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龍馬弁(高知駅)・・・高知の郷土料理、田舎寿司を味わえる絶品駅弁
四国のレストラン列車、四国まんなか千年ものがたりと伊予灘ものがたりに乗車する合間に食べた、高知駅の駅弁、龍馬弁をご紹介したいと思います。

高知駅のホームの、ちょっと目立ちにくい売店で購入しました。駅弁の表示があると、駅弁好きはほおが緩みます。ホーム売店は、朝8時から開店です。

高知と言えばかつおのたたき弁当が超有名ですが、団体旅行の最中であり、にニンニクの臭いを放出する可能性もあるため、店頭で見かけてかなり食指が動きそうになりましたが、ここはグッと堪えて、龍馬弁をセレクトした次第です。

この時は特急しまんと1号の車内で頂きました。やはり駅弁は、列車に乗って食べると格別ですね。大変に幸せな気分で、完食することができました。
では、待ちに待った龍馬弁を食べてみます。掛け紙を外してプラスチックの蓋を取ると、雰囲気的にはコンビニ弁当風の容器の駅弁ですね。しかし、肝心の中身がバラエティーに富んでいて、全くコンビニ弁当とは違います。
しかも、この彩り感は見事ですよね。こういった華やかな色合いを駅弁で表現するのは難しいので、見た瞬間に驚くとともに、大いに期待感を抱きました。
そして目に飛び込んできたのは、色合いだけではなくて、手前側に並ぶお寿司です。特に、鯖寿司の両隣には、見紛うことなく高知の郷土料理、田舎寿司が配置してあって、感動しました。かつおのたたきと並ぶ、高知の代表的な味覚と言って良いでしょう。

最初に鯖寿司から。高知では鯖寿司だけの駅弁も売っています。次回の高知旅行(いつになるか分かりませんが)では、鯖寿司も購入したいと思います。

厚みのある焼き鯖が乗っていますね。上の写真と合わせて見て頂くと、焼き鯖寿司のシャリまで、バーナーで炙っているのが分かりますね。鯖寿司とシャリの間にはちょうど良い塩梅の生姜の酢漬けが入っていて、鯖の風味を高めていました。
もちろん、鯖のお寿司としては申し分ありません。しっかりと脂が乗っていてパサつきもなく、かといって火で炙った分、余計な脂は飛んでいます。

さて、田舎寿司です。田舎寿司とは、野菜を寿司ネタにする高知独特のお寿司の事を言います。「野菜だけなんて食べた気がするのかな?」と思いながら、頂きます。

こんにゃくのお寿司なんて、初めて見ました。で、これがまた美味しいんです。酢飯とこんにゃく煮の相性の良さに驚きです。こんにゃくの味付けはうっすらとしていて、「こんにゃくシコシコ感を食べる」かの如くで、思ったよりも上品な味わいでした。

そしてこれ。正体が分からないんですよね。ネットで調べてみましたが、やはりよく分かりませんでした。しかし、正体不明ながら美味いという・笑。柚子入りの酢飯に大葉が乗って、そして正体不明な柔らかなネタ。
ラベル表示によると「筍」の表記があって、本来この部分には筍寿司が来るはずなのですが、今回買った龍馬弁では表記と内容に違いがあるようですね。どなたかこれ、ご存知の方はいらっしゃいませんでしょうか?

続いて鯖寿司の左側、椎茸と茗荷の田舎寿司です。外人が見たらアッと驚くような色合いです・笑。

椎茸です。駅弁で椎茸となると、もうこてこてに煮詰めちゃって、椎茸本来の味わいよりも出汁の味のほうが強いようなものが多い訳ですが、そんな事をすると田舎寿司の柚子風味のシャリと合いません。今回の椎茸も味付けは最小限であり、これぞ椎茸、素材本来の味を強く感じました。

茗荷です。茗荷は大好きなので、楽しみに味わいました。お見事です。茗荷の味が引き立つ一品で、食感もシャキシャキしていて、一級品の寿司だなと感動。「田舎」寿司ではなくて、ちゃんとした料理屋の寿司ですよ、これは。

メインのメニューとなる部分です。海老煮が豪華ですが、実はそれ以外も非常に美味しいです。海老の左側には本来蒲鉾が来るはずですが、ラベル表記と異なっていますね。

右から帆立煮、子持イカ、練り物などなど。この練り物の部分には、本来はラベルに表示されている高野豆腐が来ると思うのですが、まあ美味しいから良いでしょう・笑。

鰹の角煮です。これも高知らしくて嬉しい食材ですね。角煮はパサパサするので私は好まないお料理なのですが、このくらいの量ならば逆にちょうど良くて、美味しさだけを感じながら食べることができますね。

サッパリとした酢の物も入っていて、味覚に変化が付いて、全く人を飽きさせない駅弁です。

今回、私として、更に気に入った点があります。それは、この駅弁には添加物がほとんど使われていないという事。食べ始めてすぐに気が付きますし、念のためにラベル表示を見ても、余計なものが入っていないことが分かります。
こういう自然な風味の駅弁こそ、真の駅弁であり、後世に伝えていきたい味でもあります。昨今は、なかなか無いんですよね、そういうのが。高知の駅弁は、今後すべての種類を食べて、旅の醍醐味や駅弁の楽しさを感じていきたいなと思いました。

