いすみ鉄道のキハ28+キハ58を撮影

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いすみ鉄道と小湊鉄道の旅(その2):いすみ鉄道のキハ28+キハ58を撮影

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は、快速「ムーンライトながら」を利用し、いすみ鉄道と小湊鉄道に行き、乗り鉄と撮り鉄を楽しんできました。その旅の様子をお伝えします。(2016年7月)


いすみ鉄道のムーミン列車
まずは大原行54D列車を撮影。晴れたり曇ったりの微妙な天候です。(8:40)


【いすみ鉄道と小湊鉄道の旅・ご興味のあるページをご覧ください】

名古屋からムーンライトながらで千葉まで移動
⇒いすみ鉄道の撮影地を巡りキハ28を撮影(←今ここ
小湊鉄道のキハを撮影
東武アーバンパークライン・東京メトロ6000系撮影





「キハ28+キハ58」を、西大原駅付近で撮影


無人駅の西大原駅に到着。長い旅でした。西大原駅より上総東駅側のカーブの先、この駅から徒歩3分程の場所で撮影をしました。



西大原駅付近の撮影地
撮影場所の全貌。キハの快速列車が姿を現します。米粒ですが、奥の方にカメラを構えている方が数名いらっしゃいます。お立ち台なのでしょうか。私が立っている地点はすぐ横に柵があって、比較的安全な場所です。

「キハ28+キハ52」の快速列車の撮影
そして、本命、「キハ28+キハ52」の快速列車の撮影成功!日も照ってくれました!!
(8:53)今回の旅の目的の半分は達成。




【乗車記録】

・西大原9:01→大多喜9:25 いすみ352 1両


⇒参考:レストラン・キハ(伊勢海老特急イタリアンコース)乗車体験談


 


「祠ポイント」にて撮影


西大原から大多喜まで列車で移動、駅前の「大多喜観光本陣」で自転車を借ります。300円でしたが、電動アシスト自転車は500円とのことです。

ところで自転車をかりるために住所を記入したところ、係りの方に「遠いところから・・・ありがとうございます。」と驚きつつも歓迎(?)されました。「いすみ鉄道」とその沿線は全国に通用する魅力があるということで、気軽に訪れることのできる首都圏の方は羨ましいと感じた次第です。

いすみ鉄道大多喜駅の外観
いすみ鉄道大多喜駅。


さて、これから昼過ぎにかけて、小松谷付近と久我原付近で「キハ52+キハ28」を撮影することにします。まずは大多喜~小松谷間のいわゆる「祠ポイント」へ向かいます。

大多喜駅から約1.5キロ、自転車で10分程、大多喜病院の南東側です。ここでキハの上総中野行101D列車を撮影します。先客3名、皆さん自動車利用のようです。

祠ポイントの撮影地
青い丸が祠で、今回は赤い枠のあたりから矢印の方向に撮影しました。写真上が、大多喜駅方面。


祠ポイントより「キハ28+キハ52」を撮影
残念ながら列車通過時には曇ってしまいました。なお、側面が順光となるのは午前中の早い時間に限られます。(10:06)

いすみ鉄道の祠ポイントにて
撮影の友、「大多喜観光本陣レンタサイクル10号車」です。「祠ポイント」にて。



久我原駅~総元駅間の撮影地、及び秘境駅


曇りがちの天気となってきましたが、「10号車」で次なる撮影ポイントへ向かいます。線路と並行している国道465号線は意外にアップダウンがあって、電動アシスト自転車にしておけば・・・と、少々後悔です。

小松谷駅
小松谷駅。紫陽花が咲いています。

東総元駅
東総元駅。ホームの建物は待合室です。

「東総元バス停」の時刻表
駅前にある「東総元バス停」の時刻表です。大多喜から勝浦駅行のバスがあり、ちょっと乗ってみたい路線です。

秘境駅ランキング第52位の久我原駅
秘境駅ランキング第52位の久我原駅です。秘境駅だけあって、周辺に人家は少ないです。


次の列車は逆光となることから、撮影場所を考えていませんでした。何となく、久我原から夷隅川を渡り、次の総元駅との間にある大山?神社近くの踏切で撮影をします。

大山?神社近くの踏切で撮影


大山?神社近くの踏切より「キハ28+キハ52」を撮影
写真①:102D列車大多喜行です。まずは望遠で撮影。(11:05)

大山?神社近くの踏切より「キハ28+キハ52」を撮影
写真②:引き寄せて撮影。午後の遅い時間には順光となることでしょう。

大山?神社近くの踏切より「キハ28+キハ52」を撮影(後追い、キハ52側)
写真③:後追いで撮影。こちら側は昼過ぎから順光になります。写真のすぐ右側に踏切があります。


