新花暦(白浜駅)を食べた記録

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新花暦(白浜駅)・・・紀南地域で最もお勧めしたい駅弁

紀伊田辺駅の駅弁(あるいは白浜駅の駅弁)で、当サイト管理人が最も高く評価するのが、本ページでご紹介する新花暦です。

新花暦


この駅弁の名称は少々ややこしく、調製元の味三昧さんのホームページによると新花暦と書かれていますが、駅の売り場では花暦となっています。

駅弁の掛け紙は花暦で、レシートにも花暦と書かれるのですが、味三昧のパンフレットには花暦という別の仕出し弁当が存在していて、きちんとそれ相応のナンバーが振られています。

ここで紹介する新花暦には「S-4」という番号が付けられていますので、やはり正式名称は新花暦と言うのだと思います。駅弁の売り場であるキヨスクでは「新」とか付けても逆にややこしくなるだけですので、通称として「花暦」と呼ばれているのだと思います。

ぜんぜん関係ありませんが、姫路駅のまねき食品さんの駅弁にも、「花暦」と称するものがあるので、そのうち食べてみたいなと思います。

花暦


と、ネーミングを巡って色々と書きましたが、実はこの新花暦、この駅を代表する駅弁と言って良いでしょう。素晴らしいの一言であり、迷ったら新花暦を買って欲しいと思います。

写真は、紀伊田辺駅に停車中の国鉄型の113系電車です。改造されて、顔が103系のようになっています。こんな電車が来る駅に駅弁を4種類もそろえてくれるのですから、全国的にも「有難さ」はピカイチなんじゃないでしょうか?

紀伊田辺駅に停車中の113系電車


購入データ
購入場所 味三昧田辺本店を訪問して購入。
購入日時 2018年3月5日、午前10時前に購入。
価格 1030円(税込み)
製造 味三昧田辺本店(有限会社矢野)
和歌山県田辺市下屋敷町1-56(アオイ通り)
0739-25-3082(予約の場合は2日前までに電話する事)
https://www.ajizanmai-tanabe.com/umai





地域の名物がたくさん入れられているだけでなく、質的にも上位クラス


では、当サイト管理人をうならせた「新花暦」を開封してみます。写真がやや黄色がかっているのは、宿泊したスターゲイトホテル関西エアポートの客室の照明が、暖色系だからです。その点はご容赦ください。

新花暦


全体としては、動画でご覧いただいたほうが分かりやすいと思いますので、それも貼っておきます。このような田舎の駅弁屋が、ここまで趣向を凝らしたお弁当を調製して駅売りをしていること自体、私は驚愕に値すると思います。メニューを見ると、それが分かると思います。




お品書き
・マグロの角煮
・ウツボの煮付
・クジラの旨煮
・地サバのみそ漬け焼
・鶏の照り焼備長炭あぶり
・めはり寿司
・厚焼き玉子
・蒲鉾
・煮物
・白飯
・みかんの缶詰


では、細かく見て行きます。松花堂弁当のように十文字に仕切られたお弁当の、左上の部分から。ここがメインディッシュに相当するコーナーで、鶏の照り焼き串、マグロの角煮、ウツボの煮付が盛り付けられています(デザートのミカンも有ります)。




鶏の照り焼きについては、同じ調製業者の駅弁である弁鶏(べんけい)や紀州てまり弁当に入っているものと同じもので、極めてレベルが高くて納得の美味しさです。串で供されるので、お酒が飲みたくなります。・・・当然、ビールを飲みながら食べているのでありますが。




そして、鶏串とみかんを取り除いてもう一度写真撮影。「ウツボ」がどれか、分かりますよね。日本全国の多種多様な駅弁のうち、ウツボが入れられたものはここだけだと思います。

以前、紀伊勝浦駅近くのホテル&レンタカー660に泊まった時、部屋で紀伊勝浦駅の紀の国という駅弁を食べた際に、ビールのおつまみとしてうつぼの揚げ煮を食べており、まさしくその味わいを再度体験したような味覚でありました。明らかに珍味であり、酒の肴としてユニークでした。

それと、地サバのみそ漬け焼も最高に美味いな。小ぶりなのに、なぜかプリプリしたように見えるのが不思議ですよね。鯖は駅弁の具に使われることが多い食材ですが、駅弁屋の腕前が良く分かる食材でもあり、ひと手間かけて味噌漬けにした効果が、十分に表れていました。




続いて、十文字の「右上」部分です。目を惹くのがめはり寿司です。




実は私、めはり寿司はあまり得意ではなく、今回の旅行でもこの翌日に和歌山駅の駅弁のめはり寿司を頂いているのですが、なかなか美味しいと思って食べる事は無いのであります。




しかし、(少ないながらも)今まで食べた駅弁のめはり寿司の中では、群を抜いて美味しかったです。中味を見てみると、酢飯が梅しそ風味となっており、本来野趣あふれる食べ物のめはり寿司に、上品さが付け加えられたような味わいでした。さすが、味三昧さんだ。




そして、めはり寿司と共にちょこんと添えられていたのがクジラの旨煮です。鯨が入る駅弁も極めてレアで、若い人の中には、鯨を食べた事など一度も無いという人も多いと思いますから、ぜひこの新花暦で、鯨の味覚を感じて頂きたいなと思います。

当方としては鯨は大好物で、甘辛煮に煮付けられた脂分の豊富な鯨肉を、格好の酒の肴として楽しませていただきました。長崎駅の名物の鯨カツ弁当を思い出しながら・・・。




残るおかずは、煮物ですね。今まで少々奇抜な食材を紹介してきたのとは対照的に、煮物は京風の味付けで、薄味の中にも食材の風味を存分に生かしたその煮方は、実を言うと私はこれが、新花暦の中では最も感心した逸品なのでした。




ご飯の炊き加減も良く、今回の旅行で食べた松坂駅の駅弁、例えばすき焼き弁当の白ごはんとは明らかに異なる上手な炊き上がりにも感心した次第です。




以上見てきた通り、紀伊勝浦駅や白浜駅の駅弁の中では、「迷ったらこれ!」と言えるのが新花暦です。紀南地区の伝統の料理が、1030円というあり得ない価格の中に閉じ込められています。もしも都内で販売したら、1500円は下らないと思います。紀州路にご旅行の際は、ぜひご堪能下さいね。



和歌山県エリアの鉄道の見えるホテル一覧


和歌山エリアの、トレインビューホテルの一覧です。紀伊田辺駅や白浜駅、紀伊勝浦駅の駅弁を食べながらの、和歌山の旅行をぜひお楽しみください。

宿泊施設 見える路線 特 徴
ホテルランドマーク和歌山 紀勢本線 JR和歌山駅からタクシーで5分強。
ビジネスホテル紀の国(御坊) 紀州鉄道 JR御坊駅より徒歩7分。予約はホテルまで直接。
民宿インしらはま駅の宿(白浜) 紀勢本線 紀勢本線白浜駅から目の前。入浴しながら電車が見える。
ホテル&レンタカー660(紀伊勝浦駅) 紀勢本線 駅からすぐ。JR西日本区間だがJR東海の特急も見える。
ステーションホテル新宮 紀勢本線 新宮駅から徒歩2分。


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