ザロイヤルエクスプレスに乗車して色々と感動した体験談

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ザロイヤルエクスプレスの乗車記・評判通りの車内ともてなし、また是非乗りたい!

伊豆半島を巡る豪華クルーズトレインの「ザロイヤルエクスプレス」の抽選に当たって、1泊2日のクルーズ旅行に行ってきました。その時の体験を、分かりやすくご紹介します。


ザロイヤルエクスプレスに乗車


今回のクルーズ旅行の様子は、以下のページに分割して掲載しています。ご興味のある部分をご覧いただければと思います。

ザロイヤルエクスプレスの乗車記・評判通りの車内ともてなし←今ここ
ザロイヤルエクスプレスの食事を往復とも完全公開
下田東急ホテルのロイヤルエクスプレス特別メニューをスイートルームで部屋食


ザロイヤルエクスプレスのクルーズプランBの行程表の1日目


さて本ページは、上記の通りの行程表の順番に、体験したことを簡単に記します。ぜんぶ書くと膨大になってしまうので、写真を見て頂きながら、「こんな感じなのか~」と雰囲気を分かっていただければと思います。次の項から、順番に行きますね。





まずは、ザロイヤルラウンジにて集合、コーヒーとフルーツのおもてなし


さて、ザロイヤルエクスプレスのクルーズプランは、横浜駅が起点です。東急線の横浜駅の構内(改札外)の一角に、ザ・ロイヤルラウンジ横浜が作られ、ここに集合となります。

ザロイヤルラウンジ横浜の入り口


ザロイヤルエクスプレスの内装と同様、工業デザイナーの水戸岡鋭治さんが手掛けた、豪華で落ち着きのある和のデザインのラウンジで、まずはコーヒーとフルーツのおもてなしがありました。

ザロイヤルラウンジ横浜の室内


頂いたフルーツの様子、あるいはザ・ロイヤルラウンジ横浜での雰囲気は、動画でご覧ください。朝から頂くフルーツは、身体に染み入るようで大変美味しいですね。




なお、途中からバイオリニストが演奏を始めます。この人はJR九州のフラッグシップトレインであるななつ星in九州の音楽プロデューサーです。ザロイヤルエクスプレスのテーマ曲を作曲し、今回のクルーズプランにも同行して、自ら演奏するのです。仰天しました。





特急スーパービュー踊り子のグリーン車で伊東駅まで移動


クルーズプランBでは、ザロイヤルエクスプレスの乗車は伊東駅からになります。横浜から伊東までは、JRのスーパービュー踊り子号に乗車します。先頭のグリーン車に乗車です。

横浜駅に到着したスーパービュー踊り子


ハイデッカーグリーン車は、先頭の景色も見えて、実に快適です。

スーパービュー踊り子のグリーン車


利用する人は少ないですが、グリーン車の乗客はグリーン席の直下の1階部分にあるサロン室を利用できます。昔はここでカレーライスなどを食すことができたそうですが、今は飲み物やお土産品のみの取り扱いになってしまいました。残念。

スーパービュー踊り子のサロン室


グリーン車の客には、そのサロン室の車販の係員からコーヒーやお茶のサービスがあります。

スーパービュー踊り子のグリーン車の乗客にはコーヒーやお茶のサービス



伊東に着いてから、まずはゆったりと東海館を見学


1時間20分ほどで伊東駅に到着して、伊東の歴史的な建造物である、東海館の見物となりました。かつては旅館で、現在は見学施設となっています。

参考東海館のウェブサイト


驚いたのは、私たち夫婦に対して、ザロイヤルエクスプレスのスタッフ1人が付いて、東海間の往復を案内してくれた事。あまりのVIP待遇に、「そこまでやるのか」とかなりびっくりしました。

東海館の外観


東海館が予想外に素晴らしい建築物で、後半はなぜか津軽三味線の演奏を聞きながら・笑、栗ようかんにお茶をもてなされました。東海館は1時間ほどの見学で、歩く時間なども含めて、合計2時間ほどで、ゆったりとした時間を過ごしました。

東海館でもてなされたお茶菓子



伊東駅で、ザロイヤルエクスプレスと対面!


