高知から「四国みぎした55(ゴーゴー)フリーきっぷ」で出発した記録

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予土線トロッコ列車と阿佐海岸鉄道の旅(5)・四国みぎした55(ゴーゴー)フリーきっぷ

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は本サイト管理人P氏とともに旅した、予土線トロッコ列車と阿佐海岸鉄道の「乗り鉄」記録です。


四国みぎした55フリーきっぷ

予土線トロッコ列車と阿佐海岸鉄道の旅は、以下の複数のページで公開しています。ご興味のあるページをクリックしていただいて、コンテンツをお楽しみください。

名古屋から宇和島まで移動
予土線のホビートレイン&四万十牛バーガー
しまんトロッコ号の乗車と車内販売の利用
とさでん交通の路面電車を軽く撮影
⇒高知から「四国みぎした55(ゴーゴー)フリーきっぷ」で出発(←今ココ
阿佐海岸鉄道の乗車とDMVの状況確認
阿佐海岸鉄道を海部駅と宍喰駅で撮影
徳島のキハ40を撮影
「なんば好きっぷ」で南海フェリーと南海電車





高知から「四国みぎした55(ゴーゴー)フリーきっぷ」で出発


とさでん交通路面電車の撮影という「朝練」を終え、本日2019年11月10日(日)は高知から室戸経由で徳島へ向かう行程です。

本日は「四国みぎした55(ゴーゴー)フリーきっぷ」を利用して旅します。通常の運賃・料金は、高知→奈半利1340円、奈半利駅→室戸世界ジオパークセンター1420円、室戸世界ジオパークセンター→甲浦駅1110円(乗継割引料金)、甲浦→徳島1940円の計5810円で、普通に片道利用するだけでもお得なうえ、高知から徳島までが乗り降り自由という非常に太っ腹な切符です。

何よりその都度切符を買ったり、バス料金を支払う手間から開放される点が嬉しいです。


幕末の志士、3名の先生に見送られて高知駅を後にします。

四国みぎした55フリーきっぷ
四国は通な旅人を唸らせる割引切符が充実していて、何度でも訪問したくなります。この切符の名称は、高知~室戸~徳島間の国道55号線に由来しています。



土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線に乗車


2002年(平成14年)7月1日に開業した後免~奈半利間の土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線、乗車するのは開業直後以来となり本日が2回目と思われます。車窓風景に記憶はなく、ほぼ初乗り状態です。

年齢を重ねるにつれ、初乗りではないにもかかわらず初乗り状態の鉄道路線が増えることは、誠に困ったものです。

さて高知8:30発の奈半利行は土佐くろしお鉄道9640形唯一のロングシート車(お座敷対応)11号車の単行で、意外にも立ち客多数の大盛況でした。大半のお客さんは安芸駅のひとつ手前の球場前駅で下車されました。

球場前駅最寄りの安芸市営球場「安芸タイガース球場」にて阪神の秋季キャンプが行われているそうで、高知市内のホテルが満員だったのも頷けます。本サイト「鉄宿!」管理人P氏は土佐山田のトレインビューホテルに宿泊されたので、この列車で合流となりました。

ごめんなはり線の列車
高知から安芸まで乗車した列車は撮影を失念しました。こちらは同じ時間に安芸駅を発車した高知行です。(2019.11.10 9:20)

安芸駅
下車してみた安芸駅には「安芸駅ぢばさん市場」が併設されています。規模の大きめな産直物販店で、「駅に併設された店」ではなく「駅が店に併設」されたような感じです。野菜や鮮魚、パン、お土産、地酒など充実の品揃えで、駅弁的なものはありませんでしたがお弁当も販売されていて、食料調達も兼ねて立ち寄りたいスポットです。

オープンデッキの特別車9640-2S号
安芸駅には隣接して車庫があります。左はオープンデッキを有する特別車9640-2S号で、是非とも乗ってみたい車両です。(2019.11.10 10:24)

奈半利駅を折り返すタイガースラッピング列車
9640-10号は阪神タイガースのラッピング車となっています。安芸から終点の奈半利まで乗車し、折り返し奈半利駅を発車した列車を後追いで撮影しました。(2019.11.10 10:55)

ごめんなはり線の終点の車止め
この先、本日乗車予定の阿佐海岸鉄道と鉄路がつながる夢は実現しませんでした。

土佐くろしお鉄道ごめんなはり線の終点、奈半利駅
土佐くろしお鉄道ごめんなはり線の終点、奈半利駅です。駅自体は1面ホーム1線の小規模な施設ですが、物産館やレストランが併設されています。

