浜原駅と粕淵駅の周辺を歩き、食料が調達できる場所を発見

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三江線の旅その3・浜原駅と粕淵駅の周辺を歩く

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。2016年(平成28年)9月3日~5日、ついに廃線が濃厚となった三江線を旅してきましたので、その様子をお伝えします。





三江線を巡る旅、今回は下記の4つのページに分割してご紹介しています。ご興味あるところをクリックして、見て頂けると嬉しいです。なお、本ページは三江線、廃止前の混雑を避けたのんびり旅のページの、「ページ内ページ」になっています。検索エンジン経由で本ページにたどり着いた人は、三江線、廃止前の混雑を避けたのんびり旅のページもお読みください。


山陰本線米子駅、境港駅、そして浜田駅へ
三江線、廃止前の混雑を避けたのんびり旅
⇒浜原駅と粕淵駅の周辺を歩く(←今ここ
福塩線・キハ120に揺られて帰路につく





何も無い浜原駅から、粕淵駅まで歩いてみる


14:39に浜原駅到着、17:04発の次の三次行までかなり時間があります。浜原駅周辺を散策してもなお時間がありますので、江津方面の隣の駅、粕淵駅まで鉄道の営業距離2.0キロを歩いて戻ることにします。




雨の予報でしたが、幸いまだ大丈夫です。浜原駅から集落の中の道を北に向かいます。道の両側は元店舗といった趣の建物が散見され、往時の繁栄が思い浮かびます。

しかし今は営業中のお店はほとんどなく、駅周辺には飲料の自動販売機程度しかなく、鉄道旅行中の途中下車時には兵糧攻めに遭う可能性があり要注意です。

集落には人影はなく、時々自動車が通るのみです。こうした場所を旧友と歩くというのは、後日振り返ると白昼夢のような非現実的で不思議な時間でありました。

浜原駅停車中のキハ120
浜原駅停車中のキハ120を駅舎反対側の道路から撮影。

周辺にはお店が何も無い浜原駅の駅前通り
浜原駅付近の集落です。旧街道の面影が残ります。

浜原駅集落の外れから、三江線を望む
浜原駅付近の集落を抜けると線路は川沿いを通ります。奥の道路を歩くと粕淵駅に着きます。(国道は別ルートです。)

粕淵駅兼商工会館と、粕淵駅周辺の集落の様子
中央右の建物が粕淵駅兼商工会館です。右側の段丘に市街地が広がっています。


 


粕淵駅周辺を歩く・・・食料調達は1軒だけあるコンビニで


20分程歩くと、粕淵駅が見えてきました。立派な商工会館建物の一角に駅があります。旧邑智郡邑智町、現在は邑智郡美郷町の中心市街地の外れに位置します。列車の時間まではまだまだ時間がありますので、駅前の坂道を上り市街地を散策することにします。

商工会館に間借りした形の三江線の粕淵駅
商工会館に間借り(?)の粕淵駅。平日日中は窓口で切符の販売もあるようです。ただし、駅には自動販売機が有るのみで、食料の調達は不可能です。

粕淵駅前のバス停
駅前の石見交通バス停。何故か「淵」の字が駅と異なっています。バスは大田との間には7往復運行(大田市駅までは所要46分)されていて、地方路線としてはまずまずの利便性です。そして残念ながら、鉄道より格段に便利です。

粕淵地区のメインストリートの商店街
商店街です。正面は邑智中学校です。中学校の手前にはコンビニと小学校、そして隣接して役場があります。


駅から坂を上ると商店街がありました。商店街には人影はありませんでしたが、ちょうど子供の野球大会でも終わったのでしょうか、小学校周辺とコンビニは自転車の子どもたちや、迎えに来た自動車で賑わっています。

駅付近の静かさとは別世界で、鉄道の役割が終わりつつあることを実感した思いです。とともに、日曜日の夕方、家族を置いて我々は一体何をしているのでしょう・・・と少々心が痛みますが、これもある意味、旅情です(??)。

ところでこのコンビニ「ポプラ」は駅から500mほどでしょうか。三江線の旅において、食糧とビールが補給できる貴重な存在です。(このコンビニ、浜原駅と粕淵駅周辺の、唯一のコンビニになります。)

この時も、気の利いた喫茶店もないことから、ビールでもと心が動きましたが、三次到着後に打ち上げを予定しているので、自分を制して我慢します。ぶらぶらと駅に戻り、ポワンとしているうちに、三次行の発車時間となりました(粕淵発16:59)。




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