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備後落合駅で過ごす2時間・・・過去の備後落合駅の記録と共に
主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。この夏(2017年)は、木次線「奥出雲おろち号」と若桜鉄道の旅をしてきました。
今回の撮影旅行は、いくつかのページに分割して、ご紹介しています。ご興味のあるところをクリックして頂いて、それぞれのページに進んでください。
⇒米子駅と宍道駅で朝の撮り鉄活動
⇒木次駅でトロッコ列車「奥出雲おろち号」に乗って木次線を旅する
⇒出雲坂根駅のスイッチバックと木次線の大展望
⇒備後落合駅で過ごす2時間(←今ここ)
⇒芸備線・備後落合から新見までの旅
⇒津山駅から郡家駅まで、因美線に乗車
⇒「鉄道ファンとライダーの聖地」若桜鉄道隼駅へ
⇒若桜鉄道の若桜駅へ・SLなども見学
⇒餘部駅で餘部橋梁を行く列車を撮影
「奥出雲おろち号」の到着から14:37発芸備線新見行の発車まで、2時間余りの待ち合わせです。今日は「奥出雲おろち号」を降りた大半のお客さんが、芸備線の上下列車に乗り継ぐようです。木次行きの奥出雲おろち号の発車シーンを見送ると、辺りは急に静かになります。
今日は2017年9月1日(金)、青春18きっぷ期間でありながら夏休み明けの平日、とともに「奥出雲おろち号」の運転日という、ある意味「穴場」のような日であると勝手に想定していたのですが、意外にお客さんが多いです。
ここ備後落合駅、ご存知のとおり芸備線と木次線の分岐駅でありながら無人駅で、最盛期との現在との凋落の激しさでも知られています。
運行区間が、広島~備後落合間に短縮された直後の急行「ちどり」です。備後落合駅で撮影、当時は有人駅でした。(1990.3.31)
「ちどり」の愛称は残りましたが、2002年に急行「みよし」に統合されました。(1990.3.31)
この時使用した急行券です。青春18きっぷの旅でしたが、備後落合~塩町間は乗車券も購入して、急行「ちどり」に乗ったのでした。
私が初めて備後落合駅に降り立ったのは、1990年3月31日のことです。当時すでに急行「ちどり」の木次線乗り入れは廃止され、陰陽連絡の使命は終えていたようですが、それでも三次方面には10本の列車が発車していました。 現在は5本(指定日運転列車を除く)と、当時から半減しています。
また新見方面に発車する列車も当時の8本から、現在の3本と急減しており、日常的に利用することはほぼ不可能な状態です。人口減や道路整備等による輸送量の減少を反映したものでしょうが、27年前と現在の時刻表を比較してみると、列車運転本数の激減には驚くばかりです。
また1991年の冬には次のようなスキー列車も運行されていました。当時は空前のスキーブームだったことを念頭に置いても、隔世の感があります。なお広島県北部のこの付近にはいくつかスキー場があり、スキー列車の愛称名となった猫山スキー場は備後落合駅から10㎞ほどの場所にあります。
芸備線の優等列車の愛称名は、2002年に急行「みよし」に統一されました。(2004.9.4)
急行「みよし」は、2007年まで4往復で運行されていました。(2004.9.4)
今も昔も駅舎は大きな変化はなさそうですが、無人化されて久しく、自動券売機もありません。また飲料水の自動販売機もなく要注意です。お手洗いはありますが。(2017.9.1)
「駅前一等地」には民家があります。しかしタクシーの車庫は久しく使われていないようでした。備後落合駅では芸備線三次発最終列車が滞泊し、翌日の始発三次行となります。駅舎の一部が乗務員の宿泊施設となっているそうですが、ここに1人で泊まるのはちょっと怖そうです。
「駅前」の坂道を下ると立派な民家があります。元々は旅館だったとか。
