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東武鉄道&上信電鉄「鉄オタ」の旅 その4:上信電鉄・下仁田駅のんびり旅
主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は駒澤大学鉄道研究会による東武鉄道の貸切列車と、翌日は上信電鉄の乗車と撮影を楽しんだ2日間の旅です。
(今回訪問する駅。赤枠で囲んだところ。)
【今回の2日間の鉄道旅行記の目次】
⇒東武鉄道の貸切列車の旅
⇒上信電鉄感謝フェア2016に行ってみた
⇒上信電鉄のデキ運行を有名撮影地で撮影
⇒上信電鉄・下仁田駅のんびり旅(←今ここ)
デキ臨時列車を撮影した後は佐野のわたし駅に戻り、終点の下仁田駅に行くことにします。12:58発の下り列車は、先ほど撮影した「デハ251+クハ303」の編成。ほぼ座席が埋まる盛況ですが、途中の上州富岡駅で降車多数で空席が目立つようになります。
クハ303に乗車したところ、なかなかの揺れで、1969年(昭和44年)製という車齢を感じます・・・が、1969年製ということは私と同級生であり、少々複雑な気分にもなります。約1時間乗車して13:54に下仁田駅到着。
佐野のわたし駅に到着する下仁田行列車。背後の高架橋は新幹線です。
下仁田駅に到着したクハ303車内。冷房化改造されています。西武所沢工場製なので、扉や窓配置、それに車内の雰囲気も西武101系や701系に通じるものがあります。
下仁田駅にて。左がここまで乗車したクハ303です。顔は西武的ではないです。右は正真正銘の元西武新101系です。
貨物営業の名残で、広い構内を有しています。
味わい深い木造駅舎があります。
その昔から変わらない姿の下仁田駅。非常に趣深い終着駅で、何度訪れても静かで深い感動があります。関東の駅100選に選定されており、もし「終着駅100選」があれば、間違いなく上位入賞(?)でしょう。
下仁田駅には貨物取扱の名残と、夜間留置の関係で現在も多くの側線が残されています。この広い構内を生かして、秩父鉄道三峰口駅の鉄道公園とまでは言いませんが、ED316等、役目を終えた車両を展示していただくと、さらに訪れる楽しみが増えるのではないでしょうか。
ところで、下仁田と言えばネギとコンニャク。学生時代に年末の郵便局バイトで、大量のお歳暮「下仁田ネギ」を仕分けしたことを思い出しつつ、14:13発で下仁田駅を後にします。
同じ編成で上州一ノ宮駅まで戻り、ここで下車します。上信電鉄には味わい深い木造駅舎が多く残されていますが、この駅にも手入れの行き届いた木造駅舎があります。
上州一ノ宮駅に到着した高崎行列車を後部から撮影。
両替に手間取ったと思しきお客さんがいたので、発車した列車を駅構外から撮影することができました。
上州一ノ宮駅は一之宮貫前(いちのみやぬきさき)神社の最寄駅です。由緒正しい神社のようですが、今回は残念ながら立ち寄る時間はありません。駅舎は洋館風で洒落ています。
上州一ノ宮駅に下仁田行が進入します。2013年に運行を開始した最新鋭7000形です。電車としては珍しい新潟トランシス製VVVFインバータ制御。ボックスシートを備えているので、今度は是非ともこの電車に乗りたいです。(2016.10.16 14:43)
駅舎を存分に堪能(?)して、14:57発高崎行で上州一ノ宮駅を後にします。ハイキング帰りのお客さんが乗っていますが、比較的空いています。しかし上州富岡からは観光のお客さんも乗車してきて、程よく座席が埋まり活気を感じます。
今回は何度目の訪問かわかりませんが、何度乗っても上信電鉄は飽きないです。
車両の種類が多く(この点は上毛電気鉄道と対照的で、裏を返せば、保守をしていく上では手間となります。)、沿線風景や多く残る木造駅舎はとても魅力的です。次の訪問時には、まだ訪れていない駅に降り立ってみたいものです。
群馬県には魅力的な鉄道がたくさんあります。上毛電気鉄道やわたらせ渓谷鐵道なども、また久々に乗りたいですが、今日は残念ながら時間がなくもう名古屋に帰らなくてはなりません。
【参考】高崎駅周辺の鉄道の見えるホテル
・アパホテル高崎駅前 ・ホテルルートイン高崎駅西口 ・ホテルメトロポリタン高崎
高崎から名古屋へは、もちろん新幹線で東京経由が早いのですが、JRの営業キロは東京経由の471kmに対して、長野経由だと368kmです。新幹線だけの旅は味気ないですし、東京経由の指定席特急料金合計は7,820円、長野経由で同4,560円となることもあり、迷いなく長野経由で帰ることにします。
