●参考になりましたら、シェアしていただけるとサイト運営の励みになります!
元祖椎茸めし&上等椎茸めし(宮崎駅)・・・ロングセラー、これぞ「ザ駅弁」だ。
宮崎駅で最も有名な駅弁と言えば、椎茸めしです。昭和28年から販売されているという、大ロングセラー駅弁であり、私もかねがね椎茸めしを現地で食べてみたいと思っていました。
今回(2018年2月)、日本の鉄道の全線に乗車しようという試みの一環として、日南線に乗車するために宮崎を訪問、その当日と帰宅最終日に2つの椎茸めしを食べる事ができましたので、以下のリンクの通り、ご紹介します。後日、ミニ椎茸めしも食べておりますので、それも併せて。

今回の旅行では、宮崎駅の駅弁としては、椎茸めしの他には日向鶏べんとうや上等幕の内弁当、宮崎の彩りも食べています。妻と一緒に行ったので、駅弁を仲良くシェアしました。
どの駅弁も質が高く、またボリュームも満点であり、それでいて東京近郊に住む人間からするとその安さに大いに驚きます。お勧め駅弁の宝庫と言えます。
⇒元祖椎茸めし・・・滋味溢れ、今の人も十分喜んで食べられる美味しさ
⇒上等椎茸めし・・・たっぷりのお惣菜も入って、ボリュームがあって満足
⇒ミニ椎茸めし・・・お手軽に食べられるミニ駅弁
まず最初に、定番中の定番商品、元祖椎茸めしから。いかにも「正しい駅弁」といった風であり、レトロすぎる掛け紙と十字に結わいた紐など、たいへん風情があります。

開封してみます。副菜のあたりが、ちょっと「近代的」な感じもしています。

そして、待望の椎茸めし。ご飯の上には鶏そぼろ、椎茸煮、錦糸卵が整然と乗っており、「私たちは昔からここでこうしているんだぞ」という意志のようなものを感じます。
この椎茸、煮る前に一度乾燥させているとの事で、それによって味わいに深みが出たり、煮汁が浸みこみやすくなったりするようです。椎茸へのこだわりが凄いですね。

鶏がらスープで炊き上げたご飯に椎茸煮、そして鶏そぼろも少々箸で持ち上げつつ、口に運んでみます。すると、ジューシーな椎茸煮の味をストレートに感じながらも、炊き込みご飯のほんわかと優しい味わいも広がってきました。素朴なのに強い主張がある、良く出来た駅弁なのでした。

副菜は、玉子焼きに筍煮、ミートボール、かまぼこ、高野豆腐など。どれも味付けが濃すぎず、あっさりと柔らかな味わいに仕上がっています。おかずの味が濃くない事で、椎茸と鶏ガラの炊き込みご飯の味を邪魔しておらず、それらをしっかりと楽しめるようになっているのですね。

上記の副菜の、ちょっと手前側を写すと、春雨サラダなど。これは昭和28年当時には無かったのではないでしょうか。時代と共に、少しずつ副菜は変化していったのかな?

あくまでも椎茸めしの主役は椎茸めしにあり、という事なのでしょう。主役を引き立てつつそれなりに存在感を放っていた副菜たちも含めて、実によく出来た駅弁なのでした。
椎茸めしには上記の通常バージョンのほかに、ミニパックのもの(次項)と、下の写真の上等椎茸めしがあります。上等椎茸めしも掛け紙が掛けられて、駅弁としての風格が抜群です。

しかもこのように、二段重ねの駅弁になっていて、上等の名の通り、かなりの豪華な駅弁です。椎茸めしとおかずの段が分けられていますから、量もかなり多めで、お腹が満足します。

椎茸めしの部分は、元祖椎茸めしと内容は全く同じです。ただし、少々ご飯の量が多いですね。相変わらず肉厚の椎茸は美味しく、販売開始以来、継ぎ足して使われているという秘伝(?)の煮汁がジュワっと溢れてきます。

