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さけめし(直江津駅・上越妙高駅)・・・ホテルハイマートの「傑作」です
直江津駅のさけめしは、1991年(平成3年)の登場です。何と、もう29年も売られているロングセラー駅弁になります。それまで売られてきた鮭ずしの終売に伴って、さけめしが販売されました。調製元は、2020年で創業119年となるホテルハイマート。

この業者の作る駅弁は何を食べても間違いはなく、実際に、JR東日本が開催する、東日本エリアの駅弁を対象にしたコンテストの第1回目の駅弁味の陣では、姉妹商品の鱈(たら)めしが、大賞である駅弁大将軍に選ばれています。
そして今回、第8回目となった「駅弁味の陣2019」で、ホテルハイマートはさけめしで、再び最高賞の駅弁大将軍を受賞、1つの業者として、2度の最高賞を受賞した事になります。
参考までに、1業者の複数受賞としては、2015年の「鶏めし」と2016年の「比内地鶏の鶏めし」で、2連覇という偉業を成し遂げた、大館駅の花善の事例があります。
2019年の回は、あの崎陽軒がシウマイ弁当を引っ提げて駅弁味の陣に参戦しました。このコンテストは人気投票の側面が非常に大きいですから、多くの人が「シウマイ弁当が大将軍を獲得するに違いない」と予想していたのを思い出します。
それを完全に良い意味で裏切って、まさかの地方の直江津の駅弁屋さんがこれをかっさらって行った訳です。「実力」でシウマイ弁当をねじ伏せた事になり、最高に胸のすくような話しです。

実を言いますと、私は今までにさけめしを食べた事が無く、駅弁大将軍を獲得して、東京駅の駅弁屋祭で沢山のさけめしが並べられているのを見て、手を伸ばしました。
旅行中に直江津駅に立ち寄り、駅売りのおっちゃんに何度も勧められてきたのに、つい「鮭はごく普通の食べ物で、いつでも食べられる」と後回しになっていました。
そして、今まで食べなかったのを後悔しました。「駅弁コンテストで優勝する訳だ」と驚いた私は、その1ヵ月後に再び、さけめしを購入してしまったのでありました。
鮭は日本中、何処にいても食べる事が出来るようなイメージがありますが、実際には、東日本~北日本でしか獲る事が出来ません。したがって、鮭が美味しい駅弁は、それに連動するかのように、東日本や北日本にしか存在しません。
同じようなおかずが盛り付けられている幕の内弁当でさえ、焼き魚は、東日本では鮭、西日本では鯖が入れられることが大半だと思います。
東日本では、鮭の漁獲の南限は銚子付近ですから、千葉県は安房鴨川駅のわかしお弁当に焼き鮭が入っているのはまあ頷けるとして、神奈川県の大船軒の驛辨 幕の内に入れられているのは少々違うような気がしたり、同じ神奈川の崎陽軒の幕の内弁当には鮭が入っていなくて「さすが崎陽軒だ」と感じたり、鮭1つで駅弁の見方が色々と変化する事になります。

同じ新潟では、焼漬鮭ほぐし弁当を挙げる事が出来ます。同じように鮭を大胆にほぐしてご飯に乗せる駅弁ですが、向こうは調味液に一晩漬け込むためか、やや塩気が効いています。
一方で、こちらのさけめしは、「秘伝の醤油だれ」を鮭の切り身の表面に塗ってから焼くという事で、甘塩鮭の仕上がりです。

と言っても単なる鮭ではなく、間違いなく、これは高級な鮭を食べている雰囲気に満ちていました。大きくカットしていますので、豪勢です。鮭フレークを食べるのとは、ひと味違うのです。

焼き色がついて、食欲も増します。焼き固められているのではなく、フワッと柔らかく仕上がっているのが絶妙です。鮭の脂の美味しさが、くどくない程度に伝わってきて絶品です。

