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九州の地。日豊本線の延岡駅と、神々の住む町の高千穂駅を結んでいた、第三セクターの高千穂鉄道。運行が終了して、かつて実際に走行していた2両が、ここ日之影町は日之影温泉駅に残置され、現在は列車ホテルとして最後の活躍を続けています。名称は、TR列車の宿。

このページは、そのTR列車の宿に宿泊した時の記録です。TR列車の宿に泊まった時の体験談を、以下の通りに分けて、本ページにてご紹介します。興味のある部分をクリックなさってくださいね(^^♪
⇒TR列車の宿の予約の方法
⇒基本的にこれを見ればTR列車の宿の全てが分かる動画を用意しました
⇒TR列車の宿のアクセスとチェックイン
⇒TR列車の宿の客室内部、ベッド、トイレなど
⇒TR列車の宿のお風呂事情
⇒TR列車の宿の難関は食料の調達
TR列車の宿は、地元の日之影町が運営している公的な列車ホテルになります。そのため、宿泊予約サイトでの予約棟は出来なくて、下記のリンク先ページに記載されている電話番号に、電話をかけて口頭で予約する仕組みです。
「ああ、いかにも田舎だな」というレベルで恐ろしく面倒くさいですが、これだけのために余計なコストを支払う事が出来ないのかもしれません。仕方ありません。予約時間は、午前8時~午後5時半までです。
⇒TR列車の宿の公式サイト・電話予約先
TR列車の宿での宿泊記録を、以下の動画に全て納めております。チェックインのやり方、駐車場、実際の車両内部の設備、寝台やシャワーについて等々、この動画を見るだけですべて分かるようにしております。
なお、宿泊する際の疑問点などがございましたら、動画のコメント欄に書き込んで頂ければ、答えられる範囲内でお答えしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
アクセスとチェックイン方法です。まず、TR列車の宿の場所を以下に示します。宿泊サイトの口コミを確認できないので、このグーグルマップの口コミ投稿欄を参考にすると良いでしょう。
写真で見るとこのように、車両の手前側にフロントがあります(黄色い丸の部分)。注意すべきは、チェックインタイムが15:00~17:00のわずか2時間しかない事。日之影町というかなりのド田舎にわずか2時間のピンポイントで訪問しなくてはならないのは、かなりストレスです。
ちなみに非常に恥ずかしながら、当サイト管理人たるワタクシ、時間通りに行けるだろうと思ってドライブしていたら、想像以上の山道を超えることになって、1時間近く遅刻してしまいました。
遅刻すると、町から委託されて受付業務をしているであろう管理人さんを、(恐らく)タダ働きで残業させてチェックインを待たせることになりますので、到着した際はひたすら首を垂れての平謝りでございました。

到着後は、フロントの管理人さんに客室まで案内されて、鍵の使い方、部屋の設備一式、シャワーの使い方などを一通り説明頂いて、終了となります。
チェックアウトの際は、午前中は管理人さんがいらっしゃらないので、鍵は室内に残し、外から施錠して、施設を立ち去る事になります。このため、客室内に絶対に忘れ物をしないよう、チェックアウトの際は十二分にお気を付けください。
さて、TR列車の宿に宿泊してみた訳ですが、かなり快適でした。今回は妻と九州旅行の途中に訪問したわけですが、この宿は客室内にトイレが付いているのが女性にとっては非常に便利という事で、「ここだったらまた利用してもいいかな」と言っていました。
今回利用したのは、4人で利用できる2段ベッドに部屋。寝台車らしくて楽しかったですね。部屋単位で売り出すため、1人で泊まっても4人で泊まっても、料金は1万1000円です。4人用なので、歓談スペースを含めてかなり広いですから、その点もリラックスできます。
(TR列車の宿は、公式サイトを見て頂くと分かる通り、これ以外には2人向けツインルーム(1室6500円、1人向け畳の和室3500円があります。それぞれトイレ付。)