東海館から伊東駅に戻ると、待ちに待った、ザロイヤルエクスプレスとの対面です。

伊東駅の外観


既にホームには入線していて、明らかに他の列車とは異なるゴージャスさが感じられます。

伊東駅に入線したザロイヤルエクスプレス


伊豆急下田駅寄りの1号車の、子供用の「木のプール」のある辺りの窓は、可愛らしいです。

ザロイヤルエクスプレスの丸窓


クルーズプランの乗客は、全員で約20名です。全員、7号車に乗車します。伊東から伊豆急下田までは、8両編成をたったの1号車分の20名で貸し切りになります

ザロイヤルエクスプレスに乗車


ザロイヤルエクスプレスのロゴマークと、記念撮影。

ザロイヤルエクスプレスのロゴマーク


と、いよいよ発車間際になった時に、隣に同じく伊豆を走るレストラン列車・伊豆クレイルがやってきました。あちらも楽しかったですが、残念ながらザロイヤルエクスプレスとはずいぶんと格が違いました。

その時の動画はコチラのリンクから



ザロイヤルエクスプレスの車内を、貸し切り状態でウロウロできる!


さて乗車すると、とにかく乗客はたった20名ほどですから、「お好きなところを自由に見て頂いて構いません」と言われ、お言葉に甘えて車内を探検しました。あまりに美しい車内、そして作られたばかりの内装なので、まだ木の香りが漂っているんです。感激しました。

ザロイヤルエクスプレスの2号車の室内


上記は、私たちが参加したクルーズプランとは異なり、食事だけのゴールドプランの乗客が乗車する、ゴールドクラスの車両です。これでもプラチナクラスよりも下の扱いです。ゴールドクラスには下の写真のように、海側に向いた座席も配置されていて、これはこれで楽しめますね。

ザロイヤルエクスプレスの2号車の室内


こちら、3号車の多目的スペースです。この黄金に輝く天井は、「電鋳」という技術を用いて作られた、一流の金属工芸品です。

ザロイヤルエクスプレスの3号車の室内


この電鋳細工は車内でいくつかの場所で見る事ができて、車端部などにも単体で飾られたりします。トイレの一部など、電鋳で金ピカ状態ですので、ぜひトイレに入って欲しいと思います・笑。クルーズプランの乗客には、電鋳がはめ込まれたパスケースがお土産で貰えます。宝物になりますね。

ザロイヤルエクスプレスにふんだんに使われた電気鋳造


車内の様子は、横浜側の8号車から先頭の1号車に向けて車内を歩いてみましたので、その時の動画で確認ください。最初の4両は、プラチナクラス席、厨房車両と多目的スペース車両を抜けて、残り2両がゴールドクラス席になります。





車内でバイオリン演奏を聞いてうっとりして、伊豆急下田駅に到着


さてその後はザロイヤルエクスプレスの6号車に移動して、往路の食事を楽しみました。食事の模様については、本ページの一番最後にリンクを貼っておきますから、そちらからご覧ください。

食事の後は、すぐに3号車に移動しての、専属バイオリニストさんの演奏によるコンサートが行われました。ザロイヤルエクスプレスのテーマ曲など数曲を演奏され、もう夢心地でした。

なおその時の模様は、こんな感じです。現在は動画撮影禁止になっているので、私は撮影できませんでしたが、以前に撮った人がYouTubeに動画をアップしていたので、それでご紹介します。大変揺れる車内なのに、二本の足がまるで床に密着しているかのように演奏されていて、著しくプロ根性というものを見せつけられました。このバイオリニストさん、マジで凄かった。




さて、演奏も終わると、間もなく往路の終点、伊豆急下田駅です。それまでの間、先頭車両からの展望を楽しみました。

ザロイヤルエクスプレスの1号車の前面展望


伊豆急下田駅にて。記念写真を撮っていたらちょうどバイオリニストさんが通りかかり、一緒に写りましょうという事で、パチリと。このバイオリニストの大迫さんのホスピタリティ、流石ななつ星の演出家だけあって、唸らずにはいられないほどの凄さでした。大いに感動。

伊豆急下田駅とザロイヤルエクスプレス



下田の著名な寺、了仙寺を見学


伊豆急下田駅に到着したのちに、ハイヤーで下田の了仙寺の見学となりました。40分ほど、住職の説明を聞いたところ、あの黒船に乗ったペリーがやってきたお寺だという事で驚きました。

参考了仙寺のウェブサイト


既に日没のタイミングであり、お寺の本堂自体はどうという事も無いところだったので、写真は割愛。代わりに、了仙寺で頂いた、ザロイヤルエクスプレス特製御朱印帳を。お寺見物で記念に貰った絵葉書と共に。

