●参考になりましたら、シェアしていただけるとサイト運営の励みになります!
2016年の4月末から運行を開始した、あの水戸岡鋭治さんデザインの、乗る前から「絶対に素晴らしいに決まってる!」と直感が働いた観光列車ながら。すぐに乗るぞと決めていたものの、現地に行ける日にはいつも満員御礼と言う状態が続いていました。
今回、ようやくながら号の美濃太田発のランチコースに乗る機会に恵まれましたので、ここに完全なる口コミを掲載したいと思います。特に、ランチコースで食べたお料理は、すべて掲載しました。
今回は「ついで」で申し訳ありませんが、観光列車ながらに乗車する前日には、ジジババだらけの明知鉄道の寒天列車の極楽旅もしてきましたので、あわせてお楽しみください。

(出発地の、美濃太田駅に入線した観光列車ながら。)
今回の、観光列車ながらに乗車した際の口コミについては、下記の4つのパートに分けて掲載しています。お好みのところからご覧ください。食べたもの全メニューの紹介は、ぜひご覧を。
⇒観光列車ながら号は予約が困難!
⇒観光列車ながらは素晴らしいデザインの車両
⇒観光列車ながらで味わう絶品ランチ全メニュー紹介
⇒郡上八幡駅まで長良川の絶景を堪能
さて、問題は観光列車ながらのチケットがなかなか予約できない事です。とにかく非常に人気があって、予約困難となっています。まずは旅行日に、観光列車ながらの各コースが予約可能なのかどうかを確認しましょう。空いていたら、速攻で予約しないと、すぐに埋まってしまいます。
⇒観光列車ながらの運行日と予約のページ(電話予約となります)
ランチコースは美濃太田駅発の下り列車と、郡上八幡駅発の上り列車の2つになります。どちらかと言うと、上りの郡上八幡駅発のコースの方が予約が取りにくいです。郡上八幡の名店がメニューを担当しているからだと思われます。こんな感じで、いつも満席です。

とにかくランチコースで予約したい人は、下りの美濃太田駅発を選ぶ方が狙い目ですね。こちらのメニューは、シティホテル美濃加茂のレストランが担当しています(今回私はこちらのコース)。ただしこちらのコースも、・・・だいたいが満席です。
なお、郡上八幡駅発の上りの列車にだけ、スイーツコースも設定されています。スイーツも魅力的ですが、運転日が金曜日だけなので、意外とこちらも常に満席です。とにかくいつも満席なのね。
予約が取れたら、長良川鉄道から振込の案内が届きますので、それに従って送金します。送金後しばらくすると、観光列車ながらの乗車券などが送られてきますから、それを持って当日、集合時間に長良川鉄道乗り場に集合です。集合場所は、乗り場に行けば迷う事はありません。

(写真下の、2日フリーきっぷが、長良川鉄道より送られてきます)
さて、待ちに待った観光列車ながらの到着です。到着すると、レストランのシェフの方が材料の積み込みなどを行います。少し時間がありますので、その間に、必ずトイレに行ってきてください。トイレは階段を渡ってコンコースを右に行き、さらに階段を下ったところにあります。
観光列車ながらにはトイレが付いておらず、途中の駅でトイレ休憩するまでの40分ほどかな、トイレには行けませんから注意しましょう。
ランチコースの乗客は、「森」車両に乗車します。この車両は途中の郡上八幡駅までとなります。

もう1両、「鮎」車両は、終点の北濃駅まで行きます。ビュープランの乗客が、こちらに乗車します。ビュープランは、観光案内はあるものの食事は付いていないというプランになります。
食事が無いのは困るので、JR高山本線のホームの歴史ある駅弁屋さんで、松茸釜飯かちらし寿司ておけを購入して、車内で頂くのも思い出深いと思います。

それぞれの車内がどのような素晴らしさなのか、動画にて雰囲気を確認してみて下さい。
乗車して自分の指定の席に着くと、下記のように、既に食事がセットされています。水戸岡さんらしい列車のデザインで、とにかく彼がデザインする車両に乗り込むと、異様に落ち着きます。そして、なぜかため息が出る。日本が誇る、第一級のデザイナーですね。

上記の写真の、料理の蓋を取ると、次のような鮮やかなお料理が目に飛び込んできます。車内から、歓声が漏れます。この二段になったお料理は、「乙姫の玉手箱」と名付けられています。
あ、冒頭で明知鉄道の寒天列車をジジババだらけと表現しましたが、観光列車ながらはオバサンだらけです。銭を持っている高齢者に金を使わせることが、日本経済の活性化です。

さあ、食べていきます。メニューも記載しますね。奥美濃古地鶏を朴葉味噌焼き風に柚子の香りをプラス。長い名前のメニューですね・笑。

岐阜県産鮎の塩麹焼きエリンギ巻き。長良川と言ったら鮎!!

