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特急列車ヘッドマーク弁当・3ページ目・・・これで全シリーズを制覇
当サイト管理人が「大好物」な駅弁の1つ、特急列車ヘッドマーク弁当を紹介するページの3ページ目です。ここでは、第13弾として売り出された「あいづ」以降のヘッドマーク弁当をご紹介しましょう。現在は18弾まで出ており、全てを購入しています。(下の写真は第5弾の北斗星)

特急列車ヘッドマーク弁当の全てをご覧になりたい人は、以下の項目に分けて説明しておりますので、興味のあるところをご覧頂ければと思います。
⇒第1弾・利久監修の「ひばり」は絶品
⇒第2弾・荻野屋監修の「あさま」
⇒第3弾・丸政監修の「あずさ」
⇒第4弾・しまだフーズ監修の「ひたち」(&復刻版ひたち)
⇒第5弾・まるい弁当監修の「寝台特急テールマーク弁当・北斗星」
⇒第6弾・新潟三新軒監修の「とき」
⇒第7弾・丸政監修の「かいじ」
⇒第8弾・新杵屋監修の「つばさ」
⇒第9弾・斉藤松月堂監修の「はつかり」
⇒第10弾・南総軒監修の「わかしお」
⇒第11弾・神尾弁当監修の「いなほ」
⇒第12弾・しまだフーズ監修の「寝台特急テールマーク弁当・ゆうづる」
⇒第13弾・しまだフーズ監修の「あいづ」
⇒第14弾・幸福の寿し本舗監修の「2段弁当・みちのく」
⇒第15弾・斉藤松月堂監修の「2段弁当・はくつる」
⇒第16弾・斉藤松月堂監修の「やまびこ」
⇒第17弾・淡路屋監修の「寝台急行テールマーク弁当・銀河」
⇒第18弾・若廣監修の「寝台特急テールマーク弁当・北陸」
⇒特急ヘッドマーク弁当の1ページ目TOPはこちら
2020年10月14日、コロナでボロボロのこの年も、2回目のヘッドマーク弁当が発売となりました。銘柄は、「あいづ」です。ビックリしたのは、あいづだから伯養軒あるいは福豆屋が製造かなと思ったら、なんと前回の「ゆうづる」から引き続き、水戸のしまだフーズが担当となりました。

私は小学生時代に、上野から会津若松まで特急あいずに乗車した事があり、それを懐かしく思い出しながら開封しますと、会津地方の食の幸が満載の、非常にハイクオリティな駅弁なのでした。

お品書きとしては、白飯、会津名物のソースカツ、会津地鶏みしまやの地鶏照り焼き、会津満田屋の会津産高田梅の天日干し梅干し、会津名物まんじゅうの天ぷら、同じく名物のみそ田楽、その他椎茸煮、花人参煮、栗甘露煮、山菜、蕗、きんぴらなどの山の恵み詰め合わせです。
主役はソースカツです。適度な厚さの豚肉とたくさん付いた衣にソースが馴染んで、爽やかな酸味が口に広がりました。もちろん、副菜系の全てに手抜きは無し、しまだフーズの駅弁調製能力の高さを強く感じました。

一番の驚きは、饅頭の天ぷら。会津にこんな名物があったのかと。恐らく薄皮まんじゅうを天ぷらにして揚げていますが、こんな美味しいデザートは久方ぶりです。味わいとしてはかりんとう饅頭に似ていますが、こちらのほうが柔らかさが上。衣はカリッとして、まんじゅう本体はしっとり。お見事です。

そうそう、このまんじゅうの天ぷら、なんと、醤油を付けて頂くようです。その部分での二重の驚きも含めて、実際に食したところを動画でもご覧ください。
⇒参考:ソースカツと言えば、会津川口駅の勝ロールも必食です
特急列車ヘッドマーク弁当第14弾「みちのく」。今回から、誰もがあっと驚く大きな変更がありました。それは、駅弁容器が2段重ねになった事。そしてお値段も従来の2160円から2250円とやや値上げとなりました。ただし価格と品質のバランスは取れていると思います。適正です。

