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再び急行「はまなす」の旅(その7):津軽鉄道のストーブ列車&放置車両を撮影
主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。2016年3月6日(日)から3月8日(火)にかけて、昨年12月に続き、再び急行「はまなす」に乗ってきましたので、その様子をお知らせします。
⇒石勝線夕張支線と、鹿ノ谷駅・清水沢駅
⇒石勝線の廃止駅、十三里駅・東追分駅
⇒急行はまなす、既に思い出の旅に
⇒廃止の特急白鳥(485系&スーパー白鳥)を撮影
⇒津軽線大平駅&奥津軽いまべつ駅の様子
⇒津軽鉄道ストーブ列車の料金、朝からスルメとビール
⇒津軽鉄道のストーブ列車&放置車両を撮影(←今ここ)
五農校前駅に到着する津軽五所川原行き。これは今活躍している車両。
●なお、津軽鉄道に関しては、2019年にも現地を再訪しています。その際に津軽五所川原駅などで撮影活動を行った時の様子は、以下のページに記しました。あわせて参考にしてください。
⇒参考:津軽五所川原での撮影
津軽中里駅から折り返し、10:26発の津軽五所川原行に乗車。もちろん往路と同じ編成ですが、ビールを飲み過ぎるといけないので、ストーブ客車ではなく、「走れメロス」車両に乗ります。
津軽中里駅。駅舎右側は、以前はスーパーでしたが、今は物産コーナーです。
時間的な制約もあり、津軽五所川原~嘉瀬で撮影をしなくてはなりませんが、五農校前から津軽中里までは線路がほぼ南北に通っている中、撮影する次のストーブ列車は津軽中里行でほぼ北向きに走っていきます。どこで撮っても逆光です。
妙案も浮かばないので、岩木山が良く見えた津軽飯詰駅で下車することにします。この列車、津軽中里駅出発時点で地元客は3名程、金木駅で5~6名程度に増えたものの、利用状況は厳しそうです。
ストーブ客車も団体客はなさそうで、乗るなら先ほど私が乗った午前中の第151列車(津軽五所川原発9:20)と、折り返しのこの第152列車がいいように思いました。
そして、撮るのなら第153列車(津軽五所川原発11:40)以降の2往復のストーブ列車は、ディーゼル機関車牽引となり客車も2両となるのでお勧めです。
11:01、津軽飯詰駅到着。私以外に乗降客はなし。津軽飯詰駅を発車したストーブ列車。線路は残っていますが、列車交換はありません。
渋い駅名板。
無人化された駅舎。初めて訪れた頃は有人駅でした。
昭和の香りに包まれています。無人駅ですが、手入れや掃除が行き届いていて、荒れた感じはありません。
津軽飯詰までの切符は100円の2等切符でした。いつの印刷なのでしょうか。現在は710円です。
撮影をするストーブ列車の到着まであと40分余り。どこで撮っても逆光です。ここでも妙案は浮かばず、とりあえず(?)隣の五農高前駅まで、それほど遠くなさそうなので、歩くことにします。
3月の青森で快晴とは予想外の展開です。これなら夕方の新幹線にして、もっと津軽鉄道を楽しめばよかったと後悔です。…などど考えているうちに、五農高前駅まで来てしまいました。この辺りで撮影をすることにします。(先に掲載した津軽飯詰駅の地図をご覧ください。隣駅です。)
高速道路が邪魔ですが、岩木山を背景にストーブ列車が来ました。写真左側の五農高前駅に停車します。
五農高前駅を発車したストーブ列車。(11:49)
後追いで。旧型車両の屋根に、ダルマストーブの煙突が突き出ている姿がユニークです。
逆光で今一歩の写真でしたが、久々の津軽鉄道は本当に素晴らしかったです。私は津軽鉄道のためにこれからも、青森県を訪れることでしょう。裏を返せば、津軽鉄道がもし無ければ青森県を訪れる理由も無くなるワケで、津軽鉄道の価値は単なる移動手段以上のものがあると感じました。
津軽鉄道五農校前駅。
青森駅で朝入手した「青森海鮮ちらし寿司」(幸福の寿し本舗・950円)をいただきます。
状態の厳しいキハ22。津軽五所川原で。
国宝級ラッセル車キ101(1933年国鉄大宮工場製)。ホームの先が立入禁止でお顔を拝むことが出来ません。このような貴重な車両は、是非とも積極的に展示する工夫をしてほしいものです。この車両の価値に気が付いていないのなら残念です。
元西武鉄道の電車を改造した客車ナハフ1200。こちらも厳しい状態です。
津軽鉄道津軽五所川原駅ホーム。
翌日は仕事。あまり遅くならないうちに、名古屋へ帰らなくてはなりません。そこで乗車したのは新青森14:38発の「はやぶさ24号」、東京乗継で名古屋着は20:04。所要時間は5時間半です。早い!