訪問時は冬で、山奥ですから気温がかなり下がりました。鉄の塊の鉄道車両は、熱を吸収しやすく逃がしやすいという特性上、夏はやたら暑くて冬は非常に寒いのが宿命です。
今回の4人用の部屋は、チェックインしたらエアコン暖房を強で入れてくださってはいたものの、客室内を温めるのは難しく、かなり寒かったです。途中から、座席に座る時も毛布を膝にかけていました。
また、睡眠は下段にしたのですが、どうもスースー寒いので、上段で寝る事にしました。温かい空気は部屋の上に溜まりますから、上段スペースはたいへん温かくて、これによって熟睡する事が出来ました。
夏は逆に上段は暑いのかなとか、気になりました。TR列車に宿泊する際は、特に冬の寒さには気を付けたほうが良いなと言う実感です。

客室内には、小さいながらもテレビが設置されて、冷蔵庫もあります。ティッシュもあり。虫が入ってきた時用に、殺虫スプレーも置いてありますから、安心です。

網棚は、温泉やシャワールームを利用した時の、乾かしスペースになります。こんなところに干していいのかと思いますが、ハンガーがあらかじめここにぶら下がっていましたから、そのように使えると理解しました。とても便利です。

運転台横には、洗面所とお茶のスペース。お湯も沸かせます。運転席には、僕らは入らずに見るだけでした。(運転席に座ってはいけないという表示も無いので、自由だとは思います。)

トイレは、運転席のすぐ背中側に設置してありました。便座の向こう側に、車両の乗り降りのための折り戸がありますが、今は固定されて開け閉めできません。写真撮影をしている側に室内のドアがあり、そこから出入りする仕組みです。
列車の宿の室内空間に、ウォシュレットのトイレが付いてあるのはとにかく便利です。いくつかのブルートレインの宿に泊まってきましたが、トイレの問題が解消された唯一の列車ホテルと言う点で、ここTR列車の宿は、快適さで頭一つ抜け出ていると思います。

TR列車の宿のお風呂については、非常に恵まれた環境と言えます。そもそもこの宿は、かつての日之影温泉駅ですから、列車の宿に隣接して、今でも町営の温泉施設、日之影温泉が使えます。宿泊者は温泉の利用は無料となります。

宿から徒歩30秒で温泉に行けるのはメリット大です。月曜日(祝日の場合は営業)が定休日で、それ以外の12:00~20:30(21:00閉館)が入浴時間となります。
タオルは、車内に備え付けられていたと思います。私が宿泊した翌日は、温泉が定休日でございまして、あいにく利用できなかったのは無念でございました(旅程の都合上、これはやむを得なかった)。

ただ、そんな時のために、男女別になったシャワールームが備え付けられているのは非常に便利でした。シャワールームは想像以上に新品で綺麗で、大変使いやすいものでした。シャワールーム内の映像は動画に写してありますので、どうぞそちらもご覧ください。

さて最後に、食料調達について。隣接する日之影温泉には、物産館とレストランが併設されています。物産館ではスナック類が置いてありますし、レストランは夜間の営業が16:00~20:00(19:30ラストオーダー)となりまして、食事が採れるのは非常にありがたいと思います。
ただし、日之影温泉施設は前述したように、月曜日定休日ですから、その場合は一大事です。私の場合、クルマで10分かかる、高千穂方面側にあるファミリーマート 日之影癒しの森入口店を利用しました。
もっと近い場所、徒歩で45分くらいかかる場所(クルマで5分)に、道の駅青雲橋があるのですが、ここは18時に閉店ですから、使い勝手は良くありません。更に近距離、徒歩20分のところに、Aコープ 日之影店がありますが、こちらも18時閉店。
つまり、日之影温泉が定休日の場合は、食料品の調達に非常に難儀する可能性がありますので、事前の準備は必須かと思います。この点だけ、どうぞお気を付けくださいませ(^^♪
●鉄道車両を利用した宿泊施設に関しては、以下もご覧ください。面白いですよ(^^♪
北斗星スクエア(北斗市のホテル)の宿泊記(2022年)
荷物室に宿泊!貨車の宿「くじゅうエイドステーション」の内外を撮影(2020年)動画
夢ハウスあずさ号(長野・上田市)かつての183系あずさ号の車内に寝泊まり(2017年)
ブルートレインたらぎに実際に宿泊した口コミ体験(2016年)
小坂鉄道のブルートレインあけぼの「ソロ」に宿泊体験(2015年)
高千穂鉄道TR列車の宿・宿泊記録・・・想像よりも心地よい(^^)/
誰でも泊まれる、家族でも喜ばれる、高千穂鉄道TR列車の宿
九州の地。日豊本線の延岡駅と、神々の住む町の高千穂駅を結んでいた、第三セクターの高千穂鉄道。運行が終了して、かつて実際に走行していた2両が、ここ日之影町は日之影温泉駅に残置され、現在は列車ホテルとして最後の活躍を続けています。名称は、TR列車の宿。

