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※2023年、どうやら終売のようです・涙。
非常に目立たない存在ではありますが、国鉄時代から、岩見沢駅では3つの釜めし駅弁が売られています。とり釜めし、えび釜めし、そしてほたて釜めしです。
(この画像は以前に見かけた看板の画像で、現在も掲示されているかどうかは定かではありません)
そのうちの、とり釜めしとほたて釜めしについては、南千歳駅の改札脇の売店でも販売されています。どういう訳か、南千歳駅ではえび釜めしは売られていないのが不思議です。
さて、すっかり近代化されてモダンな駅舎になっている岩見沢駅です。駅弁はこの駅舎の改札外の1階の、市の観光案内所で販売されています。近くにセブンイレブンの店舗もありますが、間違ってそこに入らないように注意して下さい。
観光案内所の冷蔵庫に、このように釜めしが並べられています。奥まったところにあるので、ちょっと目立たな印象ではあります。
普通に冷蔵庫なので、かなり冷え冷えの状態で買う事になります。食べる際には、少し常温で置いてからのほうが良いでしょう。
このページでは、そんな岩見沢駅の隠れた名物、今どき珍しく陶器製の釜で売られている昭和チックな3つの釜めしについて、以下の項に分けてご紹介します。どうぞ、ご購入の参考にして下さい。
⇒とり釜めしを食べた時のレビュー
⇒えび釜めしを食べた時のレビュー
⇒ほたて釜めしを食べた時のレビュー
この時はえび釜めしととり釜めしの両方を買ったので、同時に写真に撮っています。原材料ラベルの表示でのみ、鶏と海老の見分けがつくようになっています。
お弁当は、陶器製の容器で作られていますので、2つ購入するとズシリと重いです。今どき珍しく、蓋まで陶器製です。食べ終えてから旅行中に釜を持ち歩くわけには参りませんから、宿泊した砂川パークホテルにゴミとして置いてきました。申し訳ない気持ちになります。
基本的に3つの釜めしのご飯は具が同じ内容で、鶏肉の部分だけを入れ替えて、えび釜めしにしたり、ほたて釜めしにしたりしています。鶏肉煮のほかに、錦糸卵、筍煮、栗の甘露煮、うずら卵、蒲鉾、グリーンピースが乗っています。
しかしながら写真でよく見ると、筍や蒲鉾の位置が微妙に異なっていますね。以前食べたほたて釜めしも同様であり、もしかしたら微妙に変化を付けているのかもしれません。
そして鶏肉を持ち上げてみると、案外小さくて拍子抜けしました。海老やホタテの釜めしにはメインの具が2つ乗せられているのに、鶏肉はなぜかこれ1つです。従って、ご飯との分量のバランスを取りながら食べ切るのが、けっこう難儀しました・笑。
それと、さすがに北海道の煮物だけあって、かなりの甘さです。道民は甘い味付けが大好物なので、筍煮も栗の甘露煮も、驚くくらいに甘いものでした。
甘くないのはうずらの卵とかグリーンピースくらいかな。こうした素朴な具で食べる、やはり相当に甘い味付けの茶飯というのも、たまには良いものですね。北海道の風土に合った味付けなのでしょう。
今まで日本全国の鶏肉系の駅弁を色々と食べまくってきましたが、ここまで甘い味付けは初体験かもしれません。かの有名な大館の鶏めし弁当もけっこう甘いと思いますが、全体としてはその上を行くのではないかなと思いながら、美味しく食べたのでありました。
そして、今どきこのような素朴この上ない駅弁は本当に珍しい存在となっています。数が出るような駅弁ではありませんし、見かけたらぜひ、応援の意味も込めて、食べてみて欲しいなと思います。私は岩見沢の駅弁を食べると、「北海道に来たなあ」という感慨を強く抱きますね。
続いてえび釜めしです。これの大きな特徴としては、海老の見事さでしょうか。大振りな海老を、豪勢にも二尾も盛り付けてあります。そして海老の香ばしい香りがかなり漂い、お酒が恋しくなりますね。
ほら、この通り。欠点としては、海老の殻を剥くのが面倒だという事でしょうか。お手拭きも入っていませんから、殻をむいて汚れた手をふき取るものも、あらかじめ必要になりますね。とはいえ、そのような事をほとんど気にさせないような風味の豊かさがあります。
ご飯は、このように茶飯です。この容器で炊き上げたものではありませんが、ラベル表示を見ると出汁に昆布と椎茸と海老を使っているようで、このご飯単体だけで食べる事ができてしまいます。ほら、出汁のしっかりと効いたご飯、・・・美味しそうでしょう。
岩見沢の釜めしは、この玉子焼きも魅力の一つです。太めにカットされており、錦糸卵と言って良いのか分かりませんが、手作り間の漂う玉子焼きと茶飯の愛称は抜群です。こういった玉子焼きは、駅弁ではありそうで無いものですから、よく味わって食べたいですね。
