ブルートレインたらぎの口コミなど・・・予約、朝食、温泉、コンセント等

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熊本県の「ブルートレインたらぎ」で、かつての寝台特急「はやぶさ」に再会

熊本県多良木町(人吉市近郊)にて余生を送る、ブルートレインに拍手喝采


寝台特急カシオペア急行はまなすも運行が終了し、日本では客車列車の寝台列車のほとんどが失われる事になりました。ゆゆしき事態と言うか嘆くほかにありません。しかし廃止されたブルートレインも全国いくつかの場所で車両が保存されていて、実際にその車内に宿泊できる施設もあります。

なんとなく偶然に「小坂鉄道のブルートレインあけぼの」に「乗車」したら、予想外に楽しくて、余生を送るブルートレインを今後、極力訪問してみようという気になりました

ブルートレインたらぎの外観


今回目を付けたのが、家族全員でオープン型B寝台に乗車した思い出のある、寝台特急はやぶさ号です(昔乗った時は、「はやぶさ・富士」時代だった)。写真のように、綺麗な状態で保存されているので、奇跡としか思えません。

ブルートレインたらぎの駅名標


こちらの動画を見て頂くと、ブルートレインたらぎと、多良木駅、それにすぐ目の前にあって無料で入浴できる温泉施設の位置関係が、一目で分かりますので、まずは目を通しておいて下さい。




ブルートレインたらぎの「はやぶさ号」と記念撮影


ブルートレインたらぎの、開放型B寝台にて。なんだかリアルに走行しているような気になる写真です。私にとっては、夢のような空間でした。

ブルートレインたらぎの開放型B寝台車内にて


さて、下記が、ブルートレインたらぎの特集ページの目次になります。このまま順番に見て頂いても良いし、興味のあるところだけご覧いただいても構いません。

ブルートレインたらぎの予約について
ブルートレインたらぎの内外の写真いろいろ
ブルートレインたらぎの休憩スペースで弁当を食う
ブルートレインたらぎの目の前に温泉アリ
ブルートレインたらぎでは、車内放送用オルゴールを操作できる
ブルートレインたらぎの朝食について
ブルートレインたらぎのコンセントについて
立ち去りがたかったが、・・・ありがとう、ブルートレインたらぎ

(管理人、2015年12月に宿泊)





ブルートレインたらぎの予約について


宿泊するには、当然、予約を入れなくてはなりません。予約は全て、ブルートレインたらぎのホームページから行う事になります。(リンクは後述) 宿泊すると、下記のような寝台券・乗車券が現地でもらえますので、とても記念になります。

ブルートレインたらぎの乗車券・寝台券


ブルートレインたらぎの場所になります。見て分かる通り、後述する温泉センターや、徒歩3分ほどのところにローソンがあって、食料やお酒、飲み物などを調達できます。


(地図の右下のプラスマイナスの部分をクリックすると、拡大・縮小する事ができます)


ブルートレインたらぎに、クルマで訪問する場合も、下記のようにすぐ目の前に駐車場があるので、まったく心配はありません。




個人や数名のグループだと、1人用個室寝台に宿泊することが多いでしょう。個室寝台の場合は、上段と下段の希望を入れることはできず、予約すると基本的には下段寝台があてがわれます

後述しますが、おそらく下段寝台にのみ、充電用のコンセントが配線されているからだと思われます。ただし、現地で上段寝台を希望すれば、快く変更していただけます。予約が集中して、下段寝台がなくなってしまったら、順次上段寝台があてがわれます。

開放型B寝台にも宿泊できます。予約する際に個室か開放型B寝台かを選択できますので、グループ旅行では案外、開放型B寝台のほうが楽しいかもしれません。

なお、予約の際は下記の公式サイトの、「宿泊案内」ページをしっかりと読みましょう。普通のビジネスホテルとは違いますから、その点は注意。(だからこそ面白いんですけどね)

