郡上八幡の吉田屋美濃錦の絶品うなぎと天然鮎づくし

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吉田屋美濃錦で、郡上天然鮎づくしと名物のうなぎ丼を堪能

妻と二人で長良川鉄道に乗って、初めて郡上八幡の街を訪問しました。名前は頭の片隅にありましたが、想像以上に素晴らしい街で、大いに感激しました。

ちなみに郡上八幡にやってきた理由は、実は長良川鉄道が観光列車を走らせているからです。郡上八幡よりもそれが第一目的でありまして・笑、具体的には観光列車ながらに大感動の口コミのページを読んでいただければと思います。

下の写真は観光列車を下車してからまず真っ先に訪問した、郡上八幡城です。日本百名城に漏れているにもかかわらず、現存最古の木造による再建天守閣で、全国の鉄筋コンクリート造りの再建天守閣なんぞより、はるかに素晴らしい所でした。

郡上八幡城


さてこのページでは、郡上八幡市内で最も美味いと評判のうなぎ屋、吉田屋美濃錦(よしだやみのきん)でうな重と郡上鮎づくしを食べた記録です。ちょうどアユ釣りのシーズンで、長良川沿いは驚くほど多くの釣り人で賑わっていました。

郡上八幡ではウナギもさることながら天然鮎が非常に美味いと耳にしたため、鮎のコース料理も頂きつつ、妻と取り分けでうな重も食べる事にします(妻は大のうなぎ好きでして)。下記のような項目で書いておりますので、ご興味のある部分をお読みください。

吉田屋美濃錦の外観や店内の様子、メニューなど
郡上あゆづくし・・・天然鮎が極めて美味!
名物のうなぎ丼の関西風の味わいに感激





吉田屋美濃錦の外観や店内の様子、メニューなど


さて郡上八幡の街を色々と観光したのち、一度ホテル(ビジネスホテル郡上八幡インターに宿泊)にチェックインして休んでから、タクシーを呼んで吉田屋美濃錦まで移動しました。

タクシーの運ちゃんに吉田屋美濃錦の名を告げたところ、「ここらでは一番美味い店だ」と言っていました。どんなところかと期待して着いてみると、なかなか立派なお店でした。うなぎ屋でここまで大きな店構えに成長するのは凄いです。以前、博多で行った吉塚うなぎ屋に似ています。

吉田屋美濃錦の入り口

吉田屋美濃錦の外観


★吉田屋美濃錦の場所(地図を拡大したり縮小したりして確認ください。郡上八幡の街の中心地である、郡上八幡城下町プラザのすぐそばなので、分かりやすいです。)




西日本のうなぎ屋は、私らが慣れ親しんだ関東風の、蒸してふわふわに柔らかくした味わいの鰻と違って、シッカリ焼いて、こんがりした風合いが特徴です。

ただ、吉塚うなぎ屋や、九州の人吉市内の一番美味いうなぎ屋などに足を運んだものの、心底美味いと感動するには至らなかったので、今回も少し不安がよぎります。

吉田屋美濃錦の具体的なメニューとそのお値段を、下記の通り掲載しておきます。吉田屋美濃錦のホームページはあまり更新されておらず、少々不明な点がありましたので、下記の画像を参考にしてみて下さい。

吉田屋美濃錦のホームページはこちらから

吉田屋美濃錦のうなぎ料理と鮎料理のメニュー


店内の様子です。まだお客さんが入る夜の時間には早すぎる入店で、私たち夫婦が一番乗りの状態でした。おかげで写真をバシャバシャ撮ることが出来ました・笑。

吉田屋美濃錦の店内の様子


店内にはなんと、本物の井戸が掘ってあります。下を覗くと水が溜まっていて、驚きました。この手の井戸で使える状態のものを見たのは、初めてでした。ちょっと怖かったです。

吉田屋美濃錦店内の井戸


さて今回は、うなぎもさることながら、ちょうど旬の時期を迎えている鮎を、なんとしても食べたいと思いました。ちょうど吉田屋美濃錦にも鮎料理があって、なんと鰻よりも高価です。

しかも郡上で獲れた天然鮎を使用との事で、鮎が大好きな私は、一発で郡上鮎づくしに決めました。妻がうなぎ丼をオーダーして、二人で取り分けて仲良く食べました。


 


郡上あゆづくし・・・天然鮎が極めて美味!


