甲州かつサンドを食べた記録

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甲州かつサンド(小淵沢駅)・・・出来立てホヤホヤが食べられる絶品サンド

小淵沢駅の駅弁屋、丸政さんの駅弁と出会ったのは、高校生の頃に中央本線の夜行鈍行で小淵沢駅に早朝降りたって、小海線の列車に乗り換える時に、高原野菜とカツの弁当を購入したのが初めてでした。

その後、大学生の頃に名物駅弁「元気甲斐」に出会って、「駅弁でここまでのクオリティーのものが出るとは!」と感動したのを覚えています。

最近だと、ご飯系ではなくてサンドイッチ駅弁も色々と販売されており、清里高原カツサンド、野沢菜入りかつサンドなどを頂いたのをきっかけにして、サンドイッチ駅弁の「最終兵器」ともいうべき、小淵沢駅の現地で予約販売のみ受け付けるという、甲州かつサンドを食べたくなりました。

そして今回また、小海線に二回目の乗車をする目的で、小淵沢駅までやってきました。長年食べたかった甲州かつサンドと、対面です。小海線が目的なのか甲州かつサンドが目的なのか、だんだんと分からなくなってきた旅でもあります。

甲州かつサンドの外観と外箱


実は今回、甲州かつサンドを食べるつもりなのに、当日まで予約を忘れていました。宿泊した茅野ステーションホテルにて気が付き、朝、丸政さんに電話を入れました。

その時の丸政さんの電話の対応が極めて良くて、「地方の駅弁屋さんでこの電話の応対は凄い」と感動してしまったことを書き添えておきます。男性の方で、とにかく慇懃に答える姿勢が素晴らしく、「次回からもここの駅弁を食べよう!」と思わせるに十分でした。

本ページでは、出来立てホヤホヤの甲州かつサンドを小淵沢駅構内で食べた時の記録と、その後2019年で新宿駅にて、姉妹商品と言いますか、外観上、かなり似たパッケージの厚切り甲州かつサンドを食べた記録の両方を記します。

小淵沢駅で出来立ての甲州かつサンドを食べた記録
新宿駅で購入した、厚切り甲州かつサンドを食べた記録





小淵沢駅で出来立ての甲州かつサンドを食べた記録


まず2017年1月10日。当時の小淵沢駅は新駅舎を新築を建築する直前でした。到着して駅弁売り場の(少々ツンデレ気味の)お姉さんに聞くと、まだ甲州かつサンドは届いていないとの事。

予定受け取り時刻よりも30分以上も早くついてしまったので当然です。というか、きちんと予定時間の直前に届けてくれたので、「流石!」と思いました。

ということで、30分待って、駅併設の駅弁売り場兼おみやげ物ショップでもある、デュオレールという店内の休憩スペースにて、出来立てホヤホヤを頂く事にしました。(駅が新装開店して、このお店は現在はありません)

参考:新装開店した小淵沢駅や駅弁売り場などの状況はこちらからご覧ください

小淵沢駅の土産物売り場、デュオレールの喫茶スペース


めちゃめちゃ期待感MAXで、開封させていただきました。

甲州かつサンドを開封


最近は、全国各地の駅弁が一堂に会して売られる事も、多くなってきています。そんな時代の潮流の中にあって、甲斐の国、小淵沢駅までやってこないと頂く事ができないなんて、希少価値が高まりますよね。食べたいけれど簡単には食べられない。旅の途中で食べるからこその駅弁なのだという事を再認識するような、そんな一品なのです

ではまず、この喫茶スペースの店内にて、甲州かつサンドを開封してみた動画を見て頂きましょうか。どんな雰囲気の場所なのか、分かると思います。外は冬で寒かったのに、店内は陽が降り注いで暖かく、居心地の良い場所でした。




改めて、甲州かつサンドを見てみます。あ、見るのではなく、まずは触るのが良いです。駅弁の箱を触ると、ホカホカ状態です。まさに出来立てです。

そしてその次に、ジックリと見る。わずかに肉の香りが立ち込めると同時に、ソースの酸味が鼻を突きました。こんなにも香りが立つというのは、出来上がったばかりの証拠ですね。

