五能線のキハ40に乗車して、車中から日本海を眺める

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北東北・秋田内陸縦貫鉄道と津軽鉄道の旅(8)・・・五能線のキハ40に乗車

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は北東北・秋田内陸縦貫鉄道と津軽鉄道の旅です。


今回の旅の目次です。ご興味のある部分をクリックして頂いて、該当部分をご覧下さい。

秋田内陸縦貫鉄道に乗車
阿仁合駅付近を徘徊&撮影
阿仁前田駅で宿泊
津軽五所川原での撮影
津軽鉄道のストーブ列車に乗車
津軽鉄道のストーブ列車を撮影
ストーブ列車・昔の写真と共に
⇒五能線のキハ40に乗車(←今ココ
弘南鉄道大鰐線に乗車&撮影
弘南鉄道弘南線に乗車&撮影





五能線に乗車


明けて2019年3月18日(月)は朝から青春18きっぷを利用して五能線に全線乗車、奥羽本線で弘前方面に戻り弘南鉄道に乗車する予定です。五能線列車が鰺ヶ沢~東能代間で快速運転となることもあって、昼頃には弘前に戻ることができる非常に効率のいい行程です。

示し合わせたわけではないものの、P氏とは本日の東能代まで同行程となります。「鉄」の考えることは同じということがわかります。

ホテルルートイン客室から弘前駅を眺める
ホテルルートイン客室から駅を眺めます。秋田行の快速列車が発車します。快速といえども秋田まで2時間以上、701系の旅は覚悟が必要です。ちなみに秋田行特急は弘前9:40が始発となり、かつての「白鳥」(青森6:11→大阪18:35・20年前の1999年当時)のスジは跡形もないのでした。(2019.3.18 6:25)

弘前駅の五能線のキハ40
弘前6:46発東能代行はキハ40の2両編成、月曜日のため旅行者の姿はなく通勤通学のお客さんで軽く席が埋まり(ボックス席に1名程度)ました。五能線の海側は進行方向右側ですが、川部で進行方向が変わりため、弘前では進行方向左側に座る必要があります。早くも同じホームから次に発車する青森行快速(7:06発)を待つお客さんの姿がありました。(2019.3.18 6:39)

鰺ヶ沢発弘前行のキハ40の4両編成
川部では進行方向が変わるため8分間停車。その間に鰺ヶ沢発弘前行が豪華4連で到着。キハ40系が置き換えられる前に、是非とも「撮り鉄」したい列車です。(2019.3.18 7:00)





川部を発車後、板柳など各駅で高校生が乗車して通路まで立ち客で混雑します。県立五所川原高校はじめ私立や実業系の高校などもある五所川原駅では多くの高校生が下車して車内は一気に閑散としますが、一部そのまま乗り続ける高校生もいました。

列車行き違いもあり26分間停車します。その間に津軽鉄道の列車も到着し、2連の「走れメロス号」からは多くの高校生が下車しました。昨日の日曜日とは違い、普段の津軽鉄道は高校生を中心に地元の方々の大切な足であることを実感しました。

木造で全ての高校生が下車するといよいよ車内は閑散とし、8:28到着の鰺ヶ沢では少しの地元客が下車すると車内は少数の旅行者ばかりが残った一方で、十数名の訪日観光客が乗車されます。本日は「リゾートしらかみ」の運転がないので止むを得ずこの列車となったのかも知れませんが、なかなか味わい深い旅行コースです。


五能線から見た春の岩木山
左側車窓に岩木山が美しい姿を見せていました。これは木造付近の車窓で、この付近の平野部にはほとんど積雪はありませんでした。(2019.3.18 8:06)

鰺ヶ沢にて、キハ40の列車交換
鰺ヶ沢では5分停車、ここから快速運転となります。停車駅は北金ヶ沢を除いて「リゾートしらかみ」と同一であり、実は観光客を意識した列車なのでしょうか。 (2019.3.18 8:29)

五能線から見る日本海の風景
鰺ヶ沢の手前からは海岸線を進みます。特に千畳敷から深浦にかけては五能線車窓のハイライトというべき車窓風景が広がります。日本海は鉛色という印象がありますが、本日はどこまでも青い海でした。驚くべき(?)ことに鰺ヶ沢~深浦間には路線バスが4往復されています。観光や撮り鉄に五能線と組み合わせれば旅の幅が広がることでしょう。(2019.3.18 9:06)

