●参考になりましたら、シェアしていただけるとサイト運営の励みになります!
三江線の旅その4・福塩線のキハ120に揺られて帰路につく旅
主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。2016年(平成28年)9月3日~5日、ついに廃線が濃厚となった三江線を旅してきましたので、その様子をお伝えします。
このページでは、下記の福塩線に乗車した時の模様を綴っています。福塩線のキハ120形気動車の、のんびり乗り鉄の旅の記録です。
三江線を巡る旅、今回は下記の4つのページに分割してご紹介しています。ご興味あるところをクリックして、見て頂けると嬉しいです。
⇒山陰本線米子駅、境港駅、そして浜田駅へ
⇒三江線、廃止前の混雑を避けたのんびり旅
⇒浜原駅と粕淵駅の周辺を歩く
⇒福塩線・キハ120に揺られて帰路につく(←今ここ)
本日(2016年9月5日(月))は青春18きっぷを利用して名古屋まで帰ります。生憎の雨模様の中、まずは久しく乗っていない福塩線(正確には塩町から福塩線)の府中行に乗車します。なお、今日も途中の東海道本線野洲駅までP氏と一緒の旅です。
昨年2月に供用開始となった三次駅の新駅舎です。
広島から2両で到着した列車は三次で切り離され、前の車両は府中行、後部は備後庄原行となります。(2016.9.5 7:31)
【三次駅付近のトレインビューホテル】
⇒ホテルアルファーワン三次 ⇒三次グランドホテル
三次7:38発府中行は単行ながら、発車時刻が近づくと、高校生が続々と乗車。我々はボックス席を確保することができましたが、発車時には通路まで満員になりました。次の八次駅では更に多くの高校生が乗車、なかなか発車することができず、数分の遅れとなります。福塩線を分岐する塩町で降りる高校生もいましたが、ほぼ満員状態で吉舎駅に到着、ここで高校生は全員下車します。
近年運行本数が削減されている福塩線の非電化区間、勝手に閑古鳥との先入観でしたが、予想外の展開となりました。ちなみに吉舎駅は旧双三郡吉舎町(現在は三次市に編入)の中心部で、広島県立日影館高等学校の最寄り駅です。
福塩線吉舎駅を発車。雨が降り続いています。(2016.9.5 8:14)
吉舎駅で高校生が下車すると、残された乗客は5名程。車窓は絶景と言えるようなものはないのですが、中国山地の里山風景の中、集落を結んで各駅に停車していきます。時折、サービス徐行があります(ウソ、安全上の徐行です・・・。)。
久々に乗車して気が付いたのですが、駅舎を利用した飲食店がいくつかあります(甲奴、上下、備後矢野の各駅)。同行のP氏は「鉄道と食」に関して造詣が非常に深いのですが、次の研究テーマとすべく再訪の決意を固めていました。天竜浜名湖鉄道や木次線亀嵩駅などはよく知られていますが、福塩線における駅舎内飲食の店存在は、この時初めて意識しました。
上下駅駅舎のそば屋。駅舎にあるというだけで「価値」なのです。
雨は止みません。上下~備後矢野間で。(2016.9.5 8:46)
備後矢野駅で対向列車交換待ち。ここの駅舎内にも「うどん・そば店」があります。所在地はすでに府中市です。
列車は少しずつお客さんを増やしながら、定刻9:31に府中到着。最終的に軽く座席が埋まる程度の乗車でした。府中駅で乗り換え、福山行に乗車。車両は電車に変わり、風景も建物が増えるなど一変します。
府中からは105系2両編成に乗り換え。
福山からは、駅弁とビールを旅の友として、山陽本線を乗り継いで東に向かいます。学生時代からブルジョアであったP氏、青春18きっぷを利用する機会は余りなかったようですが、この辺りの普通列車の転換クロスシートの快適さに、目から鱗が落ちまくりのようです。これからは全国津々浦々まで、青春18きっぷの旅を楽しまれることになるでしょう。
ともあれ、旅慣れた人との旅は楽であり、同好の士であれば更に旅は楽しくなるということを今回は再認識しました。私も齢四十代も半ばを過ぎ、どうやら人生も有限であることに気が付きました。
廃線が決定、あるいは廃線の危機を迎えている路線もあります。これらを踏まえると、借金をしてでも「鉄」活動をさらに拡張し深度化する必要があると決意した次第です。
冗談抜きで、例えば北海道は稚内とか根室は久しく訪れていないのですが、早いうちに行っておかないと不測の事態も・・・と考えたりします。
そして今回旅した三江線、車窓風景は素晴らしく、降り立ってみたい駅もいくつかあります。廃止まであと1年半のうちに、是非とも再訪したいものです。
さらに「鉄」のわがままな希望ですが、たくさんの皆さんが記憶の中に三江線を残すことが出来るように、増結や臨時列車の運行等の混雑緩和策を行うことや、楽しいイベント等を行い、三江線の最後の花道を飾っていただけたらとお願いいたします。
福山駅で入手した「福山ばら寿司」(浜吉・1,100円)をビールとともにいただきます。
【福山駅付近のトレインビューホテル】
⇒サンホテル福山 ⇒東横イン福山駅新幹線南口 ⇒福山とーぶホテル
岡山からは115系4両。18きっぷシーズンはいつも混んでいる印象の岡山~相生ですが、9月の平日とあって楽に座ることができました。
駅弁調査に余念のないP氏。その情熱には頭が下がります。姫路駅ホームで。
(今回の旅は、これでおしまい)
このページでは、下記の福塩線に乗車した時の模様を綴っています。福塩線のキハ120形気動車の、のんびり乗り鉄の旅の記録です。