イクラの醤油漬けが添えられているのが、また、ミソです。鮭とイクラの黄金コンビ、美味しすぎるに決まっています。イクラの輝きが罪作りです。

ご飯には、昆布の佃煮が適度にまぶされています。これがまた隠し味であり、旨味成分が程よくご飯に溶け出している事から、鮭とご飯の組み合わせが、余計に美味しく感じるコツです。このやり方は、姉妹商品の鱈めしにも使われています。

こんな感じで、箸が止まらなくなる事、間違いありません。

口直しには、奈良漬けが添えられています。これがまた、さけめし全体に良くマッチしています。旨みとしての味の傾向が、鮭に合いますね。口の中をサッパリさせたい時は、ガリをつまむと良いでしょう。
そして、デザートに杏子のシロップ漬けが入っていて、シウマイ弁当や峠の釜めしでもおなじみですから、安心満足といった風に、最後を締めくくる事が出来ますね。本当に良く出来た駅弁です。
ホテルハイマートでは1日に500個強の駅弁を製造しており、今までは鱈めしが一番人気だったものの、その後は駅弁大将軍を受賞したさけめしが1位に躍り出ているようです。1日あたり150個以上の製造数となっている模様です。(コロナの比常時は除く話です)
鱈めしもさけめしも両方とも最高賞を受賞したとあらば、どちらを買おうか、真剣に悩むところです。
今までは、店頭でそのように迷っていると、駅売りのおっちゃんに「両方買っちゃいないよ~~」と煽られる場面が多々あり、それが面白かったのですが、2020年7月、何と二大将軍弁当なる「究極版」が登場しました。
1600円と、ちょっと値段は張りますが、これは見逃せない商品ですね。私も、次回はこれを購入しようと思います。今まで同様に直江津駅か、あるいは北陸新幹線の上越妙高駅で購入できます。甲信越の旅の目的が、また1つ増えました。

この業者の作る駅弁は何を食べても間違いはなく、実際に、JR東日本が開催する、東日本エリアの駅弁を対象にしたコンテストの第1回目の駅弁味の陣では、姉妹商品の鱈(たら)めしが、大賞である駅弁大将軍に選ばれています。
そして今回、第8回目となった「駅弁味の陣2019」で、ホテルハイマートはさけめしで、再び最高賞の駅弁大将軍を受賞、1つの業者として、2度の最高賞を受賞した事になります。
参考までに、1業者の複数受賞としては、2015年の「鶏めし」と2016年の「比内地鶏の鶏めし」で、2連覇という偉業を成し遂げた、大館駅の花善の事例があります。
2019年の回は、あの崎陽軒がシウマイ弁当を引っ提げて駅弁味の陣に参戦しました。このコンテストは人気投票の側面が非常に大きいですから、多くの人が「シウマイ弁当が大将軍を獲得するに違いない」と予想していたのを思い出します。
それを完全に良い意味で裏切って、まさかの地方の直江津の駅弁屋さんがこれをかっさらって行った訳です。「実力」でシウマイ弁当をねじ伏せた事になり、最高に胸のすくような話しです。

実を言いますと、私は今までにさけめしを食べた事が無く、駅弁大将軍を獲得して、東京駅の駅弁屋祭で沢山のさけめしが並べられているのを見て、手を伸ばしました。
旅行中に直江津駅に立ち寄り、駅売りのおっちゃんに何度も勧められてきたのに、つい「鮭はごく普通の食べ物で、いつでも食べられる」と後回しになっていました。
そして、今まで食べなかったのを後悔しました。「駅弁コンテストで優勝する訳だ」と驚いた私は、その1ヵ月後に再び、さけめしを購入してしまったのでありました。
購入データ | |
---|---|
購入場所 | 東京駅の駅弁屋祭グランスタ店で購入。 |
購入日時 | 2020年4月3日に購入。 |
価格 | 1200円(税込み) |
ラベル表示 | ![]() |
製造・販売 | 新潟県上越市中央1-2-3 025-543-3151 http://www.heimat.co.jp/lunch_box/ |
鮭の駅弁としては、間違いなく最高峰クラス
鮭は日本中、何処にいても食べる事が出来るようなイメージがありますが、実際には、東日本~北日本でしか獲る事が出来ません。したがって、鮭が美味しい駅弁は、それに連動するかのように、東日本や北日本にしか存在しません。
同じようなおかずが盛り付けられている幕の内弁当でさえ、焼き魚は、東日本では鮭、西日本では鯖が入れられることが大半だと思います。
東日本では、鮭の漁獲の南限は銚子付近ですから、千葉県は安房鴨川駅のわかしお弁当に焼き鮭が入っているのはまあ頷けるとして、神奈川県の大船軒の驛辨 幕の内に入れられているのは少々違うような気がしたり、同じ神奈川の崎陽軒の幕の内弁当には鮭が入っていなくて「さすが崎陽軒だ」と感じたり、鮭1つで駅弁の見方が色々と変化する事になります。