蜂屋ポークの真空調理ハチミツ風味のマスタードソース。

明方ハムとお芋と林檎のサラダ、岐阜県産人参の真丈・揚げ出し風です。

岐阜県産採れたて野菜に東白川のお母さんたちが作ったトマ味噌添え、岐阜県産トマトと豆乳クリームで作った豆腐、岐阜県産鮎の甘露煮、です。

中津川産鱒のエスカベーシュ・タイム風味、岐阜県産グリーンのアスパラガスのクリームチーズ白和え・クコの実添え。

もうね、車内でオーダーしたビールと共に頂いていたら、あまりに細かくて繊細なお料理なので、私はただ単に「美味い美味い」と言って食べるばっかりで、どんな美味しさなのか、忘れちゃいました・笑。ガッツリステーキ、とかじゃないと人間、忘れてしまうもんですな。

そして乙姫の玉手箱を空にすると、次なるメニューが運ばれてきます。A5等級という高級な飛騨牛のしゃぶしゃぶ仕立てにコンソメ―スプを注いで食べます。これはアツアツのお料理でやってきました。こういう温かいメニューがあると、だんぜん全体が良い印象になります。もちろん味も良い。
ちなみにこれ、美味しいから超のんびり食べてたらアテンダントさんに片付けられそうになって、「あー!ダメダメ!持ってっちゃダメ!」と騒いで、笑われちゃいました・苦笑。

最後に、〆のご飯。この日から炊き込みご飯が松茸に変わったとの事です。季節によって、微妙にメニューを変えている点、高く評価したいと思います。松茸が出るにはまだ早いので、外国産か冷凍ものだとは思いますが、やはり松茸は松茸、香りがいいですね~~。
あ、ご飯は岐阜県産の「ハツシモ」という伝統のお米らしいです。食べても違いが分かりませんが。

そして次の項に出てくる大矢駅でトイレ休憩して、車内に戻るとすぐに運ばれてくるのが、デザートです。この日は暑かったので、美濃加茂市山之上産の梨と、ピオーネが超絶に美味しく感じられて、夫婦二人で「美味しい美味しい」とワーワーしちゃいました。
また、抹茶のプリン・ベリーと豆乳ホイップクリーム掛け・「食の世界遺産」堂上蜂屋柿添え、なるスイーツも、これもまたかなりのものでして、コーヒーと共に完璧な〆とさせていただきました。



ドリンクについては別メニューになっていて、お値段は次の通りです。ランチコースの乗客は、ペットボトルのお水は、タダで頂きました。

以上、美濃太田駅発、郡上八幡駅行きのランチコースの全メニューのご紹介でした。どれも全て美味しく、車内から素晴らしい風景を見ながら、最高のランチとなりました。
ところで、長良川鉄道はその名の通り、終点まで長良川のほとりを走行するため、長良川の景色をたっぷりと眺めることができます。今回私は長良川鉄道は2回目ですが、前回も今回も、とにかく長良川の景色が良いので、大いに満足しました。
下記、長良川の鉄橋を渡るところを撮影しています。適当に動画を進めたり戻したりして頂いて、長良川の鉄橋を渡るシーンを再生してみて下さい。2回、長良川を渡ります。
そして圧巻なのは、長良川を眼下に見下ろす絶景スポットで、列車を停止するサービスです。「窓を開けて見て下さい」との事で、お客さんたちはまるで子供に戻ったかのように、キャーキャー言いながら眺めまくってました・笑。
アテンダントさんがフレンドリーな人ばかりなので、なおさら気分が良くなって、いつもよりはしゃぎたくなってきます。いや~、動画よりも実物の方が比較にならないほど素晴らしいので、ぜひ一度、現地でご覧いただきたいですね。
観光列車ながらにはトイレの設備が無いので、途中駅の大矢駅にて、トイレ休憩の目的も含んでの10分程度の停車時間が設定されています。この駅には、世界で1つしかないという馬の毛で作られたウェディングドレスなるものが展示されていて、みなさんそれを熱心に眺めていました。