了仙寺で頂いたザロイヤルエクスプレスの御朱印帳


この後、クルーズプランのお客さんたちはそれぞれ指定したホテルや旅館に、専属スタッフに連れられて、ハイヤーで移動となりました。

私ら夫婦は、下田東急ホテルに宿泊です。下田東急ホテルでの宿泊体験談のページを見て頂くと、ホテルのスイートルームの様子や、ロイヤルエクスプレスプレミアムディナーの模様をご覧になれます。ぜひ参考にして下さい。



伊豆急下田駅にて


2日目のスタート。この日は帰るだけですが、ザロイヤルエクスプレスのメインの食事のコースが振舞われます。これが楽しみで、この列車に乗りました。2日目の行程表は次の通り。

ザロイヤルエクスプレスのクルーズプランBの行程表の2日目


この日も良く晴れてくれた伊豆急下田駅の外観です。

伊豆急下田駅の外観


待合室は、以前のごく普通の部屋から、水戸岡デザインのものに変わっていました。

伊豆急下田駅の待合室


下田駅では、改札内でザロイヤルエクスプレスの出発に合わせてステーションマルシェが開かれており、妻はここでイチジクにキウイ、椎茸を買ってました。これらは皆新鮮で安くて、しかもとびきり美味しくて、自宅に帰ってからも感動が続きました。

ちなみに私は、伊豆急下田駅の駅弁を4つ、購入しました。これも自宅に持ち帰って、夕食にしたり翌日の朝食にしたりしました。なんだかんだで、ザロイヤルエクスプレスにつられて、色々と買ってしまいますね。波及効果はそこそこ有るのではないでしょうか?

伊豆急下田駅のステーションマルシェ


伊豆急下田駅で停車中の、伊豆を代表する3つの列車が揃いました。壮観です。

ザロイヤルエクスプレスと並んだリゾート21きんめ電車とスーパービュー踊り子


看板も、ザロイヤルエクスプレスと伊豆クレイルが並んでいます。

ザロイヤルエクスプレスと伊豆クレイルの看板が並ぶ



そして、伊豆から横浜に戻ります


伊豆急下田駅から、再びザロイヤルエクスプレスに乗り込みます。ブルーカーペットに、笑顔の可愛いスタッフさん。記念撮影がやたら嬉しいです・笑。

伊豆急下田駅からザロイヤルエクスプレスに乗車


帰りも、7号車にまずは着席。行きは山側、帰りは海側の座席でした。電鋳のパネルが燦然と輝き、極めて美しくて見惚れます。

室内に飾られる電気鋳造の壁掛け


車内では、至る所にイラストやこのようなアートが飾られています。面白いなあと色々眺めていたら、なんと水戸岡さんがすべてご自身で描いたのだそうです。これ↓なんか、売ってたら購入して室内に飾りたいです。鉄道ファンならば、欲しくなりますね(高価でしょうが・・・)。

水戸岡さん制作のザロイヤルエクスプレスのオブジェのような壁飾り


さて、伊豆急下田駅出発直前、地元の人たちが乗ってきて、お花のプレゼントが。こういうサービスは、心が温まります。気分よく発車の時間になりました。

お花をプレゼントされた


そして少し走って伊豆稲取駅を出発する11時ころ、ダイニング車両に移って(今度は5号車に案内されました)、ランチが始まりました。

この期のランチの模様も、ページ最後にリンクを貼ります。そこから食事のページに飛んで頂くと、ランチコースの全容だけでなく、ダイニングカーで大迫さんが演奏してくれている様子なども動画で写っています。実に素晴らしい時が流れました。

この月が誕生月だったり、あるいは結婚記念数十年の節目だったりした人は、バイオリニストの大迫さんが目の前でバイオリン演奏をしてくれて、本当に素晴らしかった。中には涙を堪えきれなくなった人もいらっしゃり、それを見ていてこちらも非常に感動を頂きました。

食後は、主として食事だけのゴールドプランのお客さん向けに、やはり3号車でバイオリン演奏がありました。私はこの時には先頭車両に張り付いて景色を眺めていたので聞きに行きませんでしたが、やはり行きのコンサートのほうが曲数も多かったようです。