販売は2021年7月19日より。青森の幸福の寿司本舗さんが調製、大満足の出来栄えです。

今回から割り箸のほかにプラスチックの箸も付き、より、ヘッドマーク弁当お容器の再利用を考えているようですね。

このように、従来同様の写真(裏はお品書き)の他に、シールも追加されて、ファンには嬉しいです。

一段目はご飯です。青森県産米「青天の霹靂」を使ったご飯に、サーモンの酢漬け、鮭フレーク、錦糸卵が乗ります。同じ業者の別の駅弁の具を上手に使い回しています。悪い意味ではありません。

二段目はおかず。鶏の唐揚げ、鯖の塩焼き、青森県産の帆立の照り焼き、玉子焼き、牛バラ焼きがメインです。肉と魚がバランス良く入っていて最高。鯖などは駅弁の塩焼きとしてはかなりの出来。副菜の長芋のピクルスは絶品。デザートに林檎のシロップ漬け。満足度高し。


特急列車ヘッドマーク弁当の第15弾、ヘッドマーク2段弁当としては第2弾となる、「寝台特急ヘッドマーク2段弁当はくつる」。2022年3月25日の発売となりました。583系シリーズとしても、前回の「みちのく」に続く第2弾となりますね。
寝台特急のヘッドマーク弁当(含むテールマーク弁当)としては、3つ目の駅弁になります。調製元は一ノ関駅の斎藤松月堂さん。同じ一ノ関駅の「あべちう」さんが廃業した後、孤軍奮闘する形です。

中身は基本的に岩手の幸が満載。ご飯には白鶴の形に切り抜いた蒲鉾を使っています。分厚い銀鮭の塩焼きに、岩手県産の牛肉や鶏肉料理が脇を固めています。また、盛岡じゃじゃ麺が入っているのもポイント高い!意外性に思わず歓声。デザートに一ノ関名物のくるみ餅も。
漬物や加工食品が入る事から、添加物は多め。お値段は再利用できるお弁当箱が付いているという事で、2250円と高価です。でも、食べて納得の価格です。はくつる号のシールも付属しています。

「はくつる」をかたどった蒲鉾に、錦糸卵やゆかりなどの振りかけご飯。蒲鉾の端材がどうなるのか気になるところです・笑。

弐ノ段に、美味しさたっぷりにメインディッシュ。銀鮭は脂が乗ってふっくらな食感です。岩手県産の黒毛和牛の炙り焼きや鶏の照り焼きも抜群。

盛岡じゃじゃ麺と、その隣のくるみ餅です。ここまで来ると本当に満足度が高いです。

2022年7月15日、ようやくコロナ明けが近づいてきて明るい気分になってきたような気がするこのタイミング、16弾となる「やまびこ」が発売されました。調製元は前回同様に斉藤松月堂です。弁当箱が、2段式から従来のタイプに戻されましたね。

地元の食肉専門店「格之進」さんとコラボする形で、ハンバーグをメインにした牛肉弁当に仕上がっています。味は折り紙付き。見た目もやまびこのヘッドマークの色合いにそっくり!

斎藤松月堂は、名物のひふみ弁当あたりから肉屋の「格之進」と協働している感じが強いですね。今回は冷めても美味しいハンバーグだけでなく、メンチカツ、炙り焼きのバリエーション。全く食べ飽きません。肉が旨すぎてひと息付けない罪作りな弁当だと思いますよこれは。

たまに、お弁当業界では冷めたハンバーグを目にする事もありますが、斎藤松月堂のハンバーグには到底敵わないでしょう。この断面図を見て頂くだけでも、ご理解いただけると思います。

今回は格之進の肉を使ったメンチカツも添えられています。ふんわり美味しい、駅弁業界としてはナンバーワンのメンチカツだと思いました。メンチカツ弁当を作って欲しい!