このページは、そのTR列車の宿に宿泊した時の記録です。TR列車の宿に泊まった時の体験談を、以下の通りに分けて、本ページにてご紹介します。興味のある部分をクリックなさってくださいね(^^♪
⇒TR列車の宿の予約の方法
⇒基本的にこれを見ればTR列車の宿の全てが分かる動画を用意しました
⇒TR列車の宿のアクセスとチェックイン
⇒TR列車の宿の客室内部、ベッド、トイレなど
⇒TR列車の宿のお風呂事情
⇒TR列車の宿の難関は食料の調達
TR列車の宿の予約の方法
TR列車の宿は、地元の日之影町が運営している公的な列車ホテルになります。そのため、宿泊予約サイトでの予約棟は出来なくて、下記のリンク先ページに記載されている電話番号に、電話をかけて口頭で予約する仕組みです。
「ああ、いかにも田舎だな」というレベルで恐ろしく面倒くさいですが、これだけのために余計なコストを支払う事が出来ないのかもしれません。仕方ありません。予約時間は、午前8時~午後5時半までです。
⇒TR列車の宿の公式サイト・電話予約先
基本的にこれを見ればTR列車の宿の全てが分かる動画を用意しました
TR列車の宿での宿泊記録を、以下の動画に全て納めております。チェックインのやり方、駐車場、実際の車両内部の設備、寝台やシャワーについて等々、この動画を見るだけですべて分かるようにしております。
なお、宿泊する際の疑問点などがございましたら、動画のコメント欄に書き込んで頂ければ、答えられる範囲内でお答えしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
TR列車の宿のアクセスとチェックイン
アクセスとチェックイン方法です。まず、TR列車の宿の場所を以下に示します。宿泊サイトの口コミを確認できないので、このグーグルマップの口コミ投稿欄を参考にすると良いでしょう。
写真で見るとこのように、車両の手前側にフロントがあります(黄色い丸の部分)。注意すべきは、チェックインタイムが15:00~17:00のわずか2時間しかない事。日之影町というかなりのド田舎にわずか2時間のピンポイントで訪問しなくてはならないのは、かなりストレスです。
ちなみに非常に恥ずかしながら、当サイト管理人たるワタクシ、時間通りに行けるだろうと思ってドライブしていたら、想像以上の山道を超えることになって、1時間近く遅刻してしまいました。
遅刻すると、町から委託されて受付業務をしているであろう管理人さんを、(恐らく)タダ働きで残業させてチェックインを待たせることになりますので、到着した際はひたすら首を垂れての平謝りでございました。

到着後は、フロントの管理人さんに客室まで案内されて、鍵の使い方、部屋の設備一式、シャワーの使い方などを一通り説明頂いて、終了となります。
チェックアウトの際は、午前中は管理人さんがいらっしゃらないので、鍵は室内に残し、外から施錠して、施設を立ち去る事になります。このため、客室内に絶対に忘れ物をしないよう、チェックアウトの際は十二分にお気を付けください。
TR列車の宿の客室内部、ベッド、トイレなど
さて、TR列車の宿に宿泊してみた訳ですが、かなり快適でした。今回は妻と九州旅行の途中に訪問したわけですが、この宿は客室内にトイレが付いているのが女性にとっては非常に便利という事で、「ここだったらまた利用してもいいかな」と言っていました。
今回利用したのは、4人で利用できる2段ベッドに部屋。寝台車らしくて楽しかったですね。部屋単位で売り出すため、1人で泊まっても4人で泊まっても、料金は1万1000円です。4人用なので、歓談スペースを含めてかなり広いですから、その点もリラックスできます。
(TR列車の宿は、公式サイトを見て頂くと分かる通り、これ以外には2人向けツインルーム(1室6500円、1人向け畳の和室3500円があります。それぞれトイレ付。)


