特急列車ヘッドマーク弁当(東京)を食べた記録のその3

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特急列車ヘッドマーク弁当・3ページ目・・・これで全シリーズを制覇

当サイト管理人が「大好物」な駅弁の1つ、特急列車ヘッドマーク弁当を紹介するページの3ページ目です。ここでは、第13弾として売り出された「あいづ」以降のヘッドマーク弁当をご紹介しましょう。現在は16弾まで出ており、全てを購入しています。(下の写真は第五弾の北斗星)

寝台特急テールマーク弁当・北斗星


特急列車ヘッドマーク弁当の全てをご覧になりたい人は、以下の項目に分けて説明しておりますので、興味のあるところをご覧頂ければと思います。

第1弾・利久監修の「ひばり」は絶品
第2弾・荻野屋監修の「あさま」
第3弾・丸政監修の「あずさ」
第4弾・しまだフーズ監修の「ひたち」(&復刻版ひたち)
第5弾・まるい弁当監修の「寝台特急テールマーク弁当・北斗星」
第6弾・新潟三新軒監修の「とき」
第7弾・丸政監修の「かいじ」
第8弾・新杵屋監修の「つばさ」
第9弾・斉藤松月堂監修の「はつかり」
第10弾・南総軒監修の「わかしお」
第11弾・神尾弁当監修の「いなほ」
第12弾・しまだフーズ監修の「寝台特急テールマーク弁当・ゆうづる」
第13弾・しまだフーズ監修の「あいづ」
第14弾・幸福の寿し本舗監修の「2段弁当・みちのく」
第15弾・斉藤松月堂監修の「2段弁当・はくつる」
第16弾・斉藤松月堂監修の「やまびこ」

特急ヘッドマーク弁当の1ページ目TOPはこちら





第13弾・しまだフーズ監修の「あいづ」


2020年10月14日、コロナでボロボロのこの年も、2回目のヘッドマーク弁当が発売となりました。銘柄は、「あいづ」です。ビックリたのは、あいづだから伯養軒あるいは福豆屋が製造かなと思ったら、なんと前回の「ゆうづる」から引き続き、水戸のしまだフーズが担当となりました。

特急列車ヘッドマーク弁当あいづ


私は小学生時代に、上野から会津若松まで特急あいずに乗車した事があり、それを懐かしく思い出しながら開封しますと、会津地方の食の幸が満載の、非常にハイクオリティな駅弁なのでした。

特急列車ヘッドマーク弁当あいづ


お品書きとしては、白飯、会津名物のソースカツ、会津地鶏みしまやの地鶏照り焼き、会津満田屋の会津産高田梅の天日干し梅干し、会津名物まんじゅうの天ぷら、同じく名物のみそ田楽、その他椎茸煮、花人参煮、栗甘露煮、山菜、蕗、きんぴらなどの山の恵み詰め合わせです。

主役はソースカツです。適度な厚さの豚肉とたくさん付いた衣にソースが馴染んで、爽やかな酸味が口に広がりました。もちろん、副菜系の全てに手抜きは無し、しまだフーズの駅弁調製能力の高さを強く感じました。

特急列車ヘッドマーク弁当あいづのソースカツ


一番の驚きは、饅頭の天ぷら。会津にこんな名物があったのかと。恐らく薄皮まんじゅうを天ぷらにして揚げていますが、こんな美味しいデザートは久方ぶりです。味わいとしてはかりんとう饅頭に似ていますが、こちらのほうが柔らかさが上。衣はカリッとして、まんじゅう本体はしっとり。お見事です。

特急列車ヘッドマーク弁当あいづの饅頭の天ぷら


そうそう、このまんじゅうの天ぷら、なんと、醤油を付けて頂くようです。その部分での二重の驚きも含めて、実際に食したところを動画でもご覧ください。




参考ソースカツと言えば、会津川口駅の勝ロールも必食です


購入データ
購入場所 膳まい上野中央通路店
購入日時 2020年10月20日
価格 2160円(税込み)
ラベル表示 特急列車ヘッドマーク弁当あいづのラベル表記
製造 しまだフーズ有限会社
茨城県水戸市南町1-4-16南町ビル2階
0120-611-787
http://www.kitanoshimada.com/delivery



第14弾・幸福の寿し本舗監修の「2段弁当・みちのく」


特急列車ヘッドマーク弁当第14弾「みちのく」。今回から、誰もがあっと驚く大きな変更がありました。それは、駅弁容器が2段重ねになった事。そしてお値段も従来の2160円から2250円とやや値上げとなりました。ただし価格と品質のバランスは取れていると思います。適正です。