そして、やはり格之進の、恐らく熟成肉を使った炙り焼き。旨味成分が増していて、脂分まで美味しいです。不思議な事に昆布煮も添えられており、焼肉と昆布煮が絶妙にマッチするとは大発見でした。

斎藤松月堂の特急列車ヘッドマーク弁当は、今回で3回目です。今までは海の幸を多めに投入してきましたが、今回はガラッと変わって非常に肉肉しく仕上げてきました。
駅弁業界全体を見渡すと、時代の流れは明らかに海の幸系からお肉系にトレンドが変わってきています。その変化に応じて、地元の美味しい肉屋さんとコラボしている斎藤松月堂さんは、味も抜群だけど経営センスも光っているなと思いました。唸りながら一気に駅弁完食でございました!
特急列車ヘッドマーク弁当の第17弾、寝台急行ヘッドマーク弁当・銀河を購入しました。販売開始は2023年6月1日です。製造は神戸の淡路屋の東京工場。寝台列車の弁当は2段重ね弁当になるのかと思ったら、従来タイプのお弁当箱になりました。
初めは駅弁容器に気を取られていましたが、ひと口食べたら普段の淡路屋よりも絶対に美味しいと思うほどの素晴らしい出来。「ネタ駅弁」は今の淡路屋の真骨頂だと思わされました。

中身は、寝台急行銀河号の沿線、東京~名古屋~大阪の美味しいものが、大阪と東京に製造拠点を持つ淡路屋によって、上手に閉じ込められています。黒七味などは、京都の老舗の名物品です。

油揚げを刻んで炊き込みご飯にして、適度な食感を残した葱煮を介して、更に味を染み込ませた油揚げをその上に置き、山椒入りの黒七味で味変までできる、優れもののご飯コーナー! ほうれん草と小海老を添えて、色合いも良し。決して高価ではない材料で正攻法で攻めていますね。

おかずは、仕切りをほぼ使わない難しい盛り付けを完成させています。目立つのは味噌カツ。カツの横には味付け湯葉、そして淡路屋お得意の蛸の煮付け!揚げ蒲鉾もひっぱりだこ飯でお馴染み。

江戸は何処に?と思ったら、ありました。味噌カツの隣に塩サバがあって、その下にアサリの生姜煮。深川めしをイメージしています。良くできた駅弁で、すっかり感心してしまいました。他に、煮物も添えられています。素晴らしい

価格は今回から2350円。タッパー容器は何度でも使える優れもの。全く高くありません。現代の駅弁の1つの完成形にも思えます。淡路屋さん、良い仕事をしてくれました。ごちそうさまでした♪
2024年10月14日、特急列車ヘッドマーク弁当としては18弾になる、寝台特急テールマーク弁当「北陸」が販売されました。今回も、はくつる号やゆうづる号の時の2段重ねではなく、従来タイプの容器です。この方が売れるのかもしれませんね。
製造は、意外な事に、福井県小浜市の、株式会社若廣です。北陸新幹線が福井まで伸びたので、それに敬意を表した形ですが、駅弁中央会所属の正式駅弁業者の、福井駅の番匠本店や、敦賀駅の塩荘が担当しなかったのは、意外でした。
恐らくですが、若廣は大消費地での販売に力を入れており、東京都内は葛飾区に、弁当製造工場を保有しているからだと思われます。駅弁食中毒事件以降、遠隔地から無理やり駅弁を運ぶのが、敬遠されているのではないかと推測します。

若廣は、空弁として人気を博した焼き鯖寿司のイメージしか無かったのですが、この弁当は予想外の美味しさであり、弁当も美味しいのかと、驚きました。

若廣は、ただ弁当を作るのではなく、寿司屋としてのノウハウを活かして、出汁入りの酢飯という新しいジャンルを開拓しています。出汁シャリを用いた弁当を「すしべん」と呼んで、売り出しているようで、今回の寝台特急ヘッドマーク弁当北陸も、同様です。
そぼろとアオサの出汁シャリの上には、福井の有名な恐竜の海苔。今回買った弁当にはトリケラトプスの海苔。ティラノサウルスかどちらかになるそうです。