備後落合駅の小鳥原川対岸には、広島市と米子市を結ぶ国道183号線が通っています。駅から徒歩3分ながら、この付近には備後落合簡易郵便局の他に店はありません。駅から徒歩5分圏内にも飲料水の自動販売機は無いようです。
最寄りの飲料水自動販売機は、備後落合駅から約1㎞西、国道183号と国道314号の分岐点にある「ドライブインおちあい」となります。冬季には、かつて備後落合駅名物だった「おでんうどん」を味わうことができるそうです。私も以前、燃料補給(ビール)のために備後落合駅からここまで歩いたことがあります。(「奥出雲おろち号」車内から撮影。)
4年前には無かった「備後落合駅」に特化したチラシです。この日は国鉄OBのボランティアの方が、ガイドをされていました。
待合室壁面も賑やかになっていました。「備後落合駅卒寿記念写真展」も開催中、1935年(昭和10年)の開業なので2015年に卒寿を迎えました。
駅周辺や駅構内をウロウロとし、先程乗車した「奥出雲おろち号」で入手したお弁当をいただいているうちに、あっという間に2時間が過ぎました。この辺は、旅慣れているうえに気心も知れた友人との2人旅の良い点で、ひとり旅だったら時間を持て余していたことでしょう。
本日2回目の昼食(?)を備後落合駅ホームのベンチでいただきました。P氏に予約してもらい、「奥出雲おろち号」車内で入手した「仁多牛べんとう」(竹葉・1000円)です。
3方面の列車が一堂に会するのは、木次線列車が到着した14:33から、芸備線新見行が発車する14:37までの1日1回だけです。本日は多くの旅行者が各方面の列車へ乗り換えしました。
⇒次:芸備線・備後落合から新見までの旅
今回の撮影旅行は、いくつかのページに分割して、ご紹介しています。ご興味のあるところをクリックして頂いて、それぞれのページに進んでください。
⇒米子駅と宍道駅で朝の撮り鉄活動
⇒木次駅でトロッコ列車「奥出雲おろち号」に乗って木次線を旅する
⇒出雲坂根駅のスイッチバックと木次線の大展望
⇒備後落合駅で過ごす2時間(←今ここ)
⇒芸備線・備後落合から新見までの旅
⇒津山駅から郡家駅まで、因美線に乗車
⇒「鉄道ファンとライダーの聖地」若桜鉄道隼駅へ
⇒若桜鉄道の若桜駅へ・SLなども見学
⇒餘部駅で餘部橋梁を行く列車を撮影
信じられない時代、備後落合駅の急行列車の記録
「奥出雲おろち号」の到着から14:37発芸備線新見行の発車まで、2時間余りの待ち合わせです。今日は「奥出雲おろち号」を降りた大半のお客さんが、芸備線の上下列車に乗り継ぐようです。木次行きの奥出雲おろち号の発車シーンを見送ると、辺りは急に静かになります。
今日は2017年9月1日(金)、青春18きっぷ期間でありながら夏休み明けの平日、とともに「奥出雲おろち号」の運転日という、ある意味「穴場」のような日であると勝手に想定していたのですが、意外にお客さんが多いです。
ここ備後落合駅、ご存知のとおり芸備線と木次線の分岐駅でありながら無人駅で、最盛期との現在との凋落の激しさでも知られています。
運行区間が、広島~備後落合間に短縮された直後の急行「ちどり」です。備後落合駅で撮影、当時は有人駅でした。(1990.3.31)
「ちどり」の愛称は残りましたが、2002年に急行「みよし」に統合されました。(1990.3.31)
この時使用した急行券です。青春18きっぷの旅でしたが、備後落合~塩町間は乗車券も購入して、急行「ちどり」に乗ったのでした。
【1990年12月号時刻表】 6:01三次行 6:48三次行 7:24広島行(備後庄原から急行「たいしゃく」) 8:46三次行 12:54三次行 14:16急行「ちどり」広島行 15:23三次行 16:10広島行(三次から急行「みよし3号」) 17:39広島行 19:25三次行 |
【2017年現在】 6:43三次行 9:09三次行 12:53三次行(指定日運転) 14:43三次行 17:15三次行 19:18三次行 |
