北府駅で福井鉄道を撮影して名古屋に帰宅

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福井鉄道乗り鉄撮り鉄(その5)・・・北府駅で福井鉄道を撮影

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は新型車両導入やえちぜん鉄道との直通運転開始等、話題の多い福井鉄道の旅です。昔の貴重な写真を織り交ぜてご紹介します。

福井鉄道のレトラムに乗車&デキ11を撮影
福井城址大名町付近で福井鉄道を撮影
えちぜん鉄道・鷲塚針原駅からフェニックス田原町ラインに乗車
三十八社駅付近で福井鉄道を撮影
⇒北府駅で福井鉄道を撮影(←今ここ





北府(きたご)駅で撮影


「レトラム」は北府に14:45着、終点の越前武生に14:47到着です。正確な時刻は不明ですが、折り返し回送で北府の車庫に入庫する「レトラム」を撮影するため、北府駅で下車します。




北府駅にレトラムが到着
30分程待っていたら、越前武生から回送の「レトラム」が到着しました。一旦北府駅のホームで停車してから、そのまま先に進み折り返して入庫するようです。(2018.4.1 15:16)

北府駅の留置線のレトラム
駅舎横の留置線に進入します。(2018.4.1 15:18)

北府駅のレトラムの展示
留置線の先端まで進んで停車、パンタグラフを畳んで本日の運転が終了しました。案内看板が設置されていることから、この留置線は車両の「展示」という役割もあるようです。(2018.4.1 15:22)


乗っても撮っても楽しい「レトラム」、今回は三十八社駅で越前武生行の撮影に失敗するという結果に終わりました。「レトラム」は冷房装置がないことから春と秋の週末のみの運行で、今度はサンドーム西~家久間の日野川鉄橋で狙うかなどと、早くも次の撮影計画を考えています。

越前武生から回送されてきた「レトラム」を撮影する合間に、駅構内をウロウロとしてみました。

「FUKURAM」の第3編成
北府駅のホームは対向式なので、福井方面のホームから午後順光で越前武生行を撮影することができます。写真は「FUKURAM」の第3編成で、グリーンの塗装で2016年(平成28年)3月に登場しました。勝手なもので乗車するなら新型車両がいいですね。 (2018.4.1 14:53)

元名古屋市営地下鉄のモハ602と200形203編成、更に奥に電気機関車デキ3が留置
北府車庫の側線には、元名古屋市営地下鉄のモハ602と200形203編成、更に奥に電気機関車デキ3が留置されています。モハ602は予備車として「FUKURAM」の増備完了後も残されています。また福井鉄道生え抜きの200形は人気が高く保存も検討されているようですが、状態は良くなさそうです。(2018.4.1 15:02)

福鉄急行色の203編成
現在も残されている福鉄急行色の203編成は、2016年(平成28年)2月までラッシュ時を中心に運行されていました。市役所前(現、福井城址大名町)から福井駅前へ向かう列車を後追いで撮影、この日は日中も運転されていました。 (2014.4.12)

202編成
低床車両と同じ塗色となった202編成は2015年(平成27年)10月まで運行され、翌年(2016年)3月に解体されて姿を消しました。(2014.4.12)

800形
2000年(平成12年)に名鉄美濃町線へ導入された800形は、僅か5年の活躍で路線が廃止となり、3両のうち2両が福井鉄道に譲渡されました。VVVF制御、中央部が超低床式となっていて、2001年の「ローレル賞」を受賞した優秀な車両です。こうした画期的な車両が投入されながら5年後に美濃町線全線が廃止されるとは、当時「想定外」の事態でした。ここ福井では幸か不幸か乗客が増えており、収容力の少なさが気懸りです。 (2018.4.1 15:02)


塗色も含めて従来の車両とは一線を画す画期的な車両でしたが、岐阜での活躍は5年で終わりました。(2005.3.21)

北府駅
北府駅は2012年(平成22年)に「西武生」から改称されて誕生しました。駅舎は2014年(平成24年)に改修され、見違えるように美しくなりました。現在は登録有形文化財に指定されています。(2018.4.1 15:26)

