はこね大名弁当(箱根湯本駅)を食べた記録

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はこね大名弁当(箱根湯本駅)・・・二段重ねの本格幕の内弁当に大満足

箱根湯本駅にはたくさんの駅弁のラインナップがあって、旅人を魅了しています。ホームでも売られていますが、一番の品ぞろえは、改札口を出た目の前のお土産物売り場、「箱根の市」の入り口付近にある駅弁コーナーにあります。




このような形で、3つの業者から成る多種多様な駅弁がずらりと並べられていて迷います。中身の展示があるので、非常に親切です。ま、私からすると、それが故に余計に決められなくなるのですけど。




今回選んだのは、渋い掛け紙が魅力的なはこね大名弁当です。こういったネーミングのお弁当は、昔から大概は幕の内弁当と決まっています。でも、単に幕の内と書かれるよりも、はるかに魅力的です。その土地に応じて付けられるネーミングに、とても旅情を感じたりします。

はこね大名弁当


開封すると、豪華な二段重ねの幕の内でした。おかずの量には、心底驚きました。まさに大名という名称がピッタリであり、名前負けしていませんね。これを食べて精を付ければ、天下の剣の箱根の峠越えが出来てしまいそうです。

はこね大名弁当
(トレインビューホテル、箱根強羅ホテル・パイプのけむりプラスで食べています)


なお、余りに気に入ったので、2020年12月24日(クリスマスイブですね・笑)、再度購入しています。はこね大名弁当の写真の撮り方としては、以下の方が、箱根の山を表していて適切だと思います。中身に変化は無いようです。

はこね大名弁当
(トレインビューホテル、箱根 ゆとわで食べています)


購入データ(今回、私が購入した時の記録です)
場所 箱根湯本駅の改札を出てすぐの「箱根の市」にて購入。
日時 2019年7月17日、午前11時半に購入。
価格 1100円(税込み)
ラベル表示 はこね大名弁当のラベル表示
販売 箱根の市
神奈川県足柄下郡箱根町湯本707 箱根湯本駅構内(改札外)
0460-85-7428
http://www.hakoneyumoto.com/shopping/16
製造 株式会社後藤商事
神奈川県足柄下郡箱根町湯本43-5
0460-85-6075
(ホームページはありません)
追記 2020年12月24日にも「箱根の市」で購入。


参考箱根湯元のトレインビュー旅館・湯本富士屋ホテル





全国的にも、かなり「素晴らしい」幕の内弁当だと思う


細部を見て行きます。まずはご飯から。ボリュームが非常に多いように見えるかもしれませんが、案外と薄型の箱に詰められており、想像よりは少なく感じます。

それでも通常の幕の内弁当よりは多いですから、食べ応えがあります。ご飯に黒胡麻が適度にまぶされて、小さな梅干しが一つ。ご飯が美味しいと、おかずが余計に美味しく感じます。

はこね大名弁当の白飯


メインのおかずの部分を、2枚の写真で説明します。こちらは、鮭の塩焼き、蒲鉾、伊達巻、鶏肉団子などです。

はこね大名弁当


左側に目を移して、焼売、帆立煮、海老フライ、うぐいす豆、そして奥に鶏の竜田揚げです。品数が多い分、調製するのに手間がかかるでしょうに、上手な折り詰めとなっていますね。

はこね大名弁当


私は、鶏の竜田揚げは大好物なので、真っ先に食べました。伊東駅の幕の内弁当にも入れられている、祇園の唐揚げを思い出す味わいでした。

鶏の唐揚げ


帆立煮です。関東の幕の内弁当で帆立煮が入るのは、レアではないでしょうか。私は網走駅弁のオホーツク弁当を思い出しながら食べました。適度に弾力のある噛み応えが良かったな。

帆立煮


そしてもう1つ、非常に珍しいと思ったのが、伊達巻きです。駅弁業者の作る幕の内弁当では厚焼き玉子を使うことが多い中、手間がかかる、あるいはコストが高くなると思われる伊達巻を入れるのは「プチ豪華」であり、特別な幕の内弁当の雰囲気です。まさに大名気分ですね。

出汁巻き玉子


海老フライも、サイズが大きめであって、非常に良心的です。これは新富士駅の幕の内弁当の海老フライと同じような大きさであり、味わいでもあり、それを思い浮かべながら食べたのでした。

海老フライ


コーナー部分には、静岡から小田原辺りにかけての駅弁に良く入れられることの多いわさび漬けと、ライバルの小田原駅弁の東華軒の名物に対抗しているとしか思えない、鶏と筍のそぼろ煮が添えられていました。

個人的には、このそぼろ煮は東華軒のそれよりは甘さが控えめであり、私はこの、後藤商事さん調製のそぼろ煮のほうが好きですね。このコーナーは、甘いものと辛いものが調和しています。




反対側のコーナーは、昆布煮と漬物です。箸休めになります。何も文句の付け所の無い完璧な幕の内弁当であり、箱根の旅において品数の多い駅弁を食べたい人にとっては、有力な候補となりますね。




最後に、はこね大名弁当を食べた時の模様を、動画でもご覧いただく事が出来ます。実際のボリューム感などは、動画の方が分かりやすいと思いますので、参考にしてみて下さい。




今回の箱根旅行では複数の駅弁を食べており、はこね大名弁当の他には、贅・箱根よくばり弁当、炙り金目鯛めし、箱根越え弁当海老天むすびを食べています。(その他に、往路のロマンスカーの車内でGSE弁当も食べ、帰宅後には浜焼き弁当を食べています。)

箱根路は往復のロマンスカーも楽しいですし、箱根登山鉄道は何度乗っても面白すぎて飽きません。そこに駅弁の魅力まで加わるのですから、困った場所ですね。今後も定期的に通う事になりそうです。


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