高崎16:02発長野行「あさま615号」はE7系です。長野行はE2系のイメージがありましたが、北陸新幹線内ではすでに定期運用はないそうです。長野開業とともに碓氷峠が廃止されたのは1997年。もう19年も前のことで、その時に登場したE2系が淘汰されるのは当然ではあるものの、時の流れの速さに戸惑うばかりです。
上越新幹線ではまだE2系の運用があるようです。「あさま」用は8両編成ですが、こちらは10両編成です。高崎にて撮影。
高崎からE7系「あさま615号」に乗車します。
10号車指定席車両はほどよく空いており、ここで駅弁とビールとしたいところですが、あてにしていた車内販売は非営業。あとで気が付いたのですが、「あさま」では車内販売がありません。車内販売のある金沢行と共通運用のためか、座席に車内販売メニューが配備されており・・・少々期待をしましたが。
長野には16:49着、乗り換えの「しなの22号」は17:00の発車。駅弁は高崎駅で2つも購入してしまいましたが、ここ長野駅でも豊富に販売されており、1つくらいはこちらで買えばよかったと、後悔します。しかし駅弁は出会ったときに購入すべし・・・というのも鉄道旅行中の重要なポイント(???)のひとつです。
長野から「しなの22号」に乗車。
高崎駅で購入した「和風ソースかつ重」(おぎのや・900円)を「しなの」車内でいただきます。ビールによく合います。おぎのやは、「峠の釜めし」の他にも美味しい駅弁を販売しているのですね。
長野から乗車した「しなの22号」の車内で駅弁をいただきます。この旅でやっと「駅弁とビール」が実現しました。非常に美しい旅の締めくくり方です。
8号車指定席の車内は松本、塩尻でお客さんを迎えると、窓側座席は埋まり、通路側にもちらほらといった感じで満遍なく程よい混み具合。この列車は8両編成での運行ですが、適正な輸送力です。
秋の日は短く、篠ノ井線内で車窓は暗くなり、闇の木曽路を走り抜け、名古屋には20:05到着。今回も良い旅でした。ますます盛況な駒澤大学鉄道研究会からは、明日を生きる勇気をいただきました。そして、次々と話題が繰り出される東武鉄道からは目が離せません。また個性豊かな私鉄が元気な群馬の鉄道には、是非ともゆっくりと再訪したいものです。
(今回の旅はこれでおしまい)
(今回訪問する駅。赤枠で囲んだところ。)
【今回の2日間の鉄道旅行記の目次】
⇒東武鉄道の貸切列車の旅
⇒上信電鉄感謝フェア2016に行ってみた
⇒上信電鉄のデキ運行を有名撮影地で撮影
⇒上信電鉄・下仁田駅のんびり旅(←今ここ)
下仁田駅へ
デキ臨時列車を撮影した後は佐野のわたし駅に戻り、終点の下仁田駅に行くことにします。12:58発の下り列車は、先ほど撮影した「デハ251+クハ303」の編成。ほぼ座席が埋まる盛況ですが、途中の上州富岡駅で降車多数で空席が目立つようになります。
クハ303に乗車したところ、なかなかの揺れで、1969年(昭和44年)製という車齢を感じます・・・が、1969年製ということは私と同級生であり、少々複雑な気分にもなります。約1時間乗車して13:54に下仁田駅到着。
佐野のわたし駅に到着する下仁田行列車。背後の高架橋は新幹線です。
下仁田駅に到着したクハ303車内。冷房化改造されています。西武所沢工場製なので、扉や窓配置、それに車内の雰囲気も西武101系や701系に通じるものがあります。
下仁田駅にて。左がここまで乗車したクハ303です。顔は西武的ではないです。右は正真正銘の元西武新101系です。
貨物営業の名残で、広い構内を有しています。
味わい深い木造駅舎があります。
その昔から変わらない姿の下仁田駅。非常に趣深い終着駅で、何度訪れても静かで深い感動があります。関東の駅100選に選定されており、もし「終着駅100選」があれば、間違いなく上位入賞(?)でしょう。
下仁田駅には貨物取扱の名残と、夜間留置の関係で現在も多くの側線が残されています。この広い構内を生かして、秩父鉄道三峰口駅の鉄道公園とまでは言いませんが、ED316等、役目を終えた車両を展示していただくと、さらに訪れる楽しみが増えるのではないでしょうか。
ところで、下仁田と言えばネギとコンニャク。学生時代に年末の郵便局バイトで、大量のお歳暮「下仁田ネギ」を仕分けしたことを思い出しつつ、14:13発で下仁田駅を後にします。
上州一ノ宮駅へ
同じ編成で上州一ノ宮駅まで戻り、ここで下車します。上信電鉄には味わい深い木造駅舎が多く残されていますが、この駅にも手入れの行き届いた木造駅舎があります。
上州一ノ宮駅に到着した高崎行列車を後部から撮影。