ブルートレインたらぎの公式サイト





ブルートレインたらぎの内外の写真いろいろ


現地で見た、ブルートレインたらぎの外観や、内部の様子が分かる写真、動画です。少し塗装がはがれつつあるところもあって、少々心配です。

ここに保存されている3両、JRで人吉駅まで運び、そこからトラックで多良木駅近くの今の場所まで運搬したそうです。車両の値段は大した金額ではないらしくて、むしろ運ぶお金が数百万円単位の多額の資金が必要になったらしいです。

ブルートレインたらぎの車両の「ソロ」のロゴマーク

ブルートレインたらぎのソロ外観の痛み

ブルートレインたらぎのソロ個室外観


それと、JR西日本の、車両譲渡の条件が有ったとの事。それは、雨ざらしにするのではなくて、「必ず車両を守る屋根を設置すること」だったそうです。なぜかというと、雨ざらしにして車両が痛んでも、JRでは今後、修繕することが難しいからだそうです。

だから、ブルートレインたらぎには、屋根が付いているんですね。同じブルートレインの宿、阿久根駅前に置いてある車両は雨ざらしなので、あの車両は今後どうなってしまうのか、とても心配です。(たらぎのスタッフさんによると、電話しても全く応答が無いそうです)


●ブルートレインたらぎの開放型B寝台



●ブルートレインたらぎのソロ個室上段と下段の室内(コンセントの有無に言及)


ブルートレインたらぎのソロ個室内部



ブルートレインたらぎの休憩スペースで弁当を食う


ブルートレインたらぎでは、休憩スペースはありますが、食事やお弁当、飲み物の販売はありませんので、各自で用意してください。(地図のところを見ると分かる通り、すぐ近くにローソンあり)

参考までに私たち夫婦は、人吉駅で駅弁(鮎寿司とかしわめし)を購入してきました。お酒や飲み物、おやつなどは、近くのローソンで購入しています。(朝食は後述)

休憩室の様子は、下記のような感じです。B寝台のベッドを取り払った車両です。感心したのは、地元の女子中学生が、放課後の勉強を熱心にやっていた事です。旅行者以外の地元の人も、このスペースを共有できるようになっているのでしょうか。

ブルートレインたらぎの休憩室内部の様子


休憩室で見かけた、国鉄民営化当時のポスターです。こんなレアなものがさりげなく飾られていて、感動しました。民営化当時の騒ぎを覚えている者にとって、感慨深いです。

国鉄からJR九州に変わる時のポスター



ブルートレインたらぎの目の前には、温泉がある


ブルートレインたらぎに宿泊すると、目の前にある町営の温泉センターの入浴券がもらえます。すぐ目の前だし、温泉大浴場でサッパリすると、非常に気分が良いです。

なお、タオルは持参してください。私らは持っていなかったので、温泉センターで購入しました。また、私らは家族風呂に入りました。家族風呂利用の場合は、ブルートレインたらぎでもらえる入浴券は使えません。別途、料金が発生します。毎月第2火曜日は休業です。

多良木町ふれあい交流センターえびすの湯の料金など(多良木町サイト)



ブルートレインたらぎでは、車内放送用オルゴールを操作できる


今回、ブルートレインたらぎで大興奮したのが、寝台特急はやぶさ号運行当時の車内放送用オルゴールです。休憩スペースでお酒飲んでたら、スタッフさんがわざわざ「オルゴール鳴らせますよ~」と教えてくれたのです。それがこれ!




ちょっと音を出すだけなのに、「なにゆえこんなにデッカイんだ??」と思いながらも、3回ほどスイッチを押して楽しみました。超マニアの方は、一人で何十回もオルゴールを鳴らして興奮するのだそうです・笑。

そしてもう一つ。オルゴールを鳴らした後に、当時の車内放送を流すこともできるんです。もう一度動画を見てください。左端に、マイクがあるじゃないですか。オルゴール流した後に、このセリフをマイクに向かって発声すると、完全なマニアになります。

はやぶさ号・西鹿児島・熊本行きの車内放送のセリフ1

はやぶさ号・西鹿児島・熊本行きの車内放送のセリフ2

はやぶさ号・西鹿児島・熊本行きの車内放送のセリフ3


ブルートレインたらぎに宿泊、もしくは見学したら、ぜひ休憩スペース(兼フロント)に申し出て、オルゴールを操作させてもらいましょう!

