由利高原鉄道に乗車した記録

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秋田臨海鉄道撮影記(5)・・・由利高原鉄道の乗車と鉄印

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は2021年春に廃止となる秋田臨海鉄道の撮影記です。


今回のコンテンツは、以下の通り複数回に分けてご紹介します。ご興味のあるページからご覧頂ければと思います。

男鹿へ
秋田臨海鉄道を撮影
ポートタワーセリオンから秋田港駅を撮影
男鹿線のキハ40に乗車
⇒由利高原鉄道の乗車と鉄印(←今ここ
快速「海里」に乗車





羽後本荘へ


旅の最終日2020年11月28日(土)は由利高原鉄道に乗車し、羽越本線の観光列車「海里」を利用し新潟・東京経由で名古屋へ帰宅する予定です。ロングシートのキハ48を含む4連の男鹿発1126D列車が秋田駅に到着します。

秋田に到着する男鹿線のキハ40系4連
この列車の1本前の1124D列車を始めとする3往復がキハ40系の5連で運行されていますが、EV-E801系に置き換え後は最長4連となります。(2020.11.28 8:50)

701系(秋田駅)
701系ロングシート電車に乗り羽後本荘に向かいます。朝は晴れていたものの、天気は下り坂で雨が降ってきました。高校生が下車した新屋からは車内はガラガラになりロングシート車の旅もそれほど苦になりませんでしたが、風光明媚な区間はやはりクロスシートで楽しみたいものです。(2020.11.28 9:08)

羽後本荘の仮駅舎
2021年夏頃に橋上駅舎が供用される予定の羽後本荘駅です。工事中の現在、駅舎は仮駅舎(右側)となっていて、JRみどりの窓口と由利高原鉄道の窓口が営業しています。キオスクはなく駅前にコンビニも見当たらないため、食料確保は要注意です。

建替え前の羽後本荘駅
建替え前の羽後本荘駅は鉄筋コンクリート造の駅舎でした。JRと由利高原鉄道は現在と同じくそれぞれ窓口があり改札口も別でした。(2010.10.30)





由利高原鉄道の乗車と鉄印


フリーきっぷの楽楽遊遊乗車券
期間限定販売で550円のフリー乗車券を購入して由利高原鉄道に乗車します。羽後本荘~矢島片道は610円で、550円というお値段は補助金が充当されているのかも知れませんが破格値というか投げ売り状態です。なお通常の「楽楽遊遊乗車券」は1100円となります。

YR-2001「おもちゃ列車」による運行
羽後本荘10:43発矢島行はYR-2001「おもちゃ列車」による運行で、アテンダントさんが乗務する「まごころ列車」でもあります。また本日は貸切車両を連結した2両編成での運行です。

「おもちゃ列車」の車内
「おもちゃ列車」の車内です。ボールプールがありチビッ子には楽しい列車です。ボックス席の他に窓側を向いた座席があり、「乗り鉄」も楽しむことができます。

前郷駅ではタブレット交換
唯一の列車行違い駅である前郷駅ではタブレット交換が行われます。事前にアテンダントさんによる案内があり、公式(?)の撮影タイムが設けられています。

由利高原鉄道のタブレット交換シーン
現在ではとても貴重なシーンで、「鉄」限定ですが立派な観光資源です。撮影タイムは1分程でしょうか、存分に撮影させていただきました。

10年前の前郷駅で撮影したYR1500形(左)と現在は「おもちゃ列車」となっているYR2001
10年前の前郷駅で撮影したYR1500形(左)と現在は「おもちゃ列車」となっているYR2001です。当時は「釣りキチ三平」のラッピングが施されていました。(2010.10.30)

YR1500形
曲沢付近を走行するYR1500形です。YR1500形は1985年(昭和60年)に国鉄矢島線を転換した由利高原鉄道の開業時に導入されたYR1000形をエンジン換装、冷房化等の改造を行い改番した車両です。2014年(平成26年)までに引退しています。(2010.10.30)