甲州かつサンド


このサンドイッチのトンカツですが、よく見ると工夫してあります。外箱にも書いてある通りで、それをここに記しますと・・・、

柔らかくそしてジューシーな甲州富士桜ポークのロース肉を、冷めても柔らかく食していただけるように、厚い一枚肉を使用するのではなく、薄切り肉を重ね合わせ、たっぷりの油で丁寧に揚げました。

との事で、やはりこの駅弁業者は、駅弁を美味しく食べるにはどうしたら良いのかの探求を怠っていませんね。だからどの駅弁を食べても、美味しいのです。では早速、マスタードを付けて、頂きます。

甲州かつサンドにマスタードを付けて食べる


うー!美味い!!サクサクやんか!!駅弁サンドイッチでこの食感は奇跡だ~~!」と心の中で絶叫しながら頂きました。当然、本当に叫んだら売り場の(ツンデレ気味の)お姉さんに叱られそうなので、あくまでも胸の内に秘めたる思いです。

お肉は、薄い肉を重ねた故の独特の食感が、面白いです。分厚くても薄切りを重ねても、基本的には出来立てを食べるので、どちらにしても美味しいでしょうね。

タレは、思ったよりも酸味が強かったです。僕はソース感の薄い方が好きなのですが、こればっかりは好みの問題です。サッパリとして酸味が強いと、肉の「脂身の感じ」を緩和させる効果があると思うので、これはこれでぜんぜんオッケーなのではないかと思います。

パンは、大変にフワッとしていました。サクサクのトンカツにフワッとしたパン、そしてその間にシャキッとしたキャベツが入っていて、最高です。欲を言えば、こぼれるほどのキャベツを入れてほしかったかな。贅沢なこと言ってます・笑。

なお、サンドイッチを食べるときには、店内で美味しいコーヒーなども売っていますから、冬はアツアツの、夏はアイスコーヒーなどを飲みながら召し上がると、より美味しく感じると思います。

以上、小淵沢駅にて、最高に美味しい甲州かつサンドを食べた時の感想でした。姉妹商品に、甲州チキンかつサンドもあるので、次回はそれを食べてみたいと思います。

今回、甲州かつサンドだけ注文したのでは悪いかなと思い、食後、信州牛弁当も購入しました。甲州かつサンドが「最高に美味い」と思って食べたばかりなのに、帰宅後に信州牛弁当を食べたら、なんとこちらのほうが更に上を行く出来栄えでした。全く、丸政さんは凄すぎるのでした。。。

(2017年1月10日、小淵沢駅で購入。750円)





新宿駅で購入した、厚切り甲州かつサンドを食べた記録


感動の甲州かつサンドを食べてから約2年。2019年4月に、いつものように新宿駅の駅弁屋頂の店頭を眺めていた時に目に入ってきたのが、厚切り甲州かつサンドです。甲州かつサンドというネーミングと、パッケージデザインが黒基調な点、商品名の文字の色合いもほぼ似通っていますので、姉妹商品のようなものだと考えて、購入してきました。

厚切り甲州かつサンド


ただし、中を開けてみますと、甲州富士桜ポークのロース肉をミルフィーユ状にしたものではなく、文字通り厚切りトンカツです。せんキャベツも入っていませんし、実態的には全くの別商品と言えそうです。

厚切り甲州かつサンド


とはいえ、この分厚いトンカツは魅力的ですね。食べ甲斐がありましたよ。

厚切り甲州かつサンド


「通常版」の甲州かつサンドと同様、練りからしを付けて頂きますと、ほんのり辛く、ほんのりとマイルド感が漂ってきます。日本人は、不思議な食べ物を開発したものです。

厚切り甲州かつサンド


ふと、パンを取ってみると、何とソースには胡麻がまぶしてありました。こんなところが、小淵沢の丸政さんらしい仕事ぶりです。酸味の効いたソースと分厚いトンカツは、例え冷えていたとしても、誰の胃袋でも満足させる力を持っています。

厚切り甲州かつサンド





(2019年4月16日、新宿駅の駅弁屋頂にて14時ころに購入。750円。)



この駅弁を購入した駅弁屋さんのホームページ

http://www.genkikai.org/ekibentou.html
小淵沢駅&茅野駅の駅弁屋さん、丸政さんの駅弁一覧ページです。他にも魅力的な駅弁が有りますので、ぜひ参考になさって下さい。新宿駅や甲府駅、八王子駅でも一部、販売しています。


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