おかずの段です。右上から、マンゴー寒天、煮豆、玉子焼き、がんもどき、蒲鉾、ふき煮、レンコンのはさみ揚げ、桜しゅうまい、パセリ、筍煮、大根の酢の物、鯖の煮付けが入っています。

鯖の煮付けです。味が濃いのですが、鶏がらスープのご飯とよく合います。椎茸めしのご飯は、とにかく絶妙な味加減で作られていて、人気が出る訳です。私もいっぺんでファンになってしまいました。

こちらは、がんも。ふんわり柔らかい味であり、椎茸めしのおかずとしてはピッタリです。

全て食べ終わった後には、マンゴー寒天をデザートとして頂けます。マンゴーは宮崎の特産品でもありますし、しみじみと懐かしい風味のレトロな椎茸めしを食べた後に洋風なマンゴーを頂いて、嬉しさもひとしおなのであります。
最後に、ミニ椎茸めしです。上の2項でご紹介した元祖椎茸めしと上等椎茸めしの、ご飯の部分だけを取り出してパック詰めした商品になります。
・・・要は、本当に椎茸めしだけの椎茸めしですね。掛け紙が無く、スーパーのお弁当風の外観になっているのは、お値段的に仕方ありません。後日、2020年の春に食べています。


とは言っても伝統的な椎茸めしであることには間違いはなく、この時の旅行でも、日本人の味覚に深く馴染んだ調味料である、椎茸の味わいをしっとりと感じさせてくれました。満足です。

今回(2018年2月)、日本の鉄道の全線に乗車しようという試みの一環として、日南線に乗車するために宮崎を訪問、その当日と帰宅最終日に2つの椎茸めしを食べる事ができましたので、以下のリンクの通り、ご紹介します。後日、ミニ椎茸めしも食べておりますので、それも併せて。

今回の旅行では、宮崎駅の駅弁としては、椎茸めしの他には日向鶏べんとうや上等幕の内弁当、宮崎の彩りも食べています。妻と一緒に行ったので、駅弁を仲良くシェアしました。
どの駅弁も質が高く、またボリュームも満点であり、それでいて東京近郊に住む人間からするとその安さに大いに驚きます。お勧め駅弁の宝庫と言えます。
⇒元祖椎茸めし・・・滋味溢れ、今の人も十分喜んで食べられる美味しさ
⇒上等椎茸めし・・・たっぷりのお惣菜も入って、ボリュームがあって満足
⇒ミニ椎茸めし・・・お手軽に食べられるミニ駅弁
元祖椎茸めし・・・滋味溢れ、今の人も十分喜んで食べられる美味しさ
まず最初に、定番中の定番商品、元祖椎茸めしから。いかにも「正しい駅弁」といった風であり、レトロすぎる掛け紙と十字に結わいた紐など、たいへん風情があります。

開封してみます。副菜のあたりが、ちょっと「近代的」な感じもしています。

そして、待望の椎茸めし。ご飯の上には鶏そぼろ、椎茸煮、錦糸卵が整然と乗っており、「私たちは昔からここでこうしているんだぞ」という意志のようなものを感じます。
この椎茸、煮る前に一度乾燥させているとの事で、それによって味わいに深みが出たり、煮汁が浸みこみやすくなったりするようです。椎茸へのこだわりが凄いですね。

鶏がらスープで炊き上げたご飯に椎茸煮、そして鶏そぼろも少々箸で持ち上げつつ、口に運んでみます。すると、ジューシーな椎茸煮の味をストレートに感じながらも、炊き込みご飯のほんわかと優しい味わいも広がってきました。素朴なのに強い主張がある、良く出来た駅弁なのでした。

副菜は、玉子焼きに筍煮、ミートボール、かまぼこ、高野豆腐など。どれも味付けが濃すぎず、あっさりと柔らかな味わいに仕上がっています。おかずの味が濃くない事で、椎茸と鶏ガラの炊き込みご飯の味を邪魔しておらず、それらをしっかりと楽しめるようになっているのですね。

上記の副菜の、ちょっと手前側を写すと、春雨サラダなど。これは昭和28年当時には無かったのではないでしょうか。時代と共に、少しずつ副菜は変化していったのかな?