おかずは、北陸の食べ物満載。盛り付けがキチンとしてるなと感心。鯖の取り扱いに手慣れた若廣さんだけあって、焼き鯖は駅弁としては特筆モノの旨さです。
鯖に隠れた福井ソースカツも柔らかく、煮物は里芋もかぼちゃも人参もヨシ。福井の梅干しがこれまた本格的で、食べるとチョー酸っぱいです。顔がショボショボになります。

分厚い玉子焼きに、富山と言ったらグルグル巻き模様の赤巻き蒲鉾。そこに焼き鯖の組み合わせは幕の内弁当三種の神器ですよね。良く出来た駅弁です。

今回の弁当、とりわけご飯に変なパサつきとか全く無いのは、消費される場所で作っているからでしょうね。という事で、大満足でございました。ごちそうさまでした
●これ以外の特急列車ヘッドマーク弁当をご覧になる場合は、目次を再度掲載しますので、お好みのところをクリックしてください。(数が多いので、複数ページにて紹介しています)
⇒第1弾・利久監修の「ひばり」は絶品
⇒第2弾・荻野屋監修の「あさま」
⇒第3弾・丸政監修の「あずさ」
⇒第4弾・しまだフーズ監修の「ひたち」(&復刻版ひたち)
⇒第5弾・まるい弁当監修の「寝台特急テールマーク弁当・北斗星」
⇒第6弾・新潟三新軒監修の「とき」
⇒第7弾・丸政監修の「かいじ」
⇒第8弾・新杵屋監修の「つばさ」
⇒第9弾・斉藤松月堂監修の「はつかり」
⇒第10弾・南総軒監修の「わかしお」
⇒第11弾・神尾弁当監修の「いなほ」
⇒第12弾・しまだフーズ監修の「寝台特急テールマーク弁当・ゆうづる」
⇒第13弾・しまだフーズ監修の「あいづ」
⇒第14弾・幸福の寿し本舗監修の「2段弁当・みちのく」
⇒第15弾・斉藤松月堂監修の「2段弁当・はくつる」
⇒第16弾・斉藤松月堂監修の「やまびこ」
⇒第17弾・淡路屋監修の「寝台急行テールマーク弁当・銀河」
⇒第18弾・若廣監修の「寝台特急テールマーク弁当・北陸」
⇒参考:東京の鉄道の見えるホテル一覧

特急列車ヘッドマーク弁当の全てをご覧になりたい人は、以下の項目に分けて説明しておりますので、興味のあるところをご覧頂ければと思います。
⇒第1弾・利久監修の「ひばり」は絶品
⇒第2弾・荻野屋監修の「あさま」
⇒第3弾・丸政監修の「あずさ」
⇒第4弾・しまだフーズ監修の「ひたち」(&復刻版ひたち)
⇒第5弾・まるい弁当監修の「寝台特急テールマーク弁当・北斗星」
⇒第6弾・新潟三新軒監修の「とき」
⇒第7弾・丸政監修の「かいじ」
⇒第8弾・新杵屋監修の「つばさ」
⇒第9弾・斉藤松月堂監修の「はつかり」
⇒第10弾・南総軒監修の「わかしお」
⇒第11弾・神尾弁当監修の「いなほ」
⇒第12弾・しまだフーズ監修の「寝台特急テールマーク弁当・ゆうづる」
⇒第13弾・しまだフーズ監修の「あいづ」
⇒第14弾・幸福の寿し本舗監修の「2段弁当・みちのく」
⇒第15弾・斉藤松月堂監修の「2段弁当・はくつる」
⇒第16弾・斉藤松月堂監修の「やまびこ」
⇒第17弾・淡路屋監修の「寝台急行テールマーク弁当・銀河」
⇒第18弾・若廣監修の「寝台特急テールマーク弁当・北陸」
⇒特急ヘッドマーク弁当の1ページ目TOPはこちら
第13弾・しまだフーズ監修の「あいづ」
2020年10月14日、コロナでボロボロのこの年も、2回目のヘッドマーク弁当が発売となりました。銘柄は、「あいづ」です。ビックリしたのは、あいづだから伯養軒あるいは福豆屋が製造かなと思ったら、なんと前回の「ゆうづる」から引き続き、水戸のしまだフーズが担当となりました。

