只見線に、会津若松から会津川口まで乗車まで乗車した時の記録

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只見線と代行バスの旅(その3):只見線・会津川口まで乗車

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。

昨年(2016年)12月、只見線を旅したのですが、会津若松から乗車したところ、倒木により只見~小出間が運休となり、会津川口から引き返すという事態になりました。無念でした。

このままでは成仏できません。(?) そこで2017年4月、余った青春18きっぷを利用して、再び只見線乗車にチャレンジしてきました。



ホームライナー静岡&熱海発黒磯行き・直通列車の旅
1日目に食べた駅弁
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只見線・不通区間の代行バスの旅
只見線・只見駅から小出駅まで乗車
小出から糸魚川まで北陸本線ルートで移動
大糸線・糸魚川駅から南小谷駅まで乗車
南小谷駅から名古屋まで帰宅
2日目に食べた駅弁





只見線の会津川口行きに乗車


会津若松6:00発の只見線に乗車し、小出、長岡、直江津、糸魚川、松本を経由しながら、18きっぷ利用(直江津~糸魚川は別途運賃必要)で当日中に名古屋へ到着することができるスペシャルなプランを「発見」。

これを実行すべく昨年12月11日に会津若松 6:00発の会津川口行に乗車したところ、倒木のため、只見~小出間が午前中運休とのことで、泣く泣く引き返し、会津鉄道~野岩鉄道~東武鉄道経由で名古屋へ帰ったのでした。

久々に乗った会津鉄道の車窓は、それはそれで新鮮で良かったのですが、どうもやはりすっきりしない気分のまま、日々暮らしておりました。心残りのまま、只見線沿線で地縛霊となってしまって、ご迷惑をおかけするのは忍びません。

そこで18きっぷも残っており、ダイヤ改正後も各列車に大きな時刻変更はなさそうなので、本日(2017年4月2日(日))、再チャレンジすることにしました。

会津若松駅の外観
早朝、6時前の会津若松駅。先ほどホテルから駅前広場を眺めていたら夜行バスが到着していました。新宿23:00で会津若松駅5:20到着、只見線乗車にも使えそうです。

夜7時の時点の会津若松駅の駅弁売り場
駅舎内のコンビニは6:20からの営業で、只見線始発列車には間に合いません。駅から少し離れた場所には24時間営業のコンビニもありますが。 ちなみにキオスクの駅弁も昨夜到着時(午後7時)には、全て売り切れでした。(上の写真) もちろん、早朝6時はまだ開店前です。

会津川口行はキハ40(会津若松駅にて)
6:00発会津川口行はキハ40の2連。先頭車、キハ40-2021は小牛田運輸区からの転入車で、ワンマン化改造されており、側面に出入口等の表示窓があります。(只見線ではワンマン運転は行っていません。)

キハ40-2021(只見線のボックスシート)
先頭車、キハ40-2021は、小牛田運輸区配置時に片側1人掛シートに改造されました。下り会津川口行では1人掛側が進行方向右側になります。(終点到着時に撮影。)

キハ40-582(只見線のロングシート)
後部、キハ40-582は新津運輸区からの転入車で、ロングシート化改造されています。 (会津若松発車前に撮影。)  


12月に乗った時は真っ暗でしたが、今日は最初から車窓が楽しめます。列車は先頭車が片側1人掛シート車、後部はなんとロングシート車。

ここ2~3年、只見線運用車の所属する郡山車両センターには、小牛田や新津から、機関換装及び冷房化改造された車両が転入しており、結果として原形車が少なくなっているようです。

レイルマガジン2016年4月号の記事による同年1月現在の配置表によると、ロングシート車が7両、片側1人掛シート車が2両、原形車(クロスシート)が8両となっています。

只見線の列車は2両編成が主体(沿線高校の登校日は最大4両まで編成されます。)で、もし双方ともロングシート車となれば、「乗り鉄」としてはがっかりです。

今日は日曜日、お客さんは12名、大半が「鉄分」濃い目の旅行者のようで、当然、全員が先頭のクロスシート車に乗車しています。私も今後の車窓風景を考慮して、右側の1人掛シートに座ります。

只見線から眺めた飯豊連峰
会津本郷~会津高田間の車窓。今日は晴天、車窓から飯豊方面の山々を望むことができました。  


会津若松を出発し、早くも1名下車した西若松を出て市街地を抜けると、平野の向こうに雪山を望むことが出来ます。会津本郷、会津高田、新鶴の各駅は、会津本郷町、会津高田町、新鶴村の玄関口でしたが、平成の大合併により現在は会津美里町になっています。

会津坂下駅では、列車交換のため6分程停車。昨年12月に乗車した折は平日とあって、上り会津若松方面のホームは多くの高校生で賑わっていましたが、今日は閑散としています。

只見線(会津坂下駅)
会津若松行が到着。この列車、昨年12月の只見線乗車時には、平日とあって4両編成でした。なお、2両目は「只見ユネスコ エコパーク」ラッピング車両です。(2017.4.2 6:39)


会津坂下を発車すると、車窓は平野から山間部へと変わります。そして塔寺駅付近からは山の陰に残雪が見られるようになります。

ちなみに沿線の人口は次の通りで、先日乗車した宗谷本線の北部に比べると、かなり多いように感じてしまいます。会津坂下町の人口が意外に多くて、失礼ながら驚きました。

しかし、少し迂回気味に会津若松に至る只見線に対して、最短距離で結ぶ道路があるので、やはり自動車が便利でしょう。路線バスも16往復(平日)運行されていて、便利です。

・会津若松市 122508人
・会津美里町  20952人
・会津坂下町  15991人
・柳津町     3527人
・三島町     1628人
・金山町     2173人
・只見町     4308人
・魚沼市    37283人



稚内市、名寄市の人口が3~2万人であり、比較すると会津若松市は格段に人口が多く、宗谷本線北部区間の厳しさを改めて感じました。

さて列車は、会津坂本駅付近から車窓右側に只見川を眺めながら走ります。只見線では、いわゆる秘境駅は田子倉駅が廃止となった現在、早戸駅の90位が最高で、確かにこの付近の沿線は生活感もあり人煙稀といった秘境感はありません。

しかし山と川が織りなす中にある静かな集落の風景は、心が落ち着き、静かな感動があります。昨年12月に続いての乗車で、車窓も同じような冬景色ながら、何度乗っても飽きることはありません。

会津桧原~会津西方での只見川の車窓風景
会津桧原~会津西方で只見川を渡りますが、会津西方駅を出ると再び只見川を渡ります。

会津宮下駅の駅舎
三島町の中心地、会津宮下駅で再び列車交換のため、数分の停車。会津柳津、会津宮下といった拠点駅で1~2名の乗降があります。

会津宮下駅で行き違いする只見線のキハ40
会津宮下駅で列車の行き違いです。(2017.4.2 7:33)

只見線の早戸駅からの車窓
秘境駅ランキング第90位の早戸駅停車中の車窓です。すぐ横を国道が通っていますが、人家は見当たりません。次の会津水沼駅までは只見川は車窓左側です。


8:01に終点、会津川口駅に到着。前回乗った時には登校する高校生の姿がありましたが、今日は日曜日とあって、会津若松からお客さんの大きな増減はなく、同じような顔ぶれのまま到着しました。

会津川口駅のホームからの眺め
ホームからの眺めが素晴らしい会津川口駅。

会津川口駅に停車中のキハ40
会津川口駅まで来ると、まだまだ雪が深いです。





参考会津若松駅・駅前フジグランドホテルはトレインビューホテルです

【乗車記録】

・会津若松6:00→会津川口8:01 キハ40-2021 2両


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