あくまでも椎茸めしの主役は椎茸めしにあり、という事なのでしょう。主役を引き立てつつそれなりに存在感を放っていた副菜たちも含めて、実によく出来た駅弁なのでした。
購入データ | |
---|---|
購入場所 | 宮崎駅の改札口を出たところすぐの、宮崎駅弁当さんの駅弁売り場にて購入。 |
購入日時 | 2018年2月11日、午後6時くらいに購入。この時間になると、駅弁は元祖椎茸めしくらいしか置いてありません。 |
価格 | 760円 |
ラベル表示 | ![]() |
製造 | 宮崎駅弁当株式会社 宮崎県宮崎市老松2-2-18 電話:0985-24-2913 (ホームページはありません) |
上等椎茸めし・・・たっぷりのお惣菜も入って、ボリュームがあって満足
椎茸めしには上記の通常バージョンのほかに、ミニパックのもの(次項)と、下の写真の上等椎茸めしがあります。上等椎茸めしも掛け紙が掛けられて、駅弁としての風格が抜群です。

しかもこのように、二段重ねの駅弁になっていて、上等の名の通り、かなりの豪華な駅弁です。椎茸めしとおかずの段が分けられていますから、量もかなり多めで、お腹が満足します。

椎茸めしの部分は、元祖椎茸めしと内容は全く同じです。ただし、少々ご飯の量が多いですね。相変わらず肉厚の椎茸は美味しく、販売開始以来、継ぎ足して使われているという秘伝(?)の煮汁がジュワっと溢れてきます。

おかずの段です。右上から、マンゴー寒天、煮豆、玉子焼き、がんもどき、蒲鉾、ふき煮、レンコンのはさみ揚げ、桜しゅうまい、パセリ、筍煮、大根の酢の物、鯖の煮付けが入っています。

鯖の煮付けです。味が濃いのですが、鶏がらスープのご飯とよく合います。椎茸めしのご飯は、とにかく絶妙な味加減で作られていて、人気が出る訳です。私もいっぺんでファンになってしまいました。

こちらは、がんも。ふんわり柔らかい味であり、椎茸めしのおかずとしてはピッタリです。

全て食べ終わった後には、マンゴー寒天をデザートとして頂けます。マンゴーは宮崎の特産品でもありますし、しみじみと懐かしい風味のレトロな椎茸めしを食べた後に洋風なマンゴーを頂いて、嬉しさもひとしおなのであります。
購入データ | |
---|---|
購入場所 | 宮崎駅の改札口を出たところすぐの、宮崎駅弁当さんの駅弁売り場にて購入。 |
購入日時 | 2018年2月8日、午後2時くらいに購入。 |
価格 | 970円 |
ラベル表示 | ![]() 「鶏ミンチって何??」と思ったら、これは鶏そぼろの事ですね。 |
ミニ椎茸めし・・・お手軽に食べられるミニ駅弁
最後に、ミニ椎茸めしです。上の2項でご紹介した元祖椎茸めしと上等椎茸めしの、ご飯の部分だけを取り出してパック詰めした商品になります。
・・・要は、本当に椎茸めしだけの椎茸めしですね。掛け紙が無く、スーパーのお弁当風の外観になっているのは、お値段的に仕方ありません。後日、2020年の春に食べています。


とは言っても伝統的な椎茸めしであることには間違いはなく、この時の旅行でも、日本人の味覚に深く馴染んだ調味料である、椎茸の味わいをしっとりと感じさせてくれました。満足です。

購入データ | |
---|---|
購入場所 | 宮崎駅の改札口を出たところすぐの、宮崎駅弁当さんの駅弁売り場にて購入。(この時は仮設店舗で購入) |
購入日時 | 2020年5月28日の夕刻に購入。 |
価格 | 570円 |
ラベル表示 | ![]() |