両替に手間取ったと思しきお客さんがいたので、発車した列車を駅構外から撮影することができました。
上州一ノ宮駅は一之宮貫前(いちのみやぬきさき)神社の最寄駅です。由緒正しい神社のようですが、今回は残念ながら立ち寄る時間はありません。駅舎は洋館風で洒落ています。
上州一ノ宮駅に下仁田行が進入します。2013年に運行を開始した最新鋭7000形です。電車としては珍しい新潟トランシス製VVVFインバータ制御。ボックスシートを備えているので、今度は是非ともこの電車に乗りたいです。(2016.10.16 14:43)
駅舎を存分に堪能(?)して、14:57発高崎行で上州一ノ宮駅を後にします。ハイキング帰りのお客さんが乗っていますが、比較的空いています。しかし上州富岡からは観光のお客さんも乗車してきて、程よく座席が埋まり活気を感じます。
今回は何度目の訪問かわかりませんが、何度乗っても上信電鉄は飽きないです。
車両の種類が多く(この点は上毛電気鉄道と対照的で、裏を返せば、保守をしていく上では手間となります。)、沿線風景や多く残る木造駅舎はとても魅力的です。次の訪問時には、まだ訪れていない駅に降り立ってみたいものです。
群馬県には魅力的な鉄道がたくさんあります。上毛電気鉄道やわたらせ渓谷鐵道なども、また久々に乗りたいですが、今日は残念ながら時間がなくもう名古屋に帰らなくてはなりません。
【乗車記録】 ・佐野のわたし12:58→下仁田13:54 クハ303 2両 ・下仁田14:13→上州一ノ宮14:30 デハ251 2両 ・上州一ノ宮14:57→高崎15:43 デハ252 2両 |
【参考】高崎駅周辺の鉄道の見えるホテル
・アパホテル高崎駅前 ・ホテルルートイン高崎駅西口 ・ホテルメトロポリタン高崎
長野経由で名古屋へ
高崎から名古屋へは、もちろん新幹線で東京経由が早いのですが、JRの営業キロは東京経由の471kmに対して、長野経由だと368kmです。新幹線だけの旅は味気ないですし、東京経由の指定席特急料金合計は7,820円、長野経由で同4,560円となることもあり、迷いなく長野経由で帰ることにします。
高崎16:02発長野行「あさま615号」はE7系です。長野行はE2系のイメージがありましたが、北陸新幹線内ではすでに定期運用はないそうです。長野開業とともに碓氷峠が廃止されたのは1997年。もう19年も前のことで、その時に登場したE2系が淘汰されるのは当然ではあるものの、時の流れの速さに戸惑うばかりです。
上越新幹線ではまだE2系の運用があるようです。「あさま」用は8両編成ですが、こちらは10両編成です。高崎にて撮影。
高崎からE7系「あさま615号」に乗車します。
10号車指定席車両はほどよく空いており、ここで駅弁とビールとしたいところですが、あてにしていた車内販売は非営業。あとで気が付いたのですが、「あさま」では車内販売がありません。車内販売のある金沢行と共通運用のためか、座席に車内販売メニューが配備されており・・・少々期待をしましたが。
長野には16:49着、乗り換えの「しなの22号」は17:00の発車。駅弁は高崎駅で2つも購入してしまいましたが、ここ長野駅でも豊富に販売されており、1つくらいはこちらで買えばよかったと、後悔します。しかし駅弁は出会ったときに購入すべし・・・というのも鉄道旅行中の重要なポイント(???)のひとつです。
長野から「しなの22号」に乗車。
高崎駅で購入した「和風ソースかつ重」(おぎのや・900円)を「しなの」車内でいただきます。ビールによく合います。おぎのやは、「峠の釜めし」の他にも美味しい駅弁を販売しているのですね。
長野から乗車した「しなの22号」の車内で駅弁をいただきます。この旅でやっと「駅弁とビール」が実現しました。非常に美しい旅の締めくくり方です。
8号車指定席の車内は松本、塩尻でお客さんを迎えると、窓側座席は埋まり、通路側にもちらほらといった感じで満遍なく程よい混み具合。この列車は8両編成での運行ですが、適正な輸送力です。
秋の日は短く、篠ノ井線内で車窓は暗くなり、闇の木曽路を走り抜け、名古屋には20:05到着。今回も良い旅でした。ますます盛況な駒澤大学鉄道研究会からは、明日を生きる勇気をいただきました。そして、次々と話題が繰り出される東武鉄道からは目が離せません。また個性豊かな私鉄が元気な群馬の鉄道には、是非ともゆっくりと再訪したいものです。
【乗車記録】 ・高崎16:02→長野16:49 E726-511 12両 ・長野17:00→名古屋20:05 サハ383-8 8両 |
(今回の旅はこれでおしまい)