しかし鉄道ファンの私が注目したのは、下記のように残されている鉄道遺産ともいえる物の数々です。下記の写真以外にもたくさんのものが保存されていますので、ぜひ現地でご覧ください。

とりわけ、地図が好きな管理人の目を惹いたのが、昭和28年当時の日本国有鉄道の全路線図です。自分の地元の県やら色々と見ながら、当時のたくさんの路線に思いを馳せました。

特に注目は、北海道エリア。石勝線ができておらず、羽幌線も途中までです。が、今と違ってかなり細かいところまで線路が通じていて、JR北海道が多くの路線を廃止しようとしている今のご時世からは考えられないほどで、時の移ろいの残酷さを目にするようです。

さて大矢駅を出発して、デザートも食べ終わってまったりすると、まもなく終点です。郡上八幡駅に到着する直前の車内放送などが下記になります。観光列車ながらさん、お世話になりました。お料理も景色も、大変素晴らしゅうございました。
ランチコースの終点は郡上八幡駅です。しかし前1両の鮎車両は、単行で終点の北濃駅まで行きます。北濃まで行きたい人は鮎車両に移って、そのまま乗車する事も可能です。今更ながら思います。終点まで行けばよかったと。(終点にはなんと、鮎の駅弁なども売ってます。季節営業。)

趣のある郡上八幡駅の外観です。登録有形文化財に指定されているので、古いまま残されて、大切に使われています。建て替えて新しい駅舎にした方が使いやすいでしょうが、郡上八幡の街に良く似合うのは古いままの駅舎です。
このあと私たちは駅前から路線バスに乗って、(観光列車ながらの到着に合わせて、バスがあります)、郡上八幡の街中に移動しました。古い町並みが残された大変に情緒あふれる街で、一発で好きになりました。いずれぜひ、再訪したい街になりました。
あ、観光列車ながらのランチコースのお土産として、下車直前にこんな小さなハサミを頂きました。有り難い事です。


⇒次・ご覧になりたい方は:吉田屋美濃錦の絶品・郡上鮎づくし&うなぎを堪能
妻曰く、「観光列車ながらは今まで乗ったレストラン列車の中で一番好き」
車窓風景と食事内容が両方ともピカイチなのが、観光列車ながらです
2016年の4月末から運行を開始した、あの水戸岡鋭治さんデザインの、乗る前から「絶対に素晴らしいに決まってる!」と直感が働いた観光列車ながら。すぐに乗るぞと決めていたものの、現地に行ける日にはいつも満員御礼と言う状態が続いていました。
今回、ようやくながら号の美濃太田発のランチコースに乗る機会に恵まれましたので、ここに完全なる口コミを掲載したいと思います。特に、ランチコースで食べたお料理は、すべて掲載しました。
今回は「ついで」で申し訳ありませんが、観光列車ながらに乗車する前日には、ジジババだらけの明知鉄道の寒天列車の極楽旅もしてきましたので、あわせてお楽しみください。

(出発地の、美濃太田駅に入線した観光列車ながら。)
今回の、観光列車ながらに乗車した際の口コミについては、下記の4つのパートに分けて掲載しています。お好みのところからご覧ください。食べたもの全メニューの紹介は、ぜひご覧を。
⇒観光列車ながら号は予約が困難!
⇒観光列車ながらは素晴らしいデザインの車両
⇒観光列車ながらで味わう絶品ランチ全メニュー紹介
⇒郡上八幡駅まで長良川の絶景を堪能
観光列車ながら号は予約が困難!
さて、問題は観光列車ながらのチケットがなかなか予約できない事です。とにかく非常に人気があって、予約困難となっています。まずは旅行日に、観光列車ながらの各コースが予約可能なのかどうかを確認しましょう。空いていたら、速攻で予約しないと、すぐに埋まってしまいます。
⇒観光列車ながらの運行日と予約のページ(電話予約となります)
ランチコースは美濃太田駅発の下り列車と、郡上八幡駅発の上り列車の2つになります。どちらかと言うと、上りの郡上八幡駅発のコースの方が予約が取りにくいです。郡上八幡の名店がメニューを担当しているからだと思われます。こんな感じで、いつも満席です。

