丸瀬布で雨宮号の雪中運行を撮影

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夕張から丸瀬布、そして新十津川へ(その5)・・・丸瀬布で雨宮号の雪中運行を撮影

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は北海道の旅。夕張から丸瀬布、そして新十津川への乗り鉄・撮り鉄旅行記です。


鹿ノ谷駅で夕張支線を撮影
路線バスで南清水沢駅と清水沢駅へ
夕張駅へ
遠軽のいこいの森へSLを求めて
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丸瀬布から旭川へ
石狩月形から新十津川へ札沼線の旅
冬の新十津川駅を訪問





丸瀬布いこいの森で蒸気機関車雨宮21号を撮影


前置きが長くなりましたが、いよいよ走行写真の撮影に臨みます。軌道の全長2㎞で列車は13分で1周とのことで、急げば複数個所での撮影も可能と思われましたが、雪の中で転倒しても悲しいので無理はしませんでした。


駅に停車中の列車です。本日は10:00から12:00まで30分毎の運行、一人500円で客車に乗車することもできます。なお客車は岡山県にあった旧井笠鉄道のもので、機関車に劣らない由緒正しい車両です。


武利川の鉄橋を渡り駅に向かう列車です。ここは無料エリアで、バスを降りてすぐにやってきた列車を撮影しました。(2018.12.9 10:36)


駅を出発して半周し、再び駅を通過し分岐点を行く列車を撮影。吹雪が激しくなってきました。(2018.12.9 11:07)


上の写真と同じ列車を郷土資料館横から望遠レンズで撮影。小さな機関車ながらも迫力満点です。(2018.12.9 11:10)


同じ列車を手前で撮影。この付近はかつて存在した森林鉄道の線路跡を利用しているそうです。(2018.12.9 11:10)


いこいの村内の軌道をゆっくり進む姿は長閑そのものです。(2018.12.9 11:33)


資料館とは反対側となる最深部のカーブで撮影。撮影隊が集まる撮影ポイントでは盛大に煙を吐き出すサービスが行われました。列車がまるごと隠れてしまうほどの大迫力の煙です。(2018.12.9 11:34)


同じ列車をアップで撮影。間近で生きている蒸気機関車を眺めることができるとは、ホントに素晴らしいことです。はるばる名古屋からやってきた甲斐がありました。 (2018.12.9 11:34)


前述のように客車も由緒正しい車両、本日は乗車する時間がなかったのが非常に残念でした。(2018.12.9 11:34)


今回の卒寿記念雪中特別運行イベント最後の列車は、再び資料館付近から撮影。吹雪は更に激しくなりましたが、機関車は力強く前進します。(2018.12.9 12:10)


本日の運行を終えて入換作業中の雨宮21号です。絵になります。


入換作業が続きます。この編成は森林鉄道を彷彿とさせます。客車も北見営林局で使用された由緒正しい森林鉄道用車両です。(2018.12.9 12:24)


小型ながらも整ったスタイルの雨宮21号です。この機関車は1928年(昭和3年)に東京の雨宮製作所で製造され、今年で80歳の卒寿を迎えています。丸瀬布の武利意森林鉄道で使用され廃車された後、丸瀬布町(当時)が譲り受け1980年(昭和55年)には動態保存となりました。蒸気機関車の動態保存としては歴史が古く、非常に先見の明があったのではないでしょうか。


このディーゼル機関車は鶴居村営軌道で使用されていたもので、動態保存されています。 最近になって北見営林署から木曽森林鉄道に移動した後、廃車となり愛知県で保存されていたディーゼル機関車が搬入され、ますますここ「丸瀬布いこいの村」から目が離せません。


蒸気圧が下がってから蒸気の噴出しが行われます。善男善女が見守ります。先ほどの吹雪から一転して晴れ間がのぞきます。


蒸気の噴出しです。かなり遠くまで蒸気が噴出します。(2018.12.9 12:55)


小さな機関車ですが、迫力は満点です。数分間で蒸気が完全に噴出されると、機関車は自走できなくなります。


鶴居村ディーゼル機関車にけん引されて、絵本にありそうなかわいい機関庫に収納されます。来年(2019年)4月下旬の運転再開まで整備が続けられるそうです。





このイベントは最大限「撮影」に配慮されており、私としては非常に満足度の高いものとなりました。最初は高いと感じた特別運行協力金も高い満足感がそれを吹き飛ばしました。

こうした協力金や特設撮影場所の場所代については意見の分かれるところかも知れませんし、イベント自体の収支もわかりませんが、「撮影」に対して意識高い系の皆様が満足し納得できたのなら成功だったのではないでしょうか。

公共交通機関である一般の鉄道では難しいでしょうが、協力金により主催者側に利益が生み出されるとともに、参加者の満足度が高いものとなればこうした手法は充分に受け入れられるのでは、と感じました。

私にとっては20年以上振りの丸瀬布訪問となりましたが、その素晴らしさを再認識しました。また雪のない通常営業のシーズンにゆっくりと訪れたいです。

今回はJR特急の丸瀬布駅臨時停車に助けられましたが、片道あるいは往復を特急バス利用とすれば、旭川から公共交通機関による日帰り訪問も十分に可能です。その場合はこんな感じになります。


往路 【特急バス】旭川9:45→丸瀬布11:39 【町営バス】丸瀬布駅12:05→いこいの村12:20
復路 【町営バス】いこいの村16:28→丸瀬布16:45 【石北本線普通】丸瀬布17:00→旭川19:50


丸瀬布から旭川へ


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