ザロイヤルエクスプレスから見た前面展望です。鉄道に興味のある人向けです(^^♪




という事で、私が先頭車で張り付いている時に、終点の横浜駅に到着です。直前に、専属のようなスタッフさんから、ご挨拶とお土産のプレゼントがありました。

蜂蜜と、ナッツの蜂蜜漬け、それにやはり蜂蜜のリップクリームというユニークなもの。今でも蜂蜜はまだ使わずに、食卓で眺めています。プレゼントとして貰った電鋳のネームプレートについては、食事のページに載せております。

ザロイヤルエクスプレスの乗車のお土産


という事で、終点横浜に到着。着いた車両は、折り返して別のクルーズプランの乗客を乗せるため、大忙しでセッティング作業に取り掛かります。バイオリニストの大迫さんともここでお別れ。

横浜駅の駅名板とザロイヤルエクスプレス




下車した私たちは後片付け作業などを見る事なく、大忙しで再び専用ラウンジに向かいます。途中、これから列車に乗り込む人々とすれ違い、「どうでした??」「最高でしたよ~~!」などと一瞬の邂逅。終わってしまうんだなあと、とても名残惜しいのでありました。



再び専用ラウンジで、旅の終わりを余韻に浸りながら・・・


専用ラウンジに連れられて、お別れのカフェタイムがありました。なるほど、すぐに解散させられるよりも、こうして余韻に浸りながらゆったりと時間を過ごすのは、最高に贅沢です。コーヒーの隣に見えているのは、フルーツゼリーです。これは、持ち帰りました。

ザロイヤルエクスプレスのクルーズ終了後のコーヒー


なんと1時間以上はラウンジでまったりしたと思います。最後にスタッフより感謝の言葉があって、最後に全員で写真撮影があり、本当の解散となりました。

クルーズプラン終了時の写真撮影


後日、その写真に添えられたお手紙が届きました。気が利いていて、素晴らしいサービスですね。旅の思い出がよみがえるとともに、再びザロイヤルエクスプレスに乗りたい気持ちで一杯になりました。

ザロイヤルエクスプレスのスタッフからの手紙


ザロイヤルエクスプレスのクルーズプランは、夫婦2人で約30万円のお値段となります。今回それに乗車して、お値段にふさわしいサービスであり、事前の評判に違わぬ素晴らしさだったと思います。

まだまだスタッフさんたちに不慣れなところも見受けられましたが、それは時間と共に修正されていくものと思います。

今回の旅では、食事の時に使用したコースター(500円×2つ)と、ザロイヤルエクスプレスのテーマ曲をまとめたCD(2000円)を、お土産として車内販売で購入してきました。CDはバイオリニストの大迫さんが、サインを書いてくださいました。大迫さんのシールも貰えた(^^♪

ザロイヤルエクスプレスの車内で買ったCDやコースター


今、自宅でCDを毎日のように聞いては、妻は「またロイヤルエクスプレスに乗りたい!」とワーワーうるさいです。次回は別コースで、ぜひ再び乗車したいと思います。

また、専属の音楽家の大迫さんにも感動したので、やはり妻は「大迫さんの曲が流れる、九州のななつ星に乗りたい!」と無理難題を言ってきて実に困っています・笑。

ザロイヤルエクスプレス・・・それほどの乗り物だったという事ですね。鉄道ファンという事でもないのに、これほどまでに列車に乗りたがる妻。・・・ザロイヤルエクスプレス、恐るべしと言ったところでしょうか。

続けてご覧下さいザロイヤルエクスプレスの食事を往復とも完全公開



伊豆急行線沿線の鉄道の見えるホテルの一覧


ザロイヤルエクスプレスが走行する、伊東線~伊豆急行線周辺にある、鉄道の見えるホテルの一覧です。管理人は、ホテルサンハトヤに宿泊したことがあり、大いに楽しみました。

ホテルサンハトヤ
(伊東駅)
伊東線 伊東駅より無料送迎バス。オーシャンビューとトレインビューを同時に楽しめる貴重なホテル。
ホテルカンタベリ伊豆熱川 伊豆
急行線
伊豆熱川駅の目の前。シングルは無し。マンション改造でユニーク。
源泉岩盤浴の宿 薬師の湯
(伊豆・河津)
伊豆
急行線
河津駅から車で5分。
ビジネスホテル翔山
(伊豆急下田駅)
伊豆
急行線
伊豆急下田駅から徒歩1分。


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