このように「地方色」を帯びた釜めし駅弁を、ぜひ岩見沢に食べに来て欲しいと思います。あるいは鶏釜めしと、次の項で紹介するほたて釜めしの2種類に限っては、新千歳空港駅のお隣、南千歳駅のキヨスク売店でも買う事ができます。ぜひ一度、ご賞味ください。
さて、最後にほたて釜めしです。2回食べた事があり、まずは2015年8月27日に1080円で購入した時の写真を。店頭では「ほたて釜めし」として売られていて、ラベル表記では「ホタテ釜めし」とカタカナですが、そんな事はどうでも良い話しです。
開封すると、こんな状況です。思ったよりも大ぶりなホタテが2つ、ドカンと乗っているのが実に印象的です。帆立を見るだけで、北海道の旅に出たのだなあと、しみじみとした旅情を感じます。
帆立は想像通りの味わいで、しこしことした歯ごたえも最高です。大きいので食べ応えもあって、駅弁に入れられるホタテの大きさそのものも、もしかしたらナンバーワンかもしれません。
その後、2018年12月に購入した際に撮影した写真が、こちらになります。ほっこりとおいしそうでしょ。「これぞ正統派のホタテ釜めしだ!」といった風格さえ感じます。
今回ご紹介した岩見沢駅の3つの釜めしは、かつての売り場だったキオスク売店がセブンイレブンにリニューアルされてしまって、すっかりその存在感が無くなってしまった感があります。
だからこそ、観光案内所まで足を伸ばして、ぜひとも昭和時代から連綿と続く、懐かしい味わいの釜めしを食べて欲しいなあと思います。そうそう、釜めしと言えば全国的には横川軽井沢の峠の釜めしが超有名ですが、たまには、それとは異なった雰囲気の釜めしも食べてみて欲しいなと思います(^^♪
岩見沢駅の3つの釜めしを味わって、北海道の旅情を深めよう!
※2023年、どうやら終売のようです・涙。
岩見沢駅の釜めし売り場について
非常に目立たない存在ではありますが、国鉄時代から、岩見沢駅では3つの釜めし駅弁が売られています。とり釜めし、えび釜めし、そしてほたて釜めしです。
(この画像は以前に見かけた看板の画像で、現在も掲示されているかどうかは定かではありません)
そのうちの、とり釜めしとほたて釜めしについては、南千歳駅の改札脇の売店でも販売されています。どういう訳か、南千歳駅ではえび釜めしは売られていないのが不思議です。
さて、すっかり近代化されてモダンな駅舎になっている岩見沢駅です。駅弁はこの駅舎の改札外の1階の、市の観光案内所で販売されています。近くにセブンイレブンの店舗もありますが、間違ってそこに入らないように注意して下さい。
観光案内所の冷蔵庫に、このように釜めしが並べられています。奥まったところにあるので、ちょっと目立たな印象ではあります。
普通に冷蔵庫なので、かなり冷え冷えの状態で買う事になります。食べる際には、少し常温で置いてからのほうが良いでしょう。
このページでは、そんな岩見沢駅の隠れた名物、今どき珍しく陶器製の釜で売られている昭和チックな3つの釜めしについて、以下の項に分けてご紹介します。どうぞ、ご購入の参考にして下さい。
⇒とり釜めしを食べた時のレビュー
⇒えび釜めしを食べた時のレビュー
⇒ほたて釜めしを食べた時のレビュー
販売状況等のデータ | |
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製造 | 有限会社花扇(はなおおぎ) 岩見沢市美園5条3丁目1-19 電話:0126-25-9292 (ホームページはありません) |
販売 | 岩見沢市有明町南1番地1岩見沢市有明交流プラザ1階 岩見沢市観光協会 電話:0126-22-3470 http://iwamizawa-kankou.jp/ (ホームページはありますが、駅弁の事は何も書かれていませんので、予約や問い合わせなどは電話をかけるのが良いですね。) |
とり釜めしを食べた時のレビュー
この時はえび釜めしととり釜めしの両方を買ったので、同時に写真に撮っています。原材料ラベルの表示でのみ、鶏と海老の見分けがつくようになっています。
お弁当は、陶器製の容器で作られていますので、2つ購入するとズシリと重いです。今どき珍しく、蓋まで陶器製です。食べ終えてから旅行中に釜を持ち歩くわけには参りませんから、宿泊した砂川パークホテルにゴミとして置いてきました。申し訳ない気持ちになります。
基本的に3つの釜めしのご飯は具が同じ内容で、鶏肉の部分だけを入れ替えて、えび釜めしにしたり、ほたて釜めしにしたりしています。鶏肉煮のほかに、錦糸卵、筍煮、栗の甘露煮、うずら卵、蒲鉾、グリーンピースが乗っています。
しかしながら写真でよく見ると、筍や蒲鉾の位置が微妙に異なっていますね。以前食べたほたて釜めしも同様であり、もしかしたら微妙に変化を付けているのかもしれません。
