●参考になりましたら、シェアしていただけるとサイト運営の励みになります!
再び急行「はまなす」の旅(その6):津軽鉄道ストーブで朝からスルメとビール
主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。2016年3月6日(日)から3月8日(火)にかけて、昨年12月に続き、再び急行「はまなす」に乗ってきましたので、その様子をお知らせします。
⇒石勝線夕張支線と、鹿ノ谷駅・清水沢駅
⇒石勝線の廃止駅、十三里駅・東追分駅
⇒急行はまなす、既に思い出の旅に
⇒廃止の特急白鳥(485系&スーパー白鳥)を撮影
⇒津軽線大平駅&奥津軽いまべつ駅の様子
⇒津軽鉄道ストーブ列車の料金、朝からスルメとビール(←今ここ)
⇒津軽鉄道のストーブ列車&放置車両を撮影
この旅も今日が最終日。夜までに名古屋に帰らなくてはなりません。それまでに、津軽鉄道の「ストーブ列車」に乗ることにします。
青森から津軽鉄道の起点である五所川原駅までは、JR奥羽本線~五能線の利用が思い浮かびますが、五能線の列車本数が余りに少なく非常に不便です。そこで、弘南バスの青森五所川原線で移動することにします。

青森駅前の9番乗り場から出発。
この路線バスは青森市内の弘南バス青森営業所から市中心部を通り、青森駅前から国道7号、国道101号を経由して五所川原駅前に至ります。青森駅前から五所川原駅前までの所要時間は1時間ほど。新青森駅を通り、本数も1時間に1~2本あるので、利用価値は大きいです。
青森駅前発7:13のバスで出発。お客さんは軽く座席が埋まる程度で、青森市内で降りる方もいらっしゃいますが、多くが五所川原市街までの乗車だったことに少々驚きました。
また、発車後のバス車窓から、青森市内では反対の青森市街方面のバス停に多くのお客さんが待っている姿が見られ、路線バスが生活の足としてしっかり根付いていることを実感しました。

8:20頃、五所川原駅前に到着。1,090円でした。

昔から変わらない津軽鉄道津軽五所川原駅。

五所川原駅前広場の一角には立派なバス待合所があります。切符売り場や立ち食いうどんがあり、JR駅よりも賑わっていました。

弘南バス青森行の時刻表。
ストーブ列車の発車まで1時間ほどあります。ちょうど到着する津軽鉄道の列車があるので、撮影をすることにします。

お宝がゴロゴロの津軽鉄道津軽五所川原駅構内。踏切から撮影。しかしこれ以上接近遭遇はできません。

腕木式信号機健在。津軽五所川原駅付近で。左下は津軽の名山、岩木山。

津軽五所川原駅に到着する「走れメロス号」。

昔から変わらない毛筆の津軽五所川原駅時刻表。しかし列車本数は減りました。
ストーブ列車の発車時刻が近づき、駅に戻ると待合室は海外からの旅行者で賑わっています。知らないうちに世界に通じる観光資源となっているようです。ストーブ列車としては、今日は好天で割合暖かいのが残念です。
以前はなかったストーブ列車券400円と、一日乗車券の類はなさそうなので、津軽中里まで850円の片道乗車券(いずれも硬券)を購入して乗車します。


9:20発のストーブ列車は、ディーゼルカーと客車の2両編成です。
ストーブ列車です。

オハ46-2で運行です。

ストーブ列車、オハ46-2の車内。まさに国宝級の旧型客車に乗車できること自体が貴重です。客車の前後で団体客と個人客でスペースが区分されています。
これがダルマストーブ。客車内に2台設置されています。
海外の団体客が20名程、個人客が10名程。客車内でそれぞれスペースが区分されているのは、なかなか行き届いた配慮です。
9:20、ゆっくりとストーブ列車は発車します。もう、旧型客車の乗ることが出来るだけで大満足なのですが、この列車、車掌さんの他にアテンダントさんと車内販売の方が乗務しています。
車内でスルメを販売していて、これをアテンダントさんがストーブで焼いてくれる仕組み。まだ朝ですが、私はついついビールとともに買い求めてしましました。

