幕の内弁当(今治駅)を食べた記録

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幕の内弁当(今治駅)・・・経木の香り漂う昔ながらの幕の内弁当が嬉しい

四国は全国的にも駅弁の非常に少ないエリアであり、今や地元の駅弁業者と言えば、高知駅の安藤商店さんと、今回ご紹介する幕の内弁当を調製している今治駅の二葉さんの2社だけとなりました。

私はこの2社が好きで、毎年1回は、機会を見つけて駅弁などを食べに行きたいと思うに至っています。それぞれ、手作りの美味しさが有ります。そして味だけでなく、ボリューム感もあって、惹きつけられるものがあります。

今治の二葉さんの駅弁には、いくつかの幕の内弁当があります。最も高価なものは1350円する夢のかけ橋で、それにお好み弁当のさざんかが1150円、さくらが1100円と続き、価格面で安さを求めるのであれば、今回の名前もズバリの幕の内弁当890円を買い求める事になりますね。

幕の内弁当(今治駅)


掛け紙には、本州四国連絡橋の今治尾道ルートと、その付近の島々が描かれています。幕の内弁当の名称も、「瀬戸内」と書かれていますね。ただし、正式名称はあくまでも幕の内弁当です。

お値段が安めとは言え、今治の幕の内弁当は期待を裏切りませんでした。実際に食べてみた生の感想は動画に納めておりますので、最初に以下の動画でご覧ください。




購入データ(今回、私が購入した時の記録です)
購入場所 今治駅の改札口のすぐ隣にある駅弁売り場兼うどん屋さん店舗
購入日時 2019年11月7日、午前11時くらいに購入
価格 890円(税込み)
ラベル表示 幕の内弁当(今治駅)のラベル表示
販売 株式会社二葉
愛媛県今治市北宝来町1-1-10
0898-22-1859
http://futabab.jp/ekiben.html





見た目、味わい、量など、全てにおいて満足、毎日食べても食べ飽きない


この幕の内弁当は、開封した時の経木の香りが最高ですね。昔ながらの幕の内弁当といった風情であり、素朴で外連味の無いおかずと俵飯の醸し出す雰囲気が良いです。

幕の内弁当(今治駅)

お品書き 
・鯖の塩焼き
・肉団子
・玉子焼き
・海老の天ぷら
・ウインナー
・たけのこ煮
・きんぴらごぼう
・酢蓮根
・金時豆
・蒲鉾
・カニ蒲鉾
・昆布煮
・漬物
・梅干し
・オレンジ


おかずは隙間なくきっちりと詰められていて、ボリューム感があります。茶色くなりがちな弁当に、蒲鉾やカニカマ、たくあんやオレンジで彩りを添えており、見た目は完璧。

幕の内弁当(今治駅)


ご飯は、やや柔らかめの炊きあがりです。この駅弁業者さんはいつも柔らかめに炊くようです。これは、東海より西の駅弁屋さんに、かなり共通している事でもあると感じます。

幕の内弁当(今治駅)の俵御飯


おかずの部分のアップを。海老の天ぷらが入るだけで、なんだか豪華な気分になります。その下に、鯖の塩焼きが隠れています。玉子焼きやウインナーも含めて、この辺りがメインディッシュです。過度に甘く作られている訳でもなく、味が濃すぎる事も無く、満足できる味わいです。




甘さのアクセントは、金時豆が付けてくれています。無駄に大量の豆をぶち込んでくるような事をせず、副菜は控えめに徹してくれているのが上品で良いですね。




二葉の駅弁には、フルーツが付くのも何よりうれしいです。旅人は、ビタミンが不足しがちです。四国らしい柑橘類を入れてくれて、最後の最後まで納得できる駅弁なのでした。

幕の内弁当(今治駅)に入っているミカン


ご飯を食べ終えると、この通り、経木が余分な水分を吸収して波打っています。木からご飯を引きはがしながら苦労して食べるのも、駅弁らしい旅情というものです。

幕の内弁当(今治駅)の経木の駅弁容器


因みに今回は、同じ今治駅の駅弁では最も「有名」とされている、瀬戸の押寿司と共に購入しています。幕の内弁当は日持ちしないので購入当日の夜に食べ、瀬戸の押し寿司は翌日の朝食としました。

JR四国には、激安のフリーきっぷであるバースデイパスがあるのが嬉しいですね。おかげで、毎年必ず四国旅行に行けます。今度は何を食べるか、今から楽しみで仕方ありません。

なお、今回の四国旅行では、Twitterで知り合ったフォロワーさんと一緒に、JR四国のレストラン列車である伊予灘ものがたりに2回、乗車しています。その模様は以下の通り記録しておりますので、ご興味がありましたらご覧ください。

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