新幹線に旅情はありませんが、そのスピードはやはり便利で、その便利さを享受してしまうともう後戻りは出来ません。しかし、新幹線の時代になっても、夜札幌に居て、翌朝青森に居るということは不可能です。急行「はまなす」の廃止は、郷愁以上に不便になるという点で非常に残念です。
ところで、「カシオペア」がツアー列車で再び北海道に乗り入れるとのこと。この報に接し、皆様も同じ思いと察しますが、「北斗星」は存続できたのでは…と感じました。
開放型B寝台はなかなか今日のニーズには合いませんが、B個室、A個室なら十分なので、客車を新製してでも存続をしてほしかったです。クルージングトレインも否定はしませんが、時刻表に載らない列車は旅には使えません。
さらに北海道は、その車窓風景が十分な観光資源です。北海道こそ観光列車が必要であり需要もあり、新幹線開業も大きなチャンスであるように感じますが、昨今は逆に縮小傾向です。JR北海道、事故が続いた影響か、その辺りが委縮しているとしたら非常に残念です。
ということで、祝!北海道新幹線開業、とともに時刻表に載る北海道行夜行列車の復活を願います。(2016年6月5日、長万部~静狩で撮影)
さて、帰路は五能線でも間に合いますが、新青森駅での接続時間が短いため、再びバスで新青森駅へ向かいます。繰り返しになりますが、青森から五所川原へはバスの利用が断然便利です。
津軽鉄道の時刻表(配布用とホームページの印刷用)には、五能線の接続列車が記載されていますが、対青森に関してはバスの時刻を掲載した方が便利なような気もします。
早すぎてあまり車窓の印象は残りませんでしたが、予定通り20:04に名古屋着。ともあれ、是非一度は新幹線で函館に行きたいものです。それ以上に、青森の魅力を再発見した旅でもありました。
「はやぶさ24号」に乗車。新青森駅で。
3月25日までは終着駅でした。奥津軽いまべつ駅がシールで隠されています。
ポイント特典でグリーン車に乗りました。混雑していない東海道新幹線は貴重な体験です。これは禁断の味です。津軽鉄道に郷愁を感じたその日に、グリーン車で大名旅行です・・・。
新青森駅で入手した大館駅弁「特上鶏めし弁当」(花善・1,100円)をいただきます。グリーン車は車内照明の色が違うのですね。
(以上、今回の旅、おしまい)
⇒石勝線夕張支線と、鹿ノ谷駅・清水沢駅
⇒石勝線の廃止駅、十三里駅・東追分駅
⇒急行はまなす、既に思い出の旅に
⇒廃止の特急白鳥(485系&スーパー白鳥)を撮影
⇒津軽線大平駅&奥津軽いまべつ駅の様子
⇒津軽鉄道ストーブ列車の料金、朝からスルメとビール
⇒津軽鉄道のストーブ列車&放置車両を撮影(←今ここ)
五農校前駅に到着する津軽五所川原行き。これは今活躍している車両。
●なお、津軽鉄道に関しては、2019年にも現地を再訪しています。その際に津軽五所川原駅などで撮影活動を行った時の様子は、以下のページに記しました。あわせて参考にしてください。
⇒参考:津軽五所川原での撮影
ストーブ列車を撮影したい!
津軽中里駅から折り返し、10:26発の津軽五所川原行に乗車。もちろん往路と同じ編成ですが、ビールを飲み過ぎるといけないので、ストーブ客車ではなく、「走れメロス」車両に乗ります。
津軽中里駅。駅舎右側は、以前はスーパーでしたが、今は物産コーナーです。
時間的な制約もあり、津軽五所川原~嘉瀬で撮影をしなくてはなりませんが、五農校前から津軽中里までは線路がほぼ南北に通っている中、撮影する次のストーブ列車は津軽中里行でほぼ北向きに走っていきます。どこで撮っても逆光です。
昭和の香り・・・津軽鉄道津軽飯詰駅
妙案も浮かばないので、岩木山が良く見えた津軽飯詰駅で下車することにします。この列車、津軽中里駅出発時点で地元客は3名程、金木駅で5~6名程度に増えたものの、利用状況は厳しそうです。
ストーブ客車も団体客はなさそうで、乗るなら先ほど私が乗った午前中の第151列車(津軽五所川原発9:20)と、折り返しのこの第152列車がいいように思いました。
そして、撮るのなら第153列車(津軽五所川原発11:40)以降の2往復のストーブ列車は、ディーゼル機関車牽引となり客車も2両となるのでお勧めです。
11:01、津軽飯詰駅到着。私以外に乗降客はなし。津軽飯詰駅を発車したストーブ列車。線路は残っていますが、列車交換はありません。
渋い駅名板。
無人化された駅舎。初めて訪れた頃は有人駅でした。
昭和の香りに包まれています。無人駅ですが、手入れや掃除が行き届いていて、荒れた感じはありません。
津軽飯詰までの切符は100円の2等切符でした。いつの印刷なのでしょうか。現在は710円です。
五農高前駅にて、津軽鉄道のストーブ列車を撮影
撮影をするストーブ列車の到着まであと40分余り。どこで撮っても逆光です。ここでも妙案は浮かばず、とりあえず(?)隣の五農高前駅まで、それほど遠くなさそうなので、歩くことにします。
