引退した近江鉄道700形「あかね号」の撮影&乗車記(2)

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近江鉄道700形「あかね号」の撮影記・その2

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は先日引退した近江鉄道700形「あかね号」の撮影記です。





今回の旅は、2ページに分けて掲載しています。お好みのところをご覧頂ければと思います。(もちろん、それぞれをお読みいただけますと嬉しく思います。)

近江鉄道700形「あかね号」の撮影記・その1
⇒近江鉄道700形「あかね号」の撮影記・その2(←今ココ





市辺駅付近で撮影


武佐駅での撮影後は八日市方面に2駅移動し市辺駅で下車、市辺~太郎坊宮前間で再び700形「あかね号」を撮影することにします。

市辺駅
市辺駅は対向式ホームの交換駅です。日中の列車行き違いは隣の平田駅で行われています。写真にはありませんが、小さいながらも待合室とお手洗いが設置されています。

市辺駅で到着する八日市行「あかね号」
市辺駅で到着する八日市行「あかね号」を撮影します。(2019.5.4 12:55)

市辺駅の「あかね号」
停車中の同じ列車を後部から撮影。今度は後部(近江八幡側)が順光となります。(2019.5.4 12:55)

米原駅弁「おこのみめし」
撮影ポイントへ移動する前に米原駅弁「おこのみめし」(㈱井筒屋・1000円)で昼食とします。

米原駅弁「おこのみめし」釜飯釜飯風のお弁当でした。駅前のスーパーは定休日のようでしたが、最近珍しい自動販売機でおビールを購入することができました。

市辺駅から太郎坊宮前駅方面に約500m歩いた撮影地
市辺駅から太郎坊宮前駅方面に約500m歩いた地点が撮影地です。写真奥が太郎坊宮前駅方向で午後から順光、比較的幅の広い道路からの撮影となります。実は有名撮影地なのか、同業者の姿も散見されました。

近江八幡行「あかね号」
近江八幡行「あかね号」を撮影します。(2019.5.4 13:18)

近江鉄道
八日市行を横から後追いで撮影。背後の特徴的な山と一緒に写すことができ、このアングルの方が面白いようです。(2019.5.4 13:27)





再び武佐駅付近で撮影


列車と徒歩による撮影活動では機動性に劣ることから、撮影場所選びについてはどうしても保守的になってしまいます。本日も次の撮影は安全側を優先して、午前中と同じ武佐駅付近のポイントに戻って活動を行います。

武佐駅付近の国道8号線バイパス高架から撮影
午前中は写真右側の国道8号線バイパス高架下から撮影しましたが、今度は午後順光となる反対側から撮影します。舗装道路から八日市行を後追いで撮影します。ここは少々架線柱の間隔が短いのが難点であるものの、足回りがすっきりとしている場所は意外に少ないです。(2019.5.4 14:18)

近江八幡行700形「あかね号」
近江八幡行700形「あかね号」です。走行写真の撮影はこれで終了とし、折り返しとなる貴生川行に武佐駅から乗車することにします。(2019.5.4 14:27)



貴生川まで最後の乗車


近江八幡で折り返しの貴生川行に終点まで乗車します。ほぼ満席の盛況でしたが、八日市からは空席の方が目立つようになりました。700形「あかね号」のラストランということで、鉄道愛好家の姿が多いにもかかわらず乗車率は高くなく、八日市~貴生川間は特に厳しい状況であることが実感されました。

しかし蒲生野と呼ばれるこの区間の車窓はおだやかな里山風景が続き、心が癒されます。こうした車窓風景を楽しむことができるものクロスシートのお陰であり、700形「あかね号」の引退は誠に残念です。

700形あかね号を八日市駅で撮影
八日市で進行方向が変わるとともに、数分の停車時間があり光線状態がいいことから、同業者の皆さんはこぞって撮影されます。架線柱の影が少し顔にかかってしまうのは仕方ありません。(2019.5.4 15:07)

日野駅であかね号を撮影
日野でも列車行き違いに伴い数分の停車時間があり、有志(?)による撮影大会(??)が開催されます。

700形あかね号(日野駅)
日野駅停車中は午後順光で編成写真を撮ることができるのですが、午後遅いこの時間帯では車体に樹木の影が落ちてしまいます。(2019.5.4 15:43)

日野駅の駅舎
見事に再生された日野駅の駅舎内では日替わり店長制によるカフェが開設されています。一度ゆっくり訪問したいのですが、まだ叶いません。

農業公園「ブルーメの丘」への送迎のボンネットバス
日野町内にある農業公園「ブルーメの丘」への送迎バスは、かつて彦根のご城下巡回バスで使用されたボンネットバスにより運行されています。こちらも乗ってみたいものです。

貴生川駅に停車中の700形「あかね号」
貴生川駅に停車中の700形「あかね号」です。こうして眺めていても存在感は抜群であるとともに、全く古さを感じさせないだけに引退は重ね重ね残念ですが、長距離利用の少ない近江鉄道線内ではその車内設備を持て余し気味だったのかも知れません。(2019.5.4 16:18)


貴生川から草津線柘植行に乗車し、関西本線経由で名古屋への帰宅の途につきます。貴生川ではまとまった数にお客さんが下車され、その後も各駅で下車が続き意外にも盛況な草津線です。(2019.5.4 16:21)


今回も終日晴天に恵まれ、充実した一日でした。近江鉄道ミュージアムの閉鎖と保存電気機関車の解体、そして700形「あかね号」の引退という寂しいニュースが続いている近江鉄道。

しかしながら、八日市~貴生川を中心とした穏やかな里山風景や、田園地帯を行く車窓風景の魅力は少しも変わることはありません。名古屋から近いこともあり足繁く通っている近江鉄道ですが、これからも心癒される旅先として「乗り鉄」に訪れたいものです。


【乗車データ】
・名古屋7:32→米原8:44 クモハ313-5017  8両  
・米原9:22→武佐10:26 1701 2両  
・武佐12:19→市辺12:26 1803 2両  
・市辺13:47→武佐13:54 803 2両  
・武佐14:49→貴生川16:04 701 2両  
・貴生川16:21→柘植16:39 クハ111-7760 4両  
・柘植16:44→亀山17:09 キハ120-14 2両  
・亀山17:24→名古屋18:40 クモハ313-1325 4両


(今回の旅はこれでおしまい)

以前の記録近江鉄道・八日市駅と新八日市駅で撮影


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