岳南電車の夜景電車に乗車した記録

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岳南電車と185系撮影記(その2)・・・岳南電車の夜景電車に乗車

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。岳南電車乗車と、伊豆急行での185系などの撮影記です。


今回の旅行記は、以下の複数ページに分けてご紹介しています。興味関心のあるところをクリックしていただいて、該当ページまで飛んでからお読みください。

岳南鉄道を撮影&過去の記録写真の紹介
⇒岳南電車の夜景電車に乗車(←今ここ
三島から伊豆稲取に移動
稲取銀水荘前や志津摩のカーブで撮影
伊豆急線内で踊り子号に乗車





岳南電車の夜景電車に乗車


以前から気になっていた存在が、岳南電車の夜景電車です。運行開始5周年を迎えなかなかの人気だそうですが、果たして面白いのか、とても興味深いです。

岳南鉄道の夜の吉原駅
本日2度目の岳南電車です。小さいながらも案内や掲示物、そしてグッズ販売で賑やかな吉原駅です。

吉原駅のクリスマスツリー
クリスマスツリーがお出迎えです。

夜景列車の運行案内
夜景電車は毎週ではありませんが、土曜日に2便運行されます。臨時列車ではなく、定期列車2連の後部車両の車内照明を消し、それが「夜景電車」となります。

吉原駅と夜景列車
ホームでは意外にも多くのお客さんが「夜景電車」を待っていました。私のような「鉄」は少なく、比較的軽装の地元あるいは近郊の方が多い印象です。(2019.12.14 18:34)

岳南鉄道の夜景列車の車内
2両編成のうち後部1両が「夜景電車」となります。満席+立ち客で乗客数は40名程で、これでもいつもよりは少ないそうです。窓を開け座席に膝をついて外を眺めるというスタイルが推奨され、童心に帰って楽しいです。

夜景列車から見た工場の景色
普段の夜の車窓は自分の冴えない顔が映るばかりで全く面白くないのですが、車内が暗くなると実に味わい深い夜の景色が浮かび上がってきて、寝台列車の旅を思い出しました。車掌さんの案内放送と地元ボランティアの方の案内が、「夜景電車」を盛り上げます。写真は食品工場で、虫よけのため暖色系の照明が使われているとか。

岳南鉄道から見る工場夜景
吉原駅から岳南富士岡駅付近まで、断続的に「工場夜景」を楽しむことができます。走行中の列車からは上手く撮影することはできませんでしたが、近未来的非日常的な「工場夜景」が最近注目を浴びているのもよく理解できました。岳南富士岡駅から終点の岳南江尾駅までは住宅街ですが、車内照明を落とした電車から眺めると非常に新鮮な風景となります。

夜の岳南江尾駅
岳南江尾駅に到着です。本日午後は「夜景電車」8000形と7000形単行の2編成で運行され、9000形は岳南江尾駅で留置されていました。(2019.12.14 19:07)

夜の岳南江尾駅
静寂に包まれた岳南江尾駅です。周囲が暗いので、駅舎の明かりとイルミネーションが目立ちます。これはこれで味わい深い「夜景」です。


吉原駅に戻りました。青春18きっぷ利用で普通列車に乗っても、名古屋はギリギリ、東京には余裕で今日中に帰ることができます。そして電車は、折り返し19:43発の「夜景電車」第2便となります。第1便よりお客さんの数は少ないようですが、時間帯を考えると十分盛況です。(2019.12.14 19:39)


夜の駅は昼間と違った表情で、工場の煙突と煙もまた夜景を彩っています。 (2019.12.14 19:42)


噂には聞いていた「夜景電車」、その評判通り素晴らしい車窓風景を楽しむことができました。これは「一乗」の価値ありです。 予約不要、特別料金不要というお手軽さも良いです。

そして何より元手が余り掛かっていない(車掌さんの人件費くらいか?)という点も、また良く、売り手(岳南電車)、買い手(乗客)及び世間(地元)の3者に対し、まさに「三方よし」である企画といえましょう。

特に地元の皆様にとっては日常的な車窓風景ですが、その価値に気付き観光資源化するとは、知恵者がいらっしゃったもので重ね重ね感心しました。





本日いただいた駅弁


当初購入を目論んでした富士駅の駅弁は、列車遅延により途中下車不可となり入手できず、岳南電車の「いわしらす重」も入荷せず、駅弁的には残念な滑り出しとなった本日でした。しかし三島駅の駅弁売店は種類が豊富で、美味しい駅弁を2種いただくことができました。

三島駅弁「さとやまのさち」(㈱桃中軒・880円)
早めの夕食は三島駅弁「さとやまのさち」(㈱桃中軒・880円)です。修善寺産黒米など、その名の通り里山の味が満載の上品なお弁当でした。

三島駅弁「長泉旬便り 冬うらら」(㈱桃中軒・1000円)
夜食は同じく三島駅弁「長泉旬便り 冬うらら」(㈱桃中軒・1000円)をいただきました。

三島駅弁「長泉旬便り 冬うらら」(㈱桃中軒・1000円)
白ネギ、大和芋、あしたか牛は、お弁当の名の由来である静岡県駿東郡長泉町産だそうです。地元産の素材によるお弁当は、旅する身にはこの上なく嬉しいものです。丁寧な仕事を感じさせる内容でもあり、沼津・三島駅弁の調整元である桃中軒の実力を再認識しました。


【乗車記録】

・三島18:04→吉原18:27 クハ210-2011 6両  
・吉原18:41→岳南江尾19:03 8101 2両  
・岳南江尾19:13→吉原19:38 8001 2両  
・吉原19:46→三島20:17 クモハ313-2513 6両


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