大村線に乗車、途中から長崎電気軌道に乗って長崎市まで移動

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松浦鉄道乗車と軍艦島訪問記(その3)・・・大村線に乗車して長崎へ

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は本サイト「鉄宿!」管理人であるP氏とともに旅した松浦鉄道と長崎軍艦島訪問の記録です。

名古屋から佐世保まで移動
松浦鉄道の乗り鉄
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長崎本線の各駅停車に乗って博多・小倉へ
名門大洋フェリーの新門司港~大阪南港に乗船
京終駅で撮影してから帰宅





有田~早岐~大村線経由で西浦上駅駅まで


松浦鉄道で到着した有田駅からは、再び青春18きっぷの旅となりJR線で早岐~大村線を経由して本日の宿泊予定地である長崎を目指します。

有田駅にて817系2連ワンマン
有田から817系2連ワンマンの早岐行に乗車します。隣の三河内駅との間に佐賀県と長崎県の県境があるためか、転換クロスシートの車内にはお客さんの姿は疎らでした。 (2018.8.31 15:45)


早岐では1分の待ち合わせでキハ66系2連ワンマンの長崎行普通列車に乗り換え、同一ホームのため難なく乗車することができました。私なぞは早岐と言えば14系15形寝台客車が新製配置された「早岐客貨車区」のイメージが色濃く残っていますが、もちろん現在は客車の配置はありません。

しかし長崎から車両基地が移転し、佐世保車両センターとして機能しています。4年前の車両基地移転と同時期に重厚な木造駅舎は姿を消し、現在は機能的な橋上駅舎となっています。

千綿駅に停車中の大村線の車窓風景
千綿(ちわた)駅停車中の車窓からは大村湾の風景が広がります。対岸は彼杵半島のようです。 (2018.8.31 16:36)

海に近い千綿駅
千綿駅を列車後部から撮影。これ以上ないくらい海に近い駅で、味わい深い木造駅舎も残っています。次の機会には是非とも途中下車したい駅です。(2018.8.31 16:36)

建設中の九州新幹線(長崎ルート)
大村市内では車窓左側に建設中の九州新幹線(長崎ルート)の高架橋を眺めることができます。特に竹松駅~諏訪駅間では大村線に完全並走します。2022年度に武雄温泉~長崎がフル規格で開業の予定です。フリーゲージトレインの導入が断念された結果、武雄温泉駅で博多からの在来線特急と乗り換えることになります。長崎県は新鳥栖~武雄温泉間もフル規格での事業化を望んでいるようですが、佐賀県との温度差があり今後の展開も紆余曲折が予想されます。長崎市在住の友人は「新幹線など金の無駄!いらない!」と息を巻いていますが、多数意見なのかはどうかはわかりません。(2018.8.31 16:44)

諫早駅に停車する大村線の気動車
諫早駅では9分間停車します。引き続き乗車する長与(旧線)経由長崎行を3番線ホームから撮影、転換クロスシートが嬉しいキハ66です。(2018.8.31 17:17)

諫早駅の長崎新幹線の工事
諫早17:20発佐世保行も復刻国鉄色キハ66系2連のワンマンカーでした。諫早駅は今月(2018年8月)4日に橋上駅舎化されたばかり、新幹線を迎える準備が進んでいます。なお新幹線としては珍しい地上駅となる予定です。(2018.8.31 17:17)

参考グローバルホテル・諫早駅すぐ近くのトレインビューホテル


諫早までの大村線は海岸を通る区間が多く、絶景といえる車窓風景を楽しむことができました。置き換えの噂はありませんが、国鉄型キハ66系が元気に活躍しているうちに「撮り鉄」活動も行いたいものです。

同じく大村線を中心に運用されているキハ200系は、ロングシート化改造が実施されているそうです。混雑対策で仕方がないのかも知れませんが、「乗り鉄」としてはせっかくの絶景路線のクロスシート車をあえてロングシート化とは誠に残念な施策です。

諫早までは空席もあった長崎行ですが、諫早では多くのお客さんが乗車し満席となり、西諌早、喜々津でも新たなお客さんを迎えます。

旧線も喜々津~大草間では海岸線を行き、やはり絶景を楽しむことができますが、長与からは更に通勤通学客が増え都市近郊鉄道となります。 長崎市の市街地に至り西浦上駅で下車します。

西浦上駅ホーム
18:03、長崎市内西浦上駅に到着。充実した鉄旅を終え満面の笑みを浮かべるP氏です。この駅では通勤客や学生など多くの方が下車し、狭いホームが人で一杯になります。 (2018.8.31 18:04)

1987年の西浦上駅
西浦上駅は国鉄末期の1987年3月に開業しました。30年ほど前の西浦上駅に到着する長崎行列車です。当時と比べると駅周辺に高い建物が増えていますが、駅自体は片面ホームの無人駅で大きくは変わっていない印象です。(1987.12.27)





赤迫電停から長崎電気軌道に乗って市の中心部へ


同行の本サイト「鉄宿!」管理人のP氏は近日中の全国鉄道完乗を目論んでいるそうで、今回の旅で九州新幹線の一部区間を潰した後は九州で残る未乗区間は長崎電気軌道平和公園~赤迫のみとのこと。 あえて西浦上駅で下車したのは赤迫から長崎電気軌道に乗るためです。

西浦上駅で下車しアーケードの商店街を抜けると目の前が昭和通電停です。商店街は夕方とあって人通りも多く活気を感じます。ここから電停2区間、500m弱のところに終点の赤迫電停があります。

電車通脇には斜面に広がる住宅街が迫ります。30年前、初めて長崎を訪れこの光景を目の当たりにした衝撃は今でも忘れることができません。道路の代わりに階段を行き来する光景は今でも変わらず、自転車に乗れない方が多いというのも頷けます。 またまなのかわかりませんが意外に思いました。

崇福寺電停と長崎電気軌道
赤迫電停に到着する長崎電気軌道の電車です。折しも平日の夕方、次々と電車が到着し折り返し発車していきます。この8月1日に13か所の電停名の改称が実施され、1号系統の終点は「正覚寺下」から「崇福寺」となりました。(2018.8.31 18:15)

長崎電気軌道の車内
赤迫電停から長崎電気軌道の路面電車に乗車し長崎駅に向かいます。九州の鉄道完乗を目前にして思わず笑みがこぼれるP氏です。最初は空席が目立った車内も長崎駅近くになると満員になりました。(2018.8.31 18:18)

ホテルニュー長崎
本日の宿は長崎駅に隣接するホテルニュー長崎です。位置的にJRの列車を眺めるのは難しそう、そこで今回は電車通側の部屋に泊まりました。

ホテルニュー長崎からの路面電車の眺め
ホテルニュー長崎の10階からは、路面電車と山の頂まで至る建物の夜景という長崎らしい風景を眺めることができました。(2018.8.31 19:11)


長崎駅近くの居酒屋で打ち上げ。長崎らしく海老ハトシ(食べかけで失礼…)、豚の角煮など中華料理のメニューもありました。


【乗車記録】

・有田15:45→早岐16:01 クモハ813-3 2両  
・早岐16:02→西浦上18:03 キハ67-9 2両  
・赤迫18:20→長崎駅前18:50 201 1両


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【長崎駅周辺のトレインビューホテル一覧】

JR九州ホテル長崎 長崎本線 長崎駅直結
ザ・ホテル長崎BWプレミアコレクション 長崎本線、長崎電気軌道 長崎駅から徒歩10分ほど


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