私は小学生時代に、上野から会津若松まで特急あいずに乗車した事があり、それを懐かしく思い出しながら開封しますと、会津地方の食の幸が満載の、非常にハイクオリティな駅弁なのでした。

お品書きとしては、白飯、会津名物のソースカツ、会津地鶏みしまやの地鶏照り焼き、会津満田屋の会津産高田梅の天日干し梅干し、会津名物まんじゅうの天ぷら、同じく名物のみそ田楽、その他椎茸煮、花人参煮、栗甘露煮、山菜、蕗、きんぴらなどの山の恵み詰め合わせです。
主役はソースカツです。適度な厚さの豚肉とたくさん付いた衣にソースが馴染んで、爽やかな酸味が口に広がりました。もちろん、副菜系の全てに手抜きは無し、しまだフーズの駅弁調製能力の高さを強く感じました。

一番の驚きは、饅頭の天ぷら。会津にこんな名物があったのかと。恐らく薄皮まんじゅうを天ぷらにして揚げていますが、こんな美味しいデザートは久方ぶりです。味わいとしてはかりんとう饅頭に似ていますが、こちらのほうが柔らかさが上。衣はカリッとして、まんじゅう本体はしっとり。お見事です。

そうそう、このまんじゅうの天ぷら、なんと、醤油を付けて頂くようです。その部分での二重の驚きも含めて、実際に食したところを動画でもご覧ください。
⇒参考:ソースカツと言えば、会津川口駅の勝ロールも必食です
購入データ | |
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購入場所 | 膳まい上野中央通路店 |
購入日時 | 2020年10月20日 |
価格 | 2160円(税込み) |
ラベル表示 | ![]() |
製造 | しまだフーズ有限会社 茨城県水戸市南町1-4-16南町ビル2階 0120-611-787 http://www.kitanoshimada.com/delivery |
第14弾・幸福の寿し本舗監修の「2段弁当・みちのく」
特急列車ヘッドマーク弁当第14弾「みちのく」。今回から、誰もがあっと驚く大きな変更がありました。それは、駅弁容器が2段重ねになった事。そしてお値段も従来の2160円から2250円とやや値上げとなりました。ただし価格と品質のバランスは取れていると思います。適正です。

販売は2021年7月19日より。青森の幸福の寿司本舗さんが調製、大満足の出来栄えです。

今回から割り箸のほかにプラスチックの箸も付き、より、ヘッドマーク弁当お容器の再利用を考えているようですね。

このように、従来同様の写真(裏はお品書き)の他に、シールも追加されて、ファンには嬉しいです。

一段目はご飯です。青森県産米「青天の霹靂」を使ったご飯に、サーモンの酢漬け、鮭フレーク、錦糸卵が乗ります。同じ業者の別の駅弁の具を上手に使い回しています。悪い意味ではありません。

二段目はおかず。鶏の唐揚げ、鯖の塩焼き、青森県産の帆立の照り焼き、玉子焼き、牛バラ焼きがメインです。肉と魚がバランス良く入っていて最高。鯖などは駅弁の塩焼きとしてはかなりの出来。副菜の長芋のピクルスは絶品。デザートに林檎のシロップ漬け。満足度高し。