スルメです。

朝からビールとスルメ、最高です!!
これがいい!旧型客車に揺られてビールとアツアツのスルメをいただくのは、まさに至福のひとときです。前にストーブ列車に乗ったのは、10年以上前になるでしょうか、当時はこのような嬉しいサービスはありませんでした。ストーブ列車券400円以上の価値はあります。
アテンダントさんの車窓案内も要所を押さえ、内容も興味深くて素晴らしいものでした。豪華さとは無縁ですが、観光列車としての満足度は豪華列車に負けません。
古い車両の維持管理は難しいことでしょうが、こうした価値に気が付き、さらに付加価値まで加えて「ストーブ列車」を運行し続ける津軽鉄道の心意気に乾杯。…ということでもう1本ビールをいただきたいところですが、終点が近づいてきました。

嘉瀬駅留置のキハ22「しんご号」(?)。状態は厳しいです。本人も塗り直したいと言っているとかいないとか…。

列車交換で金木駅停車中のストーブ列車。ディーゼルカーが客車を牽引するスタイルも貴重。すべてが貴重な「ストーブ列車」です。なお、他の2往復はディーゼル機関車が牽引します。
10:05、終点の津軽中里駅に到着。南部縦貫鉄道が消え、下北交通の列車が消え、十和田観光電鉄が消え、寝台特急「あけぼの」が消え、そして急行「はまなす」が消えます。
もう青森に来るほどの魅力はないかも…と最近は考えていましたが、ここに津軽鉄道がありました!「ストーブ列車」、また次のシーズンには是非とも乗りに来たい、青森は近くないですが、「ストーブ列車」には十分その価値と魅力があります。

津軽中里駅到着後、すぐに機回しが行われます。
発車を待つ、折り返し津軽五所川原行。先頭の「走れメロス号」は乗車券のみで利用できます。
⇒続き:津軽鉄道ストーブ列車を撮影(準備中)
⇒参考:簡易宿泊施設・小坂鉄道のブルートレインあけぼのの宿泊体験談はコチラ
⇒石勝線夕張支線と、鹿ノ谷駅・清水沢駅
⇒石勝線の廃止駅、十三里駅・東追分駅
⇒急行はまなす、既に思い出の旅に
⇒廃止の特急白鳥(485系&スーパー白鳥)を撮影
⇒津軽線大平駅&奥津軽いまべつ駅の様子
⇒津軽鉄道ストーブ列車の料金、朝からスルメとビール(←今ここ)
⇒津軽鉄道のストーブ列車&放置車両を撮影
青森駅から五所川原駅まで、弘南バスで移動
この旅も今日が最終日。夜までに名古屋に帰らなくてはなりません。それまでに、津軽鉄道の「ストーブ列車」に乗ることにします。
青森から津軽鉄道の起点である五所川原駅までは、JR奥羽本線~五能線の利用が思い浮かびますが、五能線の列車本数が余りに少なく非常に不便です。そこで、弘南バスの青森五所川原線で移動することにします。

青森駅前の9番乗り場から出発。
この路線バスは青森市内の弘南バス青森営業所から市中心部を通り、青森駅前から国道7号、国道101号を経由して五所川原駅前に至ります。青森駅前から五所川原駅前までの所要時間は1時間ほど。新青森駅を通り、本数も1時間に1~2本あるので、利用価値は大きいです。
青森駅前発7:13のバスで出発。お客さんは軽く座席が埋まる程度で、青森市内で降りる方もいらっしゃいますが、多くが五所川原市街までの乗車だったことに少々驚きました。
また、発車後のバス車窓から、青森市内では反対の青森市街方面のバス停に多くのお客さんが待っている姿が見られ、路線バスが生活の足としてしっかり根付いていることを実感しました。