再び晴れてきました。ここから久我原駅側へ500mほどのところにある夷隅川鉄橋手前の築堤が次なる撮影地。雑誌にも紹介されている有名なお立ち台です。カメラを構えていると、通りかかった農作業の軽トラの方が声をかけていただき、愛知県から来たというと 驚いていました。

そんなに珍しいのかね?
さっき通った2両の列車は、全国でもあまり残っていないとても貴重な車両です。
菜の花の時期は大変な人出だったが、みんなマナーを守って撮っていたな。

・・・などと会話を交わすと、去って行かれました。千葉県もこの辺りになると、東京の隣りとは思えないような素朴さで、心が癒されます。

夷隅川鉄橋手前の築堤の撮影地(上から見た図)

夷隅川鉄橋手前の築堤の撮影地


夷隅川鉄橋手前の築堤の撮影地より、キハ52+キハ28を撮影
103D列車上総中野行。本日の第2本命、成功!!季節によっては2両目後部に木の影がかかるようです。(11:49)



再び「祠ポイント」へ


国道297号線「大多喜バイパス」を自転車で大多喜方面に向かいます。歩道もそこそこ広く、アップダウンやカーブが少なく、走りやすい道です。往路の国道465号線は鉄道に沿っていますが、自転車には厳しい道でした。

次の列車は104D大原行です。完全順光にはなりませんが、再び「祠ポイント」(小谷松~大多喜間)で撮影することにします。

祠ポイントの南西側から見た撮影地の様子
再び「祠ポイント」です。午前中とは逆に線路の南西側から撮影します。「裏祠ポイント」とも言えましょう。(??)

祠ポイント南西側よりキハ28+キハ52を撮影
104D大原行ですが、なんと!肝心な「祠」が隠れてしまいました!!後部が切れるのを懸念した結果ですが・・・もう少し広角で撮るべきでした。架線がないのはすっきりしていて良い反面、目印が無いため構図が難しいように思います。(12:32)

キハ52+キハ28を後追いにて撮影
一応後追いでも撮影。巨大鉄塔が邪魔です。もう少し線路寄りの位置から、中望遠で撮ると避けることができたことでしょう。完全順光ではあります。

大多喜城と列車を撮影できる撮影地
駅へ戻る途中にある、大多喜城(博物館)と列車を撮影できる撮影地です。残念ながら列車を待って撮影する時間はありませんでした。駅から500mほどの場所で、午前中順光です。

大多喜駅にていすみ200形
いすみ200形、最後の1両です。大多喜にて、道路から撮影できました。(12:47)


これで、いすみ鉄道の撮影は完了。大多喜町観光本陣で自転車を返却します。ここでは土産物の販売があり、無料のお茶も用意されています。係りの方に勧められて、一服させていただき、もちろんお土産を購入しました。

これに対し、次に寄った大多喜駅の売店では、係りの方は「いらっしゃいませ」等の言葉もなく無言、客がいるのに店外へいってしまう始末。いすみ鉄道グッズを買う気満々で1万円札を握りしめていた私ですが、店員さんがいなくては買うことができません。断腸の思いでお店を後にしたのでした。

カリスマ社長のお膝元より、役場の外郭団体が運営していると思われる施設の方が応対が素晴らしいとは、とっても意外でした。

大多喜駅にてムーミン列車
大多喜駅に到着した上総中野行。(13:20)


さらに、大多喜13:24発上総中野行に乗車した時の出来事。この列車は大多喜で5分程停車します。発車少し前に乗車したところ、運転台にいなかった運転士がどこからともなく現れ、「次からでいいので、後ろ扉から乗車してください。」とおっしゃいます。

あれれ??違和感いっぱいです。朝、乗った列車では不慣れな観光客は前扉から乗せていましたし、他鉄道でも拠点駅や長時間駅ではその辺りは柔軟に対応している気がします。

もちろん後者は前からでないと、運賃の取りこぼしになりますし、安全に関わる事や不正乗車には厳格に対応する必要があり、また、停車時間が短い場合は混乱する恐れもあります。(「乗車は前後で可、ただし前扉は降車優先」という天竜浜名湖鉄道の例もありますので、参考までに。)

しかし、今回はちょっと杓子定規な対応に思え、眼鏡白髪の年配の運転士さん、国鉄の香りは車両だけで十分です。・・・って、国鉄にはワンマン列車はありませんでしたが。

ともかく、ワンマン運転自体、経営上必要な施策ではあるものの、お客さんに負担を強いるシステムということも忘れないでもらいたいもので、先ほどの売店とともに、華やかな面の裏側というべき「基礎」の部分に一抹の不安を感じた、いすみ鉄道でした。




【乗車記録】

・大多喜13:24→上総中野13:44 いすみ352 1両


⇒次:小湊鉄道のキハを撮影


なお、2017年7月にいすみ鉄道を再訪しています。その時の模様は、いすみ鉄道の旅(ちょっと撮り鉄&駅弁の旅)に書いておりますので、ご興味あらばご覧ください。


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