購入データ | |
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購入場所 | HANAGATAYA東京南通路店 |
購入日時 | 2021年8月1日 |
価格 | 2250円(税込み) |
ラベル表示 | ![]() |
製造 | 有限会社幸福の寿し本舗 青森県青森市油川字柳川92-6 017-788-2234 https://www.kouhuku-sushi.co.jp/ |
第15弾・斉藤松月堂監修の「2段弁当・はくつる」
特急列車ヘッドマーク弁当の第15弾、ヘッドマーク2段弁当としては第2弾となる、「寝台特急ヘッドマーク2段弁当はくつる」。2022年3月25日の発売となりました。583系シリーズとしても、前回の「みちのく」に続く第2弾となりますね。
寝台特急のヘッドマーク弁当(含むテールマーク弁当)としては、3つ目の駅弁になります。調製元は一ノ関駅の斎藤松月堂さん。同じ一ノ関駅の「あべちう」さんが廃業した後、孤軍奮闘する形です。

中身は基本的に岩手の幸が満載。ご飯には白鶴の形に切り抜いた蒲鉾を使っています。分厚い銀鮭の塩焼きに、岩手県産の牛肉や鶏肉料理が脇を固めています。また、盛岡じゃじゃ麺が入っているのもポイント高い!意外性に思わず歓声。デザートに一ノ関名物のくるみ餅も。
漬物や加工食品が入る事から、添加物は多め。お値段は再利用できるお弁当箱が付いているという事で、2250円と高価です。でも、食べて納得の価格です。はくつる号のシールも付属しています。

「はくつる」をかたどった蒲鉾に、錦糸卵やゆかりなどの振りかけご飯。蒲鉾の端材がどうなるのか気になるところです・笑。

弐ノ段に、美味しさたっぷりにメインディッシュ。銀鮭は脂が乗ってふっくらな食感です。岩手県産の黒毛和牛の炙り焼きや鶏の照り焼きも抜群。

盛岡じゃじゃ麺と、その隣のくるみ餅です。ここまで来ると本当に満足度が高いです。

購入データ | |
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購入場所 | HANAGATAYA 東京八重洲南口 |
購入日時 | 2022年4月14日 |
価格 | 2250円(税込み) |
ラベル表示 | ![]() |
メニュー詳細 | 【一ノ段】 白飯(岩手県産ひとめぼれ)、鶴型かまぼこ、きざみ梅としらすのふりかけ、錦糸玉子、大根味噌漬け刻み 【弐ノ段】 盛岡じゃじゃ麺風、一関名物くるみ餅、岩手県産黒毛和牛あぶり焼き、銀鮭塩焼き、岩手県産鶏の照り焼き |
製造 | 株式会社斉藤松月堂 岩手県一関市上大槻街2-37 0191-26-3000 http://saito-shogetsudo.jp/online/index.php |
第16弾・斉藤松月堂監修の「やまびこ」
2022年7月15日、ようやくコロナ明けが近づいてきて明るい気分になってきたような気がするこのタイミング、16弾となる「やまびこ」が発売されました。調製元は前回同様に斉藤松月堂です。弁当箱が、2段式から従来のタイプに戻されましたね。

地元の食肉専門店「格之進」さんとコラボする形で、ハンバーグをメインにした牛肉弁当に仕上がっています。味は折り紙付き。見た目もやまびこのヘッドマークの色合いにそっくり!

斎藤松月堂は、名物のひふみ弁当あたりから肉屋の「格之進」と協働している感じが強いですね。今回は冷めても美味しいハンバーグだけでなく、メンチカツ、炙り焼きのバリエーション。全く食べ飽きません。肉が旨すぎてひと息付けない罪作りな弁当だと思いますよこれは。

たまに、お弁当業界では冷めたハンバーグを目にする事もありますが、斎藤松月堂のハンバーグには到底敵わないでしょう。この断面図を見て頂くだけでも、ご理解いただけると思います。

今回は格之進の肉を使ったメンチカツも添えられています。ふんわり美味しい、駅弁業界としてはナンバーワンのメンチカツだと思いました。メンチカツ弁当を作って欲しい!

