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かつおたたき弁当（高知駅）・・・駅弁で「本当」の生ものは珍しく、誰もが感動
日本全国に数多ある駅弁の中で、本当の生ものを提供している極めて珍しい存在が、かつおたたき弁当です。駅弁は一般的に常温で長い時間を放置される事を想定して、生ものを入れる事はほとんどありません。
特に大都市圏の駅弁業者が生ものを入れてくる事は皆無に近く、試しに東京のJR東日本クロスステーションの駅弁を買って確認して頂くと分かると思うのですが、有り得ないほどの努力をしてまで、生ものではないものを生ものらしく見せています。
しかし、地方に行けば、大都市部では出来なかった事も出来てしまうのでしょうか。かつおのたたきを、そのまま「生」の状態で出す駅弁があるのです。本当に信じられない思いなのですが、これがまた、絶品なのです。
駅弁に詳しくて、その味に一過言あるような一筋縄ではいかないような人たちまで全てが絶賛する駅弁、それが、かつおたたき弁当なのです。
高知駅の売り場に並ぶ駅弁です。私は高知の駅弁はほとんど食べた事が無くて、食べたのは上の写真の左上に移っている龍馬弁くらいですね。でも、それを食べた時に、この駅弁業者の安藤商店さんは伊達ではないと思いました。
龍馬弁でさえもあれほど美味しいのですから、安藤商店さんの代表作であるかつおたたき弁当がどれほど凄いものなのか、「いつか絶対に食べてみたい！」という願望と、味わった時の妄想が混ぜこぜになり、自分でもどうする事もできない感情に囚われていました。
そしてようやく、JR四国の超格安フリーきっぷのバースデイパスを利用して四国の乗り鉄を実施、かつおたたき弁当と邂逅した訳です。待ちに待ったかつおたたき弁当、心がときめきました。
乗車しているのは特急南風の中村行きです。車内で駅弁を食べる事ができるのが、最高に嬉しいですね。かつおたたき弁当の外箱には、このような事が書かれていました。
「その昔、土佐の国で生ものを食べたらいかんっておふれが出された。けんど、土佐の人はどうしても生のかつおが食べたいき、表面を焼いてごまかして食べよった。焼く前にお塩をふって、よう味がしみるようにと包丁でかつおをたたきよったがやと。それがかつおのたたきというて、土佐の名物にたったがよ。」
今も同じですね。駅弁に生ものはNGだという常識に逆らって、どうしても生のかつおを食べたいという、高知県民の知恵と勇気の結晶が、このかつおたたき弁当なのです。
では、かつおたたき弁当を買って特急南風の車内でモグモグと食べてみたところを、動画でご覧いただきましょうかね。
ご覧の通り、新鮮なかつおのたたきを、同じく新鮮な刺身のつまなどと同時に食べる事ができるのは、駅弁好きにしたらたまらなく魅力的です。傷んではならないので、しっかりと保冷材で冷蔵している状態で売られています。なるほど、考えましたね。
かつおのたたきですから、動画では生のニンニクのスライスと共に食べておりましたが、それをやりすぎると食後に臭うので、私はかなりニンニクは控えめにしました。もちろんニンニクと共に食べるほうが美味しいですが、たたきだけを食べても十分に美味しいです。
かつおのたたきと共に食べるご飯です。ご飯が美味しいからこそ、かつおのたたきが引き立ちますね。
かつおのたたき以外にもおかずが比較的豊富です。こちらは海老煮です。
ベビーホタテですが、帆立煮です。小さくても、しっかりとした味わいです。
信田巻きです。流石にこれは外部からの仕入商品だとは思いますが、適当な副菜を入れる事をせず、こういうところに手を抜かない姿勢が好ましいです。
改めて、かつおのたたきを。かぼすが添えられており、これをキュッとしぼって頂くと、もう駅弁とは到底思えないような大感動を味わう事が出来ますね。本当に素晴らしい事です。
私は日本全国の駅弁を食べまくっている訳ですが、このような生ものの駅弁に現地で遭遇する事はほぼありません。皆無に等しいと言って良いでしょう。その意味からして、鉄道ファンならば一度は食べる価値が大いにある駅弁だと思います。
高知の駅弁業者の経営が安泰だとは、とても思えなかったりもします。ささやかではありますが、かつおたたき弁当などを購入する事で、少しでも手助けできればなとも思います。ここまで美味しい駅弁なのですから、鉄道ファンはこれを食べなかったら、絶対に罰が当たると思います。
⇒参考：これも美味しい・鹿児島中央駅の「鰹一本釣り弁当」