そして鶏肉を持ち上げてみると、案外小さくて拍子抜けしました。海老やホタテの釜めしにはメインの具が2つ乗せられているのに、鶏肉はなぜかこれ1つです。従って、ご飯との分量のバランスを取りながら食べ切るのが、けっこう難儀しました・笑。
それと、さすがに北海道の煮物だけあって、かなりの甘さです。道民は甘い味付けが大好物なので、筍煮も栗の甘露煮も、驚くくらいに甘いものでした。
甘くないのはうずらの卵とかグリーンピースくらいかな。こうした素朴な具で食べる、やはり相当に甘い味付けの茶飯というのも、たまには良いものですね。北海道の風土に合った味付けなのでしょう。
今まで日本全国の鶏肉系の駅弁を色々と食べまくってきましたが、ここまで甘い味付けは初体験かもしれません。かの有名な大館の鶏めし弁当もけっこう甘いと思いますが、全体としてはその上を行くのではないかなと思いながら、美味しく食べたのでありました。
そして、今どきこのような素朴この上ない駅弁は本当に珍しい存在となっています。数が出るような駅弁ではありませんし、見かけたらぜひ、応援の意味も込めて、食べてみて欲しいなと思います。私は岩見沢の駅弁を食べると、「北海道に来たなあ」という感慨を強く抱きますね。
購入データ(今回、私が購入した時の記録です) | |
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購入場所 | 岩見沢駅1階の岩見沢市観光協会にて予約購入。 |
購入日時 | 2018年6月20日、午後4時10分に購入。 |
価格 | 1080円(税込み) |
ラベル表示 |
えび釜めしを食べた時のレビュー
続いてえび釜めしです。これの大きな特徴としては、海老の見事さでしょうか。大振りな海老を、豪勢にも二尾も盛り付けてあります。そして海老の香ばしい香りがかなり漂い、お酒が恋しくなりますね。
ほら、この通り。欠点としては、海老の殻を剥くのが面倒だという事でしょうか。お手拭きも入っていませんから、殻をむいて汚れた手をふき取るものも、あらかじめ必要になりますね。とはいえ、そのような事をほとんど気にさせないような風味の豊かさがあります。
ご飯は、このように茶飯です。この容器で炊き上げたものではありませんが、ラベル表示を見ると出汁に昆布と椎茸と海老を使っているようで、このご飯単体だけで食べる事ができてしまいます。ほら、出汁のしっかりと効いたご飯、・・・美味しそうでしょう。
岩見沢の釜めしは、この玉子焼きも魅力の一つです。太めにカットされており、錦糸卵と言って良いのか分かりませんが、手作り間の漂う玉子焼きと茶飯の愛称は抜群です。こういった玉子焼きは、駅弁ではありそうで無いものですから、よく味わって食べたいですね。
このように「地方色」を帯びた釜めし駅弁を、ぜひ岩見沢に食べに来て欲しいと思います。あるいは鶏釜めしと、次の項で紹介するほたて釜めしの2種類に限っては、新千歳空港駅のお隣、南千歳駅のキヨスク売店でも買う事ができます。ぜひ一度、ご賞味ください。
購入データ(今回、私が購入した時の記録です) | |
---|---|
購入場所 | 岩見沢駅1階の岩見沢市観光協会にて予約購入。 |
購入日時 | 2018年6月20日、午後4時10分に購入。 |
価格 | 1080円(税込み) |
ラベル表示 |
ほたて釜めしを食べた時のレビュー
さて、最後にほたて釜めしです。2回食べた事があり、まずは2015年8月27日に1080円で購入した時の写真を。店頭では「ほたて釜めし」として売られていて、ラベル表記では「ホタテ釜めし」とカタカナですが、そんな事はどうでも良い話しです。
開封すると、こんな状況です。思ったよりも大ぶりなホタテが2つ、ドカンと乗っているのが実に印象的です。帆立を見るだけで、北海道の旅に出たのだなあと、しみじみとした旅情を感じます。
帆立は想像通りの味わいで、しこしことした歯ごたえも最高です。大きいので食べ応えもあって、駅弁に入れられるホタテの大きさそのものも、もしかしたらナンバーワンかもしれません。
その後、2018年12月に購入した際に撮影した写真が、こちらになります。ほっこりとおいしそうでしょ。「これぞ正統派のホタテ釜めしだ!」といった風格さえ感じます。
今回ご紹介した岩見沢駅の3つの釜めしは、かつての売り場だったキオスク売店がセブンイレブンにリニューアルされてしまって、すっかりその存在感が無くなってしまった感があります。
だからこそ、観光案内所まで足を伸ばして、ぜひとも昭和時代から連綿と続く、懐かしい味わいの釜めしを食べて欲しいなあと思います。そうそう、釜めしと言えば全国的には横川軽井沢の峠の釜めしが超有名ですが、たまには、それとは異なった雰囲気の釜めしも食べてみて欲しいなと思います(^^♪