西武生駅
ホーム切り下げ工事中の西武生駅(当時)です。この時は駅舎自体の改修は行われなかったようです。(2006.3.4)

西武生駅
同じくホーム側から撮影。当時はかなりのボロ駅舎でしたが、安易に撤去せず見事に再生させたのは素晴らしい見識です。(2006.3.4)

北府駅の展示
駅舎の一角には福井鉄道に関する展示室が設けられています。無人駅で入場無料なのですが、展示内容は充実しており一見の価値ありです。

越前市の中心街に「蔵の辻」
菊人形や越前和紙、越前箪笥で知られる越前市の中心街に「蔵の辻」と呼ばれる一角があります。商家の蔵が再生され飲食店などに利用され、国の「都市景観賞」を受賞したお洒落な空間となっています。福井鉄道訪問で何度も降り立っている武生ですが、市街地は歴史的町並み残され、再開発が行われた駅前とはまた違った表情を見せていました。本日は少し時間があったので町を徘徊してみたのですが、今更ながら再発見した思いです。再生された伝統的家屋もあり、北府駅駅舎の改修工事もこうして歴史的景観を大切にする姿勢の一環でしょう。



【乗車記録】

・三十八社14:11→神明14:16 883 2連接
・神明14:22→北府14:45 735(F10) 2連接






福井駅弁「かにちらし」を食べつつ、18きっぷで武生から名古屋へ


例によって忙しい旅となってしまいました。武生から北陸本線の普通列車に乗車、往路の近江塩津、長浜、米原に加え敦賀でも乗り換えとなります。

武生16:05発の敦賀行は、降車客が多く首尾よくクロスシート窓側に座ることが出来ました。敦賀で乗り継いだ16:59発近江今津行は満席でしたが、3割ほどのお客さんが近江塩津で乗り換えのため下車しました。なお敦賀駅では駅弁売店がホームで営業中、最近の在来線では貴重な存在です。

JR武生駅
駅舎内にコンビニもある武生駅です。キオスク時代には福井駅弁「かにめし」が販売されていましたが、今回はお目にかかることはできませんでした。駅舎に隣接(写真右側)して「ホテルクラウンヒルズ武生」がありますが、トレインビューとしては線路に近過ぎるかも知れません。

近江塩津駅
敦賀から米原経由大阪方面直通の新快速も運行されていますが、往路同様にタイミングが悪く近江塩津と長浜で乗り換えです。近江塩津始発の長浜行も521系2連でした。 (2018.4.1 17:25)

福井駅弁「かにちらし」
長浜行は適度に車内が空いていたので早めの夕食とします。近江塩津の駅前には国道8号線が通っていますが、商店やコンビニはなくビールは入手できませんでした。敦賀で買っておくべきだったと後悔しつつ、福井駅弁「かにちらし」(㈱番匠本店・1180円)をいただきました。


長浜と米原で乗り換えて、名古屋には19:27に到着。これで今シーズンの青春18きっぷ5回分が満願成就です。

「鉄」的には何度訪れても楽しい福井県。えちぜん鉄道に今回は余り乗ることができなかったことと、北陸新幹線金沢~敦賀駅間の開業が2023年(平成35年)に予定されており、変化が予想される北陸本線特急列車の撮影も兼ねてまた訪問したいです。



【乗車記録】

・武生16:05→敦賀16:36 クモハ521-19 2両
・敦賀16:59→近江塩津17:13  クハ520-2 2両
・近江塩津17:29→長浜17:52 クモハ521-1 2両
・長浜17:57→米原18:10 クハ222-2004 4両
・米原18:18→名古屋19:27 クモハ313-5012 8両



宿泊施設 見える路線 特 徴
ホテルエコノ福井駅前 えちぜん鉄道 えちぜん鉄道は良く見えるが、JR線は見えない。駅前すぐ。
ホテルアルファーワン鯖江 北陸本線 鯖江駅目の前。意外とトレインビューとしては見にくいかな。
サバエ・シティーホテル(福井鉄道西鯖江駅) 福井鉄道 貴重な福井鉄道のトレインビュー。


(今回はこれでおしまい)


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