同じ新潟では、焼漬鮭ほぐし弁当を挙げる事が出来ます。同じように鮭を大胆にほぐしてご飯に乗せる駅弁ですが、向こうは調味液に一晩漬け込むためか、やや塩気が効いています。
一方で、こちらのさけめしは、「秘伝の醤油だれ」を鮭の切り身の表面に塗ってから焼くという事で、甘塩鮭の仕上がりです。

と言っても単なる鮭ではなく、間違いなく、これは高級な鮭を食べている雰囲気に満ちていました。大きくカットしていますので、豪勢です。鮭フレークを食べるのとは、ひと味違うのです。

焼き色がついて、食欲も増します。焼き固められているのではなく、フワッと柔らかく仕上がっているのが絶妙です。鮭の脂の美味しさが、くどくない程度に伝わってきて絶品です。

イクラの醤油漬けが添えられているのが、また、ミソです。鮭とイクラの黄金コンビ、美味しすぎるに決まっています。イクラの輝きが罪作りです。

ご飯には、昆布の佃煮が適度にまぶされています。これがまた隠し味であり、旨味成分が程よくご飯に溶け出している事から、鮭とご飯の組み合わせが、余計に美味しく感じるコツです。このやり方は、姉妹商品の鱈めしにも使われています。

こんな感じで、箸が止まらなくなる事、間違いありません。

口直しには、奈良漬けが添えられています。これがまた、さけめし全体に良くマッチしています。旨みとしての味の傾向が、鮭に合いますね。口の中をサッパリさせたい時は、ガリをつまむと良いでしょう。
そして、デザートに杏子のシロップ漬けが入っていて、シウマイ弁当や峠の釜めしでもおなじみですから、安心満足といった風に、最後を締めくくる事が出来ますね。本当に良く出来た駅弁です。
ホテルハイマートでは1日に500個強の駅弁を製造しており、今までは鱈めしが一番人気だったものの、その後は駅弁大将軍を受賞したさけめしが1位に躍り出ているようです。1日あたり150個以上の製造数となっている模様です。(コロナの比常時は除く話です)
鱈めしもさけめしも両方とも最高賞を受賞したとあらば、どちらを買おうか、真剣に悩むところです。
今までは、店頭でそのように迷っていると、駅売りのおっちゃんに「両方買っちゃいないよ~~」と煽られる場面が多々あり、それが面白かったのですが、2020年7月、何と二大将軍弁当なる「究極版」が登場しました。
今日の夕飯😁
— サクサク (@HyQd3mLmOClheUo) July 28, 2020
ホテルハイマートさんの二大将軍弁当🍱 pic.twitter.com/Zknuf3EQTU
1600円と、ちょっと値段は張りますが、これは見逃せない商品ですね。私も、次回はこれを購入しようと思います。今まで同様に直江津駅か、あるいは北陸新幹線の上越妙高駅で購入できます。甲信越の旅の目的が、また1つ増えました。
栄養成分表示(1食360gあたり) | |
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熱量 | 609kcal |
たんぱく質 | 26g |
脂質 | 12.8g |
炭水化物 | 93.9g |
食塩相当量 | 4.9g |