アテンダントさんが乗務する「まごころ列車」での車内販売
アテンダントさんが乗務する「まごころ列車」では車内販売が実施されています。私はタオル(500円)を、P氏はユリテツカレーを購入しました。その味はどうだったのでしょうか。

おもちゃ列車車内のアテンダント
アテンダントさんによる車窓案内が行われます。残雪の鳥海山をバックに春の風景の中を走る列車の姿は一幅の絵のようで、次は是非とも春から初夏の頃に訪れたいです。

おもちゃ列車が矢島駅に到着
37分の乗車で終点の矢島駅に到着。約10名の乗客は大半が鉄分濃い目の旅行者で、地元の方の姿が皆無に等しい点は少々心配です。(2020.11.28 11:22)





鉄印を収集する


人生も残りの時間の方が間違いなく少なくなり、終活を視野に入れると物を増やすのは得策ではなく蒐集欲を押さえています。第三セクター鉄道の救世主とも言われる「鉄印」の収集もまた「見合わせ」ていたのですが、由利高原鉄道矢島駅売店看板娘「まつ子さん」の直筆鉄印を目の当たりにして、ついに「鉄印」の底なし沼に足を踏み入れていまいました。

由利高原鉄道矢島駅
立派な駅舎の矢島駅です。激しい雨のため駅周辺の散策は断念しました。

矢島駅のまつ子の部屋
矢島駅売店「まつこの部屋」です。こちらでまつこさんから「鉄印」を授かります。この時は私の他に4名の方が「鉄印」を受けていました。また復路羽後本荘行発車時には、まつこさんやアテンダントさんらのお見送りがありました。こうした「おもてなし」は思い出になり、再訪したい気持ちが更に強くなりました。

由利高原鉄道の鉄印
前述のように私の「鉄印」は、本日の由利高原鉄道から始まりました。鉄印帳は2200円で鉄印記帳は500円です。鉄印帳は入手難が続いていたので、本日購入することができて幸いです。そして当然ながら全社コンプリートしたくなります。

矢島駅のまつ子商品券
鉄印をお願いすると、もれなく売店で使用できる200円の商品券をいただけます。しかしもったいなくて使えませんでした。商品券№883で私は鉄印依頼883番目ということでしょうか。7月の開始以来5か月でこの数字は驚きで、鉄印自体の収入はもとより鉄印目当ての利用者による運賃収入を含めると、少なからず経営にも貢献していることでしょう。

3種の鶏めしいなり
昼食は秋田駅で購入した「3種の鶏めしいなり」(㈱花善・590円)を、復路羽後本荘行の車内でいただきました。嬉しいことに矢島駅ではビールが販売されていました。

YR3000形
前郷駅で行き違いとなった矢島行はYR3000形による運行です。YR3000形は2012年から2014年にかけて3両が導入されました。(2020.11.28 12:16)

黒沢~鮎川間・運動場は俯瞰で列車を撮影できる撮影地
黒沢~鮎川間の後部からの車窓です。右上の運動場付近は俯瞰で列車を撮影できる好ポイントですが、近年は木々の成長でアングルが限られるようです。(2020.11.28 12:12)

撮影地の運動場から矢島行YR1500形を撮る
その運動場付近から撮影した矢島行YR1500形の写真です。右側に黒沢駅があります。しかし前回の乗車が10年も前だったとは、時間の流れの速さに呆然とするばかりです。 (2010.10.30)

YR2002は乾電池EVOLTAのラッピング
12:36に羽後本荘へ到着。先頭のYR2002は乾電池EVOLTAのラッピングがされており、車内はロングシートでテーブル付のイベント対応車両です。本日は子ども会と思しきお子様中心の団体が、薬師堂~矢島間の往復で貸切っていました。(2020.11.28 12:38)


【乗車記録】

・秋田9:13→羽後本荘9:55 クモハ701-16 2両  
・羽後本荘10:43→矢島11:22 YR-2001 2両  
・矢島11:55→羽後本荘12:36 YR-2001 2両  
・羽後本荘12:55→酒田13:58 クモハ701-17 2両


快速「海里」に乗車


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