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奈良線と京都鉄道博物館(その4)・・・梅小路公園で京都市電に乗車
主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は、103系の置き換えが始まった奈良線と京都鉄道博物館の旅です。
⇒近鉄&京阪乗り継ぎで名古屋から京都へ
⇒奈良線は丹波橋駅付近の撮影地で撮影
⇒京都駅弁、懐かしの「萩乃家」を訪ねる
⇒梅小路公園で京都市電に乗車(←今ここ)
⇒京都鉄道博物館・本館を訪問した記録
⇒京都鉄道博物館・扇形車庫に感動
萩乃家さんでは残念ながらお弁当は入手できませんでした。今日はこれから「京都鉄道博物館」へ行きます。館内に限定駅弁があるかも知れませんので、それまで昼食は我慢します。
さて、京都駅からは市営バス利用が一般的ですが、私は「梅小路蒸気機関車館」時代から、歩いて行くことが常でした。京都の市営バスはいつも混んでいて、渋滞に巻き込まれて時間が掛かる印象があり、待ち時間を含めると歩くのと大差ないような気がします。
駅からの距離は約1.4km、ビックカメラJR京都駅店2階の西洞院口改札口からなら、もっと近くなります。経路もほぼ線路に沿った道路を歩けば、梅小路公園の東端に至るので、迷うことはないでしょう。 (地図を拡大・縮小させて、ご確認ください。)

梅小路公園の南側にはJR山陰本線、東海道本線がありますが、いちばん公園側の線路には「SLスチーム号」がやって来ます。手に届きそうな距離で蒸気機関車を見ることが出来ます。(もちろん触ったり、手を出してはいけません。)
公園東側(大宮入口)の総合案内所として利用されている京都市電935号。屋根のない屋外での保存が気になりますが、今のところ状態は良好です。現在、梅小路公園内で保存されている市電は、近年まで地下鉄北大路工場内で保管されていた車両です。

水族館横の「市電ひろば」には4両が保存されています。ここは屋根があり、電車はカフェやショップとして活用されています。しかし505号は飲食店として手が加えられ過ぎのような気がして、文化財の保存という観点からは疑問を感じないでもありません。

保存電車内に掲出されている、1970年(昭和45年)当時の京都市電路線図。金閣寺や清水寺等、観光の足としても、非常に便利だったことがわかります。最後の路線が廃止されたのは、1978年(昭和53年)のことです。

こちらは七条入口広場の総合案内所として利用されている2001号。こちらも屋根がない状態での保存が気になります。なお、同形車5両は伊予鉄道で現在も活躍中です。(帰りに撮影。)

広軌1型29号。こちらは屋内で大切に保存されています。
梅小路公園最大の見所(?)としては、動態保存されている狭軌1型(N電)27号車でしょう。1961年(昭和36年)に廃止された堀川線は最後まで広軌化されず、日本初の電車として開業した京都電気鉄道の面影をよく残していました。その堀川線で活躍した電車が明治当時の姿に復元され、短い距離ながら乗ることが出来ます。
このN電が動態保存されているのは国内では、愛知県の明治村とここの2か所です。こちらの特筆すべき点は、動力源がリチウムイオン電池に改造されていることで、まさに世紀を超えた技術の競演なのです。
しかし当然ながら、乗車した感じは昔の電車そのもので、リチウムイオン電池感は全くありません。なお、動態保存自体は1994年から梅小路公園内で架線集電により行われていましたが、2014年からは線路の場所が変わり、同時にリチウムイオン電池化されています。

午前中の運転を終え、お昼休みを兼ねて(?)車庫で充電中。午後は13:40から20分毎の運転です。

僅かな距離ですが、土日祝日と夏休み(除く月曜)期間中に運転されています。乗車料金は大人1回150円。架線がないのは、すっきりとした写真が撮れる反面、ちょっと不思議な感じです。