そして、やはり格之進の、恐らく熟成肉を使った炙り焼き。旨味成分が増していて、脂分まで美味しいです。不思議な事に昆布煮も添えられており、焼肉と昆布煮が絶妙にマッチするとは大発見でした。

斎藤松月堂の特急列車ヘッドマーク弁当は、今回で3回目です。今までは海の幸を多めに投入してきましたが、今回はガラッと変わって非常に肉肉しく仕上げてきました。
駅弁業界全体を見渡すと、時代の流れは明らかに海の幸系からお肉系にトレンドが変わってきています。その変化に応じて、地元の美味しい肉屋さんとコラボしている斎藤松月堂さんは、味も抜群だけど経営センスも光っているなと思いました。唸りながら一気に駅弁完食でございました!
購入データ | |
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購入場所 | 大宮駅のHANAGATAYAエキュート大宮ノース |
購入日時 | 2022年7月15日 |
価格 | 2160円(税込み) |
ラベル表示 | ![]() |
メニュー詳細 | 岩手県産ひとめぼれ、格之進金格ハンバーグ、格之進メンチカツ、格之進熟成肉の炙り焼き、蓮根酢漬け、しめじとエリンギのソテー、錦糸卵、塩昆布、パプリカ、紅生姜、煮物 |
製造 | 株式会社斉藤松月堂 岩手県一関市上大槻街2-37 0191-26-3000 http://saito-shogetsudo.jp/online/index.php |
第17弾・淡路屋監修の「寝台急行テールマーク弁当・銀河」
特急列車ヘッドマーク弁当の第17弾、寝台急行ヘッドマーク弁当・銀河を購入しました。販売開始は2023年6月1日です。製造は神戸の淡路屋の東京工場。寝台列車の弁当は2段重ね弁当になるのかと思ったら、従来タイプのお弁当箱になりました。
初めは駅弁容器に気を取られていましたが、ひと口食べたら普段の淡路屋よりも絶対に美味しいと思うほどの素晴らしい出来。「ネタ駅弁」は今の淡路屋の真骨頂だと思わされました。

中身は、寝台急行銀河号の沿線、東京~名古屋~大阪の美味しいものが、大阪と東京に製造拠点を持つ淡路屋によって、上手に閉じ込められています。黒七味などは、京都の老舗の名物品です。

油揚げを刻んで炊き込みご飯にして、適度な食感を残した葱煮を介して、更に味を染み込ませた油揚げをその上に置き、山椒入りの黒七味で味変までできる、優れもののご飯コーナー! ほうれん草と小海老を添えて、色合いも良し。決して高価ではない材料で正攻法で攻めていますね。

おかずは、仕切りをほぼ使わない難しい盛り付けを完成させています。目立つのは味噌カツ。カツの横には味付け湯葉、そして淡路屋お得意の蛸の煮付け!揚げ蒲鉾もひっぱりだこ飯でお馴染み。

江戸は何処に?と思ったら、ありました。味噌カツの隣に塩サバがあって、その下にアサリの生姜煮。深川めしをイメージしています。良くできた駅弁で、すっかり感心してしまいました。他に、煮物も添えられています。素晴らしい

価格は今回から2350円。タッパー容器は何度でも使える優れもの。全く高くありません。現代の駅弁の1つの完成形にも思えます。淡路屋さん、良い仕事をしてくれました。ごちそうさまでした♪
購入データ | |
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購入場所 | 大宮駅のHANAGATAYAエキュート大宮ノース |
購入日時 | 2023年8月1日 |
価格 | 2350円(税込み) |
ラベル表示 | ![]() |
製造 | 株式会社淡路屋 兵庫県神戸市東灘区魚崎南町3丁目6−18 078-431-1682 https://www.awajiya.co.jp/ |
第18弾・若廣監修の「寝台特急テールマーク弁当・北陸」
2024年10月14日、特急列車ヘッドマーク弁当としては18弾になる、寝台特急テールマーク弁当「北陸」が販売されました。今回も、はくつる号やゆうづる号の時の2段重ねではなく、従来タイプの容器です。この方が売れるのかもしれませんね。
製造は、意外な事に、福井県小浜市の、株式会社若廣です。北陸新幹線が福井まで伸びたので、それに敬意を表した形ですが、駅弁中央会所属の正式駅弁業者の、福井駅の番匠本店や、敦賀駅の塩荘が担当しなかったのは、意外でした。
恐らくですが、若廣は大消費地での販売に力を入れており、東京都内は葛飾区に、弁当製造工場を保有しているからだと思われます。駅弁食中毒事件以降、遠隔地から無理やり駅弁を運ぶのが、敬遠されているのではないかと推測します。

