会津鉄道を乗り鉄すると、きっと心が癒される

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祝!復旧決定!!只見線の旅…でも途中まで(その4):会津鉄道の乗り鉄旅

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は、車両の置き換えが始まる福島交通電車の撮影と、只見線18きっぷの旅です。

名古屋から福島まで移動
福島交通を撮影
只見線の乗り鉄の旅
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ホームライナー浜松で関東~豊橋~名古屋まで豪華クロスシート





心が癒される会津鉄道を乗り鉄


10:34、只見線列車で会津若松駅に到着後は、11:08発の郡山行快速列車に乗れば、当日中に「18きっぷ」で名古屋へ帰ることが出来ます。しかし東京まで往路と同じ道を戻るのも、今ひとつ盛り上がりません。

そこで再度時刻表と「相談」をすると10:48の会津鉄道会津田島行に乗車しても、浅草16:25の到着。別途運賃が必要となりますが、これはなかなかいいのでは!  ちなみに私は未だに「スマートフォン」を使用していない旧型国電的人間なので、こういう時には結構バタバタしてしまいます。

14分間の乗り継ぎ時間で、駅弁を2個購入。何度も申し上げますが、会津若松駅は立派な駅弁販売駅です。JR時刻表での「駅弁販売駅」マーク欠落が非常に不思議です。

会津若松に到着した只見線列車
会津若松に到着した只見線列車。結局同じ車両で、会津川口まで往復したのでした・・・。

参考駅前フジグランドホテル(磐越西線、只見線、会津鉄道の見えるホテル)





会津若松10:48発会津田島行は単行。運良く、ボックス席に座ることが出来ました。発車時にはボックスに1~2名程度のお客さん。平日(12月12日(月))ながら、旅行客が多いようです。しかし、鉄道趣味の方は私以外にいないようです。

会津若松から2つ目の西若松までは只見線、そこからが会津鉄道となり、青春18きっぷは使用できません。後程、会津田島駅での乗り換え時に切符を購入しましたが、西若松から栗橋まで3910円でした。

11:09着の芦ノ牧温泉駅で早くも若い女性グループが下車。会津鉄道車内では「ひなに稀な」存在でしたが、どうやらここの「ねこ駅長」が目的のようです。

会津若松を離れると、少し積雪が見られるようになります。只見線ほど絶景は多くありませんが、会津らしい、心癒される車窓風景が続きます。しかしながら、空腹は癒されません・・・ので、駅弁をいただきます。

            会津若松駅弁・会津のおばあちゃん
会津若松駅弁「会津のおばあちゃん」(伯養軒・1100円)。昔からあるお弁当です。そのネーミングと素朴な味わいに、亡き祖母を思い出し目頭が熱くなります。(私の祖母は純血名古屋人でしたが・・・。)


11:24到着の湯野上温泉では、列車交換で数分停車するとのことで、運転士さんに断って撮影活動。茅葺屋根のこの駅は本当に絵になります。今回も途中下車したかったのですが、時間がなく断念。

また、この駅から約6kmの場所にある宿場町で、国重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「大内宿」は、まさに江戸時代そのままといった風情で、是非とも訪れる価値があります。

私が訪れた頃は公共交通機関がなく、タクシーを利用したものですが、最近では季節により観光客向けにバスの便もあるようなので、お手軽に行くことができるようになりました。

湯野上温泉駅に停車中の会津鉄道の会津田島行
湯野上温泉駅に停車中の会津田島行。会津若松方面のホームは手前にあります。


国指定天然記念物となっている柱状の断崖があるという「塔のへつり駅」では、この季節でも観光客の乗降があります。その辺りから車窓風景も優しくなり、気が付いたら心が軽くなっているような気がしました。

会津鉄道、只見線の車窓風景もちろん、観光地としての会津若松や喜多方も魅力的ながら、会津地方を包み込む全てに心が癒されるように感じました。

勝手な片想いですが、会津を旅すると、心が優しくなるような不思議な魅力をいつも感じます。上手く表現できないのがもどかしいのですが、今日は会津鉄道で帰ることにして大正解でした。