終点での折り返し時には、ちゃんとポールの向きを反転させます。冬ながら公園も電車も家族連れを中心に賑わっていました。

簡素な運転台。コントローラーの右側にある違和感満載の最新型の装置は、たぶんリチウムイオン電池関係のものでしょう。

こんな電車で京都の街を観光したいものです。
京都・梅小路公園を訪問した際に利用したい、鉄道の見えるホテルの一覧です。これ以外、大阪市の鉄道の見えるホテル、近畿地区の鉄道の見えるホテルのページも、あわせて参考にしていただければと思います。
⇒次:京都鉄道博物館・本館を訪問した記録
⇒近鉄&京阪乗り継ぎで名古屋から京都へ
⇒奈良線は丹波橋駅付近の撮影地で撮影
⇒京都駅弁、懐かしの「萩乃家」を訪ねる
⇒梅小路公園で京都市電に乗車(←今ここ)
⇒京都鉄道博物館・本館を訪問した記録
⇒京都鉄道博物館・扇形車庫に感動
梅小路公園で、今や非常に貴重になった市電に乗る
萩乃家さんでは残念ながらお弁当は入手できませんでした。今日はこれから「京都鉄道博物館」へ行きます。館内に限定駅弁があるかも知れませんので、それまで昼食は我慢します。
さて、京都駅からは市営バス利用が一般的ですが、私は「梅小路蒸気機関車館」時代から、歩いて行くことが常でした。京都の市営バスはいつも混んでいて、渋滞に巻き込まれて時間が掛かる印象があり、待ち時間を含めると歩くのと大差ないような気がします。
駅からの距離は約1.4km、ビックカメラJR京都駅店2階の西洞院口改札口からなら、もっと近くなります。経路もほぼ線路に沿った道路を歩けば、梅小路公園の東端に至るので、迷うことはないでしょう。 (地図を拡大・縮小させて、ご確認ください。)

梅小路公園の南側にはJR山陰本線、東海道本線がありますが、いちばん公園側の線路には「SLスチーム号」がやって来ます。手に届きそうな距離で蒸気機関車を見ることが出来ます。(もちろん触ったり、手を出してはいけません。)

公園東側(大宮入口)の総合案内所として利用されている京都市電935号。屋根のない屋外での保存が気になりますが、今のところ状態は良好です。現在、梅小路公園内で保存されている市電は、近年まで地下鉄北大路工場内で保管されていた車両です。

水族館横の「市電ひろば」には4両が保存されています。ここは屋根があり、電車はカフェやショップとして活用されています。しかし505号は飲食店として手が加えられ過ぎのような気がして、文化財の保存という観点からは疑問を感じないでもありません。

保存電車内に掲出されている、1970年(昭和45年)当時の京都市電路線図。金閣寺や清水寺等、観光の足としても、非常に便利だったことがわかります。最後の路線が廃止されたのは、1978年(昭和53年)のことです。

こちらは七条入口広場の総合案内所として利用されている2001号。こちらも屋根がない状態での保存が気になります。なお、同形車5両は伊予鉄道で現在も活躍中です。(帰りに撮影。)

広軌1型29号。こちらは屋内で大切に保存されています。
梅小路公園最大の見所(?)としては、動態保存されている狭軌1型(N電)27号車でしょう。1961年(昭和36年)に廃止された堀川線は最後まで広軌化されず、日本初の電車として開業した京都電気鉄道の面影をよく残していました。その堀川線で活躍した電車が明治当時の姿に復元され、短い距離ながら乗ることが出来ます。
このN電が動態保存されているのは国内では、愛知県の明治村とここの2か所です。こちらの特筆すべき点は、動力源がリチウムイオン電池に改造されていることで、まさに世紀を超えた技術の競演なのです。
しかし当然ながら、乗車した感じは昔の電車そのもので、リチウムイオン電池感は全くありません。なお、動態保存自体は1994年から梅小路公園内で架線集電により行われていましたが、2014年からは線路の場所が変わり、同時にリチウムイオン電池化されています。

午前中の運転を終え、お昼休みを兼ねて(?)車庫で充電中。午後は13:40から20分毎の運転です。

僅かな距離ですが、土日祝日と夏休み(除く月曜)期間中に運転されています。乗車料金は大人1回150円。架線がないのは、すっきりとした写真が撮れる反面、ちょっと不思議な感じです。

終点での折り返し時には、ちゃんとポールの向きを反転させます。冬ながら公園も電車も家族連れを中心に賑わっていました。

簡素な運転台。コントローラーの右側にある違和感満載の最新型の装置は、たぶんリチウムイオン電池関係のものでしょう。

こんな電車で京都の街を観光したいものです。
京都駅周辺の鉄道の見えるホテル
京都・梅小路公園を訪問した際に利用したい、鉄道の見えるホテルの一覧です。これ以外、大阪市の鉄道の見えるホテル、近畿地区の鉄道の見えるホテルのページも、あわせて参考にしていただければと思います。
宿泊施設 | 見える路線 | 特 徴 |
---|---|---|
リーガロイヤルホテル京都 | JR東海道本線、山陰本線、東海道新幹線、近鉄線 | 京都駅徒歩7分のシティホテル、京都で2番目に鉄道が良く見える。 |
都シティ近鉄京都駅 | JR東海道本線、山陰本線、東海道新幹線、近鉄線 | 日本で、ベスト10に入るのではないかと思えるほどの鉄道ビュー。特におすすめ。 |
都ホテル京都八条京都 | 東海道新幹線、東海道本線 | 京都駅八条東口(新幹線側)より徒歩2分。鉄道ビュー良好で安い。 |
ホテル京阪京都 | 東海道新幹線、東海道本線 | 京都駅八条東口(新幹線側)より徒歩1分、地下道も直結、駅前なのに安い。 |
⇒次:京都鉄道博物館・本館を訪問した記録