583系特急列車ヘッドマーク2段弁当「みちのく」


販売は2021年7月19日より。青森の幸福の寿司本舗さんが調製、大満足の出来栄えです。

583系特急列車ヘッドマーク2段弁当「みちのく」


今回から割り箸のほかにプラスチックの箸も付き、より、ヘッドマーク弁当お容器の再利用を考えているようですね。

ヘッドマーク2段弁当「みちのく」の再利用できる箸


このように、従来同様の写真(裏はお品書き)の他に、シールも追加されて、ファンには嬉しいです。

ヘッドマーク2段弁当「みちのく」の写真とシール


一段目はご飯です。青森県産米「青天の霹靂」を使ったご飯に、サーモンの酢漬け、鮭フレーク、錦糸卵が乗ります。同じ業者の別の駅弁の具を上手に使い回しています。悪い意味ではありません。

ヘッドマーク2段弁当「みちのく」のご飯


二段目はおかず。鶏の唐揚げ、鯖の塩焼き、青森県産の帆立の照り焼き、玉子焼き、牛バラ焼きがメインです。肉と魚がバランス良く入っていて最高。鯖などは駅弁の塩焼きとしてはかなりの出来。副菜の長芋のピクルスは絶品。デザートに林檎のシロップ漬け。満足度高し。

ヘッドマーク2段弁当「みちのく」のおかず

ヘッドマーク2段弁当「みちのく」のおかず


購入データ
購入場所 HANAGATAYA東京南通路店
購入日時 2021年8月1日
価格 2250円(税込み)
ラベル表示 583系特急列車ヘッドマーク2段弁当「みちのく」のラベル表示
製造 有限会社幸福の寿し本舗
青森県青森市油川字柳川92-6
017-788-2234
https://www.kouhuku-sushi.co.jp/





第15弾・斉藤松月堂監修の「2段弁当・はくつる」


特急列車ヘッドマーク弁当の第15弾、ヘッドマーク2段弁当としては第2弾となる、「寝台特急ヘッドマーク2段弁当はくつる」。2022年3月25日の発売となりました。583系シリーズとしても、前回の「みちのく」に続く第2弾となりますね。

寝台特急のヘッドマーク弁当(含むテールマーク弁当)としては、3つ目の駅弁になります。調製元は一ノ関駅の斎藤松月堂さん。同じ一ノ関駅の「あべちう」さんが廃業した後、孤軍奮闘する形です。

寝台特急ヘッドマーク2段弁当はくつる


中身は基本的に岩手の幸が満載。ご飯には白鶴の形に切り抜いた蒲鉾を使っています。分厚い銀鮭の塩焼きに、岩手県産の牛肉や鶏肉料理が脇を固めています。また、盛岡じゃじゃ麺が入っているのもポイント高い!意外性に思わず歓声。デザートに一ノ関名物のくるみ餅も。

漬物や加工食品が入る事から、添加物は多め。お値段は再利用できるお弁当箱が付いているという事で、2250円と高価です。でも、食べて納得の価格です。はくつる号のシールも付属しています。

寝台特急ヘッドマーク2段弁当はくつる


「はくつる」をかたどった蒲鉾に、錦糸卵やゆかりなどの振りかけご飯。蒲鉾の端材がどうなるのか気になるところです・笑。

寝台特急ヘッドマーク2段弁当はくつるの蒲鉾


弐ノ段に、美味しさたっぷりにメインディッシュ。銀鮭は脂が乗ってふっくらな食感です。岩手県産の黒毛和牛の炙り焼きや鶏の照り焼きも抜群。

寝台特急ヘッドマーク2段弁当はくつるのメインディッシュ


盛岡じゃじゃ麺と、その隣のくるみ餅です。ここまで来ると本当に満足度が高いです。

じゃじゃ麺やくるみ餅


購入データ
購入場所 HANAGATAYA 東京八重洲南口
購入日時 2022年4月14日
価格 2250円(税込み)
ラベル表示 寝台特急ヘッドマーク2段弁当はくつるのラベル表示
メニュー詳細 【一ノ段】
白飯(岩手県産ひとめぼれ)、鶴型かまぼこ、きざみ梅としらすのふりかけ、錦糸玉子、大根味噌漬け刻み

