津軽から名古屋に帰宅した記録

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弘南鉄道ラッセル車撮影記(その6)・・・津軽から名古屋に帰宅

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回はイベント運行された弘南鉄道のラッセル車撮影と津軽鉄道ストーブ列車の乗車記です。


今回の旅行記は複数ページに分けてご紹介しています。興味関心のあるところをお読みください。

とある雪の日の弘南鉄道
弘南鉄道のラッセル車特別運行を大雪の中で撮影
弘前城雪燈籠まつりを手短に見物
撫牛子駅で撮影活動
ストーブ列車2020・スルメを食べに
⇒津軽から名古屋に帰宅(←今ここ





津軽鉄道ストーブ列車を撮影


津軽中里までストーブ列車に乗車した後は、走行写真を撮影します。終点の津軽中里でストーブ列車は折り返し津軽五所川原行の発車まで1時間停車するため、その間に撮影ポイントへ移動することにします。

津軽鉄道の撮影ポイント(津軽中里付近)
津軽中里駅から徒歩約30分、2.3㎞の道程で撮影ポイントへ到着です。(津軽中里駅前にはタクシーもあります。)大沢内~深郷田間の国道339号線陸橋で撮影活動を実施します。「お立ち台」とあって同業者が3名いらっしゃいました。歩道があり、通行人は皆無なので安心安全に活動することができます。(⇒この撮影地については津軽鉄道のストーブ列車を撮影の記録ページを参考にして下さい

津軽五所川原行ストーブ列車
津軽五所川原行ストーブ列車です。昨年3月にもここで撮影しましたが、今回は積雪がある中で迫力ある写真を撮影することができました。(2020.2.10 13:39)

深郷田駅
撮影ポイントから800mほど歩き深郷田駅へやってきました。ここから列車に乗り津軽中里へ戻ります。深郷田駅は1面ホームで駅舎もないシンプルな無人駅です。

深郷田駅の駅名板
隣の大沢内駅から終点の津軽中里駅までが中泊町域で、その他の区間は五所川原市域 です。

深郷田駅から「走れメロス号」に乗車
深郷田駅から「走れメロス号」に乗ります。乗客は片手で数えることのできる数で、ここで下車した高校生が乗車する私を見て驚いたような表情を浮かべたのが印象的でした。 (2020.2.10 14:15)



津軽中里駅から奥津軽いまべつ駅までバスに乗車


北海道新幹線開業の2016年3月から、「奥津軽いまべつ駅・津軽中里駅間バス運行協議会」により、奥津軽いまべつ駅と津軽鉄道中里駅を結ぶ路線バス「あらま号」が運行されています。

この区間の移動に需要があるとは思えず、個人的にはすぐに廃止になってしまうのではと予想していました。実際に利用者は1便平均1人と想定以下のようですが、幸いにも現在も4往復が運行されています。今回はちょうど良い時間に発車するバスがあったので、乗ってみることにしました。

津軽中里駅前の中里タクシー
バスは津軽中里駅前の中里タクシー前から発車します。

あらま号
今別町の荒馬踊りにちなんだ名称の「あらま号」は弘南バスが運行を担当します。14:15発の奥津軽いまべつ駅行の乗客は私を含めて3名でした。


途中、集落のある薄市、十三湖に近い集落の今泉(以上中泊町)、大平(外ヶ浜町)と計3カ所にバス停が設けられています。いずれも奥津軽いまべつ駅行に対しては乗車専用、津軽中里駅行は降車専用の取り扱いです。しかし私が乗車した便では、途中での乗車はありませんでした。

あらま号
「やまなみライン」で峠を越え、定刻の15:15(冬期時刻)よりも10分以上早く終点の奥津軽いまべつ駅に到着しました。途中停留場は早発にならなかったのか気になります。所要1時間(所定)、1200円でした。 (2020.2.10 15:03)





奥津軽いまべつ駅


2016年3月26日に開業した北海道新幹線奥津軽いまべつ駅、開業直前と津軽今別駅時代にも降り立ったことがありますが、駅自体はともかく、何もない駅周辺の状況は変わりません。

奥津軽いまべつ駅
新幹線の駅ですが、周辺には何もありません。1日の平均乗車人数は約30名だそうです。駅前広場からはエレベーターか階段で3階まで上り、連絡通路で改札口へ向かいます。

奥津軽いまべつ駅の改札口
改札口付近です。JR北海道の駅で当然ながら有人で、みどりの窓口や自動改札機が完備しています。上下それぞれ7本の列車が停車します。 ちょうど東京行の列車が発着しましたが、乗降したお客さんはもとより、構内に人影はありませんでした。

