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天竜浜名湖鉄道の東ルート、原谷駅(登録有形文化財)を探訪
主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。2016年(平成28年)8月6日(土)、特別運行が行われた遠州鉄道モハ25に乗車及び撮影をしてきました。同時に、天竜浜名湖鉄道の東ルートにある貴重な駅舎、原谷駅も訪問しました。
遠州鉄道最後の釣り掛け駆動電車となったモハ25号、昨年に続きこの夏休みにも特別運行が実施されました。これに乗車及び撮影をすべく、8月6日(土)名古屋駅6:03発の浜松行で出発します。例によって青春18きっぷ利用。浜松乗り換えで、掛川には8:36着です。

天竜浜名湖鉄道掛川駅ホームにて
【今回の旅は、2ページになります】
⇒天竜浜名湖鉄道の原谷駅(登録文化財)を探訪(←今ここ)
⇒遠州鉄道のモハ25の特別運行に乗車&撮影
まず、掛川で駅弁を購入します。在来線の北口に比べて、新幹線のある南口の構内は飲食店や売店が充実しています。そんな中、コーヒーショップの一角に自笑亭の駅弁売店がありますので、早速購入します。 (駅弁屋さんの外観は、このページの一番下に掲載)

新幹線のある掛川駅南口です。参考までに、掛川には東海道新幹線が見えるトレインビューホテルとして、東横イン掛川駅新幹線南口があります。

元の木造駅舎(1940年建築)の資材を利用して外観を復元する工法による建て替えで耐震化が行われた北口(在来線側)駅舎です。掛川城はこちらから。また、北口のトレインビューホテルとしては、くれたけイン掛川があり、鉄道の見やすさはこちらが断然おススメです。
掛川駅南口から地下の自由通路を通り、北口にある天竜浜名湖鉄道の掛川駅に行きます。名古屋在住という都合上、西半分の新所原~天竜二俣は乗車する機会がある(昨年も乗車した)のですが、東半分の乗車は久しぶりです。

天竜浜名湖鉄道の掛川駅。
天竜浜名湖鉄道の掛川~西鹿島と遠州鉄道の全線に乗車できる「共通1日フリーきっぷ(東ルート)」(1450円)購入します。フリー区間がなかなかマニアックな組み合わせです。
ちなみに「西ルート」(新所原~天竜二俣と遠州鉄道)も販売されており、私も何度か利用したことがあります。窓口氏の応対が親切かつ丁寧で、こうなるとついつい余計に硬券入場券などを購入してしまいます。

裏側に日付がゴム印で押印されています。折り畳むとカードサイズになります。この種のフリー切符は記念乗車券的な大きめのものが多い中、カードサイズは携帯に便利で実用的です。
8:58発新所原行に乗車。反対ホームに到着した列車からは多くのお客さんが降りてきましたが、この列車は比較的空いています。次の掛川市役所前で降りる方など、短い区間の利用もあり、日常の移動の足として定着している様子が感じられました。
また、ワンマン列車からの降車は運転士のいる前扉限定、乗車は前後どちらでも可、ただし前扉は降車優先とされており、いすみ鉄道の杓子定規な対応とは対照的です。先ほどの窓口氏の対応とともに、非常に「居心地の良さ」を感じる鉄道です。
国登録有形文化財の鉄道施設が多くあり、魅力的な木造駅舎もいくつかあります。今回は時間の都合で1か所しか途中下車できませんが、9:12着の原谷駅に降りることにします。

列車交換で数分停車した後に発車した新所原行を後追いで撮影。掛川駅南口(9:13)

天竜浜名湖鉄道原谷駅。古いながらも、手入れは行き届いています。昭和10年建築です。

原谷駅駅舎は登録有形文化財に指定されています。

駅舎内も心地のいい空間となっています。地元の皆さんからの、この鉄道に対する愛情を感じます。

原谷駅構内。右が天竜二俣方面ホーム、左が掛川方面ホームで、写真奥が掛川です。

9:30発宮口行で原谷駅を後にします。
古き良き時代の鉄道遺産、しかしながらしっかりと現在に生き活用されている姿を見ることができて、僅かな滞在時間ではありましたが、心に響くものがありました。
天竜浜名湖鉄道、特に東半分は絶景というような特筆すべき車窓風景はなく、時として眠くなるのですが、それもまた「居心地の良さ」を感じる点です。
なお絶景は無いかも知れませんが、遠州森駅、遠江一宮駅などには木造駅舎が残されていますし、曜日を定めて実施されている天竜二俣駅の「転車台・鉄道歴史館見学ツアー」は必見です
この見学ツアー、今回は時間の都合で参加できませんが、転車台など、SL時代の施設を案内付きで見学できるとあって、私は過去3回ほど参加しました。これは本当におススメをしたいです。

遠州森駅。駅舎は登録有形文化財です。(車窓から)

こちらも登録有形文化財である遠江一宮駅。(車窓から)

以前参加した「転車台・鉄道歴史館見学ツアー」で見物した転車台回転実演の写真。転車台や扇形庫を見物できるので、本当におススメです。(2015.1.25 14:11)
車内で掛川駅弁「喧嘩凧」(自笑亭・1,030円)をいただきました。自笑亭といえば「うなぎ弁当」でしたが、昨今では、すっかり手が出せなくなってしまいました。


