成は3編成あります。なお冬期はラッセル車と電気機関車がここ黒石で待機していたように覚えているのですが、今日はその姿はありません(平賀の車庫に留置されていた。)でした。
こちらは21年前の黒石駅です。元南海の車両が留置され、黒石線の列車も発着し賑やかでした。この写真には写っていませんが、電気機関車とラッセル車も待機していました。(1998.1.18)
3・4番線ホームから発着していた黒石線の列車です。黒石線は1984年(昭和59年)に国鉄から弘南鉄道へ引き継がれ、1998年(平成10年)3月31日限りの営業で廃止されました。現在左側の4番ホームは廃止され駐輪場などとなっています。(1998.1.18)
黒石線の前田屋敷駅は1面1線の無人駅で、田園地帯の真ん中にありました。車両は当初の元国鉄キハ22から元小坂鉄道の車両に代わっていました。(1998.1.18)
前田屋敷駅は黒石線唯一の中間駅でした。(1998.1.18)
前田屋敷駅の時刻表です。末期には運行本数が削減されたものの、朝晩の利便性は低悪くはありませんでした。なお現在、黒石~川部間のバスは5往復(土休日4往復)のみです。(1998.1.18)
黒石駅はスーパー(コープ黒石店)と合築です。改札口の正面がスーパー入口で、駅よりもスーパーの方が存在感があります。かつてはスーパーのある場所に駅前広場がありバスが発着していたようですが、現在は駅の北側に広い駅前広場とあります。
20分程滞在して、同じ編成で折り返します。帰りも高校生で半分程度の席が埋まりました。時間帯の違いもあるでしょうが大鰐線と比べて利用客数も格段に多いようです。
館田、田舎館などには味わい深い駅舎があり下車したかったのですが、本日は走行写真撮影と時間の都合により新里駅で途中下車します。非常にきれいな駅舎が迎えてくれます。
しかし前回訪問時は朽ちつつある趣深い駅舎でした。2011年(平成23年)に改築されて見違えるようなきれいな駅舎となりました。写真を見比べると間取りや構造は変わっていないようなので、新築ではなくリフォームなのでしょうか。まさにビフォーアフターの世界です。(2009.5.6)
ホーム側から眺めてみます。下の改築前の写真を見比べると、その見事な再生振りに感嘆します。
多少右側が減築されていることと、写真の撮り方の違いで幅が狭くなったように見えますが、建物の形自体は変わっていません。前面の庇を支える4本の柱はそのまま同じ部材を使っているようです。(2009.5.6)
構内に展示されている8600形蒸気機関車は、2011年(平成23年)に鰺ヶ沢町役場から移設されたものです。
他にも魅力的な撮影地がある弘南線ですが、時間の制約上、新里駅近くの線路脇で撮影します。新里駅のすぐ館田寄りの農道から撮影するこの場所は、晴れれば午前中が順光です。(2019.3.18 16:07)
すぐに新里駅に戻り弘前行に乗車します。今度は元東急7000系オリジナル顔の車両でした。前述のようにこのタイプは弘南線に3編成が在籍しています。(2019.3.18 16:21)
本日は青森空港から飛行機で名古屋へ帰宅します。これまで北海道と沖縄以外は鉄道を利用してきた「鉄」である私ですが、本日は45日前までの早割11000円(+施設使用料800円)という価格と所要時間に負けて空路利用となりました。寝台特急「あけぼの」が健在ならば迷うことなく鉄路利用でしたが。
弘前駅から空港バスに1時間弱乗車して青森空港に到着。雪深い山の中に空港があって驚きました。(2019.3.18 17:32)
夕食は弘前駅弁「津軽弁・五能線弁当」(寿司割烹 味新)です。
搭乗待合室で生ビールとともにいただきました。ホタテ、真タコ、イクラ、サザエは全て青森産とのことで美味でした。
山間部にある青森空港はまだまだ雪が深いです。到着した飛行機は大阪伊丹行になります。
青森空港~名古屋小牧空港(県営名古屋空港)間はフジドリームエアラインが就航しています。小型機が当時は3往復していましたが、2019年4月からは4往復に増便されています。
搭乗した便も月曜日ながらほぼ満席で、増便されるもの頷けます。飛行機の到着遅れで出発が15分程遅れたのは残念でしたが、1時間15分のフライトは快適でした。