訪問時は冬で、山奥ですから気温がかなり下がりました。鉄の塊の鉄道車両は、熱を吸収しやすく逃がしやすいという特性上、夏はやたら暑くて冬は非常に寒いのが宿命です。
今回の4人用の部屋は、チェックインしたらエアコン暖房を強で入れてくださってはいたものの、客室内を温めるのは難しく、かなり寒かったです。途中から、座席に座る時も毛布を膝にかけていました。
また、睡眠は下段にしたのですが、どうもスースー寒いので、上段で寝る事にしました。温かい空気は部屋の上に溜まりますから、上段スペースはたいへん温かくて、これによって熟睡する事が出来ました。
夏は逆に上段は暑いのかなとか、気になりました。TR列車に宿泊する際は、特に冬の寒さには気を付けたほうが良いなと言う実感です。

客室内には、小さいながらもテレビが設置されて、冷蔵庫もあります。ティッシュもあり。虫が入ってきた時用に、殺虫スプレーも置いてありますから、安心です。

網棚は、温泉やシャワールームを利用した時の、乾かしスペースになります。こんなところに干していいのかと思いますが、ハンガーがあらかじめここにぶら下がっていましたから、そのように使えると理解しました。とても便利です。

運転台横には、洗面所とお茶のスペース。お湯も沸かせます。運転席には、僕らは入らずに見るだけでした。(運転席に座ってはいけないという表示も無いので、自由だとは思います。)

トイレは、運転席のすぐ背中側に設置してありました。便座の向こう側に、車両の乗り降りのための折り戸がありますが、今は固定されて開け閉めできません。写真撮影をしている側に室内のドアがあり、そこから出入りする仕組みです。
列車の宿の室内空間に、ウォシュレットのトイレが付いてあるのはとにかく便利です。いくつかのブルートレインの宿に泊まってきましたが、トイレの問題が解消された唯一の列車ホテルと言う点で、ここTR列車の宿は、快適さで頭一つ抜け出ていると思います。

TR列車の宿のお風呂事情
TR列車の宿のお風呂については、非常に恵まれた環境と言えます。そもそもこの宿は、かつての日之影温泉駅ですから、列車の宿に隣接して、今でも町営の温泉施設、日之影温泉が使えます。宿泊者は温泉の利用は無料となります。

宿から徒歩30秒で温泉に行けるのはメリット大です。月曜日(祝日の場合は営業)が定休日で、それ以外の12:00~20:30(21:00閉館)が入浴時間となります。
タオルは、車内に備え付けられていたと思います。私が宿泊した翌日は、温泉が定休日でございまして、あいにく利用できなかったのは無念でございました(旅程の都合上、これはやむを得なかった)。

ただ、そんな時のために、男女別になったシャワールームが備え付けられているのは非常に便利でした。シャワールームは想像以上に新品で綺麗で、大変使いやすいものでした。シャワールーム内の映像は動画に写してありますので、どうぞそちらもご覧ください。

宿泊する上での難点は食料の調達
さて最後に、食料調達について。隣接する日之影温泉には、物産館とレストランが併設されています。物産館ではスナック類が置いてありますし、レストランは夜間の営業が16:00~20:00(19:30ラストオーダー)となりまして、食事が採れるのは非常にありがたいと思います。
ただし、日之影温泉施設は前述したように、月曜日定休日ですから、その場合は一大事です。私の場合、クルマで10分かかる、高千穂方面側にあるファミリーマート 日之影癒しの森入口店を利用しました。
もっと近い場所、徒歩で45分くらいかかる場所(クルマで5分)に、道の駅青雲橋があるのですが、ここは18時に閉店ですから、使い勝手は良くありません。更に近距離、徒歩20分のところに、Aコープ 日之影店がありますが、こちらも18時閉店。
つまり、日之影温泉が定休日の場合は、食料品の調達に非常に難儀する可能性がありますので、事前の準備は必須かと思います。この点だけ、どうぞお気を付けくださいませ(^^♪
●鉄道車両を利用した宿泊施設に関しては、以下もご覧ください。面白いですよ(^^♪