奥津軽いまべつ駅から新幹線を見る
連絡通路から新青森方面を撮影。新幹線の保守基地があります。折しも東京行「はやぶさ30号」(当時)が発車したところで、15:35発で東京には19:04に到着、名古屋にも21時頃には着くことができます。まさに隔世の感があります。

奥津軽いまべつ駅から木古内方面と道の駅
同じく連絡通路から木古内方面を撮影します。中央に津軽線津軽二俣駅があり、隣接して「道の駅いまべつ」があります。

「道の駅いまべつ」内の「レストラン驛」の「たずな味噌ラーメン」
「道の駅いまべつ」内の「レストラン驛」にて「たずな味噌ラーメン」(820円)をいただきました。お客さんは私の他に1名のみ、この日は午前11時~午後4時までの営業で3時半がラストオーダーでした。

「道の駅いまべつ」内の「レストラン驛」のメニュー
今別特産メニューも食してみたいです。

「道の駅いまべつ」内の「レストラン驛」のメニュー
今別特産メニュー以外も充実しています。生ビールをいただくか悩みましたが、時間がないので断念。このうち、今別牛ステーキ、ハンバーグ定食、オムライス、カツカレー及びパスタは、月の平日のうち8日間は休止となります。お店自体は年始を除いて無休なのですが、調理人の休日なのでしょうか。



津軽二股から青森経由名古屋へ


本日は空路で名古屋へ帰る予定で、津軽線で青森に向かいます。

津軽線のキハ40系
津軽線蟹田行が津軽二股駅に到着します。1人降車、私を含めて2人乗車、いずれも鉄分濃い目の旅行者です。2両の車内は空きボックスの方が多い感じの乗客数ながらワンマンではなく、車掌さんから乗車券を購入することができました。なお終点の三厩駅は無人化されたそうです。(2020.2.10 15:51)

復刻国鉄色のキハ48-505
2両目は復刻国鉄色のキハ48-505でした。津軽線で運用されているキハ40系も秋田車両センター所属で、来年度(2020年度)に置き換えが予定されているそうです。ここ蟹田で701系の青森行普通列車に乗り換えとなります。(2020.2.10 16:19)

青森駅
青森到着時には日が暮れました。青森のひとつ手前の油川駅で多くの高校生が乗車し、青森駅構内も各方面に向かう高校生で賑わっていたのが印象的でした。青森駅前から18:00発の青森空港行連絡バスに乗車し、その4時間後には名古屋の自宅でお風呂に入っていましたので、飛行機は早くて快適です。しかし寝台特急が健在ならば間違いなく列車を選ぶことでしょう。

小牧空港のFDA
定刻より少し前に名古屋(小牧)空港に到着。タラップから地上に降りると、あとはフラットでバス乗り場まで移動できる気楽さと、名古屋の中心部までバスで20~30分という便利さが名古屋(小牧)空港の利点です。(2020.2.10 20:43)

青森駅弁「青森海鮮ちらし寿司」
夕食は青森駅弁「青森海鮮ちらし寿司」(㈲幸福の寿し本舗・1100円)をいただきました。さすがに午後5時過ぎの時点では、青森の駅舎内コンビニNewDaysに駅弁は2種類計3個があるのみでした。

青森駅弁「青森海鮮ちらし寿司」
何度も食しているお弁当ですが、毎度美味しくいただいております。


冬の青森の旅は、度々実行していますがいつも静かで深い感動があります。特に津軽鉄道のストーブ列車は乗るたびに心が癒され、そして飽きません。すべて本物である点は、まさに世界に誇ることのできる観光資源であり文化財でしょう。これからも末永い存続を願ってやみません。

今回は「鉄」としては忸怩たる思いながら往復航空機利用だったのですが、やはり便利でした。シーズンオフなのか航空券も比較的安く、名古屋と青森の距離がいろいろな面で縮まったのでした。今回は乗車できなかった弘南鉄道大鰐線を含めて、また青森を旅したいものです。


【乗車記録】

・深郷田14:05→津軽中里14:08 津軽21-104 1両
・津軽中里駅14:15→奥津軽いまべつ駅15:03(定刻15:15)(弘南バス)  
・津軽二股15:51→蟹田16:16 キハ48-505 2両  
・蟹田16:25→青森17:13 クハ700-212 2両  
・青森駅18:00→青森空港18:35 (JRバス東北)  
・青森19:15→名古屋(小牧)20:35(定刻20:45) FDA368便  
・名古屋空港21:00→名古屋駅21:30 (あおい交通バス)


(今回の旅はこれでオシマイ)


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