快速「海里」に乗車した記録

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秋田臨海鉄道撮影記(6)・・・快速「海里」に乗車

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は2021年春に廃止となる秋田臨海鉄道の撮影記です。


今回のコンテンツは、以下の通り複数回に分けてご紹介します。ご興味のあるページからご覧頂ければと思います。

男鹿へ
秋田臨海鉄道を撮影
ポートタワーセリオンから秋田港駅を撮影
男鹿線のキハ40に乗車
由利高原鉄道の乗車と鉄印
⇒快速「海里」に乗車(←今ここ





快速「海里」に乗車


旅の締めくくりは観光列車である快速「海里」の乗車です。この列車はかなりの人気で、1か月+1週間前に「えきねっと」による事前予約を申し込んだものの満席で指定席は入手できず。

その後、乗車の2週間ほど前にキャンセルがあったのか空席が発売され、何とか2名分確保することができたのでした。空席状況を調べると連日満席かコンパートメント席に若干空席がある程度で、この季節にその人気はまさに想定外でした。

外壁工事中の酒田駅
外壁工事中の酒田駅です。駅舎内の観光案内所は駅対面の公立図書館が入居する再開発ビル1階に移転、綺麗な施設ですが道路を横断しなくてはならないのが難点です。

快速「海里」が酒田駅のホームに入線
変わりやすい天気で一転して激しい雨となった中、快速「海里」が酒田駅のホームに入線します。(2020.11.28 14:37)

海里のクロスシート席
我々が乗った1号車は2人掛のクロスシートが並びます。我々は山側の窓側D席で前後の2席です。乗客は大半が「海里とSL磐越物語号」に乗車するツアー客で、我々の席はツアーのキャンセル分のようです。私の隣(通路側)の席は添乗員さんでした。このようにツアーにより座席が押さえられ、個人客がなかなか乗車できないという事態は面白くありません。

海里の3号車売店とフリースペース
3号車は売店とフリースペースです。長居を考慮していないようではあるものの勿体ないスペースで、椅子やテーブルが欲しくなります。なお2号車はコンパートメント席、4号車はボックスシートで食事付ツアーのみの販売です。

鶴岡では30分間停車する快速海里
鶴岡では30分間停車します。新潟行は先頭が4号車です。(2020.11.28 15:27)

鶴岡駅前のマリカ
鶴岡の駅前には立派なビルがあり、右側のマリカ西館にはアパホテル(旧ワシントンホテル)、オフィス、飲食店、市民ホールなどが入居、左側のマリカ東館には公共施設が入居していて、店舗撤退後の1階には「つるおか食文化市場FOODEVER」が営業しています。マリカ東館に隣接していたジャスコも撤退しその跡は空き地になっているそうで、中心街の空洞化が避けられないようです。

マリカ東館1階の「つるおか食文化市場FOODEVER」
マリカ東館1階の「つるおか食文化市場FOODEVER」です。「海里」の停車時間を利用して食事や買い物をすることができます。

3号車のフリースペース
今回は座席が離れてしまったこともあり、3号車のフリースペースで予約したお弁当をいただくことにしました。

海里特製庄内弁
食したのは「海里特製庄内弁」です。このお弁当は予約制で、「えきねっと」で予約決済し引換券を駅の指定席券売機で発券、車内でお弁当と引き換えるというシステムです。グルメリポートはP氏の記事をご参照ください。(このページのいちばん下に、動画にてご紹介します)

海里から眺める日本海越しの佐渡島
素晴らしい車窓風景が続きます。粟島を眺めることができましたが、1年で最も日没が早いこの時期、車窓を楽しむにはこの辺りが限界です。(2020.11.28 16:38)

桑川で停車中の海里
桑川でも16:52から17:21まで30分弱停車します。駅前からは日本海を眺めることができますが、日没後で闇の中です。しかし駅併設の「笹川流れ夕日会館」は営業中で、食事やお土産品を買うことができます。(2020.11.28 17:09)


快速「海里」は新型車両ということもあり快適な旅でした。今回は後半が日没後となってしまったので、次は下り酒田行か日の長い季節に乗車したいものです。またホスピタリティという点では、先に乗車した由利高原鉄道やかつて乗車したJR九州の観光列車に比べて少々物足りない印象でした。

立派な車両と素晴らしい車窓風景という好条件に、もうひとつ「おもてなし」を加えれば完璧でしょう。とは言いつつコロナ禍にあって満席とは驚きで、P氏による「全て観光列車にしてしまえ!」という極論も、今後のローカル線の在り方を考えるヒントになりそうです。





上越新幹線と東海道新幹線で名古屋へ


新潟からは順当に上越新幹線「とき」と東海道新幹線「のぞみ」で名古屋へ帰ります。

「とき344号」はE2系
新潟18:53発の「とき344号」はE2系です。私が乗車した指定席車両の乗客数は最大でも5名止まりで、なかなか厳しい状況です。自由席利用のP氏とは新潟駅でお別れです。老人問題で多忙な中ながら旅をご一緒くださりP氏には感謝申し上げるとともに、また旅を同行いただけることを祈念しております。(2020.11.28 18:44)

新潟駅弁「紅白味付け豚合戦」
上越新幹線車内で新潟駅弁「紅白味付け豚合戦」(㈱新発田三新軒・1100円)を食し、一人寂しく旅の打ち上げを実行しました。


復路も「えきねっと」予約で上越新幹線は割引料金(トク50で半額)となり、男鹿→新潟乗車券5500円、海里指定券840円、上越新幹線5280円、東海道新幹線10310円の計21930円となりました。

これを通常の運賃料金で計算すると、男鹿→名古屋乗車券12870円、海里指定券840円、上越新幹線指定席特急券4840円、東海道新幹線指定席特急券4720円の計23270円で、1340円安くなりましたが往路ほど格安にはなりませんでした。 会社ごとの割引切符が増え賢く利用したいものです。

最大の目的であった秋田臨海鉄道の貨物列車を撮影することができ、今回も非常に充実した旅となりました。由利高原鉄道と海里の乗車を含めて、また季節を変えて秋田を旅したいものです。


【乗車記録】

・酒田15:00→新潟18:31 「海里」HB-E301-6 4両  
・新潟18:53→東京20:56 「とき344」 E224-1103 10両  
・東京21:12→名古屋22:49 「のぞみ263」 787-2504 16両

(今回の旅はこれでオシマイ)


●海里の食事「庄内弁」と日本海&日本酒の幸せ

人気の観光列車、快速「海里」の予約制の食事、お弁当の「海里限定・庄内弁」を、海里の売店の立ち席スペース(要はビュッフェ)で食べましたので、そのご紹介です。




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