特に大都市圏の駅弁業者が生ものを入れてくる事は皆無に近く、試しに東京のJR東日本クロスステーションの駅弁を買って確認して頂くと分かると思うのですが、有り得ないほどの努力をしてまで、生ものではないものを生ものらしく見せています。
しかし、地方に行けば、大都市部では出来なかった事も出来てしまうのでしょうか。かつおのたたきを、そのまま「生」の状態で出す駅弁があるのです。本当に信じられない思いなのですが、これがまた、絶品なのです。
駅弁に詳しくて、その味に一過言あるような一筋縄ではいかないような人たちまで全てが絶賛する駅弁、それが、かつおたたき弁当なのです。
高知駅の売り場に並ぶ駅弁です。私は高知の駅弁はほとんど食べた事が無くて、食べたのは上の写真の左上に移っている龍馬弁くらいですね。でも、それを食べた時に、この駅弁業者の安藤商店さんは伊達ではないと思いました。
龍馬弁でさえもあれほど美味しいのですから、安藤商店さんの代表作であるかつおたたき弁当がどれほど凄いものなのか、「いつか絶対に食べてみたい！」という願望と、味わった時の妄想が混ぜこぜになり、自分でもどうする事もできない感情に囚われていました。
そしてようやく、JR四国の超格安フリーきっぷのバースデイパスを利用して四国の乗り鉄を実施、かつおたたき弁当と邂逅した訳です。待ちに待ったかつおたたき弁当、心がときめきました。
| 購入データ（今回、私が購入した時の記録です） | |
|---|---|
| 購入場所 | 高知駅のホーム売店にて購入。 |
| 購入日時 | 2018年11月28日、12時半に購入。 |
| 価格 | 1100円（税込み） |
| ラベル表示 |  |
| 製造・販売 | 有限会社安藤商店 高知市若松町5-28 088-883-1000 （ホームページはありません） |
今まで生きてきた中で、最も美味しい駅弁の一つだと断言できます
乗車しているのは特急南風の中村行きです。車内で駅弁を食べる事ができるのが、最高に嬉しいですね。かつおたたき弁当の外箱には、このような事が書かれていました。
「その昔、土佐の国で生ものを食べたらいかんっておふれが出された。けんど、土佐の人はどうしても生のかつおが食べたいき、表面を焼いてごまかして食べよった。焼く前にお塩をふって、よう味がしみるようにと包丁でかつおをたたきよったがやと。それがかつおのたたきというて、土佐の名物にたったがよ。」
今も同じですね。駅弁に生ものはNGだという常識に逆らって、どうしても生のかつおを食べたいという、高知県民の知恵と勇気の結晶が、このかつおたたき弁当なのです。
では、かつおたたき弁当を買って特急南風の車内でモグモグと食べてみたところを、動画でご覧いただきましょうかね。
ご覧の通り、新鮮なかつおのたたきを、同じく新鮮な刺身のつまなどと同時に食べる事ができるのは、駅弁好きにしたらたまらなく魅力的です。傷んではならないので、しっかりと保冷材で冷蔵している状態で売られています。なるほど、考えましたね。
かつおのたたきですから、動画では生のニンニクのスライスと共に食べておりましたが、それをやりすぎると食後に臭うので、私はかなりニンニクは控えめにしました。もちろんニンニクと共に食べるほうが美味しいですが、たたきだけを食べても十分に美味しいです。
かつおのたたきと共に食べるご飯です。ご飯が美味しいからこそ、かつおのたたきが引き立ちますね。
かつおのたたき以外にもおかずが比較的豊富です。こちらは海老煮です。
ベビーホタテですが、帆立煮です。小さくても、しっかりとした味わいです。
信田巻きです。流石にこれは外部からの仕入商品だとは思いますが、適当な副菜を入れる事をせず、こういうところに手を抜かない姿勢が好ましいです。
改めて、かつおのたたきを。かぼすが添えられており、これをキュッとしぼって頂くと、もう駅弁とは到底思えないような大感動を味わう事が出来ますね。本当に素晴らしい事です。
私は日本全国の駅弁を食べまくっている訳ですが、このような生ものの駅弁に現地で遭遇する事はほぼありません。皆無に等しいと言って良いでしょう。その意味からして、鉄道ファンならば一度は食べる価値が大いにある駅弁だと思います。
高知の駅弁業者の経営が安泰だとは、とても思えなかったりもします。ささやかではありますが、かつおたたき弁当などを購入する事で、少しでも手助けできればなとも思います。ここまで美味しい駅弁なのですから、鉄道ファンはこれを食べなかったら、絶対に罰が当たると思います。
⇒参考：これも美味しい・鹿児島中央駅の「鰹一本釣り弁当」