購入は、掛川駅南口の駅弁の売店です。
⇒次:遠州鉄道のモハ25の特別運行に乗車&撮影
遠州鉄道最後の釣り掛け駆動電車となったモハ25号、昨年に続きこの夏休みにも特別運行が実施されました。これに乗車及び撮影をすべく、8月6日(土)名古屋駅6:03発の浜松行で出発します。例によって青春18きっぷ利用。浜松乗り換えで、掛川には8:36着です。

天竜浜名湖鉄道掛川駅ホームにて
【今回の旅は、2ページになります】
⇒天竜浜名湖鉄道の原谷駅(登録文化財)を探訪(←今ここ)
⇒遠州鉄道のモハ25の特別運行に乗車&撮影
掛川から天竜浜名湖鉄道に乗車
まず、掛川で駅弁を購入します。在来線の北口に比べて、新幹線のある南口の構内は飲食店や売店が充実しています。そんな中、コーヒーショップの一角に自笑亭の駅弁売店がありますので、早速購入します。 (駅弁屋さんの外観は、このページの一番下に掲載)

新幹線のある掛川駅南口です。参考までに、掛川には東海道新幹線が見えるトレインビューホテルとして、東横イン掛川駅新幹線南口があります。

元の木造駅舎(1940年建築)の資材を利用して外観を復元する工法による建て替えで耐震化が行われた北口(在来線側)駅舎です。掛川城はこちらから。また、北口のトレインビューホテルとしては、くれたけイン掛川があり、鉄道の見やすさはこちらが断然おススメです。
掛川駅南口から地下の自由通路を通り、北口にある天竜浜名湖鉄道の掛川駅に行きます。名古屋在住という都合上、西半分の新所原~天竜二俣は乗車する機会がある(昨年も乗車した)のですが、東半分の乗車は久しぶりです。

天竜浜名湖鉄道の掛川駅。
天竜浜名湖鉄道の掛川~西鹿島と遠州鉄道の全線に乗車できる「共通1日フリーきっぷ(東ルート)」(1450円)購入します。フリー区間がなかなかマニアックな組み合わせです。
ちなみに「西ルート」(新所原~天竜二俣と遠州鉄道)も販売されており、私も何度か利用したことがあります。窓口氏の応対が親切かつ丁寧で、こうなるとついつい余計に硬券入場券などを購入してしまいます。

裏側に日付がゴム印で押印されています。折り畳むとカードサイズになります。この種のフリー切符は記念乗車券的な大きめのものが多い中、カードサイズは携帯に便利で実用的です。
8:58発新所原行に乗車。反対ホームに到着した列車からは多くのお客さんが降りてきましたが、この列車は比較的空いています。次の掛川市役所前で降りる方など、短い区間の利用もあり、日常の移動の足として定着している様子が感じられました。
また、ワンマン列車からの降車は運転士のいる前扉限定、乗車は前後どちらでも可、ただし前扉は降車優先とされており、いすみ鉄道の杓子定規な対応とは対照的です。先ほどの窓口氏の対応とともに、非常に「居心地の良さ」を感じる鉄道です。
国登録有形文化財の鉄道施設が多くあり、魅力的な木造駅舎もいくつかあります。今回は時間の都合で1か所しか途中下車できませんが、9:12着の原谷駅に降りることにします。
登録有形文化財の、原谷駅を撮影しました

列車交換で数分停車した後に発車した新所原行を後追いで撮影。掛川駅南口(9:13)

天竜浜名湖鉄道原谷駅。古いながらも、手入れは行き届いています。昭和10年建築です。

原谷駅駅舎は登録有形文化財に指定されています。

駅舎内も心地のいい空間となっています。地元の皆さんからの、この鉄道に対する愛情を感じます。

原谷駅構内。右が天竜二俣方面ホーム、左が掛川方面ホームで、写真奥が掛川です。

9:30発宮口行で原谷駅を後にします。
古き良き時代の鉄道遺産、しかしながらしっかりと現在に生き活用されている姿を見ることができて、僅かな滞在時間ではありましたが、心に響くものがありました。
天竜浜名湖鉄道、特に東半分は絶景というような特筆すべき車窓風景はなく、時として眠くなるのですが、それもまた「居心地の良さ」を感じる点です。
なお絶景は無いかも知れませんが、遠州森駅、遠江一宮駅などには木造駅舎が残されていますし、曜日を定めて実施されている天竜二俣駅の「転車台・鉄道歴史館見学ツアー」は必見です
この見学ツアー、今回は時間の都合で参加できませんが、転車台など、SL時代の施設を案内付きで見学できるとあって、私は過去3回ほど参加しました。これは本当におススメをしたいです。

遠州森駅。駅舎は登録有形文化財です。(車窓から)

こちらも登録有形文化財である遠江一宮駅。(車窓から)

以前参加した「転車台・鉄道歴史館見学ツアー」で見物した転車台回転実演の写真。転車台や扇形庫を見物できるので、本当におススメです。(2015.1.25 14:11)
【乗車記録】 ・名古屋6:03→浜松8:03 クハ312-5014 6両 ・浜松8:10→掛川8:36 クハ312-2331 6両 ・掛川8:58→原谷9:12 TH2106 1両 ・原谷9:30→西鹿島10:11 TH2108 1両 |
掛川駅弁「喧嘩凧」(自笑亭・1,030円)
車内で掛川駅弁「喧嘩凧」(自笑亭・1,030円)をいただきました。自笑亭といえば「うなぎ弁当」でしたが、昨今では、すっかり手が出せなくなってしまいました。


購入は、掛川駅南口の駅弁の売店です。
⇒次:遠州鉄道のモハ25の特別運行に乗車&撮影