寝台特急サンライズ瀬戸号、シングルデラックス利用の体験談

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寝台特急サンライズ瀬戸、シングルデラックスに乗車した体験談

2017年にサンライズ瀬戸にツアーを利用してシングルツインに乗車したのが大変楽ちんだったため、翌年(つまり2018年)にも、同じことをやってみようと思いました。

今回は一人旅なので、シングルデラックスに乗ろうと画策。人気のあるシングルデラックスを自力で予約するのは面倒くさいですし、なにより1ヵ月前にならないと旅の計画が立てられないという不都合さを回避するために、再び阪急交通社のツアー形式での利用を行いました。内容は以下。

東京から高松までのサンライズ瀬戸号の個室寝台(シングルデラックス)
四国内でサンライズ翌日に1泊分のホテル(複数のホテルから選択・徳島に宿泊)
帰りの高松から羽田までの航空券(新幹線利用プランもあり)
サンライズの寝台も含めて、2泊5日のプラン

東京駅に21時35分に入線したサンライズ瀬戸


上記は、東京駅に21時35分に入線したサンライズ瀬戸・サンライズ出雲です。利用したツアーについては、詳細は以下からご確認いただければと思います。


阪急交通社のウェブサイト
(検索窓に「サンライズ瀬戸」と入力して、ツアーを探します)


ちなみに阪急交通社では以前に、同じ四国の、伊予灘ものがたり四国まんなか千年ものがたりに乗った時も利用しています。妙に鉄道ファン向けのツアーを仕組んできます。

阪急交通社以外では、クラブツーリズム・鉄道の旅特集ページが分かりやすくて良いと思います。他に、近畿日本ツーリスト読売旅行などでツアーの取り扱いが有ります。

さて、今回の旅行については、以下の項目に分けて、簡単にご紹介しましょう。寝台列車の旅は、何度やっても最高ですね。ただし今回は、まさかの人身事故が発生しました。。。

サンライズ瀬戸に乗車前の飲食の確保
シングルデラックスの乗り心地・シャワー・自動販売機など
岡山駅ではサンライズ瀬戸の5号車付近の売店が利用可能
そしてまさかの人身事故、100分間以上も現場に停車





サンライズ瀬戸に乗車前の飲食の確保


本件については、サンライズ瀬戸のシングルツインに乗車した際の体験記に、詳しく記しています。リンク先をご覧いただき、確認して頂ければと思います。

なお、今回私がシングルデラックスを利用した際には、駅弁売り場にて特急列車ヘッドマーク弁当(この時は「つばさ」を買い、そしてリンク先の売店でお酒やおつまみを購入して乗り込んでいます。



シングルデラックスの乗り心地・シャワー・自動販売機など


さて、サンライズ瀬戸のシングルデラックスについては、最高過ぎて100点満点でした。シングルデラックスの内部の様子や設備については、全て動画に記録しておきましたのでご覧ください。




シングルデラックスにはトイレとお風呂が無いのだけで、洗面台はありますし、もちろんコンセントだってあるし、テーブルに椅子も付いていますから、仕事もできてしまいます。私はデスクで動画の編集などをやりましたよ。

窓際のベッドで足を伸ばして、デスクや洗面台の方向を写したのが、下の写真です。立ちあがってウロウロできるのは、A個室寝台の特権ですね。かつて乗車したあけぼの号のシングルデラックスよりも、はるかに広くて快適です。

シングルデラックスの室内は広い


A個室シングルデラックスのお客さんにだけ、アメニティセットが付きます。サンライズ瀬戸のアメニティセットについては、以下の動画に記録しておきました。あわせてご覧ください。




アメニティセットの中に、シャワーカードが入っています。実は、シングルデラックスの連結された4号車には、シングルデラックスのお客さんだけが利用できる、専用のシャワールームがあります。

サンライズのシャワールームは大変人気が高く、発車と同時にシャワーカードが売り切れてしまう事もよくあるようですから、高い料金を支払ってシングルデラックスに乗る便利さを実感しますね。

シングルデラックス専用のシャワー


シングルデラックスのある4号車の構造です(JRおでかけネットから画像拝借)。シングルデラックスは1編成に6室のみで、全て2階席となっており、眺めが良いです。うち、3室で喫煙できます。1階部分はB寝台のサンライズツインが4室あります。

サンライズ瀬戸の4号車の構造


4号車のすぐ隣の5号車には、ソフトドリンクの自動販売機も付いています。深夜帯に走る列車ですから車内販売は無いので、こういった設備が非常に貴重になります。

サンライズ瀬戸の5号車の自動販売機



岡山駅ではサンライズ瀬戸の5号車付近の売店が利用可能


朝食の用意が無い人は、翌朝の岡山駅の到着時に、岡山駅の到着ホームの売店でお買い物をする事が出来ます。ちょうど、サンライズ瀬戸の5号車の前に、売店があります(下の写真の黄色い枠)。売店では駅弁の販売もありますので、しっかりと食べておきたい人に便利です。

ただし、サンライズ瀬戸は岡山に6時27分に着いて、31分に発車します。わずか4分の停車時間しかありませんので、極力、小銭などを用意して、時間がかからないように買い物をして下さい。乗り遅れたら、万事休すです。

サンライズ瀬戸の5号車の目の前にある岡山駅の朝の売店



そしてまさかの人身事故、100分間以上も現場に停車


そして、岡山駅を定時に発車したサンライズ瀬戸。これから瀬戸内海を鉄橋で豪快に渡ってゆくのが最高に楽しみだなと思いながら、岡山到着で起こされた寝ぼけ眼をこする間もなく、隣の大元駅にて緊急ブレーキがかかり、急停車しました。

・・・なんと、人身事故が発生してしまいました。乗っている列車で人身事故の体験は今まで有りませんし、ましてやハレの日の列車でもあるサンライズ瀬戸で人身事故です。

人身事故が起きてから発車するまで、そして終点の高松駅におよそ100分の遅れで到着した時の模様は、簡単に動画にまとめておきましたので、興味のある人はご覧下さい。気分が悪くなるようなシーンは全く含まれておりませんので、その点はご安心ください。




急制動がかかった時、何も衝撃音だとかそういうものは感じませんでした。寝ぼけた状態だったからか、警笛を鳴らした記憶もありませんでした。

しかしその後、負傷者救出のため(結局お亡くなりになったとの事)、全ての電源が落とされて真っ暗になったサンライズ瀬戸を体験できたという点ではレアではありましたが、そんな体験は全く望んでおりませんので、運転が再開された時はホッとしました。

下記、100分遅れで高松駅に到着したサンライズ瀬戸です。多くの乗客が先頭車両にキズがついていないのか眺めておりました。わたしも見るのが怖かったのですが、僕が見て気が付くような顕著な何かは見つかりませんでした。

高松駅に到着したサンライズ瀬戸


幸いにもこの日はその後に徳島に移動するだけの、超余裕がある日程でしたので、旅行に支障をきたす事はありませんでした。ただし人身事故の直後に食事をとる気分にはなれませんで、喫茶店で1時間ほど時間を潰して、心を落ち着かせました。

その後、気持ちが復活したので、予定通り楽しみにしていた連絡船うどん(きつねうどん)を食べて、四国の鉄道旅行に旅立ったのでありました。(リンク先の動画では、サンライズを降りてすぐ食べたかのように写っていますが、実際は1時間のタイムラグがあるのです。)

参考四国における鉄道の見えるホテル一覧



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