私が初めて備後落合駅に降り立ったのは、1990年3月31日のことです。当時すでに急行「ちどり」の木次線乗り入れは廃止され、陰陽連絡の使命は終えていたようですが、それでも三次方面には10本の列車が発車していました。 現在は5本(指定日運転列車を除く)と、当時から半減しています。
また新見方面に発車する列車も当時の8本から、現在の3本と急減しており、日常的に利用することはほぼ不可能な状態です。人口減や道路整備等による輸送量の減少を反映したものでしょうが、27年前と現在の時刻表を比較してみると、列車運転本数の激減には驚くばかりです。
また1991年の冬には次のようなスキー列車も運行されていました。当時は空前のスキーブームだったことを念頭に置いても、隔世の感があります。なお広島県北部のこの付近にはいくつかスキー場があり、スキー列車の愛称名となった猫山スキー場は備後落合駅から10㎞ほどの場所にあります。
◆急行「ネコヤマスノーエキスプレス」広島7:35→備後落合10:20 (12月29日~2月11日運転 ) ◆急行「三井野原銀嶺号」広島8:44→三井野原11:24 (1月20・27日、2月3・10・11日運転 ) ◆快速「三井野原スキー1号」福山20:23→三井野原23:47 (1月26、2月2・9日運転) |
芸備線の優等列車の愛称名は、2002年に急行「みよし」に統一されました。(2004.9.4)
急行「みよし」は、2007年まで4往復で運行されていました。(2004.9.4)
現在の備後落合駅の記録
今も昔も駅舎は大きな変化はなさそうですが、無人化されて久しく、自動券売機もありません。また飲料水の自動販売機もなく要注意です。お手洗いはありますが。(2017.9.1)
「駅前一等地」には民家があります。しかしタクシーの車庫は久しく使われていないようでした。備後落合駅では芸備線三次発最終列車が滞泊し、翌日の始発三次行となります。駅舎の一部が乗務員の宿泊施設となっているそうですが、ここに1人で泊まるのはちょっと怖そうです。
「駅前」の坂道を下ると立派な民家があります。元々は旅館だったとか。
備後落合駅の小鳥原川対岸には、広島市と米子市を結ぶ国道183号線が通っています。駅から徒歩3分ながら、この付近には備後落合簡易郵便局の他に店はありません。駅から徒歩5分圏内にも飲料水の自動販売機は無いようです。
最寄りの飲料水自動販売機は、備後落合駅から約1㎞西、国道183号と国道314号の分岐点にある「ドライブインおちあい」となります。冬季には、かつて備後落合駅名物だった「おでんうどん」を味わうことができるそうです。私も以前、燃料補給(ビール)のために備後落合駅からここまで歩いたことがあります。(「奥出雲おろち号」車内から撮影。)
4年前には無かった「備後落合駅」に特化したチラシです。この日は国鉄OBのボランティアの方が、ガイドをされていました。
待合室壁面も賑やかになっていました。「備後落合駅卒寿記念写真展」も開催中、1935年(昭和10年)の開業なので2015年に卒寿を迎えました。
駅周辺や駅構内をウロウロとし、先程乗車した「奥出雲おろち号」で入手したお弁当をいただいているうちに、あっという間に2時間が過ぎました。この辺は、旅慣れているうえに気心も知れた友人との2人旅の良い点で、ひとり旅だったら時間を持て余していたことでしょう。
本日2回目の昼食(?)を備後落合駅ホームのベンチでいただきました。P氏に予約してもらい、「奥出雲おろち号」車内で入手した「仁多牛べんとう」(竹葉・1000円)です。
3方面の列車が一堂に会するのは、木次線列車が到着した14:33から、芸備線新見行が発車する14:37までの1日1回だけです。本日は多くの旅行者が各方面の列車へ乗り換えしました。
⇒次:芸備線・備後落合から新見までの旅