会津鉄道の「ふるさと公園駅」付近の車窓
「ふるさと公園駅」付近の車窓です。絶景ではありませんが、いい風景です。  


11:56、会津田島駅到着。次の浅草行の発車まで30分以上ありますので、駅構内や周辺を徘徊します。早速、構内の売店で駅弁を発見。購入して、のちほど頂きます。

会津田島駅の外観
巨大な会津田島駅。もちろん駅施設は一部で、物販施設も充実しています。

会津田島駅構内に留置中の「お座トロ展望列車」
会津田島駅構内に留置中の「お座トロ展望列車」。平日の今日は運行がないようですが、こうした楽しそうな列車は是非とも乗ってみたいものです。そして只見線にもこのような観光列車があれば…と妄想してしまいます。只見線を上下分離し、運行は会津鉄道が担うという選択肢はないのでしょうか。といいつつ、沿線人口、首都圏への距離及び豪雪地帯等様々な条件から、只見線の経営が難しいことは素人でもわかります。

参考グリーンホテルミナト(会津鉄道の見えるホテル)





会津田島駅から、野岩鉄道・東武鬼怒川線経由の区間快速列車に乗車


12:31発の浅草行区間快速列車で会津田島を後にします。私はこの列車の停車しない栗橋駅でJRに乗り換える予定ですが、終点の浅草着は16:25で、所要約4時間。

2ドアボックスシートということもあって、国鉄時代の急行列車を彷彿とさせます。2両編成の列車に、各車両10名程度のお客さんを乗せて出発です。

会津鉄道の会津田島駅で発車を待つ浅草行区間快速列車
会津田島駅で発車を待つ浅草行区間快速列車。この編成は野岩鉄道在籍の車両です。

浅草行区間快速列車のボックス席
2扉ボックスシートの列車は国鉄急行型の香りがして、落ち着きます。

会津高原尾瀬口駅で、東武日光発会津若松行「AIZUマウントエクスプレス3号」と列車交換
雪の会津高原尾瀬口駅で、東武日光発会津若松行「AIZUマウントエクスプレス3号」(右側)と列車交換。ここから野岩鉄道の路線となります。 (2016.12.12 12:54)

野岩鉄道の川治温泉付近の車窓
川治温泉付近の車窓。ここまで来ると積雪はなくなります。会津~野岩鉄道に乗るのは本当に久しぶりで、車窓風景は新鮮です・・・といいつつ、野岩鉄道はトンネルばかりですが。(2016.12.12 13:24)

川治温泉駅に停車中の区間快速浅草行き
川治温泉駅で列車交換待ち。(2016.12.12 13:28)

新藤原駅の駅名板
新藤原駅では前に2両増結して4両編成での運転。ここからは東武鉄道線です。

鬼怒川温泉あさやホテル
トレインビューの宿もある鬼怒川温泉の車窓風景です。写真は鬼怒川温泉あさやホテルです。


新藤原で4両となった区間快速浅草行は、平日の日中とあって無人のボックスも見られる空き具合。そして下今市では東武日光発の列車を併結し、6両編成での運行となります。これはまさに、国鉄時代の多層階建急行ではありませんか。

最近では日中の快速列車が間引きされ、会津田島まで新型特急列車の運行が予定されるなど、先行きが心配ですが、今日は雪の会津から東武快速の旅を楽しむことができて満足です

この時点で既に駅弁を2個所持しているので購入はあきらめましたが、下今市駅にはホーム売店で駅弁を売っていました。ますます国鉄的です。

東武鉄道鬼怒川線といえば2017年夏からのSL「C11207」の運行が話題です。下今市~鬼怒川温泉間12.4km、所要時間約35分、運転日数は土休日を中心に年間最大140日程度(1日3往復程度)を予定とのこと(東武鉄道ホームページより。)。

今日はこれを念頭に車窓から撮影好適地を観察してみましたが、日光線のようなお立ち台的な場所はなさそうで、このSL列車に関しては乗って楽しむのが正解のようです。

このまま北千住あるいは終点の浅草まで乗車したいのですが、今日は青春18きっぷの旅。少しでも節約するため栗橋からJRを利用することとします。区間快速は栗橋には停車しないので、新大平下で普通列車に乗り換え。

新大平下から栗橋は6駅ですが、駅間が予想外に長く26分もかかって、少々焦りました。一方で、茫洋としたこの北関東的(?)な車窓風景もなかなか良いものです。

新大平下駅に到着する普通列車
新大平下駅で普通列車に乗り換え。


【乗車記録】

・会津若松10:48→会津田島11:56 AT552 1両
・会津田島12:31→新大平下15:10 モハ61101 2→4→6両
・新大平下15:16→栗橋15:42 モハ13452 4両


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