とにかくランチコースで予約したい人は、下りの美濃太田駅発を選ぶ方が狙い目ですね。こちらのメニューは、シティホテル美濃加茂のレストランが担当しています(今回私はこちらのコース)。ただしこちらのコースも、・・・だいたいが満席です。
なお、郡上八幡駅発の上りの列車にだけ、スイーツコースも設定されています。スイーツも魅力的ですが、運転日が金曜日だけなので、意外とこちらも常に満席です。とにかくいつも満席なのね。
観光列車ながらは素晴らしいデザインの車両
予約が取れたら、長良川鉄道から振込の案内が届きますので、それに従って送金します。送金後しばらくすると、観光列車ながらの乗車券などが送られてきますから、それを持って当日、集合時間に長良川鉄道乗り場に集合です。集合場所は、乗り場に行けば迷う事はありません。

(写真下の、2日フリーきっぷが、長良川鉄道より送られてきます)
さて、待ちに待った観光列車ながらの到着です。到着すると、レストランのシェフの方が材料の積み込みなどを行います。少し時間がありますので、その間に、必ずトイレに行ってきてください。トイレは階段を渡ってコンコースを右に行き、さらに階段を下ったところにあります。
観光列車ながらにはトイレが付いておらず、途中の駅でトイレ休憩するまでの40分ほどかな、トイレには行けませんから注意しましょう。
ランチコースの乗客は、「森」車両に乗車します。この車両は途中の郡上八幡駅までとなります。

もう1両、「鮎」車両は、終点の北濃駅まで行きます。ビュープランの乗客が、こちらに乗車します。ビュープランは、観光案内はあるものの食事は付いていないというプランになります。
食事が無いのは困るので、JR高山本線のホームの歴史ある駅弁屋さんで、松茸釜飯かちらし寿司ておけを購入して、車内で頂くのも思い出深いと思います。

それぞれの車内がどのような素晴らしさなのか、動画にて雰囲気を確認してみて下さい。
乗車して自分の指定の席に着くと、下記のように、既に食事がセットされています。水戸岡さんらしい列車のデザインで、とにかく彼がデザインする車両に乗り込むと、異様に落ち着きます。そして、なぜかため息が出る。日本が誇る、第一級のデザイナーですね。

観光列車ながらで味わう絶品ランチ全メニュー紹介
上記の写真の、料理の蓋を取ると、次のような鮮やかなお料理が目に飛び込んできます。車内から、歓声が漏れます。この二段になったお料理は、「乙姫の玉手箱」と名付けられています。
あ、冒頭で明知鉄道の寒天列車をジジババだらけと表現しましたが、観光列車ながらはオバサンだらけです。銭を持っている高齢者に金を使わせることが、日本経済の活性化です。

さあ、食べていきます。メニューも記載しますね。奥美濃古地鶏を朴葉味噌焼き風に柚子の香りをプラス。長い名前のメニューですね・笑。

岐阜県産鮎の塩麹焼きエリンギ巻き。長良川と言ったら鮎!!

蜂屋ポークの真空調理ハチミツ風味のマスタードソース。

明方ハムとお芋と林檎のサラダ、岐阜県産人参の真丈・揚げ出し風です。

岐阜県産採れたて野菜に東白川のお母さんたちが作ったトマ味噌添え、岐阜県産トマトと豆乳クリームで作った豆腐、岐阜県産鮎の甘露煮、です。

中津川産鱒のエスカベーシュ・タイム風味、岐阜県産グリーンのアスパラガスのクリームチーズ白和え・クコの実添え。

もうね、車内でオーダーしたビールと共に頂いていたら、あまりに細かくて繊細なお料理なので、私はただ単に「美味い美味い」と言って食べるばっかりで、どんな美味しさなのか、忘れちゃいました・笑。ガッツリステーキ、とかじゃないと人間、忘れてしまうもんですな。

そして乙姫の玉手箱を空にすると、次なるメニューが運ばれてきます。A5等級という高級な飛騨牛のしゃぶしゃぶ仕立てにコンソメ―スプを注いで食べます。これはアツアツのお料理でやってきました。こういう温かいメニューがあると、だんぜん全体が良い印象になります。もちろん味も良い。
ちなみにこれ、美味しいから超のんびり食べてたらアテンダントさんに片付けられそうになって、「あー!ダメダメ!持ってっちゃダメ!」と騒いで、笑われちゃいました・苦笑。

最後に、〆のご飯。この日から炊き込みご飯が松茸に変わったとの事です。季節によって、微妙にメニューを変えている点、高く評価したいと思います。松茸が出るにはまだ早いので、外国産か冷凍ものだとは思いますが、やはり松茸は松茸、香りがいいですね~~。
あ、ご飯は岐阜県産の「ハツシモ」という伝統のお米らしいです。食べても違いが分かりませんが。