高知駅のホームの、ちょっと目立ちにくい売店で購入しました。駅弁の表示があると、駅弁好きはほおが緩みます。ホーム売店は、朝8時から開店です。

高知と言えばかつおのたたき弁当が超有名ですが、団体旅行の最中であり、にニンニクの臭いを放出する可能性もあるため、店頭で見かけてかなり食指が動きそうになりましたが、ここはグッと堪えて、龍馬弁をセレクトした次第です。

この時は特急しまんと1号の車内で頂きました。やはり駅弁は、列車に乗って食べると格別ですね。大変に幸せな気分で、完食することができました。
購入データ(今回、私が購入した時の記録です) | |
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購入場所 | 高知駅のホーム売店にて購入。 |
購入日時 | 2017年5月29日、午前8時半に購入。駅弁売り場自体は、8:00から開店。終了時間は不明。改札外の高架下の売店は19時半ころまで営業。 |
価格 | 1050円(税込み) |
ラベル表示 | ![]() |
製造・販売 | 有限会社安藤商店 高知市若松町5-28 088-883-1000 (ホームページはありません) |
これはまさに絶品、高知にこんなに美味しい駅弁が存在しているのが驚き!
では、待ちに待った龍馬弁を食べてみます。掛け紙を外してプラスチックの蓋を取ると、雰囲気的にはコンビニ弁当風の容器の駅弁ですね。しかし、肝心の中身がバラエティーに富んでいて、全くコンビニ弁当とは違います。
しかも、この彩り感は見事ですよね。こういった華やかな色合いを駅弁で表現するのは難しいので、見た瞬間に驚くとともに、大いに期待感を抱きました。
そして目に飛び込んできたのは、色合いだけではなくて、手前側に並ぶお寿司です。特に、鯖寿司の両隣には、見紛うことなく高知の郷土料理、田舎寿司が配置してあって、感動しました。かつおのたたきと並ぶ、高知の代表的な味覚と言って良いでしょう。

最初に鯖寿司から。高知では鯖寿司だけの駅弁も売っています。次回の高知旅行(いつになるか分かりませんが)では、鯖寿司も購入したいと思います。

厚みのある焼き鯖が乗っていますね。上の写真と合わせて見て頂くと、焼き鯖寿司のシャリまで、バーナーで炙っているのが分かりますね。鯖寿司とシャリの間にはちょうど良い塩梅の生姜の酢漬けが入っていて、鯖の風味を高めていました。
もちろん、鯖のお寿司としては申し分ありません。しっかりと脂が乗っていてパサつきもなく、かといって火で炙った分、余計な脂は飛んでいます。

さて、田舎寿司です。田舎寿司とは、野菜を寿司ネタにする高知独特のお寿司の事を言います。「野菜だけなんて食べた気がするのかな?」と思いながら、頂きます。

こんにゃくのお寿司なんて、初めて見ました。で、これがまた美味しいんです。酢飯とこんにゃく煮の相性の良さに驚きです。こんにゃくの味付けはうっすらとしていて、「こんにゃくシコシコ感を食べる」かの如くで、思ったよりも上品な味わいでした。

そしてこれ。正体が分からないんですよね。ネットで調べてみましたが、やはりよく分かりませんでした。しかし、正体不明ながら美味いという・笑。柚子入りの酢飯に大葉が乗って、そして正体不明な柔らかなネタ。
ラベル表示によると「筍」の表記があって、本来この部分には筍寿司が来るはずなのですが、今回買った龍馬弁では表記と内容に違いがあるようですね。どなたかこれ、ご存知の方はいらっしゃいませんでしょうか?

続いて鯖寿司の左側、椎茸と茗荷の田舎寿司です。外人が見たらアッと驚くような色合いです・笑。

椎茸です。駅弁で椎茸となると、もうこてこてに煮詰めちゃって、椎茸本来の味わいよりも出汁の味のほうが強いようなものが多い訳ですが、そんな事をすると田舎寿司の柚子風味のシャリと合いません。今回の椎茸も味付けは最小限であり、これぞ椎茸、素材本来の味を強く感じました。

茗荷です。茗荷は大好きなので、楽しみに味わいました。お見事です。茗荷の味が引き立つ一品で、食感もシャキシャキしていて、一級品の寿司だなと感動。「田舎」寿司ではなくて、ちゃんとした料理屋の寿司ですよ、これは。

メインのメニューとなる部分です。海老煮が豪華ですが、実はそれ以外も非常に美味しいです。海老の左側には本来蒲鉾が来るはずですが、ラベル表記と異なっていますね。

右から帆立煮、子持イカ、練り物などなど。この練り物の部分には、本来はラベルに表示されている高野豆腐が来ると思うのですが、まあ美味しいから良いでしょう・笑。

鰹の角煮です。これも高知らしくて嬉しい食材ですね。角煮はパサパサするので私は好まないお料理なのですが、このくらいの量ならば逆にちょうど良くて、美味しさだけを感じながら食べることができますね。

サッパリとした酢の物も入っていて、味覚に変化が付いて、全く人を飽きさせない駅弁です。

今回、私として、更に気に入った点があります。それは、この駅弁には添加物がほとんど使われていないという事。食べ始めてすぐに気が付きますし、念のためにラベル表示を見ても、余計なものが入っていないことが分かります。
こういう自然な風味の駅弁こそ、真の駅弁であり、後世に伝えていきたい味でもあります。昨今は、なかなか無いんですよね、そういうのが。高知の駅弁は、今後すべての種類を食べて、旅の醍醐味や駅弁の楽しさを感じていきたいなと思いました。