8:20頃、五所川原駅前に到着。1,090円でした。
昔から変わらない、津軽鉄道五所川原駅

昔から変わらない津軽鉄道津軽五所川原駅。

五所川原駅前広場の一角には立派なバス待合所があります。切符売り場や立ち食いうどんがあり、JR駅よりも賑わっていました。

弘南バス青森行の時刻表。
ストーブ列車の発車まで1時間ほどあります。ちょうど到着する津軽鉄道の列車があるので、撮影をすることにします。

お宝がゴロゴロの津軽鉄道津軽五所川原駅構内。踏切から撮影。しかしこれ以上接近遭遇はできません。

腕木式信号機健在。津軽五所川原駅付近で。左下は津軽の名山、岩木山。

津軽五所川原駅に到着する「走れメロス号」。

昔から変わらない毛筆の津軽五所川原駅時刻表。しかし列車本数は減りました。
津軽鉄道ストーブ列車、国宝級の旧型客車オハ46-2に乗車
ストーブ列車の発車時刻が近づき、駅に戻ると待合室は海外からの旅行者で賑わっています。知らないうちに世界に通じる観光資源となっているようです。ストーブ列車としては、今日は好天で割合暖かいのが残念です。
以前はなかったストーブ列車券400円と、一日乗車券の類はなさそうなので、津軽中里まで850円の片道乗車券(いずれも硬券)を購入して乗車します。


9:20発のストーブ列車は、ディーゼルカーと客車の2両編成です。

ストーブ列車です。

オハ46-2で運行です。

ストーブ列車、オハ46-2の車内。まさに国宝級の旧型客車に乗車できること自体が貴重です。客車の前後で団体客と個人客でスペースが区分されています。

これがダルマストーブ。客車内に2台設置されています。
津軽鉄道で、朝からスルメにビールで極楽旅行
海外の団体客が20名程、個人客が10名程。客車内でそれぞれスペースが区分されているのは、なかなか行き届いた配慮です。
9:20、ゆっくりとストーブ列車は発車します。もう、旧型客車の乗ることが出来るだけで大満足なのですが、この列車、車掌さんの他にアテンダントさんと車内販売の方が乗務しています。
車内でスルメを販売していて、これをアテンダントさんがストーブで焼いてくれる仕組み。まだ朝ですが、私はついついビールとともに買い求めてしましました。

スルメです。

朝からビールとスルメ、最高です!!
これがいい!旧型客車に揺られてビールとアツアツのスルメをいただくのは、まさに至福のひとときです。前にストーブ列車に乗ったのは、10年以上前になるでしょうか、当時はこのような嬉しいサービスはありませんでした。ストーブ列車券400円以上の価値はあります。
アテンダントさんの車窓案内も要所を押さえ、内容も興味深くて素晴らしいものでした。豪華さとは無縁ですが、観光列車としての満足度は豪華列車に負けません。
古い車両の維持管理は難しいことでしょうが、こうした価値に気が付き、さらに付加価値まで加えて「ストーブ列車」を運行し続ける津軽鉄道の心意気に乾杯。…ということでもう1本ビールをいただきたいところですが、終点が近づいてきました。

嘉瀬駅留置のキハ22「しんご号」(?)。状態は厳しいです。本人も塗り直したいと言っているとかいないとか…。

列車交換で金木駅停車中のストーブ列車。ディーゼルカーが客車を牽引するスタイルも貴重。すべてが貴重な「ストーブ列車」です。なお、他の2往復はディーゼル機関車が牽引します。
10:05、終点の津軽中里駅に到着。南部縦貫鉄道が消え、下北交通の列車が消え、十和田観光電鉄が消え、寝台特急「あけぼの」が消え、そして急行「はまなす」が消えます。
もう青森に来るほどの魅力はないかも…と最近は考えていましたが、ここに津軽鉄道がありました!「ストーブ列車」、また次のシーズンには是非とも乗りに来たい、青森は近くないですが、「ストーブ列車」には十分その価値と魅力があります。

津軽中里駅到着後、すぐに機回しが行われます。

発車を待つ、折り返し津軽五所川原行。先頭の「走れメロス号」は乗車券のみで利用できます。
⇒続き:津軽鉄道ストーブ列車を撮影(準備中)
⇒参考:簡易宿泊施設・小坂鉄道のブルートレインあけぼのの宿泊体験談はコチラ