深浦駅周辺の五能線の日本海の風景
深浦駅の手前付近の車窓です。リゾート車両よりもキハ40系の方が、車窓風景をより近く感じられるような気がします。(2019.3.18 9:15)

深浦駅でキハ40の列車交換
深浦駅に到着、ここからワンマン運転となり列車番号も変わります。ここでも弘前行と列車交換します。意外に列車本数が多いように感じますが、深浦~鰺ヶ沢間は6往復(「リゾートしらかみ」は除く)で、反対側の深浦~岩館間は5往復と減り、我々が乗っている9:21発の後は14:32発で、その次の20:21発が最終列車です。 (2019.3.18 9:18)

DE10ディーゼル機関車が50系改造客車を牽引する臨時快速列車「ノスタルジックビュートレイン」
意識してはいませんでしたが、全く同じアングルで列車を撮影していました。「リゾートしらかみ」導入前は、DE10ディーゼル機関車が50系改造客車を牽引する臨時快速列車「ノスタルジックビュートレイン」が運行されていました。車窓風景の素晴らしさが評価されはじめた頃です。(1992.11.22)


青森県から秋田県へと県境を越える大間越~岩館では徐行のサービスがありました…ではなく、保安上防災上の徐行でしょう。いずれにしても絶景をじっくりと眺めることができました。(2019.318 9:59)


前述のように鰺ヶ沢から快速運転となったこの列車、能代まで地元客の乗車は皆無でしたが、ウェスパ椿山駅では観光旅行の方が何組も乗車されました。不老ふ死温泉など宿泊施設が近い関係でしょうか、チェックアウト後の乗車には最適の時間です。少ない列車本数の中であえて快速としている点は、観光客を意識しているのでしょうか。

終点の東能代には10:41定刻に到着、好接続で10:43発の大館行に私は乗り換え、P氏とはここで解散です。好接続過ぎて駅弁を買う暇もありませんが、列車本数が限られた中では贅沢な悩みというものでしょう。

秋田地区のキハ40系の車内
秋田地区のキハ40系は、2020年度を目途に電気式気動車に置き換えられるそうです。妙に落ち着く車内のキハ40による五能線の旅もあと僅かです。

五能線のキハ40(東能代駅)
動画撮影に余念がないP氏。五能線乗車中は側面車窓風景を動画に収録していました。(2019.3.18 10:42)・・・収録された側面動画は、以下の通りです。





701系
東能代から乗車した列車は大館止まりのため、終点で弘前行に乗り換えます。大館11:34発弘前行は列車番号8000番台の臨時列車ですが、当面は毎日運転されています。これ列車の存在により、五能線と弘南鉄道を1日で楽しむことができました。なお大館では多くの方が乗り換えて、座席は半分以上が埋まり乗車率は決して悪くはありませんでした。(2019.3.18 11:27)

EF510牽引の4094列車(大館駅)
大館駅の側線には貨物列車が停車中、東青森を9:10に出発した4094列車でしょうか。この機関車ははるばる名古屋まで運用され、名古屋貨物ターミナル到着は明日の朝5:55です。昨年からEF510の名古屋乗り入れが始まりました。(2019.3.18 11:30)

大館駅に到着したJR貨物の4090列車
中線に到着したのは東青森を9:59に出発した4090列車でしょう。こちらは大阪吹田行です。(2019.3.18 11:31)

大鰐温泉駅
正午過ぎに大鰐温泉駅へ到着。弘南鉄道乗車を目的として時々降り立つ駅ですが、駅前広場に足湯があるのを「発見」しました。


【乗車データ】
・弘前6:46→東能代10:41 キハ40-553 2両
・東能代10:43→大館11:27 クハ700-11 2両
・大館11:34→大鰐温泉12:04 クハ700-33 2両



弘前駅周辺の鉄宿


鉄宿名 見える路線 コメント
東横イン弘前駅前 奥羽本線 弘前駅前。
弘前プリンスホテル 奥羽本線 弘前駅より徒歩5分、安い。


弘南鉄道大鰐線に乗車&撮影


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