繰り返しになりますが、航空券のお値段11000円は非常に魅力的で、名古屋から東京への新幹線代とほぼ同じということ念頭に置くと青森がとても近く感じられ、これからも足繁く訪れることになりそうです。
名古屋小牧空港に到着。タラップを降りてからは、ターミナルビルを通りバス乗り場まで段差がなく大きな空港に比べて便利でした。また名古屋市内からは中部国際空港よりも格段に近いことも利点です。(2019.3.18 20:44)
今回も良い旅でした。同行していただいたP氏にも感謝です。津軽鉄道の「ストーブ列車」は何度乗っても深い感動があります。まさに青森県最大の観光地(私の中では・・・)、いや世界に誇れる観光資源ではないでしょうか。これからも末永い運行を祈るばかりです。
(今回の旅はこれでおしまい)
今回の旅の目次です。ご興味のある部分をクリックして頂いて、該当部分をご覧下さい。
⇒秋田内陸縦貫鉄道に乗車
⇒阿仁合駅付近を徘徊&撮影
⇒阿仁前田駅で宿泊
⇒津軽五所川原での撮影
⇒津軽鉄道のストーブ列車に乗車
⇒津軽鉄道のストーブ列車を撮影
⇒ストーブ列車・昔の写真と共に
⇒五能線のキハ40に乗車
⇒弘南鉄道大鰐線に乗車&撮影
⇒弘南鉄道弘南線に乗車&撮影(←今ココ)
弘南鉄道弘南線に乗車
中央弘前駅から弘前駅まで歩き、今度は弘南線に乗車します。橋上駅舎である弘前駅の城東口の一角に弘南鉄道の乗り場があります。駅窓口のある待合スペースは狭いながらもホームは広く、都会の鉄道的な雰囲気です。
弘前駅は2004年(平成16年)に橋上駅舎化され、弘南鉄道の乗り場もその時に整備されたと思われます。それ以前にも何度か乗車している筈にもかかわらず、過去の記憶が全くないのは困ったものです。
14:30発黒石行は7100形の2連です。弘前発の下り黒石行は毎時00分と30分発(12:00・13:00・14:00は発車なし)のわかりやすいダイヤです。学生さんの姿が多く、満席となりました。(2019.3.18 14:26)
30分弱の乗車で終点の黒石に到着。多くが田園地帯の中を行く弘南線ですが、平賀、津軽尾上、田舎館など集落のある駅では多くの方が下車しました。大鰐線と比べ線形が良く、速度も高いようで、都市間鉄道としての格の違いを感じました。東急から譲渡された7000系のうち、写真左側は中間車を改造した車両で4編成在籍、右側は元々先頭車でオリジナルの顔をもつ編成は3編成あります。なお冬期はラッセル車と電気機関車がここ黒石で待機していたように覚えているのですが、今日はその姿はありません(平賀の車庫に留置されていた。)でした。
こちらは21年前の黒石駅です。元南海の車両が留置され、黒石線の列車も発着し賑やかでした。この写真には写っていませんが、電気機関車とラッセル車も待機していました。(1998.1.18)
3・4番線ホームから発着していた黒石線の列車です。黒石線は1984年(昭和59年)に国鉄から弘南鉄道へ引き継がれ、1998年(平成10年)3月31日限りの営業で廃止されました。現在左側の4番ホームは廃止され駐輪場などとなっています。(1998.1.18)
黒石線の前田屋敷駅は1面1線の無人駅で、田園地帯の真ん中にありました。車両は当初の元国鉄キハ22から元小坂鉄道の車両に代わっていました。(1998.1.18)
前田屋敷駅は黒石線唯一の中間駅でした。(1998.1.18)
前田屋敷駅の時刻表です。末期には運行本数が削減されたものの、朝晩の利便性は低悪くはありませんでした。なお現在、黒石~川部間のバスは5往復(土休日4往復)のみです。(1998.1.18)
黒石駅はスーパー(コープ黒石店)と合築です。改札口の正面がスーパー入口で、駅よりもスーパーの方が存在感があります。かつてはスーパーのある場所に駅前広場がありバスが発着していたようですが、現在は駅の北側に広い駅前広場とあります。
20分程滞在して、同じ編成で折り返します。帰りも高校生で半分程度の席が埋まりました。時間帯の違いもあるでしょうが大鰐線と比べて利用客数も格段に多いようです。
