鮎ずし(人吉駅)を食べてみた記録

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鮎ずし(人吉駅)・・・素朴な味わいが魅力的

肥薩線の人吉駅といえば、栗めしと鮎ずしが古くから知られています。私も約20年ぶりに人吉駅を再訪しまして、今回、鮎ずしを再び賞味する機会に恵まれました。

人吉駅の駅弁といえば、いまだに駅の立ち売りをしているのが非常に貴重です。この凛々しいお姿、もはや鉄道文化財と言っても過言ではないでしょう。記念撮影をお願いしたら、快く応じてくださって、サービス精神旺盛な正しい商人さんという感じで好ましいです。

人吉駅弁やまぐちの、駅の立ち売り


それから人吉駅といえば、観光列車の存在も忘れてはなりません。JR九州では、いさぶろう・しんぺい(山彦かしわめしのページに掲載)、SL人吉(今回は乗れなかった)、そしてくま川鉄道の田園シンフォニーなど、名列車がたくさんあります。

その中で、2016年3月のダイヤ改正において、九州横断特急と特急くまがわ号がそれぞれ熊本・人吉間で廃止になるのが、とても残念です。

特急列車の車内から、球磨川の清流を存分に眺める機会が無くなってしまうわけで、まあ代わりに快速列車が運転されるとは言え、優等列車が無くなるのは寂しい限りですね。下記は人吉駅での特急くまがわ号。見納めになるのでしょうか?

人吉駅に停車中の特急くまがわ


さて人吉で駅弁を仕入れて、目的地のブルートレインたらぎに向かいました。今回の鮎ずしは、その車内(休憩室)にて、頂きました。休憩室の様子などは、人吉駅の「サンドイッチ」のページにも掲載していますので、参考になさって下さい。

人吉駅の鮎ずしの外観


写真は鮎ずしの外観です。なんともレトロな感じの掛け紙で、歴史を感じさせます。この掛け紙には、写真では見えないですが、「ゆずり合い 旅を楽しく 明るい社内」、「きもちよく ひと膝ゆずって もう一人」という標語が書かれており、昔は人吉発着の列車が賑わっていたのだろうと想像させてくれます。





人吉の鮎ずしを食べた感想


約20年ぶり2回目の鮎ずし。前回食べた時は血気盛んな大学生のころで、このような詫び寂すら感じさせるような素朴な逸品の味わいが、まだ分かっていない青二才でした。ですから、実質的には今回が「初めて」鮎ずしを食べたと言えるのではないかなと思います。



人吉駅の鮎ずしの中身


鮎の寿司なんて、普段暮らしていたらまず食べることなんてありません。ですから今回の九州旅行で、人吉駅の鮎ずしは、大きな楽しみの一つでした。

恐る恐る食べた感想は、実に素朴!これが鮎ずしか!酢めしが美味い!・・・ただただそんな感じでしたね。

頭から尻尾まで、全て完食することができます。軽く醤油をふりかけると旨みが増すので、食べているとなんだかハマりそうな不思議な感じがしてきます。

これを書いている今も、口の中に唾液が溢れてくる感覚です。鮎ずしといえば、奈良の吉野口駅の鮎ずしも有名なので、後日食べ比べてみたいなと思います。(1カ月後に食べました。⇒吉野口駅の鮎ずし

人吉駅の鮎ずしの拡大写真


なお、人吉の駅弁は、立ち売りの方がいらっしゃらなければ、駅前広場の駅弁屋さんの店舗に立ち寄ると、入手が確実です。あらかじめ電話予約も可能なので、心配な方は駅弁屋さんやまぐちに電話連絡をして、取り置きしてもらいましょう。電話:0966-22-5235

(2015年12月18日、人吉駅で購入。1100円)


九州における、電車の見やすいホテル一覧


さすがに人吉駅にはトレインビューホテルはありませんでした。九州地区における鉄道の見えるホテル、あるいは福岡市内の鉄道の見えるホテルのページを参考にしてください。


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