ブルートレインたらぎに保存されている、車内放送用のオルゴール


そうだ、ついでといっては何ですが、スタッフさん、とても親切な方で、頼んでもいないのに、車掌室のカギを開けてくださって、内部を見せてくださいました。

車掌室に座ることなど無いので、やや面白かったです・笑。よく見ると下記の写真の右側に、はやりオルゴールが設置してありますね。こういう風に、置いてあったとは。

ブルートレインたらぎの車掌室にて


計器類のマニアの方なら、この何とも言えないアナログ感に、萌えるかもしれません。機械音痴のワタクシには、ちっとも分かりませんでした。

ブルートレインたらぎ(寝台特急はやぶさ)の車掌室の計器類



ブルートレインたらぎの朝食について


ブルートレインたらぎでは、夕食も出ないのは当然ですが、朝食もありません。僕らが宿泊した時は、たしか300円で、朝食パンの注文ができたのですが、今はホームページを見てもそのような事が書いていないので、オーダーできるかはっきりしません。

小坂鉄道のブルートレインあけぼののように、翌朝できたてホカホカの大館駅の鶏めし弁当、あるいは特上鶏めし弁当を配達してくれるようなサービスがあればよいのですが、難しいでしょう。

僕らの場合は、1人分がブルートレインたらぎに注文した朝食パン、もう1人分が前日人吉駅で購入したサンドイッチを食べました。確実に朝食を確保したいならば、前日あるいは当日の朝、宿の近くのローソンにて仕入れておく必要がありますね。



ブルートレインたらぎのコンセントについて


ブルートレインたらぎに宿泊する場合、個室寝台の下段に、コンセントが設置してあります。夜間、部屋で充電できるのは非常に重宝します。

ブルートレインたらぎの電源コンセント

ブルートレインたらぎのソロ個室内のコンセントの位置


上段寝台に宿泊した妻は、僕の個室に来てスマホの充電をしていました。なお、開放型B寝台にもコンセントはついていません。この場合、休憩室のスタッフさんに申し出て、充電してもらうようにしましょう。



立ち去りがたかったが、・・・ありがとう、ブルートレインたらぎ


さて翌朝。旅立ちの時がやってきてしまいました。この日はかなり冷え込んだのですが、個室寝台内は空調を調節できるので、ポカポカでぐっすりと寝ることができました。

翌朝、くま川鉄道の田園シンフォニー車両にて、多良木駅から出発します。下記の車両が湯の前駅まで行って、折り返して来るのに乗車しました。




くま川鉄道に乗車すると、ちょうど後方展望できる座席が空いていたので、夫婦でそこに座りました。ブルートレインたらぎに、また来るぞ~~!と心の中で叫びながら、次の目的地に向かいました。

くま川鉄道から見る、ブルートレインたらぎ


ブルートレインたらぎとは関係無いですが、この後の我々の行動は、人吉からいさぶろう号で矢岳越えをして、特急はやとの風に乗車して桜島を眺めながら鹿児島に至り、(途中、車内で名物駅弁かれい川を食す)、川内駅に移動してからおれんじ食堂に乗車というルートでした。

ブルートレインたらぎのスタンプカード


あ、写真は、ブルートレインたらぎのスタンプカードです。「スタンプカード発行しますか?」と聞かれて、「いや、いいです」と言いかけたら妻が、「また来るかもしれないんだから、作っておきなさいよ」と言ってくれて、発行したものです。

おかげで、良い記念になりました。やはりまた、来てみたいなと思いますね。九州はどこに行っても素晴らしいところばかりです。できれば阿久根駅前のブルートレインの宿も再開してくれたら、同時に泊まるんだけどなあ。

こちらも参考北斗星ホテル・トレインホステル北斗星に泊まった時の体験談



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