若廣は、空弁として人気を博した焼き鯖寿司のイメージしか無かったのですが、この弁当は予想外の美味しさであり、弁当も美味しいのかと、驚きました。

若廣は、ただ弁当を作るのではなく、寿司屋としてのノウハウを活かして、出汁入りの酢飯という新しいジャンルを開拓しています。出汁シャリを用いた弁当を「すしべん」と呼んで、売り出しているようで、今回の寝台特急ヘッドマーク弁当北陸も、同様です。
そぼろとアオサの出汁シャリの上には、福井の有名な恐竜の海苔。今回買った弁当にはトリケラトプスの海苔。ティラノサウルスかどちらかになるそうです。

おかずは、北陸の食べ物満載。盛り付けがキチンとしてるなと感心。鯖の取り扱いに手慣れた若廣さんだけあって、焼き鯖は駅弁としては特筆モノの旨さです。
鯖に隠れた福井ソースカツも柔らかく、煮物は里芋もかぼちゃも人参もヨシ。福井の梅干しがこれまた本格的で、食べるとチョー酸っぱいです。顔がショボショボになります。

分厚い玉子焼きに、富山と言ったらグルグル巻き模様の赤巻き蒲鉾。そこに焼き鯖の組み合わせは幕の内弁当三種の神器ですよね。良く出来た駅弁です。

今回の弁当、とりわけご飯に変なパサつきとか全く無いのは、消費される場所で作っているからでしょうね。という事で、大満足でございました。ごちそうさまでした
購入データ | |
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購入場所 | 大宮駅のHANAGATAYAエキュート大宮ノース |
購入日時 | 2022年7月15日 |
価格 | 2160円(税込み) |
ラベル表示 | ![]() |
メニュー詳細 | 福井県産コシヒカリのだしシャリ、焼き鯖、福井名物ソースカツ、恐竜海苔、がんも、紅葉麩、赤巻き蒲鉾、玉子焼き、里芋と鶏のそぼろ煮、福井梅干し、煮物 |
製造 | 株式会社若廣 福井県小浜市川崎1-3-5 0770-53-3844 https://www.wakahiro.co.jp/ |
●これ以外の特急列車ヘッドマーク弁当をご覧になる場合は、目次を再度掲載しますので、お好みのところをクリックしてください。(数が多いので、複数ページにて紹介しています)
⇒第1弾・利久監修の「ひばり」は絶品
⇒第2弾・荻野屋監修の「あさま」
⇒第3弾・丸政監修の「あずさ」
⇒第4弾・しまだフーズ監修の「ひたち」(&復刻版ひたち)
⇒第5弾・まるい弁当監修の「寝台特急テールマーク弁当・北斗星」
⇒第6弾・新潟三新軒監修の「とき」
⇒第7弾・丸政監修の「かいじ」
⇒第8弾・新杵屋監修の「つばさ」
⇒第9弾・斉藤松月堂監修の「はつかり」
⇒第10弾・南総軒監修の「わかしお」
⇒第11弾・神尾弁当監修の「いなほ」
⇒第12弾・しまだフーズ監修の「寝台特急テールマーク弁当・ゆうづる」
⇒第13弾・しまだフーズ監修の「あいづ」
⇒第14弾・幸福の寿し本舗監修の「2段弁当・みちのく」
⇒第15弾・斉藤松月堂監修の「2段弁当・はくつる」
⇒第16弾・斉藤松月堂監修の「やまびこ」
⇒第17弾・淡路屋監修の「寝台急行テールマーク弁当・銀河」
⇒第18弾・若廣監修の「寝台特急テールマーク弁当・北陸」
⇒参考:東京の鉄道の見えるホテル一覧