【弐ノ段】
盛岡じゃじゃ麺風、一関名物くるみ餅、岩手県産黒毛和牛あぶり焼き、銀鮭塩焼き、岩手県産鶏の照り焼き
製造 株式会社斉藤松月堂
岩手県一関市上大槻街2-37
0191-26-3000
http://saito-shogetsudo.jp/online/index.php



第16弾・斉藤松月堂監修の「やまびこ」


2022年7月15日、ようやくコロナ明けが近づいてきて明るい気分になってきたような気がするこのタイミング、16弾となる「やまびこ」が発売されました。調製元は前回同様に斉藤松月堂です。

特急列車ヘッドマーク弁当「やまびこ」


地元の食肉専門店「格之進」さんとコラボする形で、ハンバーグをメインにした牛肉弁当に仕上がっています。味は折り紙付き。見た目もやまびこのヘッドマークの色合いにそっくり!

特急列車ヘッドマーク弁当「やまびこ」


斎藤松月堂は、名物のひふみ弁当あたりから肉屋の「格之進」と協働している感じが強いですね。今回は冷めても美味しいハンバーグだけでなく、メンチカツ、炙り焼きのバリエーション。全く食べ飽きません。肉が旨すぎてひと息付けない罪作りな弁当だと思いますよこれは。

ヘッドマーク弁当「やまびこ」のハンバーグ


たまに、お弁当業界では冷めたハンバーグを目にする事もありますが、斎藤松月堂のハンバーグには到底敵わないでしょう。この断面図を見て頂くだけでも、ご理解いただけると思います。

ヘッドマーク弁当「やまびこ」のハンバーグ


今回は格之進の肉を使ったメンチカツも添えられています。ふんわり美味しい、駅弁業界としてはナンバーワンのメンチカツだと思いました。メンチカツ弁当を作って欲しい!

ヘッドマーク弁当「やまびこ」のメンチカツ


そして、やはり格之進の、恐らく熟成肉を使った炙り焼き。旨味成分が増していて、脂分まで美味しいです。不思議な事に昆布煮も添えられており、焼肉と昆布煮が絶妙にマッチするとは大発見でした。

ヘッドマーク弁当「やまびこ」の牛肉炙り焼き


斎藤松月堂の特急列車ヘッドマーク弁当は、今回で3回目です。今までは海の幸を多めに投入してきましたが、今回はガラッと変わって非常に肉肉しく仕上げてきました。

駅弁業界全体を見渡すと、時代の流れは明らかに海の幸系からお肉系にトレンドが変わってきています。その変化に応じて、地元の美味しい肉屋さんとコラボしている斎藤松月堂さんは、味も抜群だけど経営センスも光っているなと思いました。唸りながら一気に駅弁完食でございました!


購入データ
購入場所 大宮駅のHANAGATAYAエキュート大宮ノース
購入日時 2022年7月15日
価格 2160円(税込み)
ラベル表示 特急列車ヘッドマーク弁当「やまびこ」のラベル表示
メニュー詳細 岩手県産ひとめぼれ、格之進金格ハンバーグ、格之進メンチカツ、格之進熟成肉の炙り焼き、蓮根酢漬け、しめじとエリンギのソテー、錦糸卵、塩昆布、パプリカ、紅生姜、煮物
製造 株式会社斉藤松月堂
岩手県一関市上大槻街2-37
0191-26-3000
http://saito-shogetsudo.jp/online/index.php



●これ以外の特急列車ヘッドマーク弁当をご覧になる場合は、目次を再度掲載しますので、お好みのところをクリックしてください。(第1~12弾までは別のページに飛びます)

第1弾・利久監修の「ひばり」は絶品
第2弾・荻野屋監修の「あさま」
第3弾・丸政監修の「あずさ」
第4弾・しまだフーズ監修の「ひたち」(&復刻版ひたち)
第5弾・まるい弁当監修の「寝台特急テールマーク弁当・北斗星」
第6弾・新潟三新軒監修の「とき」
第7弾・丸政監修の「かいじ」
第8弾・新杵屋監修の「つばさ」
第9弾・斉藤松月堂監修の「はつかり」
第10弾・南総軒監修の「わかしお」
第11弾・神尾弁当監修の「いなほ」
第12弾・しまだフーズ監修の「寝台特急テールマーク弁当・ゆうづる」
第13弾・しまだフーズ監修の「あいづ」
第14弾・幸福の寿し本舗監修の「2段弁当・みちのく」
第15弾・斉藤松月堂監修の「2段弁当・はくつる」
第16弾・斉藤松月堂監修の「やまびこ」

参考東京の鉄道の見えるホテル一覧


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