まずは鮎料理のレビューから。前菜と小鉢です。鮎寿司、鮎の甘露煮、鮎の骨揚げ、そしてなんと、鮎の甘露煮のお腹のあたりに二切れの鮎の熟れ寿司! この味わいが、大好きなんですよね。

この熟れ寿司は、滋賀県の珍味である鮒寿司と同じような製法で作られており、1年ほど熟成して作ったものだと思われます。濃厚なチーズを思わせる深い味わいに、感動しました。ビールが進みます。(本当ならこれは日本酒と一緒に味わいたいですが。)

郡上鮎づくしの前菜と小鉢(吉田屋美濃錦)


前菜の1つ、鮎寿司。鮎のお寿司と言えば駅弁にもあって、人吉駅の鮎ずし吉野口駅の鮎ずしを思い出しました。痛みやすい駅弁と違って、こちらの鮎寿司は酢の効き具合もほどほどで、より鮎の味覚を感じられる状態でした。

鮎寿司


こちら、初体験の鮎の姿盛り。鮎のお刺身が、こんなにもプリプリした歯ごたえで美味だとは知りませんでした。鮎の刺身なんて、超新鮮じゃなければ、絶対に食べられませんからね。

郡上鮎づくしの、鮎の刺身


次、鮎の塩焼きが丸ごと2匹と、鮎の魚田(ぎょでん)です。魚田というのも初体験です。魚田というのは、焼きを入れた後に味噌を付けて、さらに表面をわずかに焦がしたもので、塩焼きとは違った味わいの焼きものです。

合計三尾の天然郡上鮎を頂けるなんて、贅沢極まりない事だと思いました。小ぶりの天然ものなので、頭から尻尾まで丸ごと全て食べられます。最高です。酒がグイグイ進みます。

郡上鮎づくしの鮎の塩焼きと鮎魚田(吉田屋美濃錦)


酒が進み過ぎて腹が膨らんできた頃合いに、鮎雑炊です。これは思ったよりもかなりあっさりしていて、塩焼きや魚田の塩辛さを洗い流してくれる感じです。

同時に、ご飯とみそ汁も。香の物だけで淡々とご飯を頂き、味噌汁をすすり、「ああ、ニッポン人だなあ」という感慨に浸ります。

鮎雑炊


以上が、郡上の天然鮎づくしでした。6000円になります。なお天然鮎は、吉田屋美濃錦であっても日に150~200匹程度しか仕入れられないそうです。今回はそのうち、少なくとも5匹を私が食べてしまったことになり、この世の極楽、そして贅沢な事でありました。


名物のうなぎ丼の関西風の味わいに感激


吉田屋美濃錦に来たからには、当然、鰻も食べねばなりません。そこで、うなぎ丼を頂きました。関西風の鰻、果たして口に合うのか恐る恐る食べて見たところ・・・、

皮の部分がパリッとしていて肉はプリプリ!これは美味い!この感触は初体験!

焼いて提供するのが関西風ですから多少焼き魚風になるのですが、吉田屋美濃錦のうなぎは皮の部分だけが顕著にサクッとして、歯触りが絶妙です。そして身の部分は柔らかすぎず固すぎずの、絶妙な焼き加減になっています。

タレも、しょっぱくも甘くもない。鰻の蒲焼の味わいを全く殺さない、見事な技だと感動しました。鰻を一口食べると、猛然とご飯を口に運びたくなるような、ある種の魔力を持ったうなぎ丼です。特に東日本から来た人には、ぜひいつもと異なる風味の鰻を味わってほしいと思います。

吉田屋美濃錦のうなぎ丼


以上、吉田屋美濃錦で味わった絶品料理、郡上鮎づくしと、うなぎ丼の感想でした。長良川鉄道は、個人的にもう1度は行く機会があるような気がします。その時にまた、吉田屋美濃錦の味を堪能したいと思います。


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