三江線を巡る旅、今回は下記の4つのページに分割してご紹介しています。ご興味あるところをクリックして、見て頂けると嬉しいです。
⇒山陰本線米子駅、境港駅、そして浜田駅へ
⇒三江線、廃止前の混雑を避けたのんびり旅
⇒浜原駅と粕淵駅の周辺を歩く
⇒福塩線・キハ120に揺られて帰路につく(←今ここ)
キハ120に乗車、高い価値のある福塩線を再発見
本日(2016年9月5日(月))は青春18きっぷを利用して名古屋まで帰ります。生憎の雨模様の中、まずは久しく乗っていない福塩線(正確には塩町から福塩線)の府中行に乗車します。なお、今日も途中の東海道本線野洲駅までP氏と一緒の旅です。
昨年2月に供用開始となった三次駅の新駅舎です。
広島から2両で到着した列車は三次で切り離され、前の車両は府中行、後部は備後庄原行となります。(2016.9.5 7:31)
【三次駅付近のトレインビューホテル】
⇒ホテルアルファーワン三次 ⇒三次グランドホテル
三次7:38発府中行は単行ながら、発車時刻が近づくと、高校生が続々と乗車。我々はボックス席を確保することができましたが、発車時には通路まで満員になりました。次の八次駅では更に多くの高校生が乗車、なかなか発車することができず、数分の遅れとなります。福塩線を分岐する塩町で降りる高校生もいましたが、ほぼ満員状態で吉舎駅に到着、ここで高校生は全員下車します。
近年運行本数が削減されている福塩線の非電化区間、勝手に閑古鳥との先入観でしたが、予想外の展開となりました。ちなみに吉舎駅は旧双三郡吉舎町(現在は三次市に編入)の中心部で、広島県立日影館高等学校の最寄り駅です。
福塩線吉舎駅を発車。雨が降り続いています。(2016.9.5 8:14)
吉舎駅で高校生が下車すると、残された乗客は5名程。車窓は絶景と言えるようなものはないのですが、中国山地の里山風景の中、集落を結んで各駅に停車していきます。時折、サービス徐行があります(ウソ、安全上の徐行です・・・。)。
久々に乗車して気が付いたのですが、駅舎を利用した飲食店がいくつかあります(甲奴、上下、備後矢野の各駅)。同行のP氏は「鉄道と食」に関して造詣が非常に深いのですが、次の研究テーマとすべく再訪の決意を固めていました。天竜浜名湖鉄道や木次線亀嵩駅などはよく知られていますが、福塩線における駅舎内飲食の店存在は、この時初めて意識しました。
上下駅駅舎のそば屋。駅舎にあるというだけで「価値」なのです。
雨は止みません。上下~備後矢野間で。(2016.9.5 8:46)
備後矢野駅で対向列車交換待ち。ここの駅舎内にも「うどん・そば店」があります。所在地はすでに府中市です。
列車は少しずつお客さんを増やしながら、定刻9:31に府中到着。最終的に軽く座席が埋まる程度の乗車でした。府中駅で乗り換え、福山行に乗車。車両は電車に変わり、風景も建物が増えるなど一変します。
府中からは105系2両編成に乗り換え。
帰路は山陽路の115系電車
福山からは、駅弁とビールを旅の友として、山陽本線を乗り継いで東に向かいます。学生時代からブルジョアであったP氏、青春18きっぷを利用する機会は余りなかったようですが、この辺りの普通列車の転換クロスシートの快適さに、目から鱗が落ちまくりのようです。これからは全国津々浦々まで、青春18きっぷの旅を楽しまれることになるでしょう。
ともあれ、旅慣れた人との旅は楽であり、同好の士であれば更に旅は楽しくなるということを今回は再認識しました。私も齢四十代も半ばを過ぎ、どうやら人生も有限であることに気が付きました。
廃線が決定、あるいは廃線の危機を迎えている路線もあります。これらを踏まえると、借金をしてでも「鉄」活動をさらに拡張し深度化する必要があると決意した次第です。
冗談抜きで、例えば北海道は稚内とか根室は久しく訪れていないのですが、早いうちに行っておかないと不測の事態も・・・と考えたりします。
そして今回旅した三江線、車窓風景は素晴らしく、降り立ってみたい駅もいくつかあります。廃止まであと1年半のうちに、是非とも再訪したいものです。
さらに「鉄」のわがままな希望ですが、たくさんの皆さんが記憶の中に三江線を残すことが出来るように、増結や臨時列車の運行等の混雑緩和策を行うことや、楽しいイベント等を行い、三江線の最後の花道を飾っていただけたらとお願いいたします。
福山駅で入手した「福山ばら寿司」(浜吉・1,100円)をビールとともにいただきます。
【福山駅付近のトレインビューホテル】
⇒サンホテル福山 ⇒東横イン福山駅新幹線南口 ⇒福山とーぶホテル
岡山からは115系4両。18きっぷシーズンはいつも混んでいる印象の岡山~相生ですが、9月の平日とあって楽に座ることができました。
駅弁調査に余念のないP氏。その情熱には頭が下がります。姫路駅ホームで。
【乗車記録】 ・三次7:38→府中9:31 キハ120-332 1両 ・府中9:36→福山10:18 クモハ105-8 2両 ・福山10:47→岡山11:49 クハ115-2006 4両 ・岡山12:12→相生13:18 クハ115-1234 4両 ・相生13:21→姫路13:40 クハ222-2088 4両 ・姫路13:57→米原16:23 クハ222-2017 8両 ・米原17:00→名古屋18:07 クハ312-5001 6両 |
(今回の旅は、これでおしまい)