3月の青森で快晴とは予想外の展開です。これなら夕方の新幹線にして、もっと津軽鉄道を楽しめばよかったと後悔です。…などど考えているうちに、五農高前駅まで来てしまいました。この辺りで撮影をすることにします。(先に掲載した津軽飯詰駅の地図をご覧ください。隣駅です。)
高速道路が邪魔ですが、岩木山を背景にストーブ列車が来ました。写真左側の五農高前駅に停車します。
五農高前駅を発車したストーブ列車。(11:49)
後追いで。旧型車両の屋根に、ダルマストーブの煙突が突き出ている姿がユニークです。
逆光で今一歩の写真でしたが、久々の津軽鉄道は本当に素晴らしかったです。私は津軽鉄道のためにこれからも、青森県を訪れることでしょう。裏を返せば、津軽鉄道がもし無ければ青森県を訪れる理由も無くなるワケで、津軽鉄道の価値は単なる移動手段以上のものがあると感じました。
駅弁、青森海鮮ちらし寿司を頂く
津軽鉄道五農校前駅。
青森駅で朝入手した「青森海鮮ちらし寿司」(幸福の寿し本舗・950円)をいただきます。
五所川原駅に放置された、津軽鉄道の車両たち
状態の厳しいキハ22。津軽五所川原で。
国宝級ラッセル車キ101(1933年国鉄大宮工場製)。ホームの先が立入禁止でお顔を拝むことが出来ません。このような貴重な車両は、是非とも積極的に展示する工夫をしてほしいものです。この車両の価値に気が付いていないのなら残念です。
元西武鉄道の電車を改造した客車ナハフ1200。こちらも厳しい状態です。
津軽鉄道津軽五所川原駅ホーム。
【乗車データ】 ・青森駅7:13→五所川原駅8:20頃 (弘南バス) ・津軽五所川原9:20→津軽中里10:05 オハ46-2 2両 ・津軽中里10:26→津軽飯詰11:01 津軽21-104 2両 ・五農校前12:25→津軽五所川原12:31 津軽21-103 1両 |
今回の、北海道~青森の旅を総括する
翌日は仕事。あまり遅くならないうちに、名古屋へ帰らなくてはなりません。そこで乗車したのは新青森14:38発の「はやぶさ24号」、東京乗継で名古屋着は20:04。所要時間は5時間半です。早い!
新幹線に旅情はありませんが、そのスピードはやはり便利で、その便利さを享受してしまうともう後戻りは出来ません。しかし、新幹線の時代になっても、夜札幌に居て、翌朝青森に居るということは不可能です。急行「はまなす」の廃止は、郷愁以上に不便になるという点で非常に残念です。
ところで、「カシオペア」がツアー列車で再び北海道に乗り入れるとのこと。この報に接し、皆様も同じ思いと察しますが、「北斗星」は存続できたのでは…と感じました。
開放型B寝台はなかなか今日のニーズには合いませんが、B個室、A個室なら十分なので、客車を新製してでも存続をしてほしかったです。クルージングトレインも否定はしませんが、時刻表に載らない列車は旅には使えません。
さらに北海道は、その車窓風景が十分な観光資源です。北海道こそ観光列車が必要であり需要もあり、新幹線開業も大きなチャンスであるように感じますが、昨今は逆に縮小傾向です。JR北海道、事故が続いた影響か、その辺りが委縮しているとしたら非常に残念です。
ということで、祝!北海道新幹線開業、とともに時刻表に載る北海道行夜行列車の復活を願います。(2016年6月5日、長万部~静狩で撮影)
さて、帰路は五能線でも間に合いますが、新青森駅での接続時間が短いため、再びバスで新青森駅へ向かいます。繰り返しになりますが、青森から五所川原へはバスの利用が断然便利です。
津軽鉄道の時刻表(配布用とホームページの印刷用)には、五能線の接続列車が記載されていますが、対青森に関してはバスの時刻を掲載した方が便利なような気もします。
早すぎてあまり車窓の印象は残りませんでしたが、予定通り20:04に名古屋着。ともあれ、是非一度は新幹線で函館に行きたいものです。それ以上に、青森の魅力を再発見した旅でもありました。
「はやぶさ24号」に乗車。新青森駅で。
3月25日までは終着駅でした。奥津軽いまべつ駅がシールで隠されています。
大館駅弁「特上鶏めし弁当」を東海道新幹線で頂く
ポイント特典でグリーン車に乗りました。混雑していない東海道新幹線は貴重な体験です。これは禁断の味です。津軽鉄道に郷愁を感じたその日に、グリーン車で大名旅行です・・・。
新青森駅で入手した大館駅弁「特上鶏めし弁当」(花善・1,100円)をいただきます。グリーン車は車内照明の色が違うのですね。
【乗車データ】 ・五所川原駅13:00→新青森駅13:59 (弘南バス) ・新青森14:38→東京18:04 E526-127 10両→17両 ・東京18:23→名古屋20:04 718-37 16両 |
(以上、今回の旅、おしまい)