あぶりさんまの棒寿司（伊豆急下田駅）を食べた記録

50歳になったので、大人の休日倶楽部パスを存分に使い倒そうと、伊豆急下田駅までやってきました。目的は、往路に185系の特急踊り子号に乗車して、復路に251系のスーパービュー踊り子号に乗車する事。いずれも遠くない将来、引退が取りざたされています。




わざわざ伊豆急下田駅まで来たからには駅弁を買わねばならぬという事で、今回はここに紹介するあぶりさんまの棒寿司と幕の内弁当を購入しています。

幕の内は伊豆急下田駅で食べておりますが、あぶりさんま棒寿司はその後にはるばると仙台まで移動して、ホテルパレス仙台の一室で、東北新幹線を眺めながら食べたのでありました。

購入データ
購入場所	伊豆急下田駅の売店「SHOPPING KIS A」で購入。
購入日時	2019年1月22日、午後1時前に購入。
価格	700円（税込み）
販売	株式会社伊豆急物産 静岡県伊東市八幡野1151 0557-54-1100 http://www.izukyubussan.com/bentou/ekiben.html
製造	株式会社クックランド 静岡県下田市吉佐美949-1 0558-27-0991

　

これほど旨みに満ちた味わい深いサンマの駅弁は他には無いと思う

この駅弁は、絶品でした。全国の数多ある駅弁の中でも、かなり上位に位置するのではないかと思っています。中には名ばかりで、実際に食べると全く美味しくもない駅弁も跋扈していたりする世の中ですが、これほど「世に知らられていない絶品」は他に無いのではと。銚子駅の駅弁「鯖寿司」を食べて驚いたときに匹敵するくらい、大変な美味だと思いました。




写真でも見てみます。サンマの風味を保つためか、ラップに包まれた状態です。




棒寿司の断面を。さんまの表面の焼き色が良いですね。余分な脂を炙って飛ばして、より香ばしい味わいに仕上げているようです。




横から見たところです。笹の葉の緑色が鮮やかです。殺菌効果もあるでしょうし、それよりもさんまのような光物の生臭さを消し去って、香り豊かになるところが良いですね。




さて、いよいよ食べてみます。ほどよい大きさにカットされていて、食べやすいですね。




サンマの身が、酢飯を包み込むようになっています。酢飯は白ごまがまぶされており、適度なプチプチ感を楽しめるのも良い点です。駅弁の酢飯は酢がきついのが多い中、このあぶりさんま棒寿司はそのような事は無く、米粒の美味さを感じ取る事が出来ます。




ほら、このように焦げ目の付いたさんまの棒寿司を食べると、まさに極楽ですね。日本全国のさんまの駅弁の中では、最高峰と言って良い出来栄えです。

伊豆は金目鯛が有名過ぎてその陰にすっかりと隠れてしまっておりますが、わたし的には金目鯛駅弁よりもこちらのほうがよほど好みです。700円と、庶民向けの価格である点も大変好ましいです。




伊豆を旅する人は、金目鯛をはじめとして、数多くの高級な魚介類を楽しむ事でしょう。しかし、灯台下暗し、今回のあぶりさんまの棒寿司のような逸品も人知れず存在するのです。伊豆からの帰途に、ぜひ下田駅の駅弁売り場で買い求めて頂いて、意外性に満ちた美味しさを楽しんでほしいと思います。

伊豆半島における鉄道の見えるホテル

伊東線、あるいは伊豆急行線の沿線における、鉄道の見えるホテルの一覧です。伊豆半島への観光の際に、お役立てください。

東横イン熱海駅前	東海道新幹線、東海道本線	熱海駅より徒歩4分ほど。
ホテルサンハトヤ（伊東駅）	伊東線	伊東駅より無料送迎バス。オーシャンビューとトレインビューを同時に楽しめる貴重なホテル。
ホテルカンタベリ伊豆熱川	伊豆急行線	伊豆熱川駅の目の前。シングルは無し。マンション改造でユニーク。
源泉岩盤浴の宿 薬師の湯（伊豆・河津）	伊豆急行線	河津駅から車で５分。
ビジネスホテル翔山（伊豆急下田駅）	伊豆急行線	伊豆急下田駅から徒歩1分。