館田、田舎館などには味わい深い駅舎があり下車したかったのですが、本日は走行写真撮影と時間の都合により新里駅で途中下車します。非常にきれいな駅舎が迎えてくれます。
しかし前回訪問時は朽ちつつある趣深い駅舎でした。2011年(平成23年)に改築されて見違えるようなきれいな駅舎となりました。写真を見比べると間取りや構造は変わっていないようなので、新築ではなくリフォームなのでしょうか。まさにビフォーアフターの世界です。(2009.5.6)
ホーム側から眺めてみます。下の改築前の写真を見比べると、その見事な再生振りに感嘆します。
多少右側が減築されていることと、写真の撮り方の違いで幅が狭くなったように見えますが、建物の形自体は変わっていません。前面の庇を支える4本の柱はそのまま同じ部材を使っているようです。(2009.5.6)
構内に展示されている8600形蒸気機関車は、2011年(平成23年)に鰺ヶ沢町役場から移設されたものです。
他にも魅力的な撮影地がある弘南線ですが、時間の制約上、新里駅近くの線路脇で撮影します。新里駅のすぐ館田寄りの農道から撮影するこの場所は、晴れれば午前中が順光です。(2019.3.18 16:07)
すぐに新里駅に戻り弘前行に乗車します。今度は元東急7000系オリジナル顔の車両でした。前述のようにこのタイプは弘南線に3編成が在籍しています。(2019.3.18 16:21)
空路名古屋へ
本日は青森空港から飛行機で名古屋へ帰宅します。これまで北海道と沖縄以外は鉄道を利用してきた「鉄」である私ですが、本日は45日前までの早割11000円(+施設使用料800円)という価格と所要時間に負けて空路利用となりました。寝台特急「あけぼの」が健在ならば迷うことなく鉄路利用でしたが。
弘前駅から空港バスに1時間弱乗車して青森空港に到着。雪深い山の中に空港があって驚きました。(2019.3.18 17:32)
夕食は弘前駅弁「津軽弁・五能線弁当」(寿司割烹 味新)です。
搭乗待合室で生ビールとともにいただきました。ホタテ、真タコ、イクラ、サザエは全て青森産とのことで美味でした。
山間部にある青森空港はまだまだ雪が深いです。到着した飛行機は大阪伊丹行になります。
青森空港~名古屋小牧空港(県営名古屋空港)間はフジドリームエアラインが就航しています。小型機が当時は3往復していましたが、2019年4月からは4往復に増便されています。
搭乗した便も月曜日ながらほぼ満席で、増便されるもの頷けます。飛行機の到着遅れで出発が15分程遅れたのは残念でしたが、1時間15分のフライトは快適でした。
繰り返しになりますが、航空券のお値段11000円は非常に魅力的で、名古屋から東京への新幹線代とほぼ同じということ念頭に置くと青森がとても近く感じられ、これからも足繁く訪れることになりそうです。
名古屋小牧空港に到着。タラップを降りてからは、ターミナルビルを通りバス乗り場まで段差がなく大きな空港に比べて便利でした。また名古屋市内からは中部国際空港よりも格段に近いことも利点です。(2019.3.18 20:44)
今回も良い旅でした。同行していただいたP氏にも感謝です。津軽鉄道の「ストーブ列車」は何度乗っても深い感動があります。まさに青森県最大の観光地(私の中では・・・)、いや世界に誇れる観光資源ではないでしょうか。これからも末永い運行を祈るばかりです。
【乗車データ】 ・弘前14:30→黒石14:59 7105 2両 ・黒石15:20→新里15:42 7155 2両 ・新里16:12→弘前16:19 7012 2両 ・弘前駅前16:40→青森空港17:35(弘南バス) ・青森19:20→小牧20:35(FDA368便) ・県営名古屋空港20:50→名古屋駅前21:18(あおい交通バス) |
弘前駅周辺の鉄宿
鉄宿名 | 見える路線 | コメント |
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東横イン弘前駅前 | 奥羽本線 | 弘前駅前。 |
弘前プリンスホテル | 奥羽本線 | 弘前駅より徒歩5分、安い。 |
(今回の旅はこれでおしまい)