くびき野レールパークの公開イベントでかつての頚城鉄道に乗車

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富山から「くびき野レールパーク」へ至る旅(その7)くびき野レールパークの公開イベント

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は梅雨の晴れ間に出掛けた信越本線鯨波での撮影や「くびき野レールパーク」訪問などです。

富山の市内電車に乗車
速星貨物を撮影
富山地方鉄道の乗車&撮影
北陸を鉄道乗り継ぎ旅
信越本線の鯨波の有名な撮影地で撮影
くびき野レールパーク付近まで路線バスで移動
⇒くびき野レールパークの公開イベントに感動(←今ここ
直江津から名古屋まで駅弁2個食べて帰宅





国宝級文化財の宝庫「くびき野レールパーク」


海洋センターバス停から南へ500mの旧頸城鉄道百間町駅跡につくられた「くびき野レールパーク」の公開イベントの際に訪問した時の記録を、このページではお届けします。公開時間は9:00~15:00ですが、お昼休みを兼ねて2種類の動態保存車両を並べて撮影タイムが設けられていました。


参考くびき野レールパークのウェブサイト




くびき野レールパーク

くびき野レールパークの公開イベント
公開時にはお昼を除いて、左側のホジ3と右側のDC92の列車がそれぞれ1時間毎、合わせて30分毎に運転され乗車することができます。 (2018.6.17 12:06)


頸城鉄道といえばまずこのホジ3を思い浮かべます。1932年(昭和7年)に客車をガソリンカーに改造して誕生しました。廃線後、六甲山中で保管されていた車両のうちの1両です。

雨ざらしの保管ではなかったため下回りの状態は悪くなかったそうですが、この地に里帰りした時の写真では外観上の痛みは小さくない印象を受けました。

保管されていたこと自体が奇跡ですし、それを動態状態まで復元されたご苦労は並々ならぬことだったでしょう。それらを踏まえて国宝級保存車両ホジ3をこの目で見ると、感慨の余り思わず目頭が熱くなります。

ホジ3の車内
ホジ3(2018.6.17 12:45)

ホジ3
両端部の廃止以後、昭和46年5月まで国鉄との接続のない百間町~飯室間の運行でした。Ⓚ(マルケー)のマークは、現在もバスに引き継がれています。

ホジ3の車内
古民家のような趣の味わい深いホジ3の車内です。中央部床の箱はエンジンカバーです。冬は暖かい席として人気だったとか。

ディーゼル機関車DC92
1954年(昭和29年)製と旧頸城鉄道車両の中では比較的新しいディーゼル機関車DC92です。この車両も六甲山中で密かに保管されていました。

ハ6
ハ6は1911年(明治44年)製、魚沼鉄道(来迎寺~小千谷)で使用されていた客車を戦後に譲り受けた車両です。六甲山中から里帰りした後、美しく復元され動く美術品といっても過言ではありません。動態保存列車に連結され乗車することができます。

ハ6の車内
ハ6の車内も見事に復元されています。

コッペル2号こと、ドイツ・オレスタインコッペルアーサーコッペルカンパニー製の2号機関車
コッペル2号こと、ドイツ・オレスタインコッペルアーサーコッペルカンパニー製の2号機関車は1972年(昭和47年)から数年間、西武山口線で運転されていたため馴染みのある方もいらっしゃることでしょう。

頚城鉄道の有蓋貨車
車庫内では有蓋貨車が保管されていました。





公開イベントでの動態保存運転の様子


前述のように動態保存列車はお昼休みを除く9:00~15:00で、ホジ3とDC92がそれぞれ1時間毎、合わせて30分毎の運行です。もちろん両方とも乗車させていただきましたが、50年近く前に消えた列車が奇跡の復活を果たし、実際に動き乗ることができるのはまさに感涙モノの素晴らしさです。特にホジ3はエンジンの鼓動を直接感じ、50年前に思いを馳せることができました。

一方で運転はなかなか一筋縄ではいかないようです。ホジ3はMTの自動車のように手動変速ですが、ギアがなかなか入らなかったり抜けなかったりと、車両の古さもあって運転は簡単ではなさそうです。

おまけに運転方向を変える際は床下に潜っての操作が必要で、短距離で折り返す現在の動態保存運転では大変な手間で、動態保存運転に携わっている方々には誠に頭が下がります。

ところで本日の来場者は229名とのこと、ホジ3と無蓋貨車が人気のようで発車までに満席となってしまうこともありましたので、時間に余裕をもって訪問したいです。

DC92が牽引する動態保存列車
DC92が牽引する動態保存列車です。客車より無蓋貨車の方が人気です。なおこの編成で機関車側が順光になるのは午前中です。(2018.6.17 13:06)





頸城鉄道歴史資料館(旧頸城鉄道本社)と車輌展示資料館(旧機関庫)
左側の建物が頸城鉄道歴史資料館(旧頸城鉄道本社)、右側が車輌展示資料館(旧機関庫)です。廃線後50年、このような建物が残されていたことは偶然なのかわかりませんが、驚きに値します。なお、往時の写真と見比べると、手前の空き地に百間町の駅舎があり右側の道路部分が本線で手前側に新黒井方面へと線路が伸びていました。

頸城鉄道歴史資料館(旧頸城鉄道本社)内部
頸城鉄道歴史資料館(旧頸城鉄道本社)内部は綺麗に整備され、貴重な資料が展示されています。頚城自動車㈱の祖業である「鉄道」を大切にする姿勢が伝わってきます。

くびき野レールパークの南側の田園地帯
レールパークの南側には田園地帯が広がっています。



頚城バスに乗ってくびき野レールパークを後に


動く国宝級文化財をこの目にすることができ、感動の時間を過ごしました。名残り惜しいのですが、最終運転を前に午後3時前には出立し「上名柄バス停」を目指して歩き始めます。

往路に利用した海洋センター発直江津行バスは、12:05の次が16:38発となり少し待ち時間があります。そこで、くびき野レールパークより2㎞ほど離れたところにある上名柄バス停から、15:27発のバスに乗り直江津駅には15:46着というプランを立てました。

田園地帯の気持ちの良い道を30分弱歩き、農協や郵便局がある集落の中に上名柄バス停はありました。周囲に飲料の自動販売機はありますが、コンビニや食料品店はないので要注意です。国道153号線で直江津と浦川原を結ぶこの路線バス、北越急行開業前は幹線的路線だったとも推測されますが、現在は上名柄から直江津方面へは7本の運行(休日)です。

上名柄バス停に到着する頸城バス
上名柄バス停に到着する直江津方面行の頸城バス。車内にお客さんの姿はありませんでした。その後、市街地で2名の乗客を迎えましたが採算的には厳しいと推察されます。450円、20分の乗車で直江津駅前に到着です。(2018.6.17 15:28)

頸城バスのバスコレクション
直江津駅前のバス案内所で頸城バスのバスコレクションを販売していました。第21弾の一般流通品のようですが、本日はお世話になったので記念に1個購入します。1個1000円、500個限定だそうです。

頸城バスのバスコレクションのシリアル番号
よく見てみるとシリアル番号があり、この点は一般流通品と異なるようです。

直江津駅の駅舎
橋上化されて久しい直江津駅駅舎です。すぐ横にバスの乗り場と案内所があります。北陸新幹線開業後は、えちごトキめき鉄道が管理する駅となりました。


直江津から名古屋まで駅弁2個食べて帰宅


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