そして次の項に出てくる大矢駅でトイレ休憩して、車内に戻るとすぐに運ばれてくるのが、デザートです。この日は暑かったので、美濃加茂市山之上産の梨と、ピオーネが超絶に美味しく感じられて、夫婦二人で「美味しい美味しい」とワーワーしちゃいました。
また、抹茶のプリン・ベリーと豆乳ホイップクリーム掛け・「食の世界遺産」堂上蜂屋柿添え、なるスイーツも、これもまたかなりのものでして、コーヒーと共に完璧な〆とさせていただきました。



ドリンクについては別メニューになっていて、お値段は次の通りです。ランチコースの乗客は、ペットボトルのお水は、タダで頂きました。

以上、美濃太田駅発、郡上八幡駅行きのランチコースの全メニューのご紹介でした。どれも全て美味しく、車内から素晴らしい風景を見ながら、最高のランチとなりました。
郡上八幡駅まで長良川の絶景を堪能
ところで、長良川鉄道はその名の通り、終点まで長良川のほとりを走行するため、長良川の景色をたっぷりと眺めることができます。今回私は長良川鉄道は2回目ですが、前回も今回も、とにかく長良川の景色が良いので、大いに満足しました。
下記、長良川の鉄橋を渡るところを撮影しています。適当に動画を進めたり戻したりして頂いて、長良川の鉄橋を渡るシーンを再生してみて下さい。2回、長良川を渡ります。
そして圧巻なのは、長良川を眼下に見下ろす絶景スポットで、列車を停止するサービスです。「窓を開けて見て下さい」との事で、お客さんたちはまるで子供に戻ったかのように、キャーキャー言いながら眺めまくってました・笑。
アテンダントさんがフレンドリーな人ばかりなので、なおさら気分が良くなって、いつもよりはしゃぎたくなってきます。いや~、動画よりも実物の方が比較にならないほど素晴らしいので、ぜひ一度、現地でご覧いただきたいですね。
観光列車ながらにはトイレの設備が無いので、途中駅の大矢駅にて、トイレ休憩の目的も含んでの10分程度の停車時間が設定されています。この駅には、世界で1つしかないという馬の毛で作られたウェディングドレスなるものが展示されていて、みなさんそれを熱心に眺めていました。

しかし鉄道ファンの私が注目したのは、下記のように残されている鉄道遺産ともいえる物の数々です。下記の写真以外にもたくさんのものが保存されていますので、ぜひ現地でご覧ください。

とりわけ、地図が好きな管理人の目を惹いたのが、昭和28年当時の日本国有鉄道の全路線図です。自分の地元の県やら色々と見ながら、当時のたくさんの路線に思いを馳せました。

特に注目は、北海道エリア。石勝線ができておらず、羽幌線も途中までです。が、今と違ってかなり細かいところまで線路が通じていて、JR北海道が多くの路線を廃止しようとしている今のご時世からは考えられないほどで、時の移ろいの残酷さを目にするようです。

さて大矢駅を出発して、デザートも食べ終わってまったりすると、まもなく終点です。郡上八幡駅に到着する直前の車内放送などが下記になります。観光列車ながらさん、お世話になりました。お料理も景色も、大変素晴らしゅうございました。
ランチコースの終点は郡上八幡駅です。しかし前1両の鮎車両は、単行で終点の北濃駅まで行きます。北濃まで行きたい人は鮎車両に移って、そのまま乗車する事も可能です。今更ながら思います。終点まで行けばよかったと。(終点にはなんと、鮎の駅弁なども売ってます。季節営業。)

趣のある郡上八幡駅の外観です。登録有形文化財に指定されているので、古いまま残されて、大切に使われています。建て替えて新しい駅舎にした方が使いやすいでしょうが、郡上八幡の街に良く似合うのは古いままの駅舎です。
このあと私たちは駅前から路線バスに乗って、(観光列車ながらの到着に合わせて、バスがあります)、郡上八幡の街中に移動しました。古い町並みが残された大変に情緒あふれる街で、一発で好きになりました。いずれぜひ、再訪したい街になりました。

あ、観光列車ながらのランチコースのお土産として、下車直前にこんな小さなハサミを頂きました。有り難い事です。


⇒次・ご覧になりたい方は:吉田屋美濃錦の絶品・郡上鮎づくし&うなぎを堪能