奈半利駅併設の物産館で売られている弁当
物産館の店頭で売られているお弁当です。営業時間は午前8時から夕方5時まで。なお、改札階にはイタリア料理店もあり、ランチタイムとディナータイムの営業があります。月曜と木曜が定休となります。





「安芸駅ぢばさん市場」での飲食物の購入


ところで、ごめん・なはり線においては、上述の通り終点の奈半利駅の物産館でお弁当などの飲食物を購入できるほか、途中の主要駅である安芸駅(前述)でも観光物産館の「安芸駅ぢばさん市場」が隣接しており、供食体制には不安がありません。

詳細は公式サイトを見て頂くとして(https://www.akikanko.or.jp/jibasan/tennai.html)、今回の旅行で立ち寄った際に撮影した写真を掲載しておきます。営業時間は午前7時から午後7時半までで、年中無休というのも旅人にとっては好都合です。

安芸駅ぢばさん市場の入り口
安芸駅ぢばさん市場は、ごめん・なはり線の安芸駅改札口のすぐ目の前です。

安芸駅ぢばさん市場で売られている弁当

安芸駅ぢばさん市場で売られている弁当
上記の通り、たくさんのお弁当類が並んでいて凄いの一言です。今や鉄道駅ではなく、車に乗って来場する施設に経済の「重心」が写ってしまっているのを実感させられます。

カマス姿寿司
カマス姿寿司など、普段は全く見ないようなお寿司もありました。地元の幸が豊富にそろっているので、余計に魅力的です。

焼うどんちゃんぽん
P氏は、ちゃんぽんうどんなる、不思議な食べ物を買っていました。焼きそばと焼うどんがゴッチャになった食べ物で、後日調べてみると姫路のB級グルメのようです。なぜそのようなものがここで売っているのか、そしてそれを買うのかは不明です。

田舎すし
高知なのですから、地元高知の名物の田舎ずしなどが魅力的ですね。



奈半利から甲浦までバスの旅


奈半利駅からは国道55号線を行く、2時間近くの路線バスの旅となります。奈半利は駅のある建物の1階がバス乗り場で、鉄道との乗り換えは至便です。

奈半利駅バス停の高知東部バス
室戸までは地元客の姿もありましたが、片手で数えられる乗客数でした。 (2019.11.10 11:04)

高知東部交通バス室戸営業所
奈半利駅から甲浦駅までは2時間近くの乗車となるものの、途中でのトイレ休憩はありません。室戸岬手前の高知東部交通バス室戸営業所では2~3分停車しましたが、特に案内はなく運転士の交代もありませんでした。(2019.11.10 11:56)

室戸世界ジオパークセンターでのバスの乗り換えは問題無し
2019年10月から安芸~室戸~甲浦の路線バスは、室戸世界ジオパークセンターで路線が分割され、乗り換えが必須となりました。「働き方改革」に伴う運転士の負担軽減策かと思いきや、運転士さんも乗客と一緒にバスを移動し、安芸~甲浦間を通しで運転することは変わりなし。しかし乗車料金はここで一度支払う必要があります。まさに「百害あって一利なし」と思われる路線分割ですが、国庫補助金の都合によるものだそうです。多額の資金を投入し阿佐海岸鉄道をDMV化し乗り換えを減らす一方で、乗り換えを増やすというのはお役所仕事的で実に面妖なことです。(2019.11.10 12:16)

室戸岬付近のバスの車窓
室戸市街地付近を除いてバスは海岸を走行し、車窓風景は飽きることがありません。乗客は我々2名の他、旅人の男性、外国人のご夫妻の計5名で、全員が観光客です。たまたまなのかわかりませんが、長い距離を乗車する観光客が多い便については途中の景勝地でトイレ休憩を兼ねて数分の停車時間があると、顧客満足度の向上に資するものと考察します。

高知東部交通バス(甲浦駅)
定刻より5分程遅れて甲浦駅に到着しました。乗客は全員ここで降車、バスは少し先の甲浦岸壁が終点です。ここは高知県安芸郡東洋町で、昨日の中村からかなりの距離を移動しているものの、まだ高知県とはその広さを実感します。 (2019.11.10 12:57)


【乗車記録】

・高知8:30→安芸9:17 9640-11 1両  
・安芸10:29→奈半利10:49 9640-10 1両  
・奈半利駅11:02→室戸世界ジオパークセンター12:10 (高知東部交通バス)  
・室戸世界ジオパークセンター12:10→甲浦駅12:51 (高知東部交通バス)


阿佐海岸鉄道の乗車とDMVの状況確認


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