長門本山支線を浜河内駅や長門本山駅にて撮影

●参考になりましたら、シェアしていただけるとサイト運営の励みになります!

山口・山陽地区の鉄道旅行(その2)・・・長門本山支線の123系電車を撮影

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は所用で山口に行く機会があり、復路は自由の身となったことから、18きっぷの旅を楽しんできました。

新山口でSL「やまぐち」号を撮影
⇒長門本山支線の123系電車を撮影(←今ここ
雀田駅、居能駅、宇部新川駅で撮影
山陽本線18きっぷ・ひたすら電車乗り継ぎ名古屋まで





長門本山支線の浜河内駅付近で撮影


本日(2018年3月26日(月))は新山口駅前のホテルを後にして、久しく乗車していない長門本山支線(小野田線)を訪問してから、名古屋へ向かいます。

18きっぷ1回分をフル活用して朝から晩まで普通列車(と新快速列車)に乗り続けるという一日は、ある意味、非常に贅沢な時間の過ごし方と言えましょう。早朝6時前にチェックアウトし、新山口6:14発の下関行に乗車します。

新山口を発着する115系3000番台
新山口を発着する山陽本線の普通列車は、岩国以東には姿を見せなくなった115系3000番台が主力です。2ドアで製造当初から転換クロスシート車を装備しているため、窓と座席の位置が合っていてどの座席からでも良好な車窓展望が楽しめます。18きっぷ利用者には嬉しいところです。(2018.3.26 6:08)

小野田駅発宇部新川行
小野田駅で6:42発宇部新川行に乗り換えです。僅か1分の待ち合わせですが、同一ホームから発車するため問題ありません。正面の方向幕は使用されていないようで、白無地のままです。(2018.3.26 6:42)

参考小野田オリエンタルホテル(小野田駅のすぐ近くのトレインビューホテル)


小野田線経由の宇部新川行はクモハ123-3の単行ワンマン列車、座席が半分埋まる程度のお客さんを乗せて発車です。

さて小野田駅を発車する小野田線列車は1999年6月の時刻表では17本ありましたが、現在では11本に減っています。沿線風景は過疎地域といった雰囲気ではないのですが、現在は大半の列車がワンマンの単行で運行されています。

6:57着の雀田で2分の待ち合わせで、長門本山行に乗り換えです。当然ながら乗り換えた3名程の乗客は全員が同業者のようです。

雀田駅のクモハ123-5
クモハ123-5は荷物用だった時代の面影を残す両開扉が特徴です。阪和線(羽衣線)から宇野線用としての岡山電車区配属を経て、2002年に下関に転属し、2003年(平成15年)3月に長門本山支線に残っていたクモハ42を置き換えました。雀田駅に停車中の長門本山行です。(2018.3.26 6:58)

123系の車内
現在運用されている123系は、改造工事により全車にお手洗いが設置されています。

浜河内駅と123系電車
雀田の次の浜河内駅で下車します。片面ホームの無人駅で、下車したのは私だけ。ここ浜河内の次は終点の雀田駅です。(2018.3.26 7:02)


雀田~長門本山間の2.3㎞のうち、走行写真を撮影するに適した開けた場所は、浜河内駅の長門本山寄り200mほどの田園地帯が唯一でしょう。なお、この付近には路線バスの南浜河内バス停もあり、小野田駅からアクセスが可能です。

浜河内駅付近を走行する123系電車長門本山支線は朝2往復、夕方1往復のみの運行です。ここは、朝の雀田方面行の列車を順光下で撮影できるポイントです。日の長い季節なら、反対側から夕方の長門本山行を撮影することができそうです。(2018.3.26 7:12)

浜河内駅付近を走行するクモハ42001
歴史は繰り返します。朝の雀田行クモハ42001を同じような場所で撮影していました。背景の建物や周辺の風景は、18年後の現在とほとんど変わっていないようです。 (2000.5.5)

クモハ42001の車内
クモハ42001の車内です。関西の急行電車用として1933年(昭和8年)に製造され、戦後に横須賀線に転属し、その後の1957年(昭和32年)に宇部・小野田線へ配属となりました。戦中~戦後にかけて多くの仲間が扉増設や出力増強等の改造を受けた中で、この車両は車内外ともよく原形を保っていました。平成の世まで生き延びたクモハ42001、まさに「動態保存」の域に達していました。


浜河内~長門本山の駅間は1㎞、先ほどの撮影ポイントから長門本山駅までは約700mです。終着駅到着シーンを撮影するため、急ぎ長門本山に向かいます。





【乗車記録】

・新山口6:14→小野田6:41 クハ115-3118 4両
・小野田6:42→雀田6:57 クモハ123-3 1両
・雀田6:59→浜河内7:02 クモハ123-5 1両






長門本山駅付近で撮影


長門本山駅の123系電車
長門本山駅に列車がゆっくりと到着します。裏手には住宅地があり、そこから線路脇の小道を通って駅に向かう地元の方が数名いらっしゃいました。駅の向こう側約150mは海で、九州を望むことができることでしょう。(2018.3.26 7:30)

クモハ42時代の長門本山駅
背後の体育館を含めて、この付近の風景も18年前と大きな変化はなさそうです。(2000.5.5)

長門本山駅を出発街の123系電車
列車は7:30の到着、7:36の発車のため撮影活動は急がなくてはなりません。この次は18:17到着の列車となります。(2018.3.26 7:32)

長門本山駅を発車待ちのクモハ42
毎度、同じような構図で撮影を行っていて、自分の進歩の無さに呆れるばかりです。しかしこのクモハ42は武骨ながらも、狭い窓が並ぶ側面などがカッコいい電車です。(2000.5.5)

宇部新川駅行きの123系電車
折り返しは宇部新川行になるため、方向幕も「宇部新川」が表示されています。 (2018.3.26 7:33)

長門本山支線の123系電車の旧塗装
国鉄分割民営化以降は2両のクモハ42で運行されていた長門本山支線ですが、2000年(平成12年)には1両が廃車され、残りの1両が検査等の場合はクモハ123が運用されることもありました。この日も運が悪く123系での運行、この上なく落胆しました。しかし今となってはこの塗色も姿を消し、貴重な一枚となりました。(2000.8.5)


クモハ42健在の頃は足繁く訪問した長門本山ですが、当時は何と11往復もの列車が運行されていました。それが現在はたったの3往復まで削減され、驚くばかりです。周辺の風景は大きく変わっていないように見えますが、利用者が激減しているのでしょうか。



【長門本山発、雀田方面発車時刻表】(1999年6月号JR時刻表)

6:52、7:14、7:39、8:33、9:15、13:51(指定日運転)、16:40、17:41、18:32、20:04、21:01、22:18



【現在の長門本山発、雀田方面発車時刻表】 7:11、7:36、18:37



長門本山駅前の船木鉄道バスの停留所と時刻表
駅前の道路には船木鉄道バスの停留所があります。船木行は小野田駅を経由するので、小野田方面への利便性は高いです。しかしここは山陽小野田市域のためか宇部方面への路線バスなく、雀田駅近くの小野田赤十字病院からなら宇部市中心部方面のバス路線があるようです。


7:36発の宇部新川行は数名の同業者と、春休みながら高校生を中心に10名程の地元客を乗せて発車。バスでも十分な輸送量ですが、平日ということもあり意外に地元の方に利用されている印象でした。


雀田駅、居能駅、宇部新川駅を撮影


乗って楽しい列車旅

鉄道クレジットカード・鉄道